2025/4/27 小松将棋大会
朝ちょっとゆっくりし過ぎて出発が遅れ、5分前にギリギリ到着。とても綺麗な会場でした。
予選①▲N谷氏
独特の序盤戦術を持つ力戦派。
本局は嬉野流。予選では大胆に出がちな私ですが、予選落ちが続いたため今回はかっちりとした矢倉に。序盤作戦はまずまずだったと思います。相手も駒組みを進めてきましたが、隙ありと見て角を切って飛車の成り込みに成功。中段玉を寄せ切り、○。
トナメ①△Y下氏
失礼ながら存じ上げない方だったのですが、年季の入った指し回しに苦戦を強いられる(ネタバレ
私の四間飛車に△5三銀左型の急戦。私の手順前後を咎めて棒銀を選ばれてしまい、指しづらい序盤に。非常に筋良くかつ手厚い指し回しで、勝負手にもきっちり対応され劣勢がハッキリします。ただ相手玉を実戦的に薄くした後、自玉周りを固めて粘りの様相。しかし遊んでいた銀も活用されていよいよ厳しさが増してきます。お互い時間が無くなる中で寄せ合いになり、指運の将棋に。結果的に相手玉を薄くしたのが功を奏して捲る形となり、逆転で制して○。
トナメ②▲T中氏
ベテランの強豪。以前指していたかは?
相手の四間飛車から相穴熊に。▲6六金と繰り出してこられる力強い指し回しに、長考して軽い仕掛けを実行。ただ本譜は怖い展開となってしまい、自玉周りに先に迫られてしまいます。こういう展開で攻めが繋がると負けパターンですが、本譜は受けが上手くいきました。攻めも絡めながら受け切りに成功し、○。
トナメ③▲K井氏
金沢大の学生名人。力強い攻めを得意とする超強豪。
戦型は横歩取り。▲3六飛と引く展開に△6二玉型を含みとしますが、この将棋は序盤にリスクを孕みます。本譜は相手が強く踏み込んでこられ、馬を作らせましたがこれは予定通り。ただその後の読みに穴があり、飛車を切っての得意の強攻を許します。正確にはまだ難しかったようですが、(非常に難易度の高い順で、)堪えきれず劣勢に。最後は暴発して×。
5月に入ると竜王戦もありますので、また作戦を練るGWが始まります。
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