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田舎の楽しいアマ棋界を中心に、気ままに将棋を語っていくブログ^^

1つ分の陽だまり

皆様、AbemaTVはご存じでしょうか?
インターネットで見るTVなんですが、ちょっと前に「将棋チャンネル」が開設されました。A級とB級1組は最終局が生放送され、私も楽しんで見ていました。

というわけで、去年につづいて今年度の順位戦リポート。

A級
挑戦:稲葉八段
降級:森内九段

挑戦権を得たのは、去年B級1組を抜けてきた稲葉八段。天彦名人に続いて新鋭がいきなり挑戦となりました。若手同士の名人戦、というよりタイトル戦は羽生世代台頭以降なかったので、新鮮な対決です。勢いに乗って2年連続の新名人誕生となるのか、それとも天彦名人の初防衛か。それにしても、正直なところ稲葉八段が挑戦は意外でした。もちろん稲葉八段の強さは異論をはさむ余地がないのですが、超一流がずらりと並んでいるクラスですから。新時代到来?でしょうか。
一方、降級の憂き目を見たのは森内18世名人。今期もイマイチ成績が振るわず、最終局では当の稲葉八段に先手番で千日手にしてしまったあと、指し直し局をやや一方的に押し切られてしまいました。千日手局は森内九段自身が後手を持って上手く指していた前例があって、それをベースに考えていたのではないかと思いますが、稲葉八段がそれを離れて上手く千日手にしました。たぶん研究だったのだろうと思います。

(私の勝手な)来期予想
本命:羽生三冠
対抗:渡辺竜王

来期も相変わらずぎちぎちに厳しいA級。ただ、私は羽生さんがいたら本命は常に羽生さんです。え、面白味がないって?w ただ、やはりオッズが低いのはこの2人ではないでしょうか。

B級1組
昇級:久保王将、豊島八段
降級:飯島七段、畠山鎮七段

王将に復位した久保王将が、順位戦でも格の違いを見せてラス前に昇級。
豊島さんは私と同い年。見事A級八段を決めました。昨年私は本命に挙げていましたが、途中で負けがつき昇級は厳しくなっていました。それでも折れず最後連勝したのが逆転昇級に結びつきました。しかし笑う者あれば泣くものありで、山崎八段、阿久津八段は惜しくも届かず。
降級は飯島七段、畠山七段。郷田九段が降級争いという意外な展開の中、最終局の郷田vs飯島戦は鬼勝負でした。

来期予想
本命:糸谷八段
対抗:阿久津八段

去年にも増して超鬼クラスと化しているB級1組。もうA級2組でいいと思う。
正直予想は超困難ですが、若手実力者の糸谷八段でしょうか。対抗も悩みますが、順位がよくA級経験もある阿久津八段を押します。(阿久津八段の綺麗な将棋が好きなので、若干ひいきが入っていますw)最強世代、中堅実力者、怒涛の若手軍団と見渡す限り猛者揃いです。

B級2組
昇級:斎藤七段、菅井七段

若手強豪の2人が昇級。菅井七段は常に順位戦で高勝率を上げ、今回は順位がいいので大本命でした。もう1人は接戦になるかと思いましたが、斎藤くんが連続昇級。B級1組でも大暴れしそうな2人です。

来期予想
本命:中村太一六段
対抗:澤田六段

タイトル挑戦2回の中村六段が一歩抜けていると思います。対抗は、現時点での単純な技術だけなら藤井九段を押したいのですが、順位戦ということを考えると澤田六段と予想します。

C級1組
昇級:横山六段、大石六段

大所帯でいつも渋滞するクラス。私の一押し船江先生は、残念ながら星が伸びず。横山六段は苦労人ですが、全勝は見事の一言。大石六段も1敗のみで素晴らしい成績でした。

来期予想
本命:永瀬六段
対抗:千田六段

ド本命は永瀬六段。今期は9勝ながら順位最下位で頭ハネ。むしろ来期はこれ以外あるのかレベルの実力者。対抗は有力者がたくさんいますが、やはり棋王王手をかけている千田六段。ただ千田くんはイマイチ強さがピンとこない感じがして、個人的には自信を持って押しにくいところがありました。一押し先生の他にも今年度高勝率の佐々木五段、青嶋五段などなど有望若手が多いので、難しいところ。

C級2組
昇級:西尾六段、門倉五段、近藤五段

始まる時点でこの予想をしたものはいまい。いい意味で裏切ったのが西尾六段、門倉五段の2人。西尾六段はソフト風の作戦で成績が上向いていましたが、見事厳しい順位戦を最後まで勝ち抜きました。そして門倉さん、美人の奥様をゲットしましたが、まさか昇級までゲットするとは(失礼w)。近藤五段は、王将リーグ入りを決め羽生さんに金星を上げている実力派。またもや強い若手がでてきました。

来期予想
本命:増田四段
対抗:佐藤伸哉六段、藤井四段

去年も本命に挙げていた増田四段ですが、今年は新人王も取ってやはりといった活躍をあげました。ただ順位戦は後半に連敗してまさかの失速。ただ来期は大本命と言っていいと思います。
対抗は有力な若手が多く難しいのですが、あえてサトシン先生を押します。あえて、と言ってしまいましたが実力派で毎年好成績。今年も順位がよく、有力な昇級候補でしょう。
そしてこの人を放っておくわけにはいくまい、藤井聡太四段。本命に挙げている増田四段に企画対局で勝ち、公式戦も未だ負けなし。駆け抜けていく様が見たいと思っている方は、たくさんいるのではないかと思います。

1年順位戦を戦い、日の目を見るのは本当に少しの人だけ。
でも1局1局はきっと来年に繋がっています。(普通の〆)

業務連絡:そろそろキノのコメントがほしいと思う今日この頃。

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横歩取りvs△7二銀型 先手▲5六飛作戦①

しばらく大会はないのですが、なんとか強くなろうともがいている最中です。
しかし大会がないとやはりブログネタが無いのです。あまり放置しているとただでさえ少ない読者の皆様がさらに少なくなってしまう気がするので、最近私が考えている横歩取りについて語っていこうと思います。

初手からの指し手
▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △8四歩    ▲2五歩    △8五歩
▲7八金    △3二金    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △8六歩
▲同 歩    △同 飛    ▲3四飛    △3三角    ▲3六飛    △8四飛
▲2六飛    △2二銀    ▲8七歩    △5二玉    ▲5八玉    △7二銀
▲3八金    



最近流行りの後手は△7二銀型+△5二玉型。△7二銀型でもいきなり△6二玉としてひねり飛車模様を目指すのもあるのでしょうが、これは全く違う将棋になります。先手も▲6八玉型や▲3八銀型があり、どれも1局。今回は▲3八金~▲4八銀の中住まいを考えていこうと思います。

▲3八金からの指し手①
△2三銀    ▲4八銀    △2四飛    ▲同 飛    △同 銀
▲8六歩    △8八角成  ▲同 銀    △3三銀    ▲8五歩    △4四角



こた(仮の形勢判断:先手指せるはず。
まず後手が△2三銀とする形。いきなり形を決めているので、△2四飛のぶっつけ一点狙いなところがあります。個人的には先後どっちを持ってもあまり好きではない将棋。
さて、上図まで進むのが定跡手順ですがこの局面、プロで後手を持って勝っているのは佐藤天彦名人のみ。一時期流行しましたが現状では先手よしと見られ、ほとんど指されない形になりました。

▲3八金からの指し手②
△1四歩    ▲4八銀    △9四歩    



わずか3手ですが、変化の多い局面です。
まず△1四歩ですが、ここではもちろん△7四歩も考えられます。ただ、プロ間でこの手は見たことがありません(実際は何局かはあるのかもしれないが)。▲3八銀型に対しては非常に多い△7四歩ですが、▲4八銀型は桂で攻めても中央が厚いことが理由でしょうか。まぁ本譜の順があるのも大きいとは思いますが。
次の▲4八銀では▲1六歩とお付き合いしておくのも有力ですが、これは自然な指し手でしょう。
そして△9四歩では△1五歩も実戦例の多い指し方。今回は△9四歩の変化に絞ります。一見端歩ばかり突いて手得を放棄しているようですが、狙いはあります。まずは定跡手順の一例から。

△9四歩からの指し手①
▲3六歩    △8六歩
▲同 歩    △同 飛    ▲3五歩    △8八飛成  ▲同 銀    △5五角打
▲8三歩    △8八角成  ▲同 金    △同角成    ▲8二歩成  △2五歩



こた(仮の形勢判断:先手を持って自信がない。
▲3六歩の瞬間△8六歩と合わせて攻めかかるのが、有力とされる手順。△5五角打に▲7七桂は、△8七歩▲同金△1九角成▲3七桂に△1五角が好着で後手よし。これは△1四歩型が生きた変化です。先手も8筋から、と金を作りにいきますが、2枚替えにして飛車先を一本叩くのが手筋。応手を見て手を変える狙いです。最終盤まで調べなければいけない変化ですが、私の感触では先手自信がありません。

△9四歩からの指し手②   
▲5六飛    



そこで私がずっと考えていた手が、▲5六飛と回る手。△7二銀型は中央が薄いので、理に適った一着だという気がします。

▲5六飛からの指し手①
△6二金
▲3六歩    △7四歩    ▲3七桂    △6四歩    ▲3五歩 


こた(仮の形勢判断:先手十分。
放っておけば▲3三角成~▲7五角が痛打になるので、△6二金は自然な1手です。これには▲3六歩から桂馬を活用にかかります。事前に▲5六飛としておけば、後手から合わせの歩で速攻はありません。そこで後手は中住まいを発展させ先手の手詰まりを狙います。昔はなかった指し方ですが、実際打開できるの?と問いかけています。しかしこの局面では、▲3五歩までで先手が十分だと思います。端歩の2手がイマイチ利いていない感じです。
以下△6三銀ぐらいなら、▲3四歩△8八角成▲同銀。そこで△8五飛から乱戦を目指すのが怖い手ですが、強く▲7七桂△3五飛に▲2七金!と受ければ先手指せると思います。

▲5六飛からの指し手②
△2四飛



よって△6二金ではつまらないと見て、△2四飛と後手も回ります。一番やってみたい指し方だと思います。プロ的にはこれで先手がつまらないと見られているのだと思いますが、はたして。

△2四飛からの指し手①
▲2七歩    △4四歩    ▲3六歩    △2三銀    ▲3七銀    △3四銀
▲7五歩    △6二玉    ▲6八銀


こた(仮の形勢判断:互角だが先手勝ちにくい。
先手が▲2七歩と受ければ、後手は△4四歩と角交換を拒否します。ここでは△4二角として△3三銀~△4四銀の活用も有力。
上図のように進むと、形勢は互角。後手はひねり飛車のイメージです。先手中住まいなのが戦いが起きるとイマイチな感じで、個人的には後手がしっかり美濃にして最後は堅陣を生かす戦いになりやすい気がします。

△2四飛からの指し手②
▲3三角成  △同 銀    ▲2七歩    △3四銀    



先手は先に角交換をしておきます。以下後手は▲3五角を防がなければなりませんが、△3四銀がいいと思います。△4四銀は▲8二角と打ち込んで先手が指せると見ます。

△3四銀からの指し手①
▲8二角    △3三角    ▲8八銀    △4五銀


こた(仮の形勢判断:後手よし。
それでも▲8二角の打ち込みには、△3三角が鋭手。そして△4五銀と出ればあら不思議、飛車が詰んでいます。▲6六飛なら△同角~△9二飛がありますし、▲9一角成なら△5六銀~△1五歩から端攻めを狙えば後手よしでしょう。

△3四銀からの指し手②
▲7五歩    △8二歩
▲8六飛    △8三銀    ▲7四歩    △6四角    ▲7三歩成  △同 角



こた(仮の形勢判断:先手を持ってなんとかしたい。
そこで△3四銀には▲7五歩と飛車の可動域を拡げておきます。後手は8筋を受けますが、▲7四歩の単突きが利きます。△同歩なら▲4六角の筋があります。よって△6四角と打って受けるぐらいですが、上図まで進めてどうか。形勢不明ですが、相手の形が悪くなっているので先手でどうにかならないかと思っています。

ここで一旦切ろうと思います。▲5六飛と回って自分だけの研究に持ち込むのも面白いかも?

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頻闇の蛍

(しきやみ)
もう月は隠れてしまったけれど、まだ僕には小さな光が見えている。

なんのこっちゃというノスタルジック調な感じで始まりましたが、支部名人戦福井県予選が西別院で行われました。
毎年のことですが、団体戦のメンバー3人と、個人戦代表2人を決定します。

個人戦参加は腕に覚えのある12名。6人のリーグ戦に分かれて、各組1位2位のクロス決戦になりました。
①vsS五段。私の一回戦はいきなりの師弟対決。相手が石田流を目指したので、△5四歩から相振り飛車に。少し私が指せそうな流れで、徐々にですが差を広げていると感じていました。しかし角で飛車取りと来た手に対し、ノータイムで飛車を逃げた手が悪手。直後の飛車の陰にいた自陣の金を奪う手をうっかりしていました。自玉が薄くなり混戦模様でしたが、熱戦の途中で時間切れで○。

②vsN六段(県竜王)。角換わり模様に私が角道をクローズして矢倉に変化。早囲いを目指した手に対し、スキありと見てN六段が仕掛けます。自玉方面での戦いになりましたが、相手玉もまだ囲いの外で薄い形でした。以下銀のタダ取りに成功して優勢になり、押し切って○。

美味しい昼食タイム。S戸川と同じ死亡フラグを、キノが立てていたw
2438くん曰く、金大で「やまと流」が流行っているらしい。オレが作った戦法として広めてくれw

③vsT五段(県朝日アマ名人)。相手の角換わり振り飛車に。王将戦での反省を生かし、私が変化。これに対応し三間に振りなおされましたが、馬作りで有利になりました。自陣の金2枚を取らせる踏み込みの後、持ち駒を自陣にふんだんに投入して馬+金銀4枚のナゾ堅陣を構築。心を折って○。

④vsキノ(四段扱い?)。大阪から来た俊英、戦型は木田でのリベンジを誓う中飛車。前回の私は絶不調だった(言い訳)が、今回はそうはいかんぞ!と思っていましたが、なんかよくわからない駒組みの神経戦に。私の方だけ穴熊に組み替えることができたので作戦勝ち気味と思っていましたが、打開ができるかどうか。そう思っていたら、相手から攻められました。桂得vsと金の対抗でしたが、どうも戦いになってからの私の指し方が甘かったようです。攻め合いにならず、寄せ切られて×。(キノの持ち時間は戦いになった時点で6,7分、よく勝てたなw)

まだ1敗なので敗退が濃厚になったわけではないのですが、この時点で死神が呼んでいる気がしました。

⑤vsY五段。Y五段得意の四間飛車に5筋位取りを目指したところ、銀が3二にいるのにいきなり△5四歩の反発。そのあと私の角と相手の飛車を交換してどうかという将棋でした。序盤の私の指し方はやや淡泊だった気がしましたが、中盤でなんとかバランスを取りました。なんやかんやで○。

私のリーグは4-1で3人が並び、同率プレーオフに。まず運命の1位抜け振り駒で、最初に私が振る。歩が一枚。もう流れは完全に無いと確信した瞬間だったw
結局N六段が1位抜けとなり(持っている人はこの辺が違う)、私はキノと再戦に。

同率戦vsキノ。キノの1手損角換わりに。私は早繰り銀を目指しましたが、短い時間(20分打ち切り)を気にして序盤に甘い一手がでます。じり貧を恐れて仕掛けましたが、反撃されて明らかに不利な形勢に。リーグ戦と同じく と金を作られて焦らされ、いかに攻めを繋げることができるかという勝負になりました。相手も右桂を使って反撃し攻め合いになりましたが、丁寧に受けられたら苦しかったと思います。私の右桂が捌けたのが大きく、攻め勝って○。
キノは見事死亡フラグを回収してしまったw

決定戦vs2438五段(県名人、全国学生名人)。まくりの死神こと2438くんが待っているのが、2位通過の宿命。どの戦型でも勝てる気がしないが、とりあえずエースに託す矢倉に。対する2438くんの矢倉中飛車は、意外な戦型チョイスでした。(一度やってみようと思って研究していた作戦だったとのこと。)銀を犠牲に桂香を奪い、難解な将棋に進展。そして手が広くなった瞬間、受けに回ったのが敗着級の悪手でした。しばらくして自玉に必至がかかることに気づく…同時に気づいたのですが、受けに回らず攻めて難しい変化がありました。勝ち筋が見えなくなり絶望で出家する心境(?)でしたが、2438くんの手が止まります。その選択は、飛車ぶつけ。あぁ、これでも詰めろになるのか… 詰めろなのか? 詰めろじゃなくね? 正確には詰めろなのですが、王手をしながら自陣に利いている角を抜く手がありました。まだ逆転したのかまではわかったいなかったのですが、お互いギリギリまで時間を投入する中、2438くんの玉を自陣手前まで引っ張りだします。小さな光を捕まえて、○。

今年は、印象的で劇的なスタートになりました。
支部名人戦は4月です。まだ光は見えている気がします。


団体戦は、若手が大活躍でした。有力と見られたT円澄三段、S川三段らが敗退する中、今年のメンバーはN藤くん(高2)、T川兄くん(中2)、Tくん(小2)。やはり特筆すべきは最年少のTくんでしょう。実は1年ほど私と将棋を指している子なのですが、素晴らしい上達ぶりです。全国大会は団体戦も強豪ばかりですが、若手のパワーを期待したいと思います。

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2017

あけましておめでとうございます。
こんなブログですが、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今年の目標ですか?婚活ですかねw

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