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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

真心込めて(当社比)

県王将戦の1次戦がありました。20人超の大リーグを、3回に分けて戦います。
最近の傾向で、小中学生が多数参加しています。

①▲K川くん
小学生名人戦の県代表。早指しでバシバシくるタイプ。
先手番ながら1手損で角交換してくるのは、県棋界のちびっ子たちの常套手段ですが、ハッキリ言えばちゃんとした戦型を勉強した方がいいと思います(まぁ、まだ小学生ですからね)。▲7九玉に△6五桂から仕掛けて、盤全体でガンガン攻めます。この形は難しいところはあるものの、こちらが指せると言われている将棋。気持ちよく攻め切って、○。

②▲N島くん
粒ぞろいと言われる中学2年生の世代で、若狭地区の俊英。
こちらも先手番で角交換されましたが、今度は角交換四間飛車。私は(先後の違いはあるものの)ブログでも書いた銀冠の将棋。意表の仕掛けで思わず長考となったものの、馬を作って後手良しの分かれ。手堅く押し切って、○。

③△S井五段
戦型は矢倉に。土肥矢倉でちょこまか動きますが、攻めを引っ張り込まれて非常に難解。S井さんも判断が難しかったと思います。全面戦争になりこちらの玉にも火が付きますが、先に攻めていたのが大きく手勝ちの形勢に。最後は一手勝ちを読み切りで、○。

④▲T下くん
研修会通いの中2世代の一角。
角換わりが飽きたので(笑)、角道を止めて四間飛車に。対する彼の作戦は超予想外の玉頭位取り。▲6五歩に△6二飛は定跡の一着ですが、力比べといった趣です。△5四金と出て6筋から一気呵成に攻めていきました。金駒の力で切り崩し、○。

⑤▲T橋四段
南越代表の四間飛車党。以前は大会でいつもお見かけしましたが、コロナ禍で久々にお会いしました。
3手目▲6六歩に相振り飛車を目指しますが、T橋さんが居飛車にして対抗形に。石田流から積極的に仕掛けていきます。成否は微妙かと考えていましたが、結果的には上手くいきました。竜を切って桂香で攻めを繋ぎ、○。

⑥△T本さん
得意戦法など存じ上げなかったのですが、筋違い角を打たれ力戦形に。無理攻めを誘って優勢になったかと思いましたが、攻め合いに転じたのは少し危険だったかもしれません。と金取りに▲7八歩(悪手)の瞬間、△5七歩の好打をうっかり。一気に際どくなるものの、こちらも▲5二歩の軽打一発で切り返し。最後は自玉にギリギリ詰めろがこず、競り勝って○。

⑦△T山四段
昨年の県名人戦ベスト4、本大会では前期8位でシードを獲得した中2世代のエース。
戦型は1手損角換わり。先手の私は素直に早繰り銀に出ます。▲5五歩にいきなり△7五歩とちょっかいを掛けられ、思わず手が止まります。(どこかで見たことがある気がしましたが、実戦例があるそうです。)手堅く打ったつもりの▲8六銀打が微妙な手で、ここは形勢を損ねていたかも。ただ本譜は飛車交換の激しい展開で、先に詰めろが入り優勢に。寄せはちょっとヨレた感じもしましたが、○。

今日は上位陣崩れず。
誰とは言いませんが、「こちらが悪い将棋でしたね」とか言いながら毎回勝ってるのが面白くないねw

私は次回も序盤から丁寧に指しますよ!

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