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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

Cool & Aggressive

さて、新年度がスタートしましたね。今年はエイプリルフールが騙されずに過ぎ去った こた(仮です。
今日は県王将戦の1次戦。王将戦は、総勢22名による総当たりリーグ。各地区の予選通過者と前期B級勝ち上がり2名、シード8名(ちなみに私が前期王将である^^)によって争われます。

まず私の1戦目の相手は、B級から上がってきたA池くん(中3)。彼とは初対局です。私のスタイルは、若手には好きなことをやらせる!(そして力を見せて勝つw)ということで、後手番矢倉に。加藤流に対して△7三銀~△7五歩から歩交換、以下桂の取り切りに成功し優勢に。相手攻撃陣を空中分解させ、制勝。

2戦目、G方くんと。坂井地区代表の常連になっています。これも彼得意の角換わりに飛び込んでいきます。自陣角を打って攻めの形を作ってきましたが、不用意な手があって角の打ち込みから優勢に。最後は入玉を見せて勝ち。

3戦目はS野さんと対局。四間vs三間の相振りに。相手に飛車と角を切り違えられて馬作りを許し、その時点ではやや不利な形勢だったと思う。しかし実戦は飛車の攻めが早くなり怒涛の寄せ切り勝ち。

そして美味しくランチタイムw
牡丹に福大チームで出場した職団戦の結果を聞く。牡丹「ぼく時間切れで全敗でしたw」こた(仮「とりまオマエさんは後輩に飯をオゴりなさい。」

4戦目、これまた中3のT田くんと対戦。戦型は私の藤井システム。研究手順で仕掛ける。しかし研究手順を過ぎてからがやや間違えたかも。自信はない展開だったが、連続パンチが何とか決まって勝ち。

5戦目はT端さんと。相手のナゾの序盤作戦に対し四間飛車穴熊に。冷静さを欠いたか、雑な駒組みを咎められよくわからない展開に。こちらの穴熊が潰れるかそれとも余せるかという将棋でしたが、体調が悪かったという相手さんに助けられ受け切り勝ち。
だが、この将棋はちょっと雑でした--;

6戦目、坂井地区代表のH柳さんと。氏との対局は3戦目で、やっていない振り飛車(角交換向かい飛車)に。△4四銀から3筋を仕掛けて早石田のような形になりましたが、作戦負けだったと思います。ただ本譜は大駒を斬りおとして攻めたのが上手くいき、と金と持ち駒の金銀で寄せ切って勝利。

7戦目はシードの一角。といっても、相手はいなかセンパイ。戦型はセンパイのウソ矢倉で、4、3筋を銀2枚で位取る欲張った作戦。こちらも6筋の位を張って、そこで戦いになりました。角の転回からこちらが相手玉目がけて猛攻を仕掛け、叩き潰しに成功。

というわけで1次戦はまず全勝でスタート。
今日心がけていたのは、冷静に、積極的に。相反するようでも、それを読みの中で両立する。いつも反省ばかりの私ですが、ちょっとずつ進んでいきましょう。

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馬鹿にしないでよ…playback

「まだまだねっ(サイフポトッ」

「中身からっぽやん・・・」

GUのCMより。意味はない、書きたかっただけw


今日は王将戦3次戦、最終戦でした。その前に私は途中対局で2局消化しており、
①vs牡丹 オールラウンダーを志すとはばかっておき、採用するは英春流。雁木で対抗しての戦いになりましたが、中盤の私の指し方が良くなく劣勢に。しかし牡丹が決めに来たところで玉を上部に進軍し、トライを決めて逆転勝ち。

②vsS五段 相振りで向かい飛車vs三間飛車に。気づいたら困っているというダメダメないつものパターンで攻められまくり、受けがなくなり相手玉が詰むかどうかの勝負に。必死に追って行って結果的には詰みで勝ちを拾いましたが、ホントに詰んでいたかはナゾ。

で今日の結果は、
①vsN五段 角交換型相振り飛車。N五段らしい自陣角からのとりあえず攻めとく感じに、手堅く応酬。じっとされてたら大変だったと思いますが、そんな性格じゃないことを読み切っていた私が一枚上手(笑)で若干もたついたものの快勝。

②vsS井五段 相手の角交換型四間飛車に、銀冠で対抗。飛車先逆襲に対して反撃し天王山に角を据えたところではやや有利かと見ていましたが、そのあとの手がぬるかったのか劣勢に。しかし大長考でさらにじっとしていたのが結果的に好判断で、華麗なる反撃(?)を決めて勝ち。
こた(仮「今の攻めはなかなかやったろ?」
S戸川「すみません、最後しか見てませんでしたw」

AM終了、なんとこの時点で優勝が決まってしまったw
(残り3戦、他の皆様3敗以上)

気を切らさず、
③vsT五段 朝日アマで負けたばかり。四間に対し急戦に。4六歩型急戦(まぁ私が後手だから△6四歩だが)に銀を引いて受けたため5筋を切り、5筋位取りのような将棋に。端に手を付けられたのに対する対応を間違ったのか、ちょっと嫌な展開。最後勝ちがあったかもしれませんが、結果的に寄り切られて連敗。(内容は惜しかったが・・・)

④vsN六段 角換わり。N六段お得意の棒銀に対し普通に受けます。難解な展開でしたが銀取りにノータイムで引いたのが大悪手で、ここからいきなり足らなくなります。受けのへたくそさを露呈し、完敗。

⑤vsK五段 ダサい結末を予感しながら、先手5筋位取り中飛車に△6三銀型で対抗されます。正直、イマイチ対策がわかっていなかったw 自然に指していたつもりがかなり形勢を損ねていたようですが、折衝の中で相手の銀をもぎ取り、角との交換で飛車を手に入れて優勢に。押し切って優勝決定後全敗するという結末は免れるw

結果は19-2でのフィニッシュで、王将位連覇。今年の県タイトル2冠目を達成したのは良しとしても、今年はこれとアマ選手権以外はボロボロだった気もする。
今日も上位2人に直接対決で敗れているので、「フロック優勝じゃん!w」とバカにされても仕方ないと覚悟していますが、認められるような実力を示せるようまた頑張るしかないですね^^
プレイバック!(笑)


王将戦来季シード。

準王将:N六段
AM連敗が痛かったですが、そのあと力を見せて持ち直す。今年はまさかのノンタイトル(事件)。

三位:T五段
上位陣を征伐したものの、下位陣へのとりこぼしが響き三位。今年こた(仮のSAN値を削り続けた人。

四位:K五段
中間対局による猛追も年間シードに届かず。来年この人が予選からとか奥越の人ドンマイとしか言いようがないw

五位:N五段
毎年安定した力を見せています。本人は「O滝先生がいなくなってくれて順位1つ上がったわwww」と謙遜(?)していましたw

六位:T川くん(小学5年生)
凄すぎ。県王将戦シード最年少記録を塗り替えました。2438くんが「(自分の)記録を抜かれないようにしてください」と言っていましたが、今日は誰も止められず。

七位:牡丹五段
「(もっと上にいかなきゃの言葉に対して)まぁ私の実力では所詮これぐらいですよー」・・・また心にも無いことをw

八位:いなか四段
上位にはボコられるが下位にはしっかり勝つという感じで、見事シード。命を懸けたK五段戦(身内ネタ)は詰み逃し。3人叩き落として、恨みを買ったw

惜しくも1勝差で涙を呑んだ、次点の方々。
S井五段 最後牡丹に勝っていれば・・・
Y五段 最後T五段に勝っていれば・・・
S戸川四段 八位の奴がもう1つ負けていれば・・・w

順位戦も県王将戦も、残留争いの方がドラマなのかもしれません。

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羨望の戦地

昨日は県名人戦3番勝負が、福井新聞社の和室「閑閑亭」で行われました。2年連続で2438名人にN六段が挑む名人戦。別室で大盤解説も行われ、私は2年連続の解説役でした。(こんなことをしている場合ではない、来年こそ--;)

第1局はN六段先手で角換わりに。早繰り銀から馬作りに成功した2438名人のペースで進み、手厚く押し進めましたが攻めに転じたところで、N六段も反撃。一瞬逆転したか、というところまで迫りましたが2438名人の受けが正確で切らされ、まずは名人が先勝。
2局目はN六段1手損角換わり。相早繰り銀という面白い将棋でしたが、手筋の継歩で後手のN六段ペースに。2438名人が自陣角で頑張った手に対し銀をぶつけていったのが積極的な手で、そこからはさすがの手つなぎ。最後は銀捨てからの強手(この攻めは読めない、見えても指せない)も決まって、挑戦者快勝。
決着局の3局目は改めて振り駒で、2438名人が先手に。これまたN六段が1手損角換わりに出ました(矢倉が1局は出るだろうという解説者の予言は見事に外れましたw)。2438名人が今度は棒銀に出て、銀を捌くことに成功し先手十分な形。しかしN六段も相手矢倉に嫌味をつけ、楽にさせません。そのあと一旦囲い合いか・・・と思われたところで、後手が猛攻!しかしこれを受け切って、名人が勝ちになりました。N六段が執念の粘りを見せましたが、豊富な持ち駒を捨てて即詰みのフィニッシュを決め、2438名人が防衛!

これで2438くんは県名人を3連覇、おめでとうございます。N六段は昨年に続き惜しくも敗退となりました。
それにしても、次の1手の候補が当たらない解説ですみませんw

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醜いアヒルの懸命バタ足

今日は県王将戦2次戦が行われました。どうやら小中学生のベル杯と重なっていたようで、あちらにはT橋理事長や勝手さんが運営においでだったようです。こちらはO滝節が飛び交う中の戦いとなりましたw
私は1戦目、G方くんと対局。力をつけてきた若手の1人。G方くんは私似の棋風で、定跡好きながら目いっぱい力戦に突撃していくタイプ。さて戦型は私が後手で角換わりに。私が竜、相手が馬を作り難しい将棋でしたが、飛車をもぎとって有利に・・・なったと思った。しかしG方くん必死の喰らいつきをほどききれず、逆転負け直前、時間切れ。辛勝。局面自体が意外に難しかったのかもしれません。
2戦目はA部四段と。N五段から「こた(仮キラー」の称号を頂戴していましたが、弱いのをハントしてもダメだと思うんだw 戦型は続けて角換わり。A部さんが得意の右玉に構え、私は穴熊に。これまた難しい将棋でしたが、攻防の自陣角を打って好転。最後は執念の粘りに遭うものの寄せきって勝ち。
3局目、Y田四段と。私が四間飛車から相穴熊。途中手順前後で馬を中央に引きつけられて難局。しかし一瞬のスキをついて怒涛の攻め。逆転した!と思った瞬間(デジャブ)一瞬の反撃。Y田さんがギリギリの自玉の不詰みを読み切り、敗勢になりました。しかしここからみっともないバタ足戦術。自穴熊に手を入れたり王手をかけたりして、両方1分の攻防を運が味方し、切れ勝ち。
4局目はF田四段。将棋を見て、ご年配ながらシャープな攻めが持ち味だなと思っていました。私の石田に対して穴熊に組みどうかという将棋。途中自信がなくも動いて、飛車角の交換に。しばらくは受けに回るという大変な展開でしたが、しっかり切らせることができ制勝。
5局目はS免三段との対局に。しかし驚愕の事実、1次戦でも対局しとりますやんw(星の総数が合わないぞと思って調べて気づきました)というわけで実は無効局だったのですが、戦型はS免さん1手損に。途中歩得になり優勢になりましたが、角を捨てて2筋をやぶったのが上手くなく混戦に。これも受けの展開でしたが、飛車を金で追ったのがもったいない手で駒が足らなくなり、最後はピッタリ詰まして勝ち。
6戦目、S戸川四段。オマエは疫病神だーーーと叫びながら、すべてを払拭するために選んだ戦型は対ゴキ中超速。居飛車が5筋に位を取り、押し合いへし合いの熱戦に。そして力を込めた中盤の末、こちらが勝勢の最終盤。詰みだ!と思って桂銀を捨てたところ、脳内錯覚があってパニック。しかし実は全然簡単に詰みだったw しかし混乱中の私、上部開拓して玉を縛って結論を相手に丸投げ。S戸川少ない持ち時間の中詰ませれるか、という将棋でしたが逃げ切って恥ずかしい勝ち。(棋譜取られたけど、最後はカットでお願いします--;)
7戦目、いなかセンパイと。戦型は後手センパイの嘘矢倉。4手角対抗形みたいなことになりましたが、自玉付近に厚く銀を打って相手角を責めたのが好着で、優勢に。そこからも厚く指しまわして完勝。

今日は内容はイマイチだったものの、勝ち星はついてくるという展開でした。相手がいる競技というのはこの辺に妙があるとはいえ、難しいものです。

さて、こた(仮の将棋なんて皆さん興味ないと思うので、上位争い模様を。
1敗、N六段。名人戦に続けて土をつけたA立四段は凄いですが、圧倒的安定感は健在。
2敗、K五段。しかしながら1次戦欠場のため対局数不足。途中対局の取りこぼしをどこまで少なく抑えるか。
3敗、T五段。現王位、トップ争いは当然ですが本人的には「負けすぎた」の気持ちでしょう。
4敗、N五段、牡丹。N五段はO滝さんにいじめられながらも、なんだかんだ勝ってますw 牡丹は1次戦全勝も今日は上位陣に競り負け、負けが混む。
ここまではシードほぼ確定、以下は6敗が4人で残り2枠(ただし同率はOK)。
Y五段。今日もN五段に竜を素抜かれたりとY本病発症中。しかし流石の地力。
いなか四段。どうも波には乗り切れない感じですが勝てるところには勝ち、最終戦へ。
S戸川四段。こちらも勢いに乗れない若手。ただし牡丹はしっかり屠ったが・・・w
T川くん(小5)。県名人戦挑戦者決定戦でベスト4まで勝ち進んだ新スター。もし王将戦シードに残れば2438くんの記録(小6)を塗り替え、最年少記録!

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情熱のtrick

弱いんだから、とにかく読まなきゃしょうがないじゃない。(←今日のオレへの戒め)

今日は県名人戦挑戦者決定戦でした。予選は2組にわかれて、8人組と7人組という大所帯予選リーグ後4人トーナメントという形式でした。私は7人組に。
私は一回戦、いきなりいなかセンパイとの対局。角換わりで後手のセンパイが△6五歩と位を取ったのに対し、定跡通りに仕掛ける。穏やかに攻めるか激しく攻めるか迷いましたが、やっぱりフルバーストして結果的には寄り切り。
二回戦、G方くんと。イビアナvs四間穴熊の囲い合いを互いに妥協しなかったため、両方ハッチを開いたままの叩き合いに。正直仕掛け時点ではこちらの方が無理をしてるのでは・・・と感じていましたが検討では意外に私の方が有望な攻め合いだったよう。最後は粘りを振り切って勝ち。
三回戦、T橋さんとの対局は、こちらの先手中飛車から後手が位取りを拒否し、相穴熊に。途中互いの桂を交換しての攻め合いに、こちらの金が先にはがされたので自信はなかったものの攻めが筋に入って一気の寄せ。
四回戦。S戸川。きやがったなw 戦型は私の初手▲7八飛から相振りに、途中▲7四飛~▲4四飛と飛車をぶっつけて交換に。この局面ではかなり指せるとみていましたが、その数手後に1手バッタリで飛車が相手の駒台にワープw 最後はかなりもつれたものの時間が足らず、死闘の中に散るorz
五回戦、S井五段と。矢倉左美濃を採用し角を犠牲に銀銀桂を芋蔓式にもぎとって優勢に。体力勝ちからゆったり寄せて快勝。
六回戦。T川くん。なんとここまで1敗のみ、予選通過をかけた将棋になりました。戦型は私の石田流に彼の左美濃。おっさん流で力押し作戦にでましたが、相手が強すぎて作戦負けにw ごまかそうとあの手この手を尽くしてみるのですが、なかなか甘い手を指してくれない。不利なまま最終局面に突入し、一瞬のスキをついて飛角ぶったぎって「逆転した!」と思った次の瞬間、とんでくる王手。T川くん詰みを読み切りで、逆に斬りおとされました。正直、小学生でここまで指せるとは・・・ 末恐ろしい。。。

残念ながら予選落ち。反省点は多いですが、やはりS戸川戦、優勢になったと思った瞬間読みが甘くなっていたこと。そこから頑張ってみたけど、届かなかった。それに比べてT川くんは優勢になってからも緩まず手を読み、勝ちをたぐり寄せました。最後の将棋が勝てるようにできていなかったのは、指し手以外の部分で逆転のトリックを欠いた気がします。

さて、決勝は常勝N六段vs新鋭S戸川四段という対局でしたが、N六段が貫録を見せ昨年に続き連続の挑戦権。S戸川は惜しかったですが、今日は眠れないでしょうか?w 9月第2週の日曜、2438名人vsN六段で3番勝負です。(私は大盤で好き勝手にあーだこーだ言う係ですw)

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雪がなぜ白いか知っているか

自分の色を忘れてしまったからさ(イミフ

さて、負けたら身辺整理して東尋坊で靴を揃えてダイブしようかと思っていましたが、なんとか生き残りました(ネガティブ
というわけで今日はアマ選手権(アマ名人戦県予選)本戦リーグ。生まれ変わった気で頑張る所存でしたw

シード2人+予選通過4人合わせて6人の総当たりリーグ。当たり順を決めるくじ引きをして一回戦。なんだか悪い予感がした。因縁のあるどちらかと最初に当たっちゃう予感w
というわけで一回戦、S條五段(支部名人戦西地区準優勝、準決勝では福井っ子の夢を打ち砕きましたw)戦。戦型は予想を外して、S條さんの四間から立石流に。▲7七角と打って桂頭を狙う作戦に出て、▲3六歩~▲2六飛と仕掛けていきました。途中いい感じで動いて少しいいと思っていましたが、寄せでカオス発動。お互い時間が無くなり、わけがわからない最終盤。最後の自分の手が大悪手で自玉に詰みが生じていましたが、そこで相手の針が落ちました。辛勝。

二回戦、K五段と。そういえばK五段にも昨年の名将戦の借りがありました。
K五段との将棋は中飛車に穴熊を目指したら、そこから相手が風車(右玉風の将棋、K五段は右玉も裏芸の1つ)に変化。途中自陣角で打開し上手くやっていると思ったが、あとで検討してみると全然容易でない形勢だった。楽観は続き、相手が玉頭に集中砲火を浴びせようとしたときにあっさり受けに回ったのがヒドい手でした。この手拍子から攻めが止まらなくなり、完敗・・・

三回戦、N六段と対戦。午前中唯一の連勝スタートを切ったN六段との重要局。
戦型は急戦矢倉。お互い5筋で飛車が向かい合う形から、N六段の▲7七桂が珍手。いい手がわからず、えいやっ!と飛車をぶつけていってしまった(今考えるとじっと飛車引きがいい手だったでしょうか)が、相手の2枚角が早い手で結果的にはやりすぎ。しかしN六段が角を見捨てる好手を逃した(局後自ら指摘、なるほどという手でした)ため、難解に。この悪い流れを止められず、一気に逆転して勝ち。

四回戦、トラウマ蘇るT五段戦。
先手なら忘れ形見の相振りと思っていましたが、残念ながら後手。先手の藤井システムに、左美濃で対抗(先週3局目の悪夢を振り払おうと思ったわけでは・・・ありますん)。難しい将棋になりましたが、対局中は苦しいと思っていました。玉頭からの攻め合いで難解な戦いが続きましたが、最後は相手の端攻めを逆用。上手く寄せ形を築いて、リベンジ^^

ラストはN五段。負けれない将棋は、3手目に相手の振り飛車決め打ちの▲6八玉。そこから予想通り343戦法(四間から早石田に組み替える戦型)、△3二飛の瞬間▲2四歩で仕掛けました。N五段意表の受けが出ましたが、飛車を角と刺し違え一直線に攻め合ったのが好手。読み切っていれば怖くない(嘘です、震えまくってましたw)、自陣の金を取らせまくって必死をかけ綺麗に1手勝ちに。

これにてめでたしめでたし・・・で終わらせたかったのですが、そう甘くはなかったようです。やはりというべきか、まだラスボスが待っていたのでした。
優勝をかけた同率再戦!相手はS條五段(朝一の負けから4連勝)。ここはやっぱりお互い得意戦型、矢倉に。私が△5三銀~△5五歩と仕掛けていく急戦矢倉に、▲7九角~▲4六角とぶつけていく定跡形。しかし先に定跡がわからなくなった私、飛車を捨てる猛攻に突っ込む。かなり細い攻めで切れたら終わりという感じでしたが、相手の金銀をはがして角を打ち込み一気の寄せ。S條五段も大一番を易々と土俵は割るまいと自陣飛車で粘りましたが、ここからは確実に寄せていきました。

アマ選手権2年ぶりの優勝。これでアマ名人出場権もGET。前回は仕事の都合で出れませんでしたが、もちろん今回はちゃんと出場するつもり。さぁ、再スタートです!(メランコリー回復w

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将棋は負から

某ジャンプ漫画で、時には負の感情が力になることもあるとか言ってた。確かにそうですな。
※注意、今回のこた(仮はダークオーラを撒き散らしています。。。ブラウザバック推奨

今日は県王位戦でした。防衛戦は去年と同一カード、T五段との3番勝負です。
今回は相振りをやろうと決めていた私、1局目は初手▲6八銀!から相振り。しかし予定と違って、別段なんてことのない普通の将棋になってしまったw 作戦負けでしたが飛車の転回から逆襲して、先勝。
2局目も相振り。私が角道を止めての向かい飛車、T五段の三間飛車。予定通り進み少しずつこちらがいいハズ、と思っていましたが、実際は難解な形勢でどちらが勝っているかわかりませんでした。最後は読みにない攻めを喰らって、そこで腰を落とすことができず頓死!
3局目は石田流に対して銀冠の対抗形。どうやら呼び込みすぎたようで、玉を3九に置いたまま桂と銀で攻められ、飛車角の利きも足されて攻めの理想形に。必死の抵抗もただの暴発待ち状態になり、手堅く寄せられて完敗。なぜ作戦を立てていた相振りにしなかったのかは永遠の謎。

5月に入ってから竜王戦は一回戦負けだし、王位は失陥。ついでに会社の資格試験も通らない。あぁ、もういやんなっちゃうわ(先輩社員の口癖)。
T五段は初の王位獲得、おめでとうございます。。。

将棋は強くなるほど負けると堪えて、悔しくて惨めで恨めしくて妬ましくて自棄に駆られて胸が痛くて頭がガンガンして、そしてまた眠れない夜がやってくる。
・・・さながら覚醒剤中毒かw

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からっ梅雨の熱戦

昨日は福井県アマ選手権の予選がありました。アマ選手権は県内大会で最も歴史ある大会であり、アマ名人戦の予選も兼ねています。予選通過者は後日前年度上位のシード2人を含めて本戦リーグを戦います。
さて、A級の方は4組のリーグ戦でした。私は1組1番!(ドヤァ ←ドゴォ
1局目はK林五段と対局。K林五段は振り飛車党、私先手で早石田の出だしで相振りに。K林五段がわざと香を取らせるという作戦にでましたが結果的に芳しくなく、受けて切らして勝ち。
そして2戦目、いつもコメをくれる勝手さんと久々の対戦。勝手さんは対振りが強いというブログのデータを受け、居飛車に。角換わり相腰掛銀になりました。途中勝手さんの桂跳ねが危なく馬づくりに成功し、そこから決死の攻めを馬の力で受けて制勝。
3局目はN谷四段と。振り飛車党の方ですがこちらも久方ぶりの対局でしょうか。相手の陽動模様の四間飛車に急戦。斜め棒銀で攻めましたが相手の木村美濃を咎めれてない(むしろ生きているぐらいの)展開で難しい将棋。竜を殺されましたが切って自陣角の王手、両桂の攻めが上手くいってここからは差がつき、結果的には快勝。
4局目、H田さんと。あれ、何党だったけ?と考えていて、無意識流に角道を止めたら相手の中飛車左穴熊模様に。これに単騎の銀で速攻を仕掛けましたが、うっかりがあって銀ばさみで銀がお亡くなりにw 仕方ないので角をぶったぎって玉砕覚悟の突撃をしましたが、相手の反撃もやはり強烈。最後はなんとか残したようで辛勝。
ラスト対局はK場さん。初対局。富山大の出身で、K五段やT円澄さんと競い合ったと聞きました。勝てばもちろん文句なし本戦ですが、K場さんも1敗。プレーオフもあるだけに消化試合とはいきません。戦型は私のダイレクト向かい飛車からレグスぺ。相手は銀冠に。お互い待機する展開でしたが、しびれを切らした私が開戦。しかし、と金づくりを狙われて不利になり、なんとか離されないようついていきました。最後は穴熊の遠さを生かして角切りから迫ったのが上手くいき、逆転勝ち。
というわけで全勝で本戦出場が決定。まずは最初の関門クリアみたいな感じでしょうか、本戦も頑張りましょう^^
他の組は、N五段、K五段、T五段と実力者が全勝通過。今年の本戦は実績のあるメンバーが揃いました。一番私がペーペーですw

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ペア将棋は読みの広さと応用力の世界

相手がどうこうより、自分のペアがどう指して、どういう意図を持っているか汲み取ること、わからない手だったときのリカバリーのが大事。
なんて偉そうに言っていますが、今日は西別院でペア将棋で遊んでました。で、なんで西別院に行ったかというと、王位戦挑戦者決定戦があったからです(ただし、場所は近くの福井県職員会館)。
私は棋譜取りに勤しむことになりましたが、A級はK五段vsT五段というシード同士の決勝となり、早石田から▲8六歩で飛車をぶつけ気持ちよく攻めたT五段が勝利。2年連続の挑戦者となりました。さて、作戦はどうしようかな?^^
それにしても、今日はベスト4まで勝ち進んだG方くんの成長ぶりが素晴らしかった。T五段との将棋はつんのめって(若さ故でしょう)網が破れてしまったけど、いい将棋でした。

王位戦3番勝負は28日西別院にて、おヒマな方はつんのめるワタクシを見に来てね☆(ドゴォ

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人生つり合いの取れるようにできてる

というわけで日曜の竜王戦、見事に1没したこた(仮です。S戸川四段とvsゴキ中戦、定跡を外し繰り替えて持久戦を目指しましたが、玉頭からの攻めに耐え切れず敗北。悪運保存の法則に則り、後輩に悔しい敗戦でした;;
定跡って大事なんだなぁ・・・
ちなみに優勝は、私に勝ったS戸川に勝ったN五段に勝った2438五段に勝ったS條五段。悪運は受け継がれていくようですw

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