もう師走ですね。
土曜日のお昼からです。
最近月日が高速で流れます。ソニックブームが起きるぐらい早いです。
将棋小話 -ゴキゲンな世界second-
以前は触りからゴキ中について話していきましたが、今回はテーマ図からいきなり入っちゃいましょう。(めんどくさかったからとかではない、決してw)
とりあえずですね、図がでかくなった件につきましてはですね、なぜか小さい図を入れると解像度が落ちるからです。
これが△4二銀型です。ちなみに△7二銀までとなっていますが、美濃囲いを完成させてから△4二銀の方がメジャーです。
現時点では超速対策として、一番よく指されているような気がします。
ここから、①▲7七銀は居飛車の2枚銀で抑え込む作戦で、部分的には超速でよくある形。しかし△4二銀型の場合、以下△5三銀▲6六銀△5四銀と応援が利くので、居飛車がつまらないとされています。
よって②▲4五銀の変化がよく指されました。以下△3二金▲3四銀△4四角(このときに4二銀が邪魔で角を右に引くことができない。ただし△2二角も有力)▲2四歩△同歩▲同飛△2二歩が一例。
パッと見ると随分居飛車が上手くやっているようですが、美濃が舟囲いより遠いので、実戦的には後手が勝ちやすいかもしれません。
③▲3七桂としておくのも有力。
これはソフトの推奨手で、一部では以前から知られていた手でした。私も知っていた。
この後についてはプロの実戦例があまりない(と思われる)ので、代表的な変化はわかりません。研究課題といえば研究課題。
もう1つ、多い形として△7二銀と△3二金を入れ替えた将棋もあります。
これは後手が美濃囲いとまだ決めていないので、進展によっては穴熊に籠る将棋も指されています。
詳しい変化までは記せませんが、これらの将棋は振り飛車の「勝ちやすさ」が残っているというのが、私の見解です。現在振り飛車の主流は角交換系に移っている印象ですが、ゴキ中に戻ってきたとき、いずれまた指される将棋ではないかと思います。