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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

2024/8/4 県王将戦2次戦 結果

最終戦の日に昨年と同じ用事ができたため、できるだけ消化しました。
指しすぎて順番が分からなくなってしまいましたが、ご容赦。

①△Y本五段
いつものイビアナ模様vs向かい飛車。△4五歩から開戦してこられましたが、飛車交換後に桂を活用して指しやすくなります。自玉の堅さ頼りにY本さんの反撃をスルーし、飛車を切って美濃囲いにアタック。快勝で○。

②▲G僧くん
最近プロでも指されている、角換わり拒否の△5三銀型作戦。飛車先交換を許し、厚みの構築や銀の速攻を目指す指し方です。G僧くんの棒銀には無策のようでも銀交換させ、5筋の位を張ります。お互い玉を入城しますが、相手は攻撃陣が作れず作戦勝ち。一方的に攻める展開となり、これも上手く決まって○。

③▲D肥四段
彼の三間飛車穴熊は、得意の作戦。しかしこちらも銀冠から穴熊に組み、こちらの飛車先以外上下対象に。この将棋は居飛車作戦勝ちで、振り飛車側は工夫が必要です。(期待の若手なので敢えて言いますが、以前2438戦で同じことをやっていた。次に繋げないと。)ただし無理な打開への対応が微妙で、2枚飛車ながら意外と形勢は難しい。角も加えて包囲網を築きますが、▲3一銀と噛みつかれたらやや不利でした。本譜は受けに回った手がうっかりで、攻めが決まり○。

④△I川四段
対ゴキ中に▲4七銀型。相手の対応が良くなかったようで、▲3四銀・▲2四飛の形に△5四飛と部分的な手筋の受けですが、▲2五歩と繋ぐ手が強力に。飛車銀両方成り込んで相手の角金を奪い、形勢は勝勢。寄せも素早く○。

⑤▲M田さん
まさかのアヒル戦法に対す。攻めの糸口を与えなければ自然に良くなる将棋のため、時間を使いつつガッチリ指しました。遂に攻めを決行し香で角を取りますが、こちらにも火の手が上がります。ただ玉を反対側に逃げ出して、相手玉は挟み撃ちにし趨勢決す。○。

⑥△N西六段
四間飛車vs△5三銀左型急戦。△6五歩急戦とまた相見えることとなりますが、序盤研究で差を付け優位に立ちます。中盤でも差を広げて寄せに入ろうかというところ、ムチャクチャな攻め手を選んで攻めが頓挫。中盤に戻って押し合いに。ここでもいい手が指せず怪しい展開が続きますが、馬と角で相手玉を睨んで良い形を作ります。しかし(馬取りと勘違いして打った)▲6五歩が大悪手で、その後も悪手連発。竜と飛車を急所に利かされ、×。
この将棋を負けたのは痛い…

⑦△S井五段
対雁木に矢倉系を選択。盛り上がって位を張ってこられたところを反撃するも、この辺りの対応はさすがの指し回し。盤面全体を使って難解な将棋が続きます。しかし飛車を見切って攻めを継続する手が利き、ここでイケると思いました。寄せ切って、○。

⑧▲N澤六段
私のノーマル中飛車。穴熊に対して矢倉流を採用します。研究を外れてからは方針に悩むも、積極的な指し回しを選択。この選択に自信はありませんでしたが、盤面進んで飛車を成り合ったところはやや優勢と見ていました。(実際は互角に近い形勢だったようで、ちょっと感覚はずれていた。)しかし複数の手を読んでいたら、こんがらがって違う手を着手!w まだ簡単でないはずと思い気を取り直したものの、正確に寄せられて×。

⑨▲N島四段
相振り飛車でこちらの矢倉vs金無双。序盤の指し方が良くなったか、急所の▲6六角を据えられ作戦負け気味。ただ馬作りを狙える形となりチャンスを捕えたかと思いましたが、上手く対応されて自信が持てない将棋が続きます。細い攻めながら、飛車を手に入れてから局面が好転し始めました。なんとか寄せ形を作り、○。
彼は2438名人相手にも良い内容で、一層強くなるかもしれません。

⑩▲S藤くん
今回最年少。角換わり拒否の△5三銀型再び。▲3五歩と位を取る作戦を採られたため、嬉野流のように引き角棒銀で攻めていく。ちょっとハードにやり過ぎたかもしれませんが、相手玉が近い(▲7九玉型)ため受けに回って切らすのは大変な将棋でした。大人げなくN藤攻めして○。

2敗して優勝戦線からは脱落。
先月小粒と間違えてひきわりの納豆を買ってしまったときのような気持ち(?)w

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