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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

KKK 2022/4/9

土曜日に行います。
リモート研究会です。(コロナが減れば対面もしたいが…

ABEMAのドラフト会議、今回は抽選が多くて面白かったです。やっぱり持っている人は違いますね(藤井竜王)。でも優勝候補筆頭はチーム斎藤かなー

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真心込めて(当社比)

県王将戦の1次戦がありました。20人超の大リーグを、3回に分けて戦います。
最近の傾向で、小中学生が多数参加しています。

①▲K川くん
小学生名人戦の県代表。早指しでバシバシくるタイプ。
先手番ながら1手損で角交換してくるのは、県棋界のちびっ子たちの常套手段ですが、ハッキリ言えばちゃんとした戦型を勉強した方がいいと思います(まぁ、まだ小学生ですからね)。▲7九玉に△6五桂から仕掛けて、盤全体でガンガン攻めます。この形は難しいところはあるものの、こちらが指せると言われている将棋。気持ちよく攻め切って、○。

②▲N島くん
粒ぞろいと言われる中学2年生の世代で、若狭地区の俊英。
こちらも先手番で角交換されましたが、今度は角交換四間飛車。私は(先後の違いはあるものの)ブログでも書いた銀冠の将棋。意表の仕掛けで思わず長考となったものの、馬を作って後手良しの分かれ。手堅く押し切って、○。

③△S井五段
戦型は矢倉に。土肥矢倉でちょこまか動きますが、攻めを引っ張り込まれて非常に難解。S井さんも判断が難しかったと思います。全面戦争になりこちらの玉にも火が付きますが、先に攻めていたのが大きく手勝ちの形勢に。最後は一手勝ちを読み切りで、○。

④▲T下くん
研修会通いの中2世代の一角。
角換わりが飽きたので(笑)、角道を止めて四間飛車に。対する彼の作戦は超予想外の玉頭位取り。▲6五歩に△6二飛は定跡の一着ですが、力比べといった趣です。△5四金と出て6筋から一気呵成に攻めていきました。金駒の力で切り崩し、○。

⑤▲T橋四段
南越代表の四間飛車党。以前は大会でいつもお見かけしましたが、コロナ禍で久々にお会いしました。
3手目▲6六歩に相振り飛車を目指しますが、T橋さんが居飛車にして対抗形に。石田流から積極的に仕掛けていきます。成否は微妙かと考えていましたが、結果的には上手くいきました。竜を切って桂香で攻めを繋ぎ、○。

⑥△T本さん
得意戦法など存じ上げなかったのですが、筋違い角を打たれ力戦形に。無理攻めを誘って優勢になったかと思いましたが、攻め合いに転じたのは少し危険だったかもしれません。と金取りに▲7八歩(悪手)の瞬間、△5七歩の好打をうっかり。一気に際どくなるものの、こちらも▲5二歩の軽打一発で切り返し。最後は自玉にギリギリ詰めろがこず、競り勝って○。

⑦△T山四段
昨年の県名人戦ベスト4、本大会では前期8位でシードを獲得した中2世代のエース。
戦型は1手損角換わり。先手の私は素直に早繰り銀に出ます。▲5五歩にいきなり△7五歩とちょっかいを掛けられ、思わず手が止まります。(どこかで見たことがある気がしましたが、実戦例があるそうです。)手堅く打ったつもりの▲8六銀打が微妙な手で、ここは形勢を損ねていたかも。ただ本譜は飛車交換の激しい展開で、先に詰めろが入り優勢に。寄せはちょっとヨレた感じもしましたが、○。

今日は上位陣崩れず。
誰とは言いませんが、「こちらが悪い将棋でしたね」とか言いながら毎回勝ってるのが面白くないねw

私は次回も序盤から丁寧に指しますよ!

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矢倉流中飛車 vs▲6六歩型

今週末のKKKはお休みとさせていただきます。

矢倉流中飛車の続き。
前回までで、(1)▲6六銀型には充分対抗できることが判りました。今回は(2)▲6六歩型がどうなるかを見ていきます。

指し手(2)
▲6六歩



上図からの指し手①
△5五歩    ▲6七金    △5六歩    ▲同 銀    △5五歩    ▲6五銀
△4二金    ▲7八金    △7二銀    ▲9八香    △4五歩



▲6六歩は「歩越し銀には歩で対抗」の格言通りの一着ですが、後手はチャンスと見て△5五歩と攻めていきます。先手としては△6四銀の前に▲6六歩~▲6七金を間に合わせればこの筋は消えるのですが、そうすると△6四銀と出てくれません。△5三銀型に角道を止めるのはちょっと消極的です。(ただし先手が悪いわけではなく、手堅く行くつもりなら有力。実戦例もありますが。)というわけで銀がぶつかる変化に突入します。
△4二金は▲4三銀を防いだ手。
▲9八香には▲2四歩も考えられますが(後で出てきます)、このタイミングだと△同角と取られ、▲2二歩には△3三桂~△4五桂と使われてお手伝いです。

上図からの指し手(a)
▲9九玉    △6五銀    ▲同 歩    △5六歩    ▲3三角成  △同 桂
▲5八歩    △3九銀    ▲3八飛    △4九角    ▲3九飛    △5八角成
▲6六銀    △6七馬    ▲同 金    △4八金



▲9九玉は自然な一着ですが、△6五銀~△5六歩と果敢に攻めます。▲5八歩に△3九銀が鋭い一手。銀損ながら攻めが続きます。上図まで進んで後手やや良し。

指し手(b)
▲2四歩    △同 歩    ▲2二歩    △6五銀    ▲同 歩    △5六歩
▲6六銀    △4六歩    ▲同 歩    △5七歩成  ▲同 金    △同飛成
▲同 銀    △7七角成  ▲同 桂    △3九角    ▲7五角    △2八角成
▲4二角成  △2九馬



今度の▲2四歩に△同角と取るのは、歩が邪魔して△4五桂と跳ぶことができないので、▲9九玉からじっくり囲う手が間に合って先手作戦勝ち。
▲2二歩と打たれて忙しくなりますが、飛車を切り飛ばしてガンガン行きます。先手も△3九角に▲7五角が切り返しの一着ですが、上図まで進んだ局面は後手が指せそうです。

指し手(c)
▲5七歩    △5三銀    ▲7五歩    △6四歩    ▲7六銀    △5四銀
▲9九玉    △5三金    ▲8八銀    △4二飛    ▲2六飛



以上の理由で△4五歩には▲5七歩と受けるのが最善です。先手にとっては気が利かないようですが、こうされると後手も一気呵成に攻めるのは難しく、持久戦になると銀交換は先手に分があるので、△5三銀と引くのが良いでしょう。
以下は組み替えて第2次駒組みです。先手の穴熊を防ぐことはできなかったものの、後手も中央に勢力圏を作りました。
この変化は、どちらかというと先手目線で研究していたものでしたが、後手にも主張があると思います。

指し手②
△9二香    ▲6七金    △9一玉    ▲9八香    △8二銀    ▲9九玉
△7四歩    ▲8八銀    △7一金    ▲7八金    △7三銀引  ▲3六歩
△6四歩    ▲1六歩    △5一金    ▲3五歩    △同 歩    ▲3八飛



最後に従来の相穴熊も見ておきます。
△5五歩と仕掛けず、お互いが穴熊に。後手は△7三銀引とせず△7二飛から手を作りたいのですが、▲8六角とされると頓挫します(△7五歩には▲6五歩)。
機を見て飛車を活用すれば先手ペース。まだまだの局面に見えるかもしれませんが、飛車の働きが違いすぎてかなり苦しい将棋です。

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KKK 2022/3/21

(日にちを変更しました)
月曜日(祝)に行います。
リモート研究会です。


-新しいことを学ぼうとする、その取り組みが大切-

初手からの指し手
▲2六歩    △3四歩    ▲2五歩    △3三角    ▲7六歩    △2二飛
▲3三角成  △同 桂    ▲6五角    △4五桂



前回のKKKより。
私は指しませんが、初手から▲2六歩△3四歩に▲2五歩と決める指し方をする場合、△3三角▲7六歩に△2二飛とダイレクトで回る作戦があります。先手の指し手は、後手の作戦を狭める意図があると私は思っているのですが、これは先手が▲2六歩△3四歩▲2五歩と決めなければ出現しえない将棋です。
以下、普通に▲4八銀などとするのは△4二銀で、後手が△4二飛などで途中下車した場合と比べて1手得になります。よって▲3三角成~▲6五角を打ち、△4五桂から激しい展開になだれ込みます。

上図からの指し手(1)
▲4三角成  △5七桂不成  ▲5八金右  △6九桂成  ▲同 玉    △4二銀
▲6五馬    △7二銀    ▲6六馬    △3二金



△4五桂は5七を何か受けさせて、△5五角と打つつもり。先手の飛車の横利きを止めれば、9九の香が受けづらくなります。
まず▲4三角成と受けない変化は、金桂交換で後手が駒得に。
△4二銀に▲3四馬は、△5五角▲6六桂△3六歩で先手が危険です。
よって上図まで進んで、最後の飛車角交換を恐れない△3二金が好手。駒得が大きく後手がやや有利な形勢でしょう。

指し手(2)
▲7八金    △5七桂成  ▲8三角成  △8二飛    ▲6五馬    △6七成桂
▲同 金    △8七飛成  ▲7八銀    △8八龍



(2)▲7八金は△5五角の筋をカバーしながら、△5七桂不成が両取りにならないようにした手。よって△5七桂成としますが、そこで▲4三角成は△4二飛で後手良し。
本譜▲8三角成にも△8二飛とぶつけます。成桂が狭いので(多少もったいない感じもしますが)△6七成桂~△8七飛成を実行し、上図まで。難しいながら後手が指せると言われています。

指し手(3)
▲4八銀    △5五角    ▲9八香    △9九角成  ▲7八銀    △4二飛
▲8三角成  △9八馬    ▲5六馬    △8四香    ▲4五馬    △8七香成



(3)▲4八銀には狙いの△5五角を放ち、以前は後手が良いと言われていました。ただし結論から述べてしまうと、現在は先手が指せる変化とされています。
一旦先手は桂にヒモを付けて▲7八銀としますが、△4二飛と受けるのが面白い手。やはり後で△8二飛と回る手を残しています。単に△9八馬とした実戦例もあるものの、▲4三角成で先手良しと言われています。
△8四香はかなり厳しそうな手。一度△4四歩と受けておく手も見えますが、▲7九金△8四香▲4六歩△8七香成▲同銀△同馬▲8八香で先手が指せます。
本譜は▲4五馬で桂を取り返せたものの、△8七香成の局面は先手が辛そうにも思えるところです。

上図からの指し手
▲同 銀    △同 馬    ▲3九銀    △8二飛    ▲8八香    △6九馬
▲同 玉    △8七歩    ▲7五桂



▲3九銀は知らなければなかなか指せない手だと思います。後手同様に飛車の横利きが重要です。△8二飛にも▲8八香が強打で、▲3三角の王手飛車の筋があるので取ることができません。
本譜は最後の▲7五桂が、6三の地点を睨みながら、真の狙いは▲8三歩で飛車先を止めること。先手が指せそうです。

実は先手はこの展開を避けて、7手目に▲3三角成とせずに▲4八銀から穏やかに指したとしても、形勢が悪くなることはありません。ましてや後手がわざわざ6手目に△2二飛としてくること自体が少なくなっています。おろそかになりやすい変化だと思います。
ただ、私は初手から▲2六歩△3四歩▲2五歩という出だしを選択するからには、この変化は必ず押さえておくべきだと、切に思います。

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KKK 2022/3/12

土曜日に行います。
リモート研究会です。24の感想戦機能が使い切れない罠。


今回は昨今の雁木対策について纏めてみます。
前回のKKKで「雁木に苦戦している」という話を聞きましたが、相居飛車の将棋はどれも難易度が高い。少しずつトライアル&エラーで取り入れていけば良いでしょう。
以前も語ったことですが、雁木は基本的に後手の戦法として(または囲いの発展形として)、広く使われています。戦法成立のためのハードルの低さ(4手目に△4四歩と突けば大体できる)もありますが、当たり前のことながら、その優秀性が認められているからです。
そんなわけで、雁木対策も様々なものが考えられ、現在進行形で進歩しています。

先手(雁木を相手にする方)の作戦は大きく分けると、以下の3つに分類できます。
(1)矢倉系
(2)早繰り銀系
(3)腰掛銀系

また、後手(雁木をする方)にとっても2つのパターンがあります。
①初手から△3四歩~△4四歩として能動的に雁木を目指す
②相手の形を見て雁木にシフトする

(1)矢倉系



矢倉で対抗する将棋は、後手のパターン①で先手が矢倉を選択する場合、②で相矢倉を選ばず後手が雁木を選択する場合、どちらもあります。これは以前にも記事にしました。

▲4六角とする手が変わらず主流です。以前と異なるのは、角を出るタイミングがかなり早くなりました。
上図の局面で、後手が駒組みを進めるためには△6四歩としたいのですが、それには△5四歩~△4二角とする必要があります。後手に形を決めさせることができますね。

「それなら▲4六角とされる前に△6四歩を突いておけばいいのでは」というのが、一番素直な着想です。早繰り銀が強敵という認識ですが、対抗できそうな節もあります。今後、もしかすると後手にとって有力な手段となり得るかもしれません。

(2)早繰り銀系



これは後手のパターン①に対する作戦です。②に対しては現時点では後手が指せると思います。

早繰り銀系と書きましたが、実際は▲2六銀と出る形もよくあります。また左銀は▲7八銀と▲8八銀の両方有力で、これからの展開が変わります。
一番の注目所は、上図の形でしょうか。
上図から(2)-1△7四歩なら、▲3五歩と仕掛けていきます。変化が多いですが、一例として△同歩▲2六銀△3四銀▲3八飛という感じです。これは先手が指せそう。
しかし(2)-2△5二金の場合は、前述の▲3五歩△同歩▲2六銀△3四銀▲3八飛の変化だと、△4三金右でイマイチ。よって▲7八玉△7四歩としてから▲3五歩を決行し、△同歩▲2六銀△3四銀には▲5六歩と突きます。今度は▲6八角と角で銀交換しにいくのが狙いです。駒の捌きがスムーズですね。

(3)腰掛銀系



後手のパターン①では、先手の基本の囲いは左美濃。ただ②で角換わり拒否でもよく出現するので、その場合は▲6八銀+▲7八金型となります(上図)。

左美濃では△8五歩に対して▲7七角と受けない将棋も多く、どちらも有力という印象です。
後手は△6四歩型と△5四歩型がありますが、今はもっぱら△5四歩型。△6四歩型は右四間が強力と思われます。ただ後手がちゃんと指したとき、本当にまずいのかはよくわかりません。

上図から先手は(3)-1右四間にするか、(3)-2居飛車のまま右桂を活用し、後に▲4五歩の仕掛けを狙うのが普通です。
ただ、角換わり拒否型の雁木はソフトも得意にしているようですが(余談ながら、最近は将棋ソフトのことをAIと呼ぶことが多いですが、私はかなり違和感があります。たぶんテキトーなマスコミがそういう記事でAIと呼んだのが発端なのでしょうけど… AIって人工知能のことだからなー。)、(3)-3すぐに▲4五歩から角交換を目指す形を、ソフトは好んで指しています。(どの局面で▲4五歩と突くかは難しい。)
上図から▲4五歩なら△5三銀か△4五同歩ですが、人間的には取る方が普通だと思います。その場合は角交換して、4筋と2筋の歩を切っておくのが先手の狙いとなります。

主要な形だけ取り上げました。これだけで雁木に対して自信を持って対応するのは無理だと思いますが、参考にしていただければ幸いです。
特に(3)-3の展開は人間にはまだ見慣れない将棋だと思われるので、逆に新たに取っ付きやすいかもしれませんね。

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KKK 2022/3/6

日曜日に行います。
引き続きリモート研究会といたします。


矢倉流中飛車の続き。


上図から(1)▲6六銀と(2)▲6六歩がありますが、今回は引き続き(1)▲6六銀の変化を取り上げます。

上図からの指し手(1)-1
▲6六銀    △7二銀    ▲9八香    △4二飛    ▲9九玉    △4五歩



ここまでは前回と同じです。ここから指し手が分岐し、前回は①▲6八角、②▲2六飛を見てきました。
今回はまず、③▲5七金を考えます。

指し手③
▲5七金    △2二飛    ▲8八銀    △2四歩    ▲同 歩    △同 飛



▲5七金は一見変な形ですが、その実かなり有力。後手は△2二飛~△2四歩と向かい飛車から動いていきます。
基本的には後手は積極的に動きを見せないと、先手に穴熊を固められて作戦負けになります。

上図からの指し手(a)
▲2五歩    △2二飛    ▲7九金    △4四角    ▲3六歩    △3三桂
▲3七桂    △2六歩    ▲4六歩    △同 歩    ▲同 金    △4五歩
▲4七金    △5二金左



先手が飛車交換を拒否してきた場合、△4四角~△3三桂~△2六歩で逆襲を企てます。ただそう簡単には破ることはできません。
お互い隙を見せないように気を遣う神経戦となり、いい勝負といえます。

指し手(b)
▲同 飛    △同 角    ▲2三飛    △2八飛    ▲2一飛成  △5二金左
▲7九金    △2九飛成  ▲3六桂    △8四桂



飛車交換になった場合は、先手が▲2三飛と先着できます。後手もいきなり角を切るわけにもいきません。
よって本譜の進行となり、▲3六桂で角が逃げれない。大失敗したようですが、ガン無視して△8四桂と打つのが好手です。
大きな駒損ながら穴熊がそれほど堅くなく、結構いい勝負です。むしろ後手が勝ちやすいかもしれません。

指し手④
▲4八飛    △5二金左  ▲8八銀    △2四歩    ▲同 歩    △2二飛
▲2八飛    △2四飛    ▲2五歩    △2二飛    ▲6八角    △4四角
▲2四歩    △2六歩



④▲4八飛は凄い利かされたようですが、以前の定跡書に有力と書かれた一手。実際プロの将棋でも、こう指されている前例は多くあります。ただし、あくまでこの形特有の手と考えた方がよいでしょう。
これにも向かい飛車から動き、やはり△4四角~△2六歩の展開になります。飛車交換に応じるのも先ほど同様、将来的に△8四桂と打つことになりそうです。
どちらも1局。

指し手⑤
▲8八銀    △4六歩    ▲同 歩    △同 飛    ▲4七歩    △4三飛
▲7九金    △5二金左  ▲6八角    △8四歩    ▲3六歩    △5五歩



⑤▲8八銀は△4六歩への受けを放棄した手。少し前に服部四段が指していました(新手?)。
△4三飛は変な位置ですが、事前に先手の2筋の攻めに対応しています。▲3六歩に△5五歩と動いて上図ですが、この辺りは研究課題です。
(以下▲2四歩△同歩▲3五歩△同歩▲5五歩△同銀▲3四歩△4四角▲2四飛…正直言えば後手を持ってあまり自信は無い。)

指し手(1)-2
▲6六銀    △7二銀    ▲6八金寄  △4二飛    ▲7八金上  △5二金左
▲3六歩    △4五歩



▲6六銀型の最後に穴熊を保留し、離れ駒をなくす順を見ていきます。
後手も△4五歩の前に△5二金左とします。△4五歩を突くとすぐに戦いが起こる可能性があるので、細心の注意を払わなければいけません。
▲3六歩は▲3五歩からすぐにでも仕掛ける手が見えるので、そこで△4五歩が振り飛車の常套手段です。

上図からの指し手
▲5七銀    △5五歩    ▲同 歩    △同 角    ▲同 角    △同 銀
▲7七角    △5六歩    ▲5五角    △5七歩成  ▲同 金    △3九角
▲5八飛    △6九銀    ▲1一角成



▲5七銀はこれまでに出てこなかった一手ですが、先手陣がまとまっているので成立します。
△5五歩として決戦に突入し、▲同歩には△同角と取ります。△5五同角で△同銀ですと、▲2四歩△同歩▲3五歩と反撃されて先手不利。
角交換後の▲7七角には、適当な銀の助け方も無いので△5六歩と攻め合います。▲4八銀は△4六歩で後手良しなので、本譜は妥当な手順。
後手は飛車を取ることができますが、3九の角が少しボケている感じで形勢は難解です。

つづくよ!

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春よ~ 遠い春よ~

花粉症が終わってからが春(常人の半分)

今日は支部名人戦の福井県予選がありました。
昨今の状況で、参加人数はかなり少なめでした。全国大会もどうなるかはわかりませんが、S級の優勝者とA級の上位3名(団体戦、福井支部のみのため内輪もめ(?)で決定する)が出場権を得ます。B級、C級も合わせて行われました。

予選1局目はY本五段との対局。
戦型はY本さんの三間飛車→私の持久戦模様→急戦向かい飛車の流れ。ただしY本さんの指し方はまさに自由奔放、面白い将棋になりました。途中で歩の手筋を使って桂得が確定したものの、我慢されていたら大変だったと思います。本譜は暴れてきたのでさらに大きな駒得になり、勝勢に。厚く指し切って、○。

2局目はS水五段と。
S水師匠の早石田に対し、1筋で端歩を打診する対策。本局は端の位を取る将棋に。自陣角で打開してこられましたが、正直言えばそれほど働いていない感じを受けていました。ただ具体的な対応が見えず、こちらも△7六角と角の力業で受けようとしたのが悪手。(精査したところ、正解はかなり難易度が高い手順でした。)的確に捌かれてかなりマズくしましたが、師匠がバシッと打った瞬間に「あっ!」と叫ぶ。○。

3局目はS司くんと対局。
戦型は横歩取り。私は青野流を採用しました。▲4五桂の飛び蹴りが効果的なタイミングで入り、早々に優勢に。この戦型の怖さでもあるが、常に多くの危険をはらんでいます。(気を付けよう!)快勝で、○。

4局目、M越Jr.五段と。直近ではレーティング選手権で代表を獲得、実績を重ねる若手強豪。
戦型は私の1手損角換わり。イメージしていた将棋になりましたが、ちょっと序盤は危険な組み方をしていました。ただ本譜は桂得になり、”やや”有利なわかれ。しかし私は形勢を過大評価しまくっていましたw 緩んだ隙に自玉の薄みを上手く突かれ、逆に明快な1手負けに。どうにもならず、×。

5局目はM口五段と対局。
戦型は角換わりで、後手のM口さんが早繰り銀を採用。工夫してこられましたが一応準備のあった形だったので、じっくりした流れにして「指しやすいはず」という気持ちがありました。ただ本譜は失敗してしまい、桂得なものの攻めこまれて自信なし。守り駒を全て剥がされ、氷の上に立つような気持ちでしたが、○

準決勝、相手はS戸川五段。
先手ゴキ中に対して、後速。最近は私もこればっかです。少し前に同じ展開を2人で指しており、そのときはたしか私が快勝したので、S戸川が新研究(?)を披露。均衡の取れた指し手が続きます。ただ△2四角と上がって角を捌きにいった手では、△1五歩の端攻めが勝ったか。ミスしたと思っていましたが、その後の▲4五金と打った手がどうだったでしょうか。▲5五金(6六の金をぶつける手)での決戦を恐れていました。(ただソフトは▲4七金と打つ手を推すようだ。超難解な局面でした。)熱戦を抜け出し、○。

決勝戦、S井五段と対局。
戦型はS井五段の変則ひねり飛車。私は普通に対応し、相手の攻めを受け止めて反撃する方針です。持ち歩を使って開戦されましたが、ガッチリやってこちらが厚いと思っていました。さらに角を切って攻めてこられたものの、冷静に応じて優勢に。慎重に押し切って、○。

勝手さん(理事長)が、息子さんに「将棋はいいから結婚相手を探せ!」と言っていたのが面白かったです。…私?そんなん知らんなw

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見てると指したくなる、そんな感じ

そんなに物欲が無い私ですが、ネットとかで何となく眺めていると、全然興味無かったものでも欲しくなってきますよね。
全然興味が無い戦型もたまに見かけると、指したくなるものです。このブログを読んで「指したくなりました!」とは言われたことがないw

今週末と来週末のKKKはお休みです。



KKK前回の振り返り。
そのときちょうど王将戦をやっていたので、私も同じ戦型を採用しました。後手の作戦は流行の構えで、急戦形でありながら柔軟な展開を視野に入れています。

上図からの指し手
▲6九玉    △4二銀    ▲5六歩    △4一玉    ▲6六歩



プロは(このタイミングで)▲6六歩とはほとんどしないですが、これで悪いわけではありません。ただ、プロがリアルタイムで指している将棋も、本当はしっかり勉強した方が良いとは思います。
この形が出ないのは、以下の理由があると思われます。
・後手に主導権(攻勢)を取られやすい
・後手の有力な作戦の幅が広い

上図からの指し手
△5四歩    ▲6七金右  △5二飛    ▲5七銀    △5五歩    ▲同 歩
△同 飛    ▲6八銀左



たくさん後手の作戦があることはお話しましたが、あまり解説しなかったこととして「矢倉中飛車」があります。その名の通り、矢倉戦法の中飛車です。ちょうど「矢倉流中飛車」の記事を書いていますが、名前は酷似しているのに全然違う戦法です。
この作戦は昔からあり、元々▲7七銀型に有力と言われていました。つまり中央に備えるため▲6八銀左とするのが定跡なのですが、手損になってしまいます。それでも8八の角の利きを活かすためにも、▲6八銀左の価値が高いのです。

上図からの指し手
△5一飛    ▲7九玉    △6二金    ▲4六銀    △5四銀    ▲3六歩



上図までの進行は一例です。後手は下段飛車にして銀を繰り出し、△6五歩や△5五銀の仕掛けを狙いたいところ。▲3六歩はそれが怖くないという手で、主張の強い手です。
▲3六歩では他にも①▲7五歩△6三銀、②▲2四歩△同歩▲同飛、③▲5六歩△6五歩▲5七銀上などの変化が考えられ、どれも互角の将棋です。

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KKK 2022/2/11

金曜日(祝日)に行います。
リモート研究会です。

結構身近にコロナの影がチラついてきました…
頼むからウチの職場内では出てくれるなよー


前回の振り返りは角換わり相早繰り銀から。
プロでも現在進行形で指されているテーマ図が出現しました。



図の局面に至る前に、端歩の駆け引きやどちらから仕掛けるかなど、試行錯誤されています。最近はお互い端歩を突きあうことが多く、相手に仕掛けさせようとしている節があります。
▲6六歩に対しては、後で出てきますが△6六銀と取ることができるので、△7五歩を誘っている意味があるといえるかもしれません。

私は後手を持っていたのですが、これを(本番で)指すつもりは無かったので記憶が曖昧だった…w

上図からの指し手
△7五歩    ▲同 歩    △同 銀    ▲2四歩    △同 歩    ▲2五歩
△7六歩    



上図までは既成手順といえます。特に解説は必要ないでしょう。
△7六歩に対し、先手は▲6八銀と▲8八銀、どちらも考えられます。

上図からの指し手(1)
▲6八銀    △6六銀    ▲2四歩    △2二歩    ▲2五飛    △4四銀
▲6五飛    △7七歩成 ▲同 桂    △同銀成    ▲同 金    △7四角



これは結構有名で、角換わり党の強豪の方はチェックしている変化だと思います。
銀桂交換ながら後手は馬を作ることができ、それなりの勝負。

指し手(2)
▲8八銀    △4四銀    ▲2四歩    △2二歩    ▲7四歩    △6六銀
▲6八飛    △7五角    ▲4八玉    △3三桂



本譜は▲8八銀でした。
私はこの変化自体は曖昧にしか覚えていなかったのですが、誰が指したかは覚えていた(意味ないw)(稲葉vs藤井戦)。ので後で調べたところ、上図のような手順でした。
この将棋は▲6八飛があまり良くなかったのか、最後の△3三桂の活用が絶好で後手が指せそうです。

指し手(3)
▲8八銀    △6六銀    ▲2四歩    △2二歩    ▲6八飛    △7五角
▲5八金    △8六歩    ▲6七歩

私は単に△6六銀と出てしまったため、▲6八飛がいい手になりました。△8六歩と暴れにいったものの、▲6七歩で銀が死んでいます。先手が少し良さそうです。
ただ△7五角では△8四角と打って我慢する手は有力だったようで、それなら△7五銀と引くことができます。対局中は角を手放したのに弱気な気がしましたが、先手もいびつな形なので1局でした。

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