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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

Eli, Eli, Lema Sabachthani?

今日は朝日アマ福井県大会がありました。冠を無くしてもう幾歳、そろそろ復活のこた(仮という題でブログを書きたいw
この大会はシード者は予選免除のため、トーナメント表が決まるまでは待機。
こた(仮「全冠制覇したことあるの?」
2438くん「今日優勝すれば…」フラグは立ったなw

トナメの一回戦はシード。まぁ今日はほとんどシードでしたが。
二回戦△T田くん
おそらく久々の参加。何年か前、彼が高校生のときに指しました。
戦型は角換わりで、後手のT田くんの右玉。△5五銀と出てくる積極策で、ネット将棋ではよくやられるものの、対策は忘れがち。本譜も形勢を損ねていたようですが、と金作りが入ったのが大きかったと思います。飛車を取り合って1手勝ちとなり、○。

準決勝▲N澤六段
私の角交換振り飛車。お互い囲った後、自陣角を打って爽やかに攻めてきたのは彼らしい。こちらも馬を作って対抗し、形勢はいい勝負。その後左辺は金で抑え込まれたものの、玉頭戦に持ち込み少し指せそうかと見ていました。ねじり合いは続き、遂に優勢が目に見える状況に。最後凡ミスがあって際どくなりましたが、なんとかフラグ回収し○。
久々に勝った…

決勝戦▲N西六段
戦型は▲6六歩型の矢倉。前の対局も同じ戦型で、左美濃急戦で上手くいったものの、今回は左美濃+右四間飛車に。ただこれぐらいでは良くなかったようで、ちょっと作戦をミスった感はある。中盤戦は右四間らしく、歩をどんどん突き捨ててから飛角銀桂で攻めていきます。対局中はこちらが少し有利と思っていた局面もありましたが、ソフト的にはむしろ少し苦しかったようです。ただ、やはり直後の▲4四桂をうっかりしたのが痛かった。肉薄しましたが全体的には余される形となり、×。

自分で言うのもなんだけど、こういうときに負けちゃうのが自分らしい。まぁ、自分がモブキャラであることを嘆いてもどうにもならないので(笑)、今日は2438くんに勝てたことを良しとします。北陸大会への出場権も得たので、調子を上げていきたいと思います。

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八冠

はい。

敢えて言うならば、相手を意識しすぎるといけないのかもしれません。盤上没我がベストな状態でしょうから、相手うんぬんはやはり邪念です。
でも私自身もまったく実践できていない自覚がありますが。


今週末のKKKはお休みとさせていただきます。

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待てば海路の日和あり

ただしその間を意義あるものにすること。

県王将戦3次戦は、既報の通り私は先に対局を終えており、結果を待つ立場でした。用事を終え夕方会場に到着すると、既にすべての対局は終了。結果は以下の通りとなりました。

王将位:N澤六段 22-0 4連覇とのこと。私が優勝したのそんな前だったっけ…
準王将:こた(仮 21-1 結局直対の結果がすべてだったが、もっと強い気持ちで勉強するしかないか。
③:M越Jr.五段 19-3 名人挑戦者。高アベレージで勝っています。
④:T田五段 19-3 前期順位による。安定感は抜群ですが、惜しくも年間シードに届かず。
⑤:N西六段 19-3 ハードな攻め将棋は変わらず健在。
⑥:S戸川五段 16-6 ここまでは常勝のメンツではあります。そういう意味では嘆きが止まらないS戸川でした。
⑦:N島くん 14-6 若狭の中3。子ども大会を見ていてかなり指せるのは知っていました。こた(仮「実質優勝」
⑧:I川四段 13-8 初のシード権獲得。プライベートでも幸せを手に入れたらしい。

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アップテンポで

昨日は北國王将戦がありました。

予選▲K島さん
N尾さんが強い方と言っていたけど、もっとプッシュしてほしかったw
戦型は角交換四間飛車。離れ駒ができたタイミングで自陣角を打って、積極的に開戦。成桂が2枚できたところでは上々のわかれだったと思いますが、もっと丁寧に受けに回るべきでした。食いつかれて形勢は急降下。完全に騙しにいくことになりますが、自玉に詰みがあったような。本譜は玉が大遠征し、なんやかんやはなんやかんやで○。

トナメ①△T保田後輩
福大対決。先輩を立てろや~w(フラグ)
英春流模様に対し相掛かりに持ち込み、バランス型vs雁木に。ソフト的にはやや作戦勝ちの序盤な気がしました。形の良さを買って少考で仕掛けますが、読み深めるとあまり清算が持てなかった。桂を捨てて特攻したのが悪手で、▲2二歩と桂取りに打った手を手抜かれ、上部を厚くされて敗勢に。最後まで指すがボロ負けとなり、×。
作戦的には仕掛けも成功していたようです。これは実力不足でした。

アップテンポで負けすぎやんね。
資格試験終わったら本気出す。(言い訳)

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KKK 2023/9/16

土曜日に行います。
来られる方は前日までにご一報ください。


- KTF 1手損角換わりvs早繰り銀▲7八玉型 No.7 -

今回は10手目△7二銀に代えて△6二銀とする将棋を見ていきます。前回までと同じ将棋になる可能性もありますが、△6二銀ならではの変化があります。



上図からの指し手
▲2五歩    △3二金    ▲3七銀    △4二玉    ▲4六銀    △5一銀
▲1六歩    △3一玉



△4二玉~△5一銀と銀を下から使うのが妙手順。初出はソフトだと思いますが、近年だと丸山九段が採用されています。
▲1六歩は自然で、王手飛車を防ぐ有名な一着。代えてa)▲6八玉は△4四歩▲7八玉△5二銀▲3五歩△4三銀で受けが間に合うのがミソ。この変化のとき普通は△6四歩型なのですが、むしろ△6四角の含みがある△6三歩型の方が勝っています。
ただb)▲6六角と打つ秘手はある。これは割愛しますが、互角の勝負となりそうです。

上図からの指し手①
▲3五歩    △同 歩    ▲同 銀    △3四歩    ▲2六銀    △4二銀上
▲7七銀    △4四銀    ▲6八玉    △3三銀上  ▲7八金    △5二金



①▲3五歩はすぐに攻めていく指し方ですが、②▲7七銀や③▲1五歩も有力です。後で解説します。
後手は△3四歩で納めようとしますが、対してa)▲2四歩が自然に見えます。しかし以下△同歩▲同銀△5五角(△同銀▲同飛△3五角も後手悪くない)▲4六角△2七歩▲3三銀成△同金▲4八飛△4六角▲同歩△2二飛と進むと後手有利。
また、銀を引くにしてもb)▲4六銀の方が自然なようですが、△1四歩とされたときに1歩交換で終わってしまいます。△1四歩に▲1五歩と突けるようにしているのが▲2六銀の意味です。
本譜はお互い陣形整備に移りますが、△4四銀~△3三銀上が反発力のある組み方。▲1五銀には△3五銀があります。

上図からの指し手①-1
▲5八金    △8四歩    ▲7九玉    △9四歩    ▲9六歩    △2二玉
▲6八金右  △4五銀    ▲1五歩    △3六銀



▲5八金から堅い玉形を目指すのは普通の指し方。ただし後手も△4五銀~△3六銀と積極的な指し方を取ることができます(他の指し方もある)。
上図から、▲5八金とすれば△4九角が成立します。以下▲1八角△5八角成▲同飛△4七銀不成▲2八飛△3八金▲2七飛△3六銀成で後手良し。上図で4七を受けなければ1局ながら、後手に主張のある将棋でしょう。

指し手①-2
▲9六歩    △9四歩    ▲1五歩    △8四歩    ▲3七銀    △4五銀
▲4六歩    △5四銀    ▲3六銀    △4四歩    ▲4八金    △8五歩
▲4七銀    △7四歩    ▲3七桂    △6四歩    ▲2九飛



先手は1筋の位を確保してから▲3七銀と立て直すのも有力です。△4五銀で他の手を指すと▲4六銀で1筋を主張されて大局的に不満。
先手は巧妙に下段飛車に組み替えます。後手も腰掛銀にジョブチェンジ。後手が1筋の位及び歩を持たれていることを気にしなければ1局。後手が自分の右辺でアドバンテージを取れるかですが、私は先手持ちです。

指し手②
▲7七銀    △4二銀上  ▲3五歩



①▲3五歩の前に②▲7七銀を見ていきます。これで△5五角の筋は消えました。

上図からの指し手②-1
△4四歩    ▲3四歩    △同 銀    ▲3五歩    △4三銀引  ▲2四歩
△同 歩    ▲同 飛    △2三歩    ▲2八飛    △1四歩


本譜は羽生九段vs丸山九段の実戦例があります。先手は2筋の交換に成功しますが、後手も治めて堅い陣形となりました。難解。

指し手②-2
△3五同歩 ▲同 銀    △3四歩    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 銀
△2七歩    ▲同 飛    △4五角    ▲2八飛    △2四銀    ▲同 飛
△6七角成



△3五同歩と取れるのかも検証したいところ。▲2四歩が利くかどうかですが、今度は△2七歩の切り返しがありました。
△2七歩で△2四同銀は、▲同飛△3五角に▲2二銀!の妙手があって先手指せます。
上図まで進み、後手は馬を作ることに成功しました。問題は先手から手ができるかですが、▲2二歩△同金とした後、a)▲2三歩は△1二金で耐えていそう。b)▲2三銀は△3三銀▲2二銀成△同銀▲2三歩△3三銀▲2二角△4二玉で大丈夫。
よって上図は後手良しか。結局先手は▲2四歩といけないことになり、②▲7七銀は実らなそうです。

指し手③
▲1五歩    △4四歩    ▲6八玉    △4二銀上  ▲7七銀    △4三銀
▲9六歩    △9四歩    ▲4八金    △8四歩    ▲7八金    △8五歩
▲3七桂    △5二金    ▲2九飛 



③▲1五歩は、「どうせ持久戦になるなら3筋切らなくてもいいじゃん」と速攻は諦めた手。
△4四歩で△4二銀上を先にすると、▲4五銀△4四歩▲5六銀と1筋の位を取りつつ腰掛銀に切り替える手段を与えます。(これはこれで1局ではある)
▲3七桂~▲2九飛は現代的な組み方です。

上図からの指し手
△2二玉   ▲6六歩    △6四歩    ▲7九玉    △7四歩    ▲5六角
△6三金    ▲3五歩    △5二角    ▲2六飛    △5四金



先手は△7四歩に▲5六角で打開。
▲3五歩に△同歩と取るのは、▲同銀△3六歩▲3四歩△4二銀▲2四歩△同歩▲同銀で先手優勢。△2三歩には▲同銀成△同金▲3三歩成で決まります。
△5二角は一見つらい受けに見えますが、△5四金と活用することができます。上図はいい勝負といえそうです。

一応これで最終回としたいと思います。1手損角換わりvs早繰り銀の攻防、いかがでしたでしょうか?
最近は最序盤に▲7八金と上がらせてから1手損角換わりに出る手が指されており、対して早繰り銀の作戦が進化しています。もし要望があれば、最終回を撤回して続く?

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いないよりはましで在る

今日はアマ王将戦北陸大会に行ってきました。
久々の金沢の大会、会場のものづくり会館の場所が完全にわからんくなる。なんとか到着しました。
今日の出場者はほぼほぼ強豪みたいな大会。その中でどこまでやれるか。

予選①△H良くん
小4。その時点で凄い。
戦型は横歩取り。▲8四飛~▲2四飛と飛車を振り回して歩を打たせ、作戦勝ち気味。その後下段飛車にして自陣を整備してから、満を持して攻めに転じます。存分な分かれとなり、○。
「小学生をいじめたんか」絶対言われると思ってましたw

トナメ①▲A倉さん
関東圏のなんか強い人やったらしい。
力戦となり、相手の5筋位取り型ソデ飛車。ちょっと笑みがこぼれてしまいましたが、これぐらいで私の意表は突けないことよ。序盤~中盤の分かれはそんなに悪くないと思っていました。(相手もやれると思っていたようですが。)△2五角と狙っていた一着を放ち、この角を切ったところは指せていた気がしますが、その後が甘く自玉がかなり危ない形に。ただここは凌いでいたと思います。しかし実際は既に時計の叩き合い、私3分・相手1分だったのに何故か私が先に落ち、×。
本当にここ最近は時計の叩き合いに弱くなりました。単純に手の動きが遅い…

負けた後はT橋くん(奨励会二段)やA田くん(元金大)とひたすら指す。「こた(仮くんは楽しそうに指すな~」と言われました。そりゃー2局で終わってトボトボ帰るより沢山指して楽しんだ方がいいでしょ!
私は今大会の主役ではありませんでしたが、存在感?はあったかも。趣味なのだから自分本位さも必要だと思っています。もちろん「アイツいない方がいいな」とは言われないようにしたいw

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