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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

負けたときのブログのタイトルを最初から考える奴があるかよ

朝日アマ名人戦福井県大会が、23日に行われました。今回は会場の都合で土曜日の開催となりました。
A級のベスト4は、北陸大会への出場権を得ます。また今年最後の県タイトル戦でもあり、しばらく無冠が続いている私としては優勝を目指したいところです。

私は予選をシードで、その辺で誰か捕まえて将棋をしたり、フラっと観戦をしたり、大会の運営をしたり。「あれ、こた(仮くん大会出てないの?」こた(仮「出ようとしたらダメって言われましたw」

トーナメント一回戦、O滝六段と対局。
戦型はO滝さんの1手損角換わり。私の早繰り銀は最も一般的な選択です。労せず歩を切って先手ペースの序盤となりますが、これがいつものO滝さんペース。銀冠に組んで、どっしりと構えます。自玉方面で嫌な手の付けられ方をされますが、反撃の▲2四歩(銀冠の銀取り)もいいタイミングで入ります。王手飛車の筋を見せつつ自陣周りをさっぱりさせて、優勢になりました。最後は迫られて危なくなりますが、一手の余裕を活かして寄せ切ります。○。

二回戦、M越Jr.五段と。勝つとベスト4の1局。
戦型は相掛かり。M越くん独自の5段目ひねり飛車?は予想された作戦でした。ただその後ゆっくり目の展開になったのは意外な感じ。激しい変化が回避されたと思っていたので、ちょっと気持ちが緩んでいたかもしれません。積極的に桂をさばいてこられましたが、桂交換になるぐらいだと高を括っていました。桂を取り返さず、▲7六飛がM越くんの好手。ようやく事の重大さに気付いたものの、既に突破されています。8手後の▲8三歩で投了も考えましたが、一応指す。100手差で×。

最近負けた将棋は序盤早々に悪くしていることが多いので、ちょっと改善が必要ですね。ここまで一撃が致命傷になることは(アマレベルでは)滅多にないですが…

A級の結果。
①2438六段:三冠王。今年も出場した大会は全て制覇。
②W塚五段:アマ選手権覇者。1位の人のせいで目立たないが、完全に2強。
③M越Jr.五段:全駒しない優しい子。
③K下五段:(本人に許可を得ていないので、何がとは言わないが)何かがおかしい。

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個の力で全を圧倒するということ

包囲網なんてものともしない。
それはただただ"カッコイイ"よな。

今日は王将戦3次戦がありました。

一回戦、T田五段との対局。
戦型は対三間飛車に、急戦から持久戦に切り替える作戦。さらに左美濃→銀冠→穴熊と繰り替えていきました。こちらから仕掛けて難しいながらも、ちょっと指し手がチグハグな感じ。ただし角を切って飛車を取り返しにいったところでは、私が指せていたような気がします。しかし相手玉への寄せがわからず、穴熊を埋めて粘りにいったのが悪手(攻めあえば相手の駒不足で分があった)。形勢は悪くなりましたが、時間マジック(T田さんとはいつもこうなる)でわけのわからない攻め合いに。ただこのクソ忙しいときに角を取りに行ったのが最後の大悪手で、一手負けがハッキリし×。

二回戦、G方四段と。
戦型は角換わり。G方くんの桂ポンの速攻に対し、私の受け方が意外だったのか、早々に良さそうな分かれに。ただその後はもっと丁寧に指さなければいけませんでした。働いてなかった角を世に出してしまい、完全に逆転模様。しょうがないので玉を泳いで誤魔化しにいきます。上に這い出ていきましたが、角が取れたので切れた攻めの道が復活。辛勝で○。

三回戦、K畑四段と。
戦型は相掛かり。K畑さんの中原流早繰り銀に対し、飛車の横利きを活かして上手く立ち回り作戦勝ちだったと思います。しかし銀をぶつけて捌きにいったのが悪手で、銀はいじめる方針で行くべきでした。端の地獄突きが間に合い、逆に作戦負けに。ただその直後、相手にうっかりがあって飛車が取れる形になり、突然の終局となります。拾って○。

四回戦、Y本五段と。
序盤早々のY本さんの端歩は、対抗形党の「早く飛車を振るのかどうか決めてくれ」のサイン(いつもの)。いじわる(端歩を普通に受けるだけですが)する手もあるのですが、今回は△8四歩と突きました。私の作戦は△5三銀左型の急戦で、最近はほとんど指さないのですが、子供の頃から慣れ親しんだ感覚は忘れません。9筋から開戦されたものの、さすがに少し無理気味だったでしょうか。幽霊角を切り取って、バンバン攻めていきました。飛車を取らせる間に相手玉を寄り切り、○。

五回戦、K下五段と。
キノが最近愛用している三間飛車に対し、私も最近ちょいちょい用いている銀冠穴熊の作戦。ただこの作戦はもうちょい精査が必要と感じていて、また研究しようと思っています。要するに、事前宣言の通りキノ対策は後回しになっていたw(許せ)
戦いになったところでは相手から飛車をぶつける手があり、これをされたら苦しかったようですが、本譜は穏やかな展開で互角の将棋。玉頭攻めが絡まって戦いはいよいよ本格化していきます。△7六角と打った手がいい感触で、やや私が指せそうな局面になったかと思いました。金取りを手抜いて飛車を取ったのが、速度計算に基づいた決め手。○。

六回戦、ここで2438名人登場!(ただし2438くんの優勝はかなり前に確定している)
戦型は私のダイレクト向かい飛車。今回はこの一戦に賭ける研究手ではなく、慣れ親しんだ形で勝負することにしました。2438くんの筋違い角はよくある手ではあるものの、やや意外な進行。相手は金銀で抑え込みを図りますが、端攻めから無理やり食い破り、金損ながら悪くはない将棋だったと思います(2438くんは「さすがにボクが優勢でしょ…」と言いたげではあったw)。ただ▲2三角~▲6六金が凄い勝負手で、とっさに切り返しを捻り出したものの、それが疑問手。一応その後も粘る手段はあったようですが、流れに抗えずに×。気分的には藤井三冠に負ける豊島竜王の心境…

七回戦、N西六段とラスト局。
角換わりを受け、相腰掛銀に。飛車先保留を活かして△8五桂から△9五歩~△7五歩と攻めたところでは、快調な駒運びかと思っていました。攻めと守りの桂香を交換してさらに好調かと見ていたのですが、そこからどうすべきなのかが難しく、長考したものの良い手は見いだせず。そこからはねじり合いですが、自信は完全に消失していました。ただN西さんも悪いと見ていたようで(超強気な評価関数を持つあのN西さんが!)粘りにでられて、形勢的にはまた良くなったと思います。ただこちらの時間が少なくなっており、自玉も薄いので実戦的には五分か。残り時間1分まで追いつめられるものの、高速指しでなんとか寄せ切り○。

王将:2438六段 2年連続全勝優勝はお見事の一言。周囲が「2438くんにだけは勝つんだ!」という雰囲気になるのは圧倒的強者の宿命。
2位:こた(仮 4敗ながら混戦だったためラッキーな2位。包囲網を扇動する張本人w
3位:S戸川五段 ラス局、T田五段との3位決定戦を制す。3位までに与えられる年間シード獲得で、「感謝しかないです」とか悟りを開いたような感想を語っていたw
4位:T田五段 常勝ですが、本人としては3位より上位を狙っていただろうから不満かもしれません。
5位:N西六段 1局足りずが響いてこの位置に。
6位:K下五段 「2438くんにだけは勝ちます!」→対局後「…」
7位:M越Jr.五段 地区代表組ながら上位争いをする一人と目されていたが、王将戦では星が固まらなかった印象。まぁ4位と1勝差しかないのだが。
8位:O滝六段、T山三段 O滝先生は古希!T山くんは中1!お二人とも凄いです。

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虚栗(みなしぐり)

今日は県名人戦3番勝負が行われました。
相手は福井県将棋界の若き第一人者、2438名人です。圧倒的実力者で既に8連覇中ですが、間違いなく十数年先まで県棋界をリードし続けるでしょう。
そんな相手にどう戦うか、挑戦が決まってから私は綿密に作戦を立てました。準備万端、(いろんな意味で)気合は周囲にも伝わっていたかと思います。

解説はキノ&S戸川。「振り飛車をお願いします」→「でも全然知らなそうな戦型にして二人があたふたするのも面白くない?」

第1局、先手番を得る。戦型は相掛り、密かに切札として研究を深めていました。振り駒が終わったときから、この1局が非常に重要だと思っていました。そしてたぶん、解説の二人は「相掛りですか…」となっていたに違いないw
しかし序盤に関しては、2438くんが非常に手堅い駒組みを選んだため、かっちりとした想定局面からは外れることに。(実際どれだけ研究しても、それが毎回出ることはあり得ない。)激しい変化を深くまで(変化によっては100手弱まで)研究していたので、ちょっと悲しい気分ではあったw 実は序盤の駒組はやや危険なところがありました(帰ってから「そういやそんな変化あったな…」と思い出しました)が、持久戦調になって一応ほぼ予定通りの組みあがり。ソフトの評価値では既に+であることはわかっていましたが、ここからが当然難しい。中盤の戦い方も蓄積はあるものの、読みはしっかり入れる必要があります。2438くんが積極的に動き、難解な局面に。強気に▲5四歩と行ったのが良い判断だったようで、形勢は優勢になりました。ただ自玉が薄いのでマジ怖い。「こた(仮くん震えてたね」とか言われましたが、そりゃ震えますw しかしそんな恐怖を振り切り、▲8五飛と切り合いに行ったのが決め手。自玉との難解な兼ね合いを読み切り、○。会心のスタート。

お昼時間。
2438名人「(県内で)2年ぶりに負けました」
こた(仮「スケールがおかしくない?」

第2局。後手番は相手より研究を上回っても、有利にするのは至難の業です。序盤に工夫を凝らすことで、2438くんの土俵には入らないようにということは考えていました。
4手目△9四歩、6手目△3二金は相手の手を見て戦型そのものを切り替える作戦です。本局は雁木に。実はこの戦型はいろいろと考えた末、1週間ほど前に決まりました。そのせいかどうか、序盤はちょっとチグハグな感じになってしまいました。
作戦負けと見て△4五歩から動いたのは勝負手。しかし△4二桂の自陣桂はやりすぎで、上手く動かれて完全に失敗しました。しかしあまりにも上手くいって慎重になるのが勝負の綾か、飛車を大事にしたのが2438くんには珍しい悪手。形勢は混沌とし私も逆転模様だと思っていました(実際は逆転まではいっていなかったか)が、この辺り既に秒読みで、どうも私は読みがまとまらず混乱していたようです。家に帰って棋譜を並べると、どうも記憶の読み筋と棋譜の手順が合致しないw どうりで感想戦で話がかみ合ってないわけです…。
敗着はそんな折に指した△5五桂~△4七桂成で、普通に▲1八飛と逃げる場所があるのをうっかり。ただここは唯一のチャンスだったようで、△6九銀で矢倉に噛み付けば難解でした。2438くんは真っ先にこの手を指摘されたので、形勢判断も含めてさすがだと思います。
投げ所を無くしてだらだら手数だけ長らえたものの、最後は大差で×。

第3局。再度の振り駒で先手に。当然後手になっても(別の)作戦は立てていましたが、先手を取れたのはまだ運が残っているかと前向きに解釈しました。
戦型は先手中飛車。のちに解説会で急にS戸川が饒舌になったとの情報アリw
2438くんは対して△5四歩と位取りを拒否する指し方を得意にしていますが、本局は流行の後速に。そして相穴熊に進みました。
2438くんにこちらの研究を外す意図があったかはわかりません。ただ実は序盤の駒組みで、わざと少し時間を使っていました。…研究のレール上だと悟らせないために。そして、仕掛けの局面になって急に加速するというw
研究の局面から外れて少ししたところでは、既にこちらが有利な局面。飛車を取って一気に優位拡大を狙います。しかし2438くんも本領発揮、△5六角と打った手が好手(どうやら直前の▲5四歩が疑問手だった)。形勢不明の難解な中盤に突入します。そのまま終盤になだれ込みますが、強く指して直観では勝ちがあると思っていました。2438くんは秒読み間近でしたが、私は少し前にまとめて読みを入れて直前までノータイム指し。10分残していた。我ながら、タイムマネジメントは完璧だったと思う。
▲3七歩と受けに回るか、本譜の▲2三銀で決めに行くかを迷っていました。実は▲3七歩でも長引くものの、形勢自体は少し有利ではと思っていました。しかし▲3七歩とすると、△1四馬▲4三竜△4一香、が妙手。△1四馬、△5五飛、△6四角が見事に働く寄せがあってこちらが敗勢でした。今思うと2438くんは気付いていたようで、これを選ばなかったのは実はラッキーでした。
しかし▲2三銀にはいろいろと粘る手が見えます。しかしちゃんと決めにいかなければ彼には勝てないし、危険地帯を爆走するのが私の棋風ですw そこで残っていた10分を、ここで投入することになりました。正直に白状すると最初の5分は△同金を読んでいて、これは▲3二銀で簡単に勝ち(▲3二金が第1感だったが、これは△3一香で負け。しかし結果的にここで5分ロスしたのは痛かった)。他に△4八馬、△5二飛、△3一香などがあり、△4八馬は時間が無くて読み切れていなかったものの推定詰み。△5二飛は自玉が銀2枚渡してもギリ詰まないので、▲2二銀成△同飛▲3三銀でおそらく寄り。△3一香がむっちゃ難解で時間を要しましたが、正確にやれば必至がかかりそう。結果的にですが、読み自体は正しかったと思います。
しかし▲2三銀に2438くんの指し手は、鬼手△1四馬!ひえぇぇぇ、全く見えてない!しかしこの瞬間が、一番名人に近づいていました。▲3二銀打なら先手勝ち。しかし時間に追われ手が伸びたのは、▲2二銀成…
最後は持ち駒を完璧に活かした超ピッタリの詰みに討ち取られ、×。

あぁ…(断末魔

はっきり言えば、今から私が彼と同じ実力を身に着けるのは不可能でしょうし、今日以上のパフォーマンスは出せません。最後は勝ちがあったと言っても、それを指せるかは(私の力では)指運です。あと思い付くことといえば藤井三冠みたく、Threadripper 3990X(50万円ぐらいするパソコンのパーツ)とディープラーニング系ソフトを導入するくらいしか手がありませんw

残念ながら手に取った栗は実無しでした。
もう一度拾うチャンスは、果たして。

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いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌、頓死です。

王将戦2次戦でした。

①vsN嶋くん
B級勝ち上がりの子、たぶん初対局。
対角交換振り飛車に、しっかり銀冠に組んで陣形差を主張します。筋違い角で積極的に攻めてきましたが、右辺をがっちり受け止めて優勢に。玉頭方面での戦いに移行した後、手厚く押し切る。○。

②vsO滝六段
相掛りで強く横歩を払い、序盤から小競り合いで難しい将棋。激しい変化が多く内包していたものの、持久戦に。ひねり飛車にして美濃に囲い、模様勝ちとなりました。左桂が天使の跳躍を果たして気持ちよく攻めが決まり、○。

③vsM越Jr.五段
The連敗中。
戦型は私の三間飛車。私にしてはやや珍しいチョイス。相手の作戦は昔ながらの▲5七銀左型急戦でした。序盤早々手順前後をするという失態で、反応で切り返したものの冷静に受け止められました。(前も同じミスをしたような…?)かなり悪そうな将棋でしたがこちらも飛車を捌き、ギリギリの寄せ合いに。なんとか勝ちを手繰り寄せ、○。

④vsS井五段
S井さんの1手損角換わり。早繰り銀のプロでもよく指される将棋でしたが、序盤で1本取って早々に指しやすくなります。さらに右桂がきっちり捌けて、絶好調の展開に。持ち駒の角銀で相手の飛車をいじめながら寄せ形を築き、○。

⑤vsM前四段
角換わりの序盤から、私が雁木に変化。雁木vs矢倉で飛車先を切って角交換するという、かなり初期の形になります。しかしそこから右玉に組みなおすのがM前さんの作戦だったのでしょう。機敏に動かれて形勢不明の戦いが続きますが、王手飛車を含みにした桂捨てが盤上この一手。最後は王手金取りで自陣の金を抜き、○。

⑥vsS藤五段
相三間から角交換型の相振り飛車に。作戦負けを恐れて果敢に動いていきましたが、途中で一旦自陣に手を入れるしかなかった。本譜は明らかに相手の攻めが一手早く、自陣角を埋めて粘りの体制に。しかし相手も受けに回ったため、混戦に突入します。最後明快な寄せを逃し2手スキを掛けた手に、S藤くんに攻めの手を指されます。長手数の王手を読んで、自玉はギリギリ詰まないと思った…詰めろを掛ける。そのときのS藤くんの「は?」みたいな表情は(3日は)忘れられないだろうw 3手で頓死して、×。

マイナスに振り切るSAN値。

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私は傷んだ葦を折らず 煙る灯心を消さない

昨日は県名人戦挑戦者決定戦が行われました。
今年からA,B,C級の同時開催となっています。

予選は5人組で1局目、Kくんと対局。研修会通いの中学生。
戦型は彼の雁木。序盤の細かな差異がこちらに利があると見て、颯爽と仕掛けていきました。ただその後飛車が憤死してしまったので、ちょっと無理筋だったのかもしれません。しょうがなく自陣(に相手に飛車を打ち込ませないためだけの)角を打って粘りにいきましたが、意外とこの角が攻めに働くことになりました。攻めが繋がってからは押し切り、○。

2局目はT田五段と。抜群の安定感を誇る、県シード陣の一角。
戦型は対三間飛車にエルモ囲い。持久戦模様になって玉を中央にお引越しした瞬間仕掛けられ、明らかに勝ちにくそうな展開に。一発で持ってかれないようにするのが精一杯でしたが、入玉が見える形になって楽しみが出てきました。しかしなんとか上には這い出したものの、突っ込み方が良くなく最後は寄り形に。しかししかし時間に救われて、○。

3局目はS井五段と。奥越地区で代表常連の強豪。
戦型は角交換振り飛車。以前もS井さんと指したような形になり、こちらから自陣角で積極的に打開します。強気な応酬で形勢はよくわかりませんでしたが、歩を無駄に渡したため玉頭を叩かれて嫌な展開に。なんとか崩壊しないようにと、自陣に桂を2枚入れた珍しい形が出現しました。最後はその桂が手に乗って跳ねだして攻めに転じ、○。

4局目、K畑四段との対局。私と同じく坂井地区の理事をされながら、プレイヤーとしてもご活躍されています。
私の四間飛車に対し、K畑さんの右四間飛車。天守閣美濃に組んだところで仕掛けて来られました。一段落したところで指し手が難しく、急所がはっきりしない将棋。ただそれはお互い様で、隙をついて捌き合いに持ち込みます。途中うっかりがあったりしましたが、まだ優勢は維持できていたか。最後5手詰めを逃しながらも、○。

トーナメント一回戦はS戸川五段との一戦。
S戸川の十八番ともいうべき石田流に対し、作戦は直前まで迷っていたものの相振り飛車を選択。端を伸ばした手には金でガッチリ備えられたので、攻めは諦め体勢勝ちを目指します。これも一手一手が難しい将棋でしたが、相手のちょっかいに応じて開戦。形勢はわずかに良さそうと見ていましたが、自玉の(歩の)屋根がなく非常に気を使う展開でした。最後は相手の突撃を試みる間隙に逆に寄せ切って、○。
S「こた(仮先輩と一緒に大盤解説したくないので、がんばって挑戦者になってください」
こた(仮「!?」

準決勝、Y本五段と。私と40歳も違う御方。驚異の一言。一回戦で敗れたキノ「完璧に指されて負けました」
戦型はY本先生の三間飛車に対して、ガチガチの銀冠穴熊に。攻め合いになりそうで良さそうな順が2つ浮かび、選んだ手が失着。途中で読み違いに気付いたものの、何食わぬ顔で竜に飛車をぶつけていきます。対して強く竜を切られると自信なしの展開でした。ただ本譜も難しく、寄せを描く局面で長考に沈みます。そして指した△5八桂成が会心の寄せ(最善ではないかもしれませんが)で、穴熊の遠さを活かして押し切り、○。

そして決勝戦、相手はW塚五段。前期本大会、アマ選手権に続き、三度の決戦と相成る。
戦型は相手の四間飛車にイビアナ。彼が振りミレに組むのはアマ選手権と同じ形。手番が同じならこれでリベンジを挑む腹積もりでした。序盤は細かな駆け引きの末、こちらから強攻をかけて戦いに突入。私はずっと難しいのかと思っていましたが、彼も自信がなかったようです。相手陣に打ち込んだ角が死にましたが、見捨てて▲6五桂が狙っていた一着。と金を作って攻めが繋がる形になったかと思いました。手駒と盤上の駒をきっちり使ってピッタリ寄り切りで、○。

というわけで3度目の名人挑戦を決めました。県下無双、2438名人との大一番は9月に行われます。
昨日は晴天で気温が高く、換気や、決勝に会場の都合で畳の部屋に移ったこともあって、かなり大変な対局環境でした。正直、夜まで指して私の体はフラフラでしたw それでも、最後まで集中し続けることを心に誓って指していました。
しかもまだ2438くんとの名人戦が残っているのです。冗談で「負けるも地獄、勝つも(2438くんに公開処刑されるから)地獄」とか言ってましたが、実際何度彼には苦渋を飲まされたことか…完全にオーバーキルですよw もうやめて!とっくにこた(仮のライフはゼロよ!

加藤一二三九段「私は傷んだ葦を折らず 煙る灯心を消さない」
(まぁ、普通に2438くんと指すこと自体は楽しみでもあるのだが…)

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絵にならない姿も「いいねb」

昨日は県アマ選手権が行われました。
私としてはタイトル奪還を期しての大勝負です。ここが、今が、正念場だ!

予選はシード(昨年の大会成績による)のため免除で、午前中は役員として観戦。
実力者は順当に勝ち上がった印象です。

トーナメント一回戦は悪運を発揮し、シードで突破。

二回戦はK下五段との対局。午前中のキノ「決勝で会いましょう」←フラグ
戦型は私の石田流。対する左美濃が銀冠へ組み換えるタイミングを見ながら、仕掛けを窺う展開に。本譜の分かれは難しい形勢で、相手の手が広く自信はありませんでした。ただ自陣に受け一方の桂を投入したのは疑問で、上手く角をいじめてこちらが優勢に転じます。端攻めも絡めて敵陣を攻略し、○。

準決勝はN西六段と。
序盤の作戦の綾で相中飛車に。N西さんは銀をぶつけて積極的な駒運びでしたが、馬を作ってこちらが指せる将棋。強襲に気を付けながら、馬を生かしてじっくり指すことを心掛けます。勝負手気味に銀を中段に打って攻めてこられたものの、逆に目標にして差を広げました。快勝で、○。

決勝戦、W塚五段との一戦。充実の相手だが、負けられない。
W塚くんの四間飛車に、居飛車穴熊を選択。相手は振り飛車ミレニアムに組み、最新の定跡形の進行です。ただ戦いになったところは既によくわかっておらず、ちょっと研究不足でした。激しい展開を選びましたが、相手の端攻めが厳しくかなり苦しい形勢。しょうがないので、穴熊を埋めながらクソ粘りモードに突入w それが功を奏したのか、玉頭戦になってなんやかんや綾が出てきました。しかし30秒将棋のさなか、銀をとっさ自陣に埋めたのが今度は敗着。敵陣に迫る駒が不足し、×。
局後「逆転していたのでは?」と、ギャラリーを交えてあの手この手と検討。しかし届きそうで届かない変化ばかり。客観的に見れば、W塚くんの土俵際での強さが勝ったと言えるでしょう。(ソフトさんによると、寄せに行くのではなく、最後の▲5五桂で▲8五桂とねじり合えば互角とのこと。)

ボロボロになろうが、次回も全力を尽くします。

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アクセル踏み込む黄信号

わたくしは常に安全運転です(予防線

年度始めはこの大会から、県王将戦A級リーグ第1次戦が開幕です。
今年は強力な20代が多い印象ですが、ベテランも健在ですし小中学生の期待株も参加しています。

①T円澄三段
振り飛車党の事務局長、三間飛車に。私はエルモ囲いを採用しました。
…突然ですが、最近悩みがあります。将棋の内容がッ…思いだせんッ…!(言い訳しますが、体調が悪かったせいです。すまぬ…すまぬ…)
最終的には快勝して、○。

②M好くん
今回の最年少参加者。
戦型は相手の手に乗じて、角交換向かい飛車に。最近のブログの講座より2手得の変化で、生かすべく逆棒銀で仕掛けます。角と金銀の交換という凄い駒損になりますが、働きの差で難しい形勢。粘られたら大変でしたが、本譜の切り合いはこちらが早い。攻め勝って、○。

③F田さん
大ベテラン。
戦型は私の先手ゴキ中。相手は陣形を固めようとしますが、△6四歩とした組み合わせがやや疑問だったでしょうか。四間飛車に振り直して攻めかかります。幽霊角が厳しい手となり、優勢になりました。押し切って、○

④T場三段
プレイヤーとお世話役の二足の草鞋で、今回は役員のリーグ参加も目立ちます。
序盤に駆け引きがあり、相掛りに。後手番の私が横歩を取りましたが、直後の▲7七桂がT場さんのうっかり。△5五角が飛車桂取りになり、厳しい一着に。以下作った竜を活用して短手数決着となりました。○。

⑤Kくん
まだ中学生のはず。
戦型は彼の三間飛車に、私は左美濃から銀冠穴熊に潜る。お互い強気に反発し、竜を作り合って攻め合いに。難解な形勢でしたが、馬をうまく使って(抱腹絶倒ギャグ)優勢を得ます。私が竜を切って決めに行ったところで投了され、○。(私なら絶対金を打ち付けて粘りますが…

⑥S戸川五段
新婚。
S戸川の先手中飛車に対して、左美濃から1つ飛車を寄るのはちょっとした変化球。しかし4筋からガンガン来たのは意外でした。こちらも男気溢れて飛車をぶつけていってしまいましたが、あまりいい手では無かったようです。どう混戦に持ち込むかというところでしたが、△7三角が粘りを欠いた一手ばったり。竜を切られてそのまま寄せ切られ、×。
結婚式でお父様から、「こた(仮さんは高い壁ですから…」と言われたのがリフレインしていましたw

⑦N藤五段
指すのを嫌がるN藤さんを引きずり、決闘開始。
戦型はいつもの早石田。飛車を切ってくるだろうな、と思ったらやっぱり切ってきました。形勢は難しいところでしたが、陣形を整えながら機会を伺います。飛車を敵陣に打ち込んでからは素早く寄せて、○。

⑧T山くん
順調に勝ち星を重ねる有望少年。
戦型は矢倉ですが、相手は雁木模様。相手の緩手を咎めるべく、早繰り銀で素早く仕掛けます。それが功を奏して相手陣を上ずらせ、纏めづらい形になって作戦勝ち。飛車の転回は彼の力を見せた手ですが、こちらは自然な指し手で押していきます。自陣にも手が着くものの寄せ切り、○。

全勝は2438六段、T田五段、K下五段の3人で、1敗にシード上位陣が並びます。予選組の注目はM越Jrくんで、ズバリ言ってしまえばシード入りは確実でしょう。ここまでで8人。

今年は例年にも増して激戦の予感がします。

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最後に残ったものが自分自身だ

以前使った記事タイトルを知らず知らずもう一度使いそうな気がする今日この頃(記憶力低下)。

県王将戦最終戦がありました。
私にとっては虎の子ともいえるタイトル。命題・死守!w

①T田五段
戦型は相振り飛車。途中までは事前の作戦でしたが、相振りは手が広く網羅は難しい。やや不用意なT田さんの手に乗って十分な体制を築いたものの、突っ張って角道を通したのは危険でした。猛攻され「まむしのと金」が這い寄り、自玉は一手一手。それでもこちらも反撃し、感覚は1手勝ちと見ていました。でも…詰めろが…。もうお互い時間は無い。自玉が受け無しになり、最後の王手ラッシュ。馬捨てでカッチリ詰んで、○。(ホントは詰んでなかった気がするが…打ち切りは最後必ず時間勝負になるから難しいのです。)

②S井五段
S井さんの1手損角換わりに。対して早繰り銀を採用し、▲8六角と打ったのが研究手。しかしその後を研究していなかったw 結局やや作戦負けになってしまいました。先手ながら自玉を固めて待つしかない展開。後手から自陣角で打開を図ってきましたが、これは恐らく疑問手。角筋を避けて早逃げし、角があまり働いていません。今度はこっちのターンだ!とばかりに角を敵陣に打ち込みます。歩の手筋を駆使し、○。

③N西六段
前回は1手損角換わりを目指す序盤から、相掛りに変化。今度も同じ立ち上がりでしたが、1手損を受けました。さて、やはり早繰り銀にしましたが、よくありそうでいて見たこと無い序盤戦。積極的に行ったものの、実はあまり自信を持っていたわけではなかった。しかし自信満々っぽい演技(?)が効いたのか、相手のスーパー自重で先手有利に。しかしノータイムで指した▲6四歩が錯覚!本気で錯覚である。本気と書いてマジで錯覚であるw その後角を取りに行ったのですが、これも推定悪手。暴れにいくも、切れ模様に。時間があればもうちょい追い込める手が指せた気もしますが、最後は大差で×。

④2438六段
最終局。先ほど私は敗れてしまったものの、順位の関係で分かりやすく優勝決定戦。
戦型は私後手の角換わり。後手の場合2手目はなんでも△8四歩で、2438くんの注文を受ける予定でした。そして相早繰り銀に進展します。比較的早く進み、△2七銀(▲2八飛が居る)と打つまでは予定。いわゆる花村銀。対局中は忘れていましたが、以前2438くんが指していた手順をトレースしていたようだ。そして▲8五銀と打った手がどうだったか?(でも「こうやるものかと」と言っていたので、研究だったのかも)じりじりと形勢は後手に傾き始めます。先手は銀のタダ捨てで暴れてきますが、正直ここは勝ちを意識していました。しかし、これがミスを呼ぶ心理なのかもしれない。(今になって考えると、いろいろ読み違いをしている…おかしい。後で指摘されたN藤さん説とかの方が俄然マギレがなかった。)何故か相手の自陣の金が気づいたら突進し、4枚の攻めになっています。悪魔に魅入られたように逆転負けし、×。

けっか
①2438六段 全勝優勝を達成。ちなみに今期無敗。は?
②こた(仮 「2438くん包囲網を作ろうぜ」
③T田五段 安定感抜群。
④N西六段 常勝。
⑤K下五段 「こた(仮さんがN西さんに勝てば4位だったのに」知らんがなw
⑥S戸川五段 前期4位ながらシードも危ぶまれていたが、最後は上位相手に意地の3連勝。
⑦M前四段 大物キラー。
⑧O滝六段、Y本五段、N藤五段、S藤五段 同星でたくさん並ぶ(M前さんも実は同星ですが、これは前期順位による)。

さて、いつも記事のタイトルに一番悩むのですが、今回も悩みました。いつもは「はぁ…この年になって中二病台詞考えるのつら…」って感じなのですが、今回は(毎回か?)恨みつらみ(笑)をぐちぐち述べたい心情に陥っておりました。10年越しの彼女に振られたような、そんなメンタルでブログを書いてますw
王将戦の最終戦を迎えるにあたり、ここ一ヵ月ほど対2438戦に綿密な作戦を練っていました。当然ながら研究が実戦に登場するかは水物です。今回は以前2438くんが指していた作戦を狙い撃ちした形になりましたが、それはたまたまで、同じ相早繰り銀でも全く違う変化も想定していました。もちろんこの過程は王将位を得るという結果を求めたものであって、それについては敢え無く失敗したのでした。
以前読んだ米長先生の本に、勝負は「運・鈍・根」が大事ということが書いてありました。私もそう思います。でも将棋の実力を高めるものはまた違うと思っています。

無いものを見つめるな。それが前進するための哲学だ。

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悲哀の残像

カテゴリが「withこた(仮」ではない…悲しみ…

日曜日は県名人戦3番勝負が行われました。とっくに県棋界の第一人者、若き2438名人に今回挑戦するのは、初登場のW塚五段。初といってもその実力は折り紙付き、見応えある勝負が展開されるのは必至でしょう。
会場は例年通り福井新聞社ですが、入口すぐのロビーにブースを作っての大盤解説になりました(感染対策)。フェイスガードとか初めて付けましたわ。溶接とかしてみたい。

第1局。先手はW塚五段になりました。
戦型は先手四間飛車。W塚くんは基本振り飛車党かと思うので、予想された選択です。序盤は「耀竜」を意識させる進行でしたが、2438名人の作戦は天守閣美濃。この辺り、私も「意外」と発言しましたが、手が進むと練りに練られたものであると判ります。つまり、バランスを取りながら→銀冠→穴熊と組み換えを狙う作戦。先手が先に銀冠を完成させ、先手の義務【打開】を模索します。後手が強気に銀冠を目指したので、▲7五歩から仕掛けました。(ここは▲4五歩から行くのも有力だったと思う。)以下▲8五桂と先に捨て本格的に戦いになったものの、△7六桂が見据えていたカウンター。一気に終盤戦に突入し、形勢は後手良し。先手も勝負手を探しますが、後手が手厚く押し切りました。
2438名人が充実ぶりを見せつけて先勝。

午後からの第2局。先手は2438名人。
「将棋指しは負けず嫌い、リベンジの四間飛車を採用するか。」「そして、返り討ちの天守閣美濃で応戦するか。」という感じで、序盤を煽る解説w(当然対局者には聞こえない)そして予定調和とばかりの盤面が顕現するw それでこそ煽りがいがあるというものだ。
さて、今度は後手が△6五歩と位を取り、木村美濃に組んでバランス型に構えます。仕掛けず手詰まりを狙うような作戦かと思いましたが、先手が穴熊を目指したのを見て△6四銀~△5五歩と動いていきました。速度計算が難しいコクのある中盤戦となり、先手が地球の裏側の攻め(玉側と反対側の端攻め)を間に合わせに行きます。対して悠々と陣形整備し、玉頭戦に全てを懸ける展開。しかしここで妙手が出る。2438名人の▲2三と~▲5二歩成が素晴らしい着手で、玉頭戦に参加するはずの飛車か角が取られることになってしまいました。以下9筋から襲い掛かるのは後手の勝負手ですが、丁寧に応じてさすがに潰れません。逆に先手が制圧し、盤石の寄り切り。
2438名人、連勝なる。

ということで2438名人の防衛で8連覇となりました。今期はいまだ無敗という無敵っぷり。
おめでとうございます。

私はいろんなところが痛いw(意外とマイクの負担がでかい)

さて、時系列は前後しますが、土曜に王将戦を1局消化しました。相手はM前四段で、前期土をつけられた相手です。
M前さんの三間飛車にこちらは左美濃。プロでも多い戦型ですが、玉頭銀に打って出てこられたので銀冠から穴熊に組み替えました。見ていたN藤五段が一言「前期負けたからむっちゃ慎重に指してるな」。否定はしません。局面はやがて打開され、形勢は駒得となった私が良し。やはり玉頭での勝負が鍵になるも、ここはチキンハートで駒を埋め、気づくと駒柱が立ちました。手厚く押し切り、○。

残るは王将戦3次戦。嘗て負けた記憶は、勝って払拭する。

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まだ悪運は残っているか

県王将戦2次戦が行われました。王将戦といえば20人超のリーグ戦が特徴ですが、今回はコロナの影響もあって全休が何人かいらっしゃいます。私も2次戦は4局のみの消化となりました。

①K下五段
KKKメンバーでもあり、最近は積極的に参加してもらっています。お互い大体の手の内はわかっている対戦というところでしょう。
戦型はキノが先手で、彼が得意としている矢倉に。米長流急戦の陣形もよくやっています。私は持久戦模様にして受けるのではなく、主導権を渡さないような形をチョイス。5筋で歩がぶつかって戦いが始まります。後手の△3一玉が入る前に開戦されたので、機敏に動かれてしまったという印象。ただ形勢は難しく、お互い5筋の叩きにどうするか。先に▲5三歩と打たれ、これを取るか逃げるかはどちらも1局と思いました。ここは割り切って少考で金を引き、相手は利かしが入ったとみて飛車で横歩を取って猛攻の構え。一度自陣角を打ち、角を合わさせてから切り札の△5七歩を放ちます。これに▲6八金と逃げましたが、失着か。△3三銀打とがっちり埋めてから、飛車桂両取りの△2六角で棋勢を掴んだと感じました。馬を見捨てて飛車をぶっつけたのが決め手となり、快勝で○。

②S戸川五段
県名人戦解説コンビ。名人戦大盤解説も行われるので、今週末の日曜日は福井新聞社に足をお運びください^^
戦型は先手S戸川の四間飛車。彼の四間飛車は珍しい気がしましたが、最近はよく指しているらしい。プロ棋戦でも四間飛車は多く指されるようになっています。対する私はトーチカ戦法。四間飛車側が▲4六金と構え、居飛車側が右銀を引き付ける。この前の名人戦でのT田五段戦と同形です。▲5五歩△同歩▲同金と仕掛けてきましたが、△5七歩(飛車取り)が切り返し。S戸川はうっかりしたとのこと。以下角との交換で飛車を得、強気に相手陣に打ち込みます。すぐに飛車が死にましたが、取らせる間に攻め込んで銀得の分かれに。最後は馬と角をばっさり切って詰み筋に入り、○。
S「残りは全勝するつもりで頑張ります。3次戦の相手はブラックリストに入りました。」K「なんで当たり順だけでブラックリスト入りしないとあかんの?」
思いがけずブラックリストに放り込まれたKの運命は如何にw

③I井三段
I井3兄弟妹の真ん中の子。高校1年生。
戦型はI井くんの振り飛車はまず確定なので、私次第。本局は相振り飛車に。相手は金無双からオーソドックスな向かい飛車に構えましたが、私は玉を△6二玉から△5二玉と構え、角換わりで見られるようなバランス型に。相振り飛車でも昨今バランス型の将棋は数多く指されるようになったものの、これまでの形も普通に用いられるので想定局面が広い。いろいろな将棋を楽しみたい方には相振り飛車はいいと思います。本譜はバランス型を生かし、相手の攻め駒を責める展開に持ち込みます。こうなると金無双の壁銀も祟ると言えます。彼も根性を出して粘りに出ますが、攻め切って○。

④Y本五段
「Y本さんの強さが解らない内は半人前」
Y本さんといえば対抗形。一度三間飛車に構えてから、飛車を戻して雁木に組むという趣向に出ます。相居飛車になったからといって勝ちやすくなるような方では全く無いですが、全力を尽くします。さて、相手は金銀4枚で玉を固め、こちらも▲8八玉までしっかり囲います。私の1歩交換に乗じ、堅陣を生かして飛車角で仕掛けて来られました。金銀をはがされたものの飛車桂香を取り、入玉を目指しながら玉が中段で粘る将棋に。自分の馬に対して歩で動きを打診され、ここで逃げ方を間違えたような気がします。上下挟み撃ちにされ、なかなか切れない形になってきました。相手陣に噛み付きにいきますが、やはりというべきか上手くいかない。お互い時間が無くなってきたものの、余されたタイミングで自玉を包囲され、KO寸前に。結論を言うと自玉が詰んで負けの局面があったのですが、攻めたり受けたりで混戦が延々と続く。残り時間は1分を切る。まさに指運の様相、逆に詰まして○。

ということで、天運が味方して全勝をキープしました。ここまで、久々の王将リーグ参加の2438六段も堂々の全勝で来ています。
今年は県タイトル戦の2つが開催を見送られることとなり、王将は可能性のある最後の冠です。自分で言うのもアレなのですが、ノンタイトルとなると自身10年ぶりになります。(毎年ギリギリだがw)
1年ぶり何度目かわからない、死守を目指しますw

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