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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

盤上は僕らのホームグラウンド

あわら市民将棋大会が行われました。そうは謳っておりますが、別に福井市民だろうが金沢市民だろうがご参加いただける大会です。石川県からいらした方も多数いらっしゃいました。
ハイ、もちろん私は生粋のあわら市民でございますw

予選1戦目、M川四段と対局。M川さんは奥越の重鎮で後進の育成に力を入れておられますが、私が子供のころは王将リーグシードの常連でした。
戦型は私の四間飛車に対し、左美濃に組まれました。5筋に振りなおして積極的に仕掛けていきます。金駒を打ち込んでともかく相手陣を薄くして、形勢は振り飛車良し。強襲が功を奏し、○。

2戦目、理事長こと勝手さんと。銀でガンガン攻める居飛車党。
今度は三間飛車を採用し、勝手さんは得意の天守閣美濃。どう見ても私の序盤が危険で、仕掛けられてやや自信なし。それでも飛車を見捨てて捌き、一応互角ぐらいの分かれになった気がしていました。しかし桂が一手で歩の餌食になるというスーパーうっかりが生じ、無事必敗形にw もう悟りの境地でしたが、なんやかんやし一手差に持ち込みます。最後自玉にピッタリの詰みが生じていたものの、玉を泳いでラッキー勝ち。○。

3戦目は石川県から参加のT村くん。隣県の私も噂を聞くくらいの強い子。
戦型は角換わり。T村くんの作戦は早繰り銀で、以前ブログで取り上げた”2枚銀”に。(まさかとは思いますが。)というわけで私の研究範囲だった。手厚く指して駒得を果たし、優勢になります。自玉が事故らないような慎重に指し回して、○。

4戦目、M口五段と。タイトル経験もあるベテラン。
本日2度目の四間飛車。M口さんは居飛車穴熊を目指してこられましたが、端を突き捨てて颯爽と仕掛けていきます。実はこれも研究でした。ガンガン攻めて飛車を成り込み、振り飛車優勢に。相手も長考して光明を探しますが、そのまま潔く投了となって○。

6人のトーナメントで、私は予選全勝のためシードに。

準決勝はN藤五段と対局。「どさまわりのN藤さん」(個人的にむっちゃ気に入ってるフレーズ)の異名通り、キノを破っての本局。
戦型は相振り飛車。最近の私はもっぱら金無双。対するN藤さんは美濃大好きです。横歩を取って少し良くなりそうな気がしましたが、よくわからない将棋に。私は馬を作って催促し、N藤さんが暴れてくるのもありがちな展開です。相手の2枚飛車はかなり怖かったものの、寄せ切って○。
こた(仮「あれ、キノさん大会出てました?」
キノ「いえ、見学に来たんですよ」

決勝戦、Y本五段。今日もさすがの粘っこい指し回しで、気づくとなんだかんだ勝ち残っています。
さて、私はさっと左から4つ目の筋に飛車を持っていく。3度目の四間飛車登板で、Y本さんの「あれ、こた(仮くん振り飛車党かの?」は定跡の口上w
こちらは木村美濃に組んでバランス重視。相手は引き角戦法という、半世紀遡ったような展開になりました。序盤は自信がありませんでしたが、5筋の歩をさばいた形は軽く私好みの将棋。形勢を悪く見たのか、Y本さんは我慢の指し手となりましたが結果的に差が広がりました。優位を生かして押し切り、○。

ホームで強い、これ大事。

今回は振り飛車党のこた(仮(x日ぶりn回目)でしたが、最近まで居飛車の勉強時間が長かったせいか、振り飛車を指すのが楽しかったですね。このようなご時世だからこそ、みなさん将棋を楽しみましょう。

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