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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

夢は叶うは才ある者の経験則

今月はKKKお休みしています。社畜なので、すみませんw
合間を縫って支部名人戦に出場するので、できる限り時間を作って勉強します。

本日名人戦が開幕し、挑戦者の藤井竜王が先勝しました。まだ棋譜は見ていませんが、渡辺名人が先手で雁木系の将棋を選んだようです。苦心している様子が見て取れます。

それはそれとして、今回は毎年恒例の順位戦予想をしたいと思います。

A級
挑戦者:藤井竜王
的中率:1/1
今期予想:広瀬八段

プレーオフとなった前期は、藤井竜王が”結局”挑戦を決めました。この怪物を如何に止めるかという戦いだったかと思いますが、さすがにA級の猛者つわもの、意地は見せました。ただ藤井竜王がやはり強かったですね。
今期予想はそのプレーオフを戦った広瀬八段。ただ混戦は必至か。

B級1組
昇級:佐々木八段・中村八段
的中率:1/2
今期予想:糸谷八段・近藤七段

若手有利な戦いとなったB級1組。澤田七段は最終局負けて届かず、佐々木勇気新八段と中村太地新八段誕生となりました。正直申し上げれば、中村さんが上がるとは思いませんでした。(すみません…)
今期も昇級戦線は若手がリードすると思います。ただA級降級の糸谷八段はまだ指し盛り、前期の稲葉八段ほどは推せないが本命か(安定感が無いような勝手なイメージ)。近藤七段は隙が無く鋭い将棋で、才能を感じさせます。

B級2組
昇級:大橋七段・木村九段・増田七段
的中率:2/3
今期予想:久保九段・高見七段・高崎七段

昇級はかなり順当な結果に。去年の予想捻らなきゃ良かったなw
しかし今期はさっぱりわからない。誰にもチャンスはあるかと思います。B1の降級が3人となって出戻りは有力となったものの、今回はどうか。予想には入れませんでしたが、C1の昇級組もありそう。

C級1組
昇級:石井六段・青嶋六段・渡辺五段
的中率:1/3
今期予想:伊藤五段・服部五段・阿部七段

伊藤五段が最終戦敗れ、9勝を上げながらも頭ハネ。渡辺五段が同じ昇級組でしたが、順位差が活きました。
しかし伊藤五段の勝率から見れば、今期は圧倒的本命です。服部五段も同じぐらいの実力者ですが、こちらは順位がどうかというところ。阿部七段はこのクラスでは毎回アベレージが高く、そろそろかと見てこの予想。

C級2組
昇級:斎藤五段・服部五段・古賀五段
的中率:1/3
今期予想:佐々木七段・本田五段・八代七段

斎藤明日斗五段と服部五段の2人は最初から有力と見られていて、しっかり決めました。古賀五段は予想外でしたが、フリークラス脱出から初の順位戦昇級者となりました。
このクラスはB2と同じく、かなり難しい。が、佐々木大地七段は「いい加減上がれ」という次点常連(三段リーグもそうですが、一体何回目?)。本当にもう上がってください。八代七段もそろそろ感があり、本田五段もタイトル経験もありますから。他棋戦で活躍している3人を選びました。でも順位戦はわかんないですね。

さて、今期夢叶うのは誰か。
努力しなければ、自分に才能があるかも判らないから。

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桜蘂降る

県王将戦の1次戦がありました。
王将戦は以前は相性が良かったタイトルですが、昨今はどこかの誰かに明け渡している状態です。1次戦は堅実に進めたいところです。

①▲N島くん
若狭期待の新人。
将棋は彼得意の四間飛車に、私は穴熊を採用。対振りミレでしたが、自分の読みの中で後手番の1手差が気になり、序盤は苦慮していました。ただ駒が捌け出すとやけにこちらが良くなった気がして、勝ちのはずだと思って踏み込んでいきます。(本当はそれほど差は無かったようだ。)しかし反撃で穴熊の玉頭を直撃されたのが痛く、逆転模様に。実戦的には寄せ切るのは簡単ではなく、私も読み切れていませんでした。なんとか余して、○。

②△M並四段
シード枠が2つ空いたため、シード獲得が期待される有力選手の1人である実力者。
戦型は私の石田流。△6四歩~△4五角という懐かしい作戦をされました。馬を作らせて押さえ込みを図りましたが、逆にこちらの飛車が押さえ込まれて形勢不利に。時間も残り少なくなり、両面で苦しい展開となりました。仕方ないので高速指しの思考ルーチンに切り替える。徐々に形勢も混沌としだし、泥沼の戦いへ。3手詰めを逃したりしたものの、逆に時間を落として○。

③▲G僧くん
戦型は角交換振り飛車。後手番でこればっか指してたらウォーズ昇段した。(横歩とか趣味パ使ってたのがあかんかったんや…)
対局に戻って、桂で銀の両取りをかけてこちらの駒得に。その後も上手く隙をついてスムーズに攻めが続きました。快勝で○。

④▲D口さん
初めてお会いした気がします。将棋はがっちりと囲い合う相矢倉。こちらが受けに回る展開でしたが、相手の玉が7九で囲いから出ていたため、飛車や角が切りにくい展開。強気に受けて盛り上がりを目指します。徐々に歩を垂らしたりなどして、押さえこみが見込める形となりました。中押しとなり、○。

⑤▲N村さん
対三間飛車に銀冠。じっくりとした展開になったため穴熊へ移行しようとしたところ、玉頭から猛攻を浴びます。こちらも手順に反撃し、切り合って一気に相手陣を攻略。1手勝ちを決め、○。

⑥▲I川四段
地区予選突破組ながら、全勝対決となった本局。金沢大出身の脂ののった実力者です。
ゴキ中に対し銀を7三から繰り出そうとしますが、動かれて一気に大乱戦に。▲2三飛成と王手で竜を作らせながらバランスを取る、凄まじい攻防となりました。(ただし実際には強く攻められたら劣勢だったようで、私の読みは破綻していた。ただI川くんも同じ読みだったのではないかと思う。)▲7三角と打ち込んできたのが疑問で、ここは▲2二角と反対から打ってこられたら大変だったと思います。その角を取って逆に攻防に放ち、こちらが有利に。反撃に転じて○。

⑦△M曽四段
対四間飛車に再度の穴熊。お互い穴熊と高美濃にしっかり囲い合ったあと、△6五歩から動かれました。玉頭戦になりましたが、穴熊が遠くこちらに分がある展開。飛車を切って一気に寄せに入ります。○。

人は花が散ったら興味を無くすけど、また花は咲くさ。

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KTF 相掛かり▲9六歩 No.5

来週末のKKKはお休みとさせていただきます。
明日は行いますよ~


前回の△5二金と同じく、基本図から△4二銀という手も、△6二銀型ならたまにある手です。



上図からの指し手①
▲7六歩    △8六歩    ▲同 歩    △同 飛    ▲6八玉    △8四飛
▲8七歩    △7四飛    ▲7七金    △3四歩    ▲3六歩



△4二銀も基本的には雁木狙いなので、▲7六歩で防ぐのが第1感。しかしこの手を狙いに、△7四飛でタテ歩取りの構想があります。▲7七金とさせて△3四歩と角道を開けておきます。
▲3六歩で▲2四歩とするのは、△同歩▲同飛△3五歩と飛車をぶつけられ、後手はひねり飛車で戦います。これは形勢うんぬんはともかく、少し先手不満に思います。

上図からの指し手
△4四歩    ▲5八金    △4三銀    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛
△2三歩    ▲2八飛    △8四飛    ▲4六歩    △7四歩    ▲8六歩
△7三桂    ▲8七金    △8一飛



△4四歩では△3三銀と飛車先交換を拒否してしまうのも有力。ただ▲3七銀△8四飛▲4六銀△9四歩▲5八金…ぐらいで、後で積極的に攻められて受け身になりそうではあります。
よって当初の狙いの雁木に組み、作戦的には後手十分、と言いたいところですが、▲8六歩~▲8七金の"金冠"が現代的な駒組み。ソフトも評価する形で、タテ歩取りに対してはスムーズに組めるため、よく採用されています。
▲4五歩から▲6六角を狙われるのを避けて△8一飛と引いた局面は、お互いに言い分がある将棋です。

指し手②
▲6八玉    △4四歩    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △4三銀
▲2三歩    △3一角



一見すると▲6八玉は策が無いようですが、スキのない引き締め方。
△4四歩には▲2四歩から横歩を狙われるものの、△4三銀と守ることができます。ここで▲2八飛とゆっくり指すと、後手に代償なしに雁木に組まれたことになり、これは先手不満。
よって先手は敢然と▲2三歩。如何にも罠に嵌るような感じがありますが…

上図からの指し手
▲3六歩    △8三銀    ▲7六歩    △7四銀    ▲3五歩    △6五銀
▲2六飛



▲3六歩に△3四銀は▲7六歩で、このタイミングなら歩を取り返せます。▲3五歩まで突ければ△3四銀を防げるので、▲2三歩は取られません。
その間に後手は棒銀に出てみるもののの、上図までピッタリ受かる形です。2筋の傷が大きく、後手が指し切れないでしょう。

よって基本図から△4二銀は、それを活かす構想が難しそう。
遂に次回からは、相掛かり▲9六歩型のメインストリートに入ります。

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KKK 2023/3/26

日曜日に行います。
来られる方はご一報ください。


私が以前「あり得るのか」と書いたことを達成してしまった藤井六冠。
いったいどこまで勝ち続けるのか。

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KKK 2023/3/11

土曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。

将棋俱楽部24の最高レート更新しました。(4年ぶり)
最近仕事が忙しくなりましたが、コツコツ勉強するのが大事だと思います。
研究記事は更新できていないですが…

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KKK 2023/3/4

土曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。


将棋世界で棋具に関する連載がされています。所感ではかなり著者の主観に偏った内容に思えますが、まぁ私としては興味深く読んでいたわけです。その中で、昨今の「副業」で駒作りを行う「素人」(記載の表現)によって、よろしくない駒が作られ、市場に出ているということが書かれていました。ここで私の書いた、よろしくない駒というのは以前からある大衆のための駒ということではなく、技術・センスどちらも欠いた見かけだけの高級駒(盛り上げなど)のことです。将棋世界では「駒に対する審美眼」を持たなければならないと示されていましたが、これはその通りだと思います。
駒の世界は特殊で、ブランド化して普通ではないくらい値段の張る駒があります。まぁ宝石みたいなもので、そうなると偽物というか、そんな価値が無いのに高く売られている場合も往々にしてあります。ヤフオクとかで売られている駒の商品説明は(盤駒店のやつでも)絶対鵜呑みにしてはいけません。

私はおそらく中級者。一番騙されやすい頃合いですので、気を付けますw

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春一番よ吹け

昨日は支部名人戦の福井県大会が行われました。
昨年の秋口から調子が落ちていた実感があったものの、やる気に溢れた子と接したお陰か最近は上向き、こういう時こそ勝ちたいと思っていました。
花粉症もまだギリ大丈夫だし

予選①▲S水五段
戦型は師匠の早石田。私のオーソドックスな指し回しに対し、左銀を引いて固める作戦。その後飛車を捌き合い、先に桂を入手していたので指せそうかと思っていました。ただ直後の指し手がぬるく、自陣の離れ金を活用されていたら互角の勝負でした。本譜は駒得を果たすことに成功し、徐々に優勢に。押し切って○。

予選②▲N藤五段
戦型は5手目▲7七飛戦法。かなり裏技的な一着ですが、ちゃんと指されると先手番の良さをかなぐり捨てているのでお勧めしない(笑)
実戦も序盤から一本取った形。金を進軍して相手の飛車をいじめます。自陣に手を入れつつ、飛車を手にして攻めに転じますが、N藤さんも粘りを発揮。切れないことを念頭に、着実な重い寄せで○。

予選③▲M越Jr.五段
私の角交換振り飛車。序盤を自分で構成できるのが面白い戦法です。
今回は逆棒銀に出て一応成功を収めましたが、飛車交換に落ち着いたのはやや疑問手か。しかし相手が打ち込んできた飛車をあっさり捕え、突然勝勢の局面に。ただいきなりのことで反応できなかったw さらに得しようと一手取るのをためらったのが悪手で、結局受けに回る展開を選択。難解な戦いが続きましたがその後も悪い手が続き、×。

ストレスで胃に穴あくわ…状態でトーナメントに。
準決勝▲N西六段
いつもの1手損角換わりで、昨今の角換わり定跡に。3年前の王位戦で現れた将棋となり、先手が指せる定跡形。ただし「指せる先手番の局面」を持っているのは後手の私である。
定跡を外れてからは手探りでしたが、持ち時間を使わず飛ばして、ある程度自信を持って指せていました。玉を右辺に逃げ出して寄せられない形を作り、相手玉に迫ります。寄せ切り○。

決勝戦△S戸川五段
相手の三間飛車に対し、左美濃に。研究形より得していると見て仕掛けに踏み切ったものの、実際は逆で良くなかったようです(ただし局面は五分)。しかしその後疑問手に乗じて優勢になり、相手の攻めを切らしたところでは必勝形に。ただここからの不屈の指し回しが、パパになって得たS戸川の新たな力である(笑)
何度か決めに出たものの決めきれず、延々と手数が増え続ける。結局最後は詰まなければ危ない局面にまでなってしまいました。ただ王手で追いかけまわし、なんとか勝ちが残っていました。○。

この日は大学の後輩アルが来ていました。(何年ぶりかのブログ登場)
同級生のS戸川を応援していたらしいですが。。。

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曜変天目

今週末のKKKはお休みとさせていただきます。


朝日杯は藤井竜王が制しましたね。決勝の中継を見ていましたが、序盤から時間を惜しみなく使い、一見研究を外されたように見えました。ただ私には、他に研究していた手順があったけれども、敢えて自分で考えて挑もうというような、そんな感じに見えてしまいました。実際のところは知る由もありませんが、あれだけ勝っていると、それぐらい余裕があるように思えてしまうんです。
少なくとも、将棋の宇宙に飛び込むことを恐れてはいないでしょうね。

これで王将戦を防衛、棋王戦を奪取、NHK杯を優勝、順位戦をトップで名人挑戦となると、実質的に今年度負けたのは王座戦のみとなります。そんなことあり得るのか…?

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KKK 2023/2/18

土曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。

藤井五冠vs羽生九段の王将戦、アツすぎます。金沢の前夜祭のときのYouTube見ていたら、なんか見たことある子が…

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