2025/10/26 あわら市将棋大会
予選①▲M好五段
福井の若きタイトルホルダーですが、まだまだオッサン力を見せたいところ。
横歩取りで▲3六飛と引く形。最近はまた増えてきた形ですが、私は後手も互角に戦えると見ています。本譜は少し突っ張って馬を作らせたものの、大局的にはまずまず指せる将棋に。自玉の安全度を見切りながら攻めを繋ぎ、○。
予選②△S水息子くん
自分にとってはいつまでも"くん"な師匠の息子さん。
パックマンを受けて立つ。結構アドリブでしたが序盤は上手くいったと思います。中盤隙ありと見て踏み込みました。居玉の相手玉を先に寄せ切り、○。
予選③▲M曽四段
坂井地区の古豪。
相手の四間飛車を見て相振り飛車に。相手の美濃囲いに軽いタッチで上手く手になったと思ったのですが、強く指されて意外と難しい。しかし本譜はさらに強気に出たため、こちらの攻めが切れなくなりました。結果的には中押しとなり○。
予選④▲S藤くん
福井の小学生No.1。
私の1手損角換わり。相腰掛銀となり、アマ王将戦で負けたときに研究が活きるかと思いましたが、研究外の将棋に。自玉が薄く怖い展開も、玉を泳いで優勢を確保。最後は素早く寄せに回り、○。
予選⑤▲Y本五段
いつもなんだかんだ勝っている大ベテラン。
三間飛車に対し、急戦系を採用。玉頭銀はY本さん好み。しかし玉頭銀退治は私にとっても慣れた道です。押さえ込みを果たして優勢に。その後と金を作られたり自陣に手は届く形となりましたが、きっちり寄せ切り○。
準決勝▲O滝六段
さすがに鍛えの入った重鎮。同率再戦を連勝で勝ち上がり。
戦型は相掛かり。こちらが軽い動きで手を作り切れるか、押さえ込まれるかの勝負に。9筋から手を作るも、凄い受け(▲9七桂の頭に▲9六角と打つ!)で耐えられます。しかし△3八歩の垂れ歩で反対側からもムリヤリ手を作りました。勝ちやすさを活かして○。
決勝戦▲Y本五段
再戦。Y本さんも同率再戦、準決勝をしぶとく勝ち抜く。
戦型は意外な相振り飛車(私がムリヤリな序盤をしない限り、普段は対抗形になる)。三間飛車から浮き飛車にし、△3三桂と軽く組みます。対してお相手の組み方が危険で、端攻めを絡めて角を捨てて食い破ります。連戦の疲れもあったか、そのまま押し切って○。
私は運営でもありますが、選手としても存在感を示すことが、特に今後を担う人たちに対して意義のあることだと自負しています。
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