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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

虚心坦懐

支部名人戦西地区大会に出場してきました。
会場はお馴染みとなっている神戸ハーバーランド。久しぶりに指導対局を受けたいと思い、前日(金曜日)早めに入ったのですが、既に待っている人で一杯でした。団体で出場するM川さんとK川くんが挑戦していました。

前夜祭が無くなってから対戦相手は当日まで分からず、パンフレットを見てもそれほど知っている人は多くありません。私にとっては、この方が余計なことが頭に浮かばず良いような気もします。
ちなみに今回は別ホテルが割り当てられました。以前と変わって個人戦は感染対策で1人1部屋となっています。会場から近く、いいホテルでした。

当日予選リーグ表を確認。強豪はそれなりにバラけた感じか。

予選①▲H生さん(愛媛)
大学生くらいの方で、初めてお目にかかったと思います。元奨らしい(富山代表のA木くん情報)が、対局時は知りませんでした。
戦型は相手の石田流で、私は左美濃に。積極的に仕掛けていったものの、直後に間違えて中盤は不利な分かれ。ただ相手にも疑問手が出てねじり合いに突入します。と金の活用に対処しつつ、玉頭からプレッシャーをかけてキャンセル待ち。飛車を犠牲に玉頭の攻めを緩和されようとしましたが、と金を抜きつつ竜を自陣に成り帰って第2ラウンドに。その後、再び竜を敵陣に入ることに成功し、優勢になりました。腕力でものにして、○。

予選②▲N生さん(大阪)
この人もおそらく元奨の方ですが、5年以上前に一度指したことがあります。(昔過ぎて内容とかどこでとか、全然覚えていませんが)
戦型は私の角交換四間飛車。向かい飛車に降り直した後、ストックしていた珍しい構えを取ります。その後、相手の穴熊への組み替えを見て異次元筋違い角(言葉で説明が難しいが、筋としては知っていた手。ただこの局面で成立するかは分からず、異筋なので慎重にはなった。N生さんは思いもよらなかったらしい)で打開し、穴熊の暴力を受けないようじっくり指していきます。相手もあまり乱暴なことはできず、結果的にはじわじわ差が開くことになりました。出来すぎの内容で完封し、○。

まずは予選通過を決めました。
福井勢はというと、団体は1勝2敗で残念ながら予選敗退。M口さん(シニア名人戦)は連勝で予選通過しましたが、その後トーナメントで惜しくも敗れました。
また北陸からは、A木くんが予選通過(私より早く弁当を食べていた。まぁ彼は強いので順当)、その後やはりトナメで敗退。石川代表のF原くんは最近活躍しているのでちょっと注目していましたが、予選落ちだったみたいです。

くじを引き、シードGET。よっしゃああああ(私はくじ運が悪いのです。支部名人戦はシードの人の方が多いのだが、統計で3倍逆シードを引いているw)

トナメ△K本さん(和歌山)
名の知れた学生強豪。
戦型は相手の四間飛車で、相穴熊に。相手の陣形作りが微妙で、あっさり作戦勝ち気味。攻め形の整備と迷いながら一気に攻める手を選んだものの、柔らかい手を指されて途端に自信が無くなりました(まぁチャンスと見たら行く棋風なので…)。しかし実はそれほど悪くなく、感想戦で細いとされた局面もこちらが指せていたようです。その後、穴熊から玉を引きずり出して攻め続けていれば優勢でしたが、受けに回ったのが悪手。こちらから攻める手が無くなり、と金攻めが間に合ってしまいました。×。

トナメでは「攻める気持ちで指そう」と思っていたのが却って良くなかったかもしれない、と対局直後は考えていました。(結果的には攻めたことや、私の形勢判断と読みはそんなに悪くなかったのだが。)
でもこういうメンタルコントロールは大切な部分だと思っています。元奨や有名人だからって勝てないとは、少なくとも対局中には思わない方が良いでしょう。凄く難しいことですけどね。

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