心を亡くすって書いて、忙しい。
珍しく土曜に遅くまで仕事に従事していたため、ぷぇ~ という感じで迎える今日は、あわら市将棋大会でした。
会場が選挙の投票所にもなっていましたが、特に不便もなく大会は進行できたかと思います。
A級の予選リーグは3組にわかれて。
1局目はS水娘さんと対局。師匠の娘さんです。
戦型は相振り飛車。積極的に飛車をぶつけて飛車交換になりましたが、成立しているかは微妙なところ。ただS水さんに緩手があり、こちらへの攻めが続かなくなりました。手厚く指し切りに持ち込み、○。
2局目はY本五段と。The常連。
戦型は対三間に桂を使った急戦形。4筋の歩がぶつかった後、お互いに自陣を整備するのは呼吸です。私はエルモ囲いにしてから打開しましたが、ちょっとこの辺りはセンスが無かったような気がします。飛車を成ることができたものの、△9九角成と香を取られては混戦模様。ただ▲8八銀とりつけた手に対し、△9八馬が悠長だったのではないかと思います。玉のラインを狙った自陣角の方が働きがよく、やや先手よし。最後は少しもたつきますが、寄せ切って○。
3局目はT山三段と。この前の王将リーグで、中1にしてシードを獲得した子です。
戦型はダイレクト向かい飛車。角交換振り飛車系は、たぶん苦手にしている子が多いのではないかと思う(別に若手が知らなそうな戦型を選んでいるわけではないが)。3筋から動いて一本取ったような感じで、一気の攻略を狙います。しかしT山くんの▲3三歩に△同桂とさせてから、反対に▲5三桂成と捨てたのが上手く、私は全く読んでいませんでした。そこからは盤面全体でねじり合いになりますが、と金を作ってなんとか寄せれる形を築きます。踏み込んで一手勝ちになり、○。
4局目はK川くんと。M川副会長の秘蔵っ子。
戦型は横歩取り。私の作戦は青野流です。知らない変化になり緊張が走りますが、隙ありと見て▲4五桂と跳ねだします。実際かなり厳しい攻めになっていたと思います。相手陣に竜を作ってガンガン攻め、○。
トーナメントは一回戦シードで、準決勝から。
相手はM越Jr.五段。今回は全駒されないように気を付けます…という弱腰でスタート。
とりあえず序盤で大差にされないために、振り飛車を選択。5筋位取り中飛車に一直線穴熊で、相穴熊になりました。M越くんに飛車を成られるものの、こちらも上部から手を作り、難しい形勢だと思っていました。ただ彼はどうも形勢を悲観していたようで、竜を切って食いつく勝負手を決行。しっかり読みを入れて、攻め合いで速度勝ちを狙います。と金の食いつきを手抜いて寄せに出て、○。
決勝戦。相手はM渕さん。なんと滋賀県にご在住ですが、よく福井に来られて大会に参加されています。
戦型は相掛かりですが、相手の作戦は耀竜ひねり飛車?(大橋さんの著書を読んでないので、正確なところがわかりません)というわけで正直フィーリングで指していましたが、分かれは一本取ったように感じていました。ただ具体的な戦果を得るために打った△8六飛が疑問手だったか、進んでみると自信がない展開に。開き直って攻めますが、▲6五桂打が先に詰めろ。しかしこれは一手バッタリで、王手しながらこの桂を抜くことに成功します。そのまま形作りをされて終局となり、○。
▲6五桂打で▲2一馬の詰めろだと、負けだったかもしれません。
優勝を決め、こた(仮の心の安寧は保たれた!w
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表題の通り、あわら市将棋大会を以下の通り開催いたします。
日時:10/31(日) 9:00受付、9:30開始
場所:あわら市湯の町公民館
参加費:いつも通り
※県外からでも参加自由
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この全自動で敗北に突っ込むスタイル、なんとかしたいw
今日はあわらオープン将棋大会が行われました。
予選1局目、S井五段と対局。
戦型は矢倉。棒銀を捌いて優勢だと感じていましたが、寄せが急所を突いていなかったのか勝ちは全く見えず。最後はギリギリの終盤となり、相手玉に上手く詰めろが続くかどうか。S井さんに錯覚があって、○。(負けだったかも。
予選2局目、石川県のT村くんと。あわらの大会にもよく参加してくれています。
戦型は私の四間飛車。相手のトーチカ模様にバランス型の陣形を組み、角交換します。1歩切ったところではそれなりに指せるかと見ていましたが、その後の陣形整備が悠長だったか手が見えなくなってしまいました。無茶苦茶な動き方で打開したものの、飛車が死んで明らかに暴発。いろいろと木っ端微塵になって、×。(ここまでボロ負けすると逆に清々しいパターンw
予選3局目、予選通過を賭けてT円澄三段と。
対石田流に、序盤から駆け引き。結果的にうまく動いてアドバンテージを取り、と金ができたところは温泉気分でしたw(失礼)しかし受け無しのつもりで打った角が大悪手で、急転直下優劣不明の寄せ合いに。感想戦でも明快な結論は出ない難解な終盤をなんとか(たまたま?)ものにし、○。
トナメ一回戦、I川四段と対局。久々な気がする。
相手の角道を止める中飛車から、高美濃に組む作戦は面白い指し方だと思いました。こちらは銀を引いたのが弱気な感じがして、あまり自信はない展開。全体的には少し悪そうな気がしましたが、I川くんの失着に乗じ一気に寄せ形を築きます。今日唯一ちゃんと勝って、○
準決勝、M越Jr.五段と。なんかすげー連敗してる気がします。
戦型は完全に予想外の横歩取り。せっかくなので青野流にしようかと思って横歩を取ったものの、結局飛車を引くという及び腰w そして定跡を忘却して、手拍子で序盤早々不利になるというこの体たらく…。しかしさすがに△8八角成はやり過ぎだったと思う。何かいい手がある気がしたものの、対局中は答えが導けませんでした。(キノが後で指摘してくれた▲5八玉や▲7六同飛が良かったと思う。いやー…、そうかー…、、、)結局自信がない将棋が続き、最後寄せにこられた△5七桂成。▲同銀と取るべきだった。この応接を間違えて大勢決し、×。
決勝はキノvsM越Jr.くんで対抗形の熱戦。自然な進行に見えましたが、気付いたらM越くんが優勢になっていた感じ。キノも相手の穴熊に噛み付くものの、M越くんが踏ん張って優勝を決めました。
2人ともとても充実していると感じます。
それに比べて、私自身は正直、「マジやばない?」と思ってますw
最近細かい変化を洗い直しているのですが、はたしてブラックボックスに打開のヒントはあるのだろうか。
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今日はむやみに甘いものが食べたくなりました。(→チョコパン)
昨日は第1回理事長杯が行われました。
今泉五段をお呼びしての指導対局もありました。
私の将棋は予選1局目、O滝六段と対局。
戦型は先手ゴキ中。安易な気持ちで歩を合わせたのが悪手で、手順に銀を使われて抑え込まれる形に。我慢してなんとかバランスを保ちながら捌きを狙いますが、歩の垂らしが好手で形勢不利に陥ります。ただ直後の▲5五金に△同歩取ったため、形勢逆転。(垂らした歩を成られたら敗勢だった。)あの手この手で粘るO滝さんをなんとか押し切り、○。
2局目はG味くんと。将来有望な小学生。
戦型は相掛り。相手の極限早繰り銀に、雁木型で対抗。途中私の△8五飛→△2五飛とぶつける手を見落としていたようで、飛車交換になって優勢に。そのまま寄せに入って、○。
まだ知識や大局観は未熟ですが、他の対局を見ていると楽しみな子ですね。
3局目はO野木四段と。
矢倉戦法になりましたが、のぎ先の作戦は直近の講座のような急戦系。しかし得な形で横歩を取れたので、それを生かしてひねり飛車を狙ってみました。しかし結果的にはそれがイマイチな構想だったかも。基本手筋をうっかりしてかなり悪くなりましたが、なんとか捌ける形を模索します。その後相手の抑え込みの網を破ることに成功し、○。
4局目、D肥くん(中1)と。
戦型は私の四間飛車。トーチカに対し、中飛車に振り直してバランス重視の駒組みにします。5筋交換に反発してこられましたが、少しずつポイントを稼ぐ形になって優勢に。まだまだ中盤でこれからだったものの、二歩決着で○。
トナメ一回戦はS水五段と対局。
戦型は師匠の三間飛車に、穴熊。石田流に組み替えられることとなりますが、落ち着いてみると此方があまり面白くない形に見える。(自分としては少し得するつもりだったのだが…)桂を捌かれやや不利そうな形勢で、飛車を取って攻め合いに。ここで美濃囲い崩しの手筋(一段飛車+△4八金と打つ筋)を許したのが良くなく、食らいつきに成功します。最後は穴熊の遠さを生かして攻め勝ち、○。
二回戦、ここでN澤名人との一戦。
本日2回目となる先手中飛車を採用。研究を使おうかと思いましたが、途中で逡巡して結局ありがちな形に。強く攻めこまれて少し悪い変化に持ち込まれたものの、攻防の角で持ち直します。ほぼ互角の中盤で、やり取りの末に有利な終盤に入ったと思っていました。しかしそこで△5八金(タダ!)が強烈な勝負手。その後受けを間違えて、△2六銀(タダその2!歩頭の銀)という絶好の決め手を食らいます。テンプレの逆転負けで、×。名人強し。
2438くん=トラウマという等式が成立していますw
つらいっす(こなみかん
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本日は福井支部親善将棋大会が行われました。
「どうせならカッコいいタイトル戦にしましょう!」と言っていたのですが、また来年提案していきましょう。
予選①M越Jr.五段
若手実力者。
先手中飛車を採用。M越くんの穴熊模様は彼の得意形なので、予想していました。早く5筋を切って動きましたが、うっかりがあって作戦負けの雰囲気。竜を作らせて勝負したものの、相手の陣が固くツラい展開。それでも「直観は最善手と思えない」という粘りで、なんやかんやで勝負形に。相手は時間が差し迫ります。こちらの方が残っていたのですが、手が動かない(肉体的にw)。いつの間にかこっちの針が先に落ちていて、×。歳かw
予選②T円澄三段
The事務局長。
角道を止める系の振り飛車を得意とされているT円澄さん、三間飛車に。私はまず2枚金型を作りました。これは急戦系と穴熊を天秤にかける指し方で、実は初採用。そのまま穴熊まで組みましたが、十分と思っていた組みあがりがそもそも良くなかったかもしれません。飛車を取って香得になったものの、2枚角を並べられて端を狙われた形が厳しく、気づいたら形勢不利に。攻め込まれて穴熊は木っ端みじんになりましたが、なんとか間隙を縫って反撃。頓死させたような感じで辛勝、○。
予選③O田さん
愛棋家のベテラン。
戦型は相掛り。お互い腰掛銀にし、私が銀冠、相手が矢倉という対抗。最近では珍しい、じっくりした戦いになりました。私の方から自陣角を打って積極的に打開していきましたが、読み間違いがあってちょっと無理気味。ただ強気に駒を捌いてこられたのが危険で、逆にこちらの攻めが切れなくなりました。銀と飛車を捨てる怒涛の攻めが決まって、○。
予選④H山さん
B級で優勝し、A級に初挑戦と聞きましたが、ここまで快進撃中。
戦型は相振り飛車。お互い美濃囲いですが、こちらの攻めの形の方が急所を突いている感じ。飛車角銀桂の好形が襲い掛かってくる前に動いてこられましたが、こちらの美濃にはなかなか響きません。反撃に転じ、手厚く寄り切り、○。
予選⑤S司くん
KKKメンバーですが、今日は不調だったよう。
角換わりに。相腰掛銀ですが、後手のS司くんが昨今ではあまり無い△3一玉型を選択。私は敢えて以前このブログで載せた形を選びました。しかし本譜は全然違う形になり、こちらから2つ良さそうな攻めが見えます。このチョイスが失敗で、この瞬間は悪くなっていたような気がします。本譜の進行は難しい将棋でしたが、こちらの攻めが上手く続き、○。
トナメ①O滝六段
県棋界のスーパー重鎮。
相掛りで私が△7六飛と取り、▲8二角と打たれる将棋。角金と飛車香の交換になりますが、この将棋はどちらを持ってもバランスを取るのが難しい。桂も換えたところではこちらが十分になったような気がしたものの、その桂を打つところを間違えたかも。意表の攻め筋を食らって、どう受けるのが最善か全くわかりませんでした。実戦的に玉を早逃げしましたが、やはりというか敗勢に。「最後のお願いが余されるまでは」と思っていたら、そこでO滝さんが投了!実はたまたまピッタリ寄っていました。私は読み切れてなかった…。逆転で○。
準決勝 S井五段
常勝の実力者。
序盤の駆け引きを経て、私の石田流に穴熊の対抗。相手の金銀が大駒を圧迫するような感じになりましたが、飛車を転回する筋を見せて馬を作り、網をかいくぐります。飛車角が潜り抜けてはこちらが優勢で、こちらも攻め込まれるものの駒が足りていません。S井さんも根性の粘りを見せますが、落ち着いて寄せ切り。○。
決勝戦 M越Jr.五段
リベンジ戦。戦型は私の雁木に。個人的には雁木は少し苦しさを強いられる感じで、あまり主戦力にはしていません。チャレンジ精神を持ってやってみました!w
たぶん序盤の細かい精査ができていなくて、やっぱり苦しそうな展開でした。早繰り銀で攻められ、居玉でなんとかバランスを取ります。忙しい展開でもあり、自ら銀を引き込んで無理やりカウンターに。どう考えても最善ではないでしょうが、相手にもプレッシャーがないとお話にならない。遂に角を切って決めにきましたが、△5四角の自陣角が渾身の勝負手。攻めたり受けたりの攪乱戦術?で混戦に持ち込みます。そして玉を上部に泳ぎにいきましたが、この判断がミスでした。角をボロ取りされる形になり、再び劣勢に。ひふみん張りの手つきで詰めろもどきを掛けたものの、M越くんは落ち着いていました。×。
言い訳ですが、今日の調子はあまり良くなかったですね(体調は良かったですが)。決勝まで来たからには勝って〆たかったですが、熱戦でしたし「良い将棋が指せた」という気持ちがあります。
激情が和らいだのはやっぱり歳かもしれませんが、最善を追求する面白さは変わりません。
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予告通りチャリティー将棋大会がありました。
予選1局目は、T山くんの対局。彼とは最近よく当たります。
角換わりになり、バランス良く待つ定跡形。桂ポンで仕掛けられましたが、定跡からは外れた格好になりました。丁寧に受けて駒得になり、大勢を占める。○。
2局目、O野木四段と。大会ではあまり当たりませんが、よく指している尊敬する先輩でございます。
戦型は四間飛車vs棒銀で、四間飛車で最も有名な定跡に。棒銀はノギ先の得意戦法です。しかし飛車先を手抜いて捌きに出るのは、私も大昔に得意にしていた手法でした。荒捌きを決めて、○。
3局目はS井五段と。
角交換振り飛車を採用し、相手が玉側から銀で端攻めを目指してきました。対して中央で戦いを起こし、食い破って優勢に。そのまま押し切り、○。
4局目、石川県のT村くんと。
以前角換わりを指したのを覚えていたので、今度は矢倉に。雁木を採用してきましたが、棒銀から好形を築いて作戦勝ち気味。ゆっくり指した方が良いような気がしたものの、一気呵成に攻めていきました。戦いながら上手く玉を入城し、押し切って○。
5局目は不戦勝に。
トナメ一回戦はM好くんと対局。彼とも今年はかなり当たりました。
序盤に駆け引きがあり、私の石田流に相手が居飛穴に。優勢になりましたが、角を切っていったのがやり過ぎ。歩切れが痛く、歩を取ってパスするハメになりました。自玉が端に追い詰められ負けにしたものの、相手も穴熊を埋めて万全を期すべきだったと思います。食いついて相手玉は必至。自玉はギリ詰まず、○。
準決勝はK下五段との一戦。こた(仮の「振り飛車の方が向いてるんじゃね?」というテキトーな世間話を真に受けたのか、今日は振り飛車一辺倒。
戦型はキノの先手中飛車。私は5筋を突き返す作戦ですが、正直キノは知らないと思って指していたw やや指しやすいとみて角交換に踏み切ったものの、相手の自陣角が好手でバランスが取れています。しばらく形勢不明の折衝が続き、寄せ合いの終盤に突入。必至を懸けにいきましたが、直観では負けと見ていました。王手ラッシュが来ますが、進んでみるや、すんでのところで詰まなそう…もしや勝っちゃったのか、と思った瞬間。それが読みが途切れた時だったのかもしれない。あれれ… 頓死で×。
Y本さんの手筋を使うときが来たかもしれない。「もう引退します」
→ちなみにY本さんは次の日に「現役復帰します」(笑)
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日曜日です。
参加される方はご一報ください。(定型句)
福井市長杯がありました。
T田さん…職場まで押しかけて「出ますよね!」って言いに行ったのにw
さて、A級の予選(私の組)で珍事が。6人組だったのですが、私が全勝で5人が2-3で全員並ぶという事態に。再戦はなく、まさかの全員が予選通過ということになりましたw(1人は予選敗退かと帰ってしまっていましたが…)
トーナメントは全勝ボーナスでシードGet。
準々決勝は福大のK藤くん。予選ではY本、N藤両五段を降しての通過。就職も福井らしいので、これからもどんどん大会に参加してほしい。
戦型は裏芸になりつつある、角交換振り飛車。序盤で自陣角を放ちますが、それほど自信があって打った角ではありませんでした。しかし本譜はこれが功を奏し、と金を作って優勢に。桂のふんどしが強力な一着で、快勝。○。
準決勝、小学生強豪のT山くんと。予選に続き2局目の対局。
予選は純正角換わりでしたが、本局はT山くんの1手損。そこから右玉にしてくるのは、ちょうど最近当ブログで講座った形です。本譜はそれより条件がよく、こちらが優勢に。しかし手堅くいったつもりの手が悪手で、寄せが見えなくなってしまいました。自玉にも手が付き始めましたが、それでもぐちゃぐちゃやって持ち直します。最後は相手の時間が切れて、○。
決勝戦、相手はO滝六段。
角交換振り飛車アゲイン。序盤自然に指したつもりが、作戦負けの気配。突っ張ったものの、やや不利かと思っていました。しかしながら中盤の折衝で金を殺し、逆に優勢に。ただ馬を惜しんだのが疑問で、自玉に傷が残って気を遣う展開。結局傷跡を埋めきれず、形勢不明の攻め合いに持ち込まれます。それでも相手の方の手が広かったのが幸いし、再び棋勢を引き寄せました。競り勝って、○。
N藤さんに「こた(仮くんは力戦好きやなw」「上手く騙くらかすなw」とか言われますが、私の序~中盤は理論と経験に基づいた将棋ですよw(自称)
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あわら市民将棋大会が行われました。そうは謳っておりますが、別に福井市民だろうが金沢市民だろうがご参加いただける大会です。石川県からいらした方も多数いらっしゃいました。
ハイ、もちろん私は生粋のあわら市民でございますw
予選1戦目、M川四段と対局。M川さんは奥越の重鎮で後進の育成に力を入れておられますが、私が子供のころは王将リーグシードの常連でした。
戦型は私の四間飛車に対し、左美濃に組まれました。5筋に振りなおして積極的に仕掛けていきます。金駒を打ち込んでともかく相手陣を薄くして、形勢は振り飛車良し。強襲が功を奏し、○。
2戦目、理事長こと勝手さんと。銀でガンガン攻める居飛車党。
今度は三間飛車を採用し、勝手さんは得意の天守閣美濃。どう見ても私の序盤が危険で、仕掛けられてやや自信なし。それでも飛車を見捨てて捌き、一応互角ぐらいの分かれになった気がしていました。しかし桂が一手で歩の餌食になるというスーパーうっかりが生じ、無事必敗形にw もう悟りの境地でしたが、なんやかんやし一手差に持ち込みます。最後自玉にピッタリの詰みが生じていたものの、玉を泳いでラッキー勝ち。○。
3戦目は石川県から参加のT村くん。隣県の私も噂を聞くくらいの強い子。
戦型は角換わり。T村くんの作戦は早繰り銀で、以前ブログで取り上げた”2枚銀”に。(まさかとは思いますが。)というわけで私の研究範囲だった。手厚く指して駒得を果たし、優勢になります。自玉が事故らないような慎重に指し回して、○。
4戦目、M口五段と。タイトル経験もあるベテラン。
本日2度目の四間飛車。M口さんは居飛車穴熊を目指してこられましたが、端を突き捨てて颯爽と仕掛けていきます。実はこれも研究でした。ガンガン攻めて飛車を成り込み、振り飛車優勢に。相手も長考して光明を探しますが、そのまま潔く投了となって○。
6人のトーナメントで、私は予選全勝のためシードに。
準決勝はN藤五段と対局。「どさまわりのN藤さん」(個人的にむっちゃ気に入ってるフレーズ)の異名通り、キノを破っての本局。
戦型は相振り飛車。最近の私はもっぱら金無双。対するN藤さんは美濃大好きです。横歩を取って少し良くなりそうな気がしましたが、よくわからない将棋に。私は馬を作って催促し、N藤さんが暴れてくるのもありがちな展開です。相手の2枚飛車はかなり怖かったものの、寄せ切って○。
こた(仮「あれ、キノさん大会出てました?」
キノ「いえ、見学に来たんですよ」
決勝戦、Y本五段。今日もさすがの粘っこい指し回しで、気づくとなんだかんだ勝ち残っています。
さて、私はさっと左から4つ目の筋に飛車を持っていく。3度目の四間飛車登板で、Y本さんの「あれ、こた(仮くん振り飛車党かの?」は定跡の口上w
こちらは木村美濃に組んでバランス重視。相手は引き角戦法という、半世紀遡ったような展開になりました。序盤は自信がありませんでしたが、5筋の歩をさばいた形は軽く私好みの将棋。形勢を悪く見たのか、Y本さんは我慢の指し手となりましたが結果的に差が広がりました。優位を生かして押し切り、○。
ホームで強い、これ大事。
今回は振り飛車党のこた(仮(x日ぶりn回目)でしたが、最近まで居飛車の勉強時間が長かったせいか、振り飛車を指すのが楽しかったですね。このようなご時世だからこそ、みなさん将棋を楽しみましょう。
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野村克也氏のご冥福をお祈りいたします。
2/16は支部名人戦・対抗戦福井県予選でした。私は本大会で圧倒的な相性の良さを誇っていますが、さて今回は?
予選一回戦、S戸川五段と対局。S戸川の▲7五歩石田流表明に対し、△4四歩と止めて向かい飛車に。戦型は相振り飛車となりましたが、私が力戦形に誘導します。この形への相手の見解や、実戦の感覚を知りたかった。ただ本譜は序盤に失敗して駒組み負け。しかしながら玉頭に嫌味をつけながら指し回し、逆転に成功します。ですがお互い時間が無くなり、結局時計の叩き合いに。最後はなぜか相手玉が詰んでいましたが、詰まし切る前に時計が落ちて、×。
二回戦はS水五段と。
今度は私が▲7五歩と突いて石田流に。「やる気がしない」とは何だったのかw 師匠は得意の左美濃にされ、7~6筋からドンパチが始まります。均衡の取れた将棋だったと思いますが、銀得になったので先手が少し良いと見ていました。それでも後手はと金の種もあり、コクのある中盤戦に。熱戦を勝ち切り、○。
三回戦、N藤五段と対局。
本局はN藤さんの▲7五歩。私は4手目に端歩を突きましたが、思わぬ乱戦に突入しました。ちょっと危ない応じ方をした気がしますが、本譜は角でお互い香を取り合って一番激しい展開に。先に桂香を取ったのが大きく、こちらが優勢だったと思われます。お互い玉周りを全て手抜くという、盗んだバイクで走りだすような感じ(?)も自玉側に詰みは無く、結局相手は手を戻すことに。寄せ切って、○。
四回戦、相手はM口五段。
戦型は私のゴキゲン中飛車。△3二銀型で△5六歩から捌くという最近はほとんど見なくなった作戦を用います。意表を突いたのかどうかはともかく、本譜は一応後手も十分な展開だと思いました。そこで相手は飛車を切る猛攻に打ってでましたが、こちらも飛車を捨てる反撃で寄せ形を築きます。途中ミスって中段玉にしてしまったものの、なんとか押し切り、○。
感想戦でM口さんが仰った歩の垂らしが有力か。そんなに私の方が上手くいっていたわけでもないのかも。
準決勝、2438六段と。
戦型は先手ゴキ中。2438くん得意の△5四歩型に対し、▲5九飛~▲7八金と引き飛車型に構えます。5筋から直線的な戦いに突入し、お互いノータイムで52手目まで進む!2438くんの研究はさすがでした。斯く言う私も「いやぁ、もっと研究しとけば良かったなぁ」とか言っときながら、ガチガチに研究してましたw ここからはお互い少考を挟んで、手を戻して陣形が再構築されたりします。うちのソフトさんは80手を超えて評価値”0”を示していました。難解な中盤が続きますが、私が竜を自陣に引き戻した形の守備力が高く、やや先手優勢に。しかし難しい戦いに形勢は引き戻され、時間もお互い少しずつ消費し相手陣の削り合いに進展します(こうなってしまうのが打ち切りの怖さだ)。最後の最後、相手玉に長手数の王手をかける。王手をかけながら、私はほとんど読み切っていた。相手玉の詰みを。しかし…約200手の熱戦、時計の針が決着の前に、落ちた。×。
決勝は2438六段vsK縁五段になり、2438くんがここも逆転勝ちで制して優勝。西日本大会への2度目(たぶん)の出場権を得ました。
さて、大会が終わった後そのまま仕事で遠征したのですが、ご当地の病院で点滴を打つはめになってしまいました。
でも自分は、もう一度これぐらいの将棋が指したい。
「遠征じゃなくて転勤しないんですか?w」とか言っていた奴、覚えとけよw
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昨日はチャリティー将棋大会でした。
一回戦、相手はK畑四段。
K畑さん得意のゴキゲン中飛車に、私の作戦は超速。対ゴキ中の看板戦法です。△4二銀型に対し▲3七桂と跳ねたのはソフト流で、実戦例は少ないかもしれませんが採用してみました。本譜は玉側の香を取られる怖い展開でしたが、丁寧に指して居飛車良しに。冷静に勝ち切って○。
二回戦、相手は小学生のT山くん。私は子供相手だとクリエィティブ?なことをして失敗することが多いのですが、最近負けちゃいかんと思うようになりましたw
先手T山くんが角換わりに誘導してきましたが、飛車先交換できたのでついでに横歩も頂きにかかる。作戦勝ち気味でしたが、(勢いで)少し無理目の打開をして攻め合いに。有利になったあと、T山くんの粘りが素晴らしく長期戦に。それでも土俵は割らず、○。
三回戦、K道四段と。
私が居飛車にすればK道さん得意の立石流が予想されましたが、前回も指したので相振り飛車に。私の三間飛車vs向かい飛車という定跡化された形で、やや珍しい△5四歩型を採用。端からガンガン攻められましたが、これはこの戦型の定め的なところがあるw 相手の金無双の「うさぎの耳」をガジって、攻勢に転じます。○。
四回戦はこれまた小学生、T下くんと対局。
戦型は横歩取り模様に、▲7八金を省いて▲2四歩と突っかける。△3三角の反撃にも▲2一飛成とつっこんでいく。「負けちゃいかん」の決意とは何だったのかw それでも乱戦模様で竜ができているのは、実戦的に大きいもの。相手にうっかりもあって、攻め続けて○。
というわけで予選は一位通過。ここからはトーナメントですが、もちろん(?)私は逆シード。
全勝は5人いて、内4人がシードになったんですけどねw
トナメ一回戦はS藤五段と。
これも相振り飛車にし、今度は私の向かい飛車vs三間飛車。自陣の金無双の歩をバシバシ突くという良くいうと積極的(悪くいうと自爆w)な開戦で、読み合いに持ち込みます。しかし直後に指した自陣角が大悪手で、いきなり劣勢に。先に歩を打っておけば難しかった。(あまりに悪い手を指したので、感想戦では「歩なら必勝」と言ってしまいましたが、実際は難しかったと思います。訂正してお詫びいたしますw)しかしS藤くんの角切りの攻めが意外で、駒割が角得になり持ち返したかと思いました。ただ腰を落ち着けてみると、自玉に嫌味が付きすぎてこれが受からない。長考したものの結局いい手が発見できず、×。
いくつになっても、負けると悔しいものです。
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