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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

KKK 2023/3/11

土曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。

将棋俱楽部24の最高レート更新しました。(4年ぶり)
最近仕事が忙しくなりましたが、コツコツ勉強するのが大事だと思います。
研究記事は更新できていないですが…

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KKK 2023/3/4

土曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。


将棋世界で棋具に関する連載がされています。所感ではかなり著者の主観に偏った内容に思えますが、まぁ私としては興味深く読んでいたわけです。その中で、昨今の「副業」で駒作りを行う「素人」(記載の表現)によって、よろしくない駒が作られ、市場に出ているということが書かれていました。ここで私の書いた、よろしくない駒というのは以前からある大衆のための駒ということではなく、技術・センスどちらも欠いた見かけだけの高級駒(盛り上げなど)のことです。将棋世界では「駒に対する審美眼」を持たなければならないと示されていましたが、これはその通りだと思います。
駒の世界は特殊で、ブランド化して普通ではないくらい値段の張る駒があります。まぁ宝石みたいなもので、そうなると偽物というか、そんな価値が無いのに高く売られている場合も往々にしてあります。ヤフオクとかで売られている駒の商品説明は(盤駒店のやつでも)絶対鵜呑みにしてはいけません。

私はおそらく中級者。一番騙されやすい頃合いですので、気を付けますw

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春一番よ吹け

昨日は支部名人戦の福井県大会が行われました。
昨年の秋口から調子が落ちていた実感があったものの、やる気に溢れた子と接したお陰か最近は上向き、こういう時こそ勝ちたいと思っていました。
花粉症もまだギリ大丈夫だし

予選①▲S水五段
戦型は師匠の早石田。私のオーソドックスな指し回しに対し、左銀を引いて固める作戦。その後飛車を捌き合い、先に桂を入手していたので指せそうかと思っていました。ただ直後の指し手がぬるく、自陣の離れ金を活用されていたら互角の勝負でした。本譜は駒得を果たすことに成功し、徐々に優勢に。押し切って○。

予選②▲N藤五段
戦型は5手目▲7七飛戦法。かなり裏技的な一着ですが、ちゃんと指されると先手番の良さをかなぐり捨てているのでお勧めしない(笑)
実戦も序盤から一本取った形。金を進軍して相手の飛車をいじめます。自陣に手を入れつつ、飛車を手にして攻めに転じますが、N藤さんも粘りを発揮。切れないことを念頭に、着実な重い寄せで○。

予選③▲M越Jr.五段
私の角交換振り飛車。序盤を自分で構成できるのが面白い戦法です。
今回は逆棒銀に出て一応成功を収めましたが、飛車交換に落ち着いたのはやや疑問手か。しかし相手が打ち込んできた飛車をあっさり捕え、突然勝勢の局面に。ただいきなりのことで反応できなかったw さらに得しようと一手取るのをためらったのが悪手で、結局受けに回る展開を選択。難解な戦いが続きましたがその後も悪い手が続き、×。

ストレスで胃に穴あくわ…状態でトーナメントに。
準決勝▲N西六段
いつもの1手損角換わりで、昨今の角換わり定跡に。3年前の王位戦で現れた将棋となり、先手が指せる定跡形。ただし「指せる先手番の局面」を持っているのは後手の私である。
定跡を外れてからは手探りでしたが、持ち時間を使わず飛ばして、ある程度自信を持って指せていました。玉を右辺に逃げ出して寄せられない形を作り、相手玉に迫ります。寄せ切り○。

決勝戦△S戸川五段
相手の三間飛車に対し、左美濃に。研究形より得していると見て仕掛けに踏み切ったものの、実際は逆で良くなかったようです(ただし局面は五分)。しかしその後疑問手に乗じて優勢になり、相手の攻めを切らしたところでは必勝形に。ただここからの不屈の指し回しが、パパになって得たS戸川の新たな力である(笑)
何度か決めに出たものの決めきれず、延々と手数が増え続ける。結局最後は詰まなければ危ない局面にまでなってしまいました。ただ王手で追いかけまわし、なんとか勝ちが残っていました。○。

この日は大学の後輩アルが来ていました。(何年ぶりかのブログ登場)
同級生のS戸川を応援していたらしいですが。。。

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曜変天目

今週末のKKKはお休みとさせていただきます。


朝日杯は藤井竜王が制しましたね。決勝の中継を見ていましたが、序盤から時間を惜しみなく使い、一見研究を外されたように見えました。ただ私には、他に研究していた手順があったけれども、敢えて自分で考えて挑もうというような、そんな感じに見えてしまいました。実際のところは知る由もありませんが、あれだけ勝っていると、それぐらい余裕があるように思えてしまうんです。
少なくとも、将棋の宇宙に飛び込むことを恐れてはいないでしょうね。

これで王将戦を防衛、棋王戦を奪取、NHK杯を優勝、順位戦をトップで名人挑戦となると、実質的に今年度負けたのは王座戦のみとなります。そんなことあり得るのか…?

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KKK 2023/2/18

土曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。

藤井五冠vs羽生九段の王将戦、アツすぎます。金沢の前夜祭のときのYouTube見ていたら、なんか見たことある子が…

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KKK 2023/2/11

土曜日に行います。
来られる方はご一報ください。


- KTF 四間飛車vs右銀急戦 No.3 -



上図は▲3五歩に対し△7二銀と締まったところ。前回は△3二飛を検討しましたが、美濃囲いができていないので先手が指せる変化でした。

上図からの指し手①
▲3八飛    △4五歩    ▲3三角成  △同 桂    ▲3四歩    △同 銀
▲5七銀    △4三金    ▲2八飛    △4四角



△3二飛の変化と同じく▲3八飛には、やはり△4五歩から捌きにいきます。後手の3筋が薄そうに見えますが、4筋に飛車がいる方が△4五歩が強力なため、一度先手は銀を引くことになります。すると△4三金で受け止めることができてしまいました。
上図から▲6六角には△7一角、▲6六銀には△2五桂が一例で、受け止めた後手が十分の展開です。

指し手②
▲3四歩    △同 銀    ▲3五歩    △4三銀    ▲3八飛    △4五歩
▲3三角成  △同 桂    ▲5七銀    △2五桂    ▲3四歩    △3二歩



一度3筋を押さえてしまって、▲3八飛と回る手も考えられます。本譜は藤井五冠vs永瀬王座の実戦例がある順。
実戦では上図から▲6六銀△4四角▲3一角△6五歩▲7七銀△5五歩と進みました。▲6六銀には△4四銀もありますし、そもそも上図から先手の手も広そうです。今のところはいい勝負としか言えません。

指し手③
▲5五歩    △4五歩    ▲同 銀    △5五角    ▲同 角    △同 歩
▲2四歩    △4四歩    ▲3四銀    △5六歩



▲5五歩と戦線拡大する手も有力です。後手は角を捌きますが、先手は2筋突破を確定させます。ただし△5六歩も歩を伸ばしながら、△5五角狙いの大きな手。
形勢不明。

つづくよ。

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KKK 2023/2/4

土曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。

将棋の研究を、①research ②input ③output に勝手に分けるとすると、私の場合①はソフトの使用が中心となっています。課題は尽きませんが、日々少しずつ定跡ファイルの容量を増やして中断する感じ。
といっても、よく指されている手順を深めていくというよりは、いろんな戦法を調べて分析し、自分なりの見解を得るみたいなことが好きです。つーか深すぎる手順は覚えられない、②の割合は増える一方だ
やりたい手順を成立させるために、序盤の流れや枝分かれする他の変化を埋め、1つの戦法として成立させるのが一応理想。藤井システムの開発は天才的ですが、ソフトの協力がある今なら。もちろん、全くの真新しいものを作るのは至難の業ですけどね。
連載する将棋講座は、そんな定跡ファイルの一部に陽が当たる場所を…なんて思いもありますが、実戦で使うものについては、公にするわけにもいかないところ。本当は、それこそ意見を交わしてみたいと思うのだけれども。

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KKK 2023/1/28

土曜日に自宅で行いますが、雪の状況を見て安全第一でご参加ください。


- 県王将戦坂井地区大会のお知らせ -
日時:2/5(日) 9:30開始
会場:坂井市丸岡町 高椋コミュニティセンター
会費:いつも通り

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KKK 2023/1/21

土曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。


- KTF 相掛かり▲9六歩 No.4 -

基本図を再掲します。



基本図から①△5二金という手はほぼほぼ指されていないはずですが、△6二銀型なら力戦形として指されています。△7二銀型の場合は違和感がありありですが、現実はやっぱり難しいので考えてみましょう。

基本図からの指し手①-1
△5二金    ▲6八玉    △6四歩    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛
△2三歩    ▲6四飛    △6三銀    ▲6六飛    △4二銀    ▲2六飛



①△5二金のイメージは"山崎八段調"。
基本図から△6四歩の変化で、▲6四飛と取らせるのは損だと述べました(No.2にて)が、ひねり飛車模様に指されたときに一手で▲4八玉と上がられてしまいます。よって▲6八玉と指したのを見て△6四歩と突き、ひねり飛車を封じてから取らせます。
先手は2歩を手にしましたが、△5二金の効果で△6三銀とすぐに飛車を追うことができました。

上図からの指し手
△4四歩    ▲7六歩    △4三銀    ▲7七角    △3四歩    ▲8八銀
△6四銀    ▲5八金    △7四歩    ▲7九玉    △4一玉    ▲4六歩
△5四歩    ▲4五歩    △5五歩



後手は雁木形にして陣形を盛り上げます。先手は▲7七角から飛車先交換を防ぎ、こちらも陣形を整備。ただ△7五歩や△6五銀などの攻め筋が残っているので、神経を使います。
▲4五歩から先攻する手が映りますが、△5五歩と位を張って上図まで。大きく指して後手の主張が通った局面と言えるでしょう。

基本図からの指し手①-2
△5二金    ▲5八玉    △6四歩    ▲3六歩    △3四歩    ▲2四歩
△同 歩    ▲同 飛    △6三銀    ▲7六歩    △4二玉    ▲3七桂
△9四歩    ▲2九飛    △2三歩



今度はいきなり横歩を取らない変化を考えます。
▲3六歩とすると次に▲3五歩があるので、△3四歩と角道を開けるのが自然な指し手。そこで飛車先を切って、一見は普通の進行です。
先手は▲3七桂と跳ね、直接▲2九飛と引くのが狙い。
▲3七桂の前に(△4二玉を指さずに)△2三歩と打つと、▲3四飛と取る手が成立します。△4二玉と指した後に▲3四飛とされれば、後手に△3三金から飛車をいじめる手があり先手危険。実は、これは最初の△5二金の一手が災いし、後手の手が間に合っていない計算なのです。

上図からの指し手
▲4六歩    △8六歩    ▲同 歩    △同 飛    ▲8七歩    △8二飛
▲4七銀    △5四銀    ▲6八銀    △8八角成  ▲同 金



最初の▲4六歩では▲7七金という力強い指し手もあります。本譜は普通の指し方で、なんてことのない互角の局面に見えます。
しかし先手だけ左銀を中央に使っていること、スムーズに▲2九飛と引けている点が大きいのです。昨今はバランス型の評価が高く、一早くその陣形を構築している先手が、手が進むにつれ十分の大勢となります。
△6五銀~△5四角の仕掛けは部分的に成立する可能性がありますが、本譜の場合は(ちゃんと応対すれば)無理筋です。

△6五銀~△5四角の筋の一例(上図から)
△6五銀    ▲7七銀    △5四角    ▲4八金    △7六銀    ▲同 銀
△同 角    ▲8六歩    △同 飛    ▲7七銀    △8二飛    ▲6六角



しかしながら、この変化は先手が良くなるとしましたが、後手が△3四歩と突いてこない可能性はあります。

基本図からの指し手①-3
△5二金    ▲7六歩    △8六歩    ▲同 歩    △同 飛    ▲2四歩
△同 歩    ▲同 飛    △2三歩    ▲2五飛



△5二金に▲7六歩とする変化を考えます。お互い飛車先を交換した後、▲2五飛と引くのが狙いの一手。

上図からの指し手
△8二飛    ▲4八玉    △6四歩    ▲7七桂    △3四歩    ▲8五飛
△8四歩    ▲8七飛    △4二金左  ▲3九玉



▲7七桂~▲8五飛の指し方は、以前M越Jr.流としてご紹介させていただきました。△5二金型が飛車交換に弱い形なので、後手は歩を謝るぐらいになります。
後手不利とまでは言えないものの、不満が残る形といえるでしょう。ただ後手をもったとき、先手がこれを選んでくる可能性は低そう。そういう意味では①△5二金は一発勝負に温めておくのはアリかもしれません。

ここでさらなる工夫を考えます。

基本図からの指し手②
△1四歩    ▲3六歩    △8六歩    ▲同 歩    △同 飛    ▲5八玉
△8二飛    ▲8七歩    △6四歩    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛



上図までの手順は、実戦譜も多数存在します。ここまでの手の意味は改めて解説予定ですので割愛しますが、ここで後手は(a)△6三銀と指し、▲2六飛△2三歩▲3五歩と先手に位を取らせて指すか、(b)△3四歩と強く突いて、▲同飛なら△2三金▲3五飛△3三桂と飛車を目標に指すのが定跡でした。

上図からの指し手
△2三歩    ▲6四飛    △5二金    ▲3五歩    △3四歩



しかし△2三歩と打ったのが棋聖戦第4局、永瀬vs藤井戦。かの藤井棋聖の新手でした。
▲6四飛に△5二金とします。基本図から①△5二金の変化に比べ、▲3六歩と突いてあることで▲6六飛~▲2六飛とすることができません。しかし普通に▲3五歩が間に合いそうなので、問題が無いように思えます。
△3四歩が驚愕の一着。▲同歩は△5五角があるものの…

上図からの指し手
▲6五飛    △6三銀    ▲3四歩    △4二銀    ▲2五飛    △4四歩
▲2六飛    △4三銀



実戦通りの進行です。▲3四歩と取られては一見大失敗したようですが、飛車を2筋に戻す手に対しては△4二銀~△4四歩~△4三銀で取り返すことができそうです。
藤井棋聖の構想が素晴らしく、先手が面白くない局面だと思います。

代案としては▲2五飛とした手に代え、
(a)▲7六歩には△8八角成▲同銀△2八角▲3七角△同角成▲同銀に△2七角から馬を作る手があり、難解な形勢です。
(b)▲3五飛は△4四歩▲3六飛△4三銀▲2七銀(▲3七桂は△2四歩~△2三金で歩を取られる)△5四銀右▲3七桂△2四歩▲2六銀△4五歩のような展開が考えられます。こうなると歩の損得うんぬんより戦いになってしまいそうなので、形勢不明。

現在の私の結論としては、後手視点で工夫が出来そうな将棋ではあると思っています。ただこれが主流として指されることは相当無いかな、という印象を受けますね。

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