KKK 2021/8/21
土曜日に行います。
来られる方はご一報を。
今回は青野流の続き。(6)△4一玉の変化について考えていきましょう。プロではかなり少数派の指し方です。
ただ、最近ではB級1組順位戦・阿久津vs横山戦で出現しており、有力な変化です。

上図からの指し手①
▲3六歩 △5一金 ▲3七桂 △6二銀 ▲3八銀 △2二銀
中原囲いに組む変化は以前も取り上げましたが、△2二銀を後回しにすることで速攻を防ぐ狙いです。
▲3六歩に△4二銀も考えられますが、△4二銀型の章で後日改めて取り上げようと思います。
▲3八銀で▲4五桂と断固仕掛けるのは、△8八角成▲同銀に△3三歩▲2四飛△2三歩とベタベタ歩を打ってしまって後手が十分。以下▲2五飛△4二銀…で難しいですが、桂を取りきることはできそうです。
さて、上図以降先手には(a)▲2四歩、(b)▲3五飛、(c)▲9六歩が考えられます。順に見ていきましょう。
上図からの指し手(a)
▲2四歩 △2七歩 ▲同 銀 △8八角成 ▲同 銀 △3三銀
来られる方はご一報を。
今回は青野流の続き。(6)△4一玉の変化について考えていきましょう。プロではかなり少数派の指し方です。
ただ、最近ではB級1組順位戦・阿久津vs横山戦で出現しており、有力な変化です。
上図からの指し手①
▲3六歩 △5一金 ▲3七桂 △6二銀 ▲3八銀 △2二銀
中原囲いに組む変化は以前も取り上げましたが、△2二銀を後回しにすることで速攻を防ぐ狙いです。
▲3六歩に△4二銀も考えられますが、△4二銀型の章で後日改めて取り上げようと思います。
▲3八銀で▲4五桂と断固仕掛けるのは、△8八角成▲同銀に△3三歩▲2四飛△2三歩とベタベタ歩を打ってしまって後手が十分。以下▲2五飛△4二銀…で難しいですが、桂を取りきることはできそうです。
さて、上図以降先手には(a)▲2四歩、(b)▲3五飛、(c)▲9六歩が考えられます。順に見ていきましょう。
上図からの指し手(a)
▲2四歩 △2七歩 ▲同 銀 △8八角成 ▲同 銀 △3三銀
▲3五飛 △2四銀 ▲3二飛成 △同 玉 ▲2二歩
(a)▲2四歩としたのが、件の阿久津vs横山戦の進行。後手の横山七段にとってはとっておきの作戦だったと推測しますが、阿久津八段も▲2四歩と新手(たぶん)で返します。ここでやはり▲4五桂と仕掛ける手も検証が必要ですが、今度は△8八角成▲同銀△2三銀▲3五飛△4四角▲7七角△7六飛で、難しいところはあるものの後手が指せそう。
△2七歩は青野流でよく出てくる手筋。先手の形を崩すことができます。
実戦は△2四銀で△2八角と打ち、▲4五桂△4四銀▲8七銀△3五銀▲2三歩成△同金▲8六銀…と飛車の取り合いになりましたが、△2八角には▲7七角で先手やや良しがウチのソフト説。しかし△2八角という手自体には警戒が必要です。
よって△2四銀ですが、これも激しい変化です。形勢不明。
指し手(b)
▲3五飛 △8二飛 ▲2五飛 △8六歩 ▲8五歩 △2四歩
(a)▲2四歩としたのが、件の阿久津vs横山戦の進行。後手の横山七段にとってはとっておきの作戦だったと推測しますが、阿久津八段も▲2四歩と新手(たぶん)で返します。ここでやはり▲4五桂と仕掛ける手も検証が必要ですが、今度は△8八角成▲同銀△2三銀▲3五飛△4四角▲7七角△7六飛で、難しいところはあるものの後手が指せそう。
△2七歩は青野流でよく出てくる手筋。先手の形を崩すことができます。
実戦は△2四銀で△2八角と打ち、▲4五桂△4四銀▲8七銀△3五銀▲2三歩成△同金▲8六銀…と飛車の取り合いになりましたが、△2八角には▲7七角で先手やや良しがウチのソフト説。しかし△2八角という手自体には警戒が必要です。
よって△2四銀ですが、これも激しい変化です。形勢不明。
指し手(b)
▲3五飛 △8二飛 ▲2五飛 △8六歩 ▲8五歩 △2四歩
▲3三角成 △同 銀 ▲2九飛 △8五飛 ▲8八歩
(b)▲3五飛にはいろいろな手があるものの、△8二飛と引く変化が有力。(▲8三歩~▲8四歩と叩かれる手が消えたため。)▲2五飛とすれば△2八角や△4四角は消えるものの、△8六歩にどうするか。▲4五桂とするのも考えられますが、△8七歩成▲3三桂不成△同桂▲同角成△同銀▲2一飛成△3一歩とこれまた激しい順に突入します。これも形勢不明です。
▲8五歩はのちに△8五飛と取ることができますが、▲7七桂が当たるのが気になるところ。上図以下、△5四角と△3一玉の実戦例があり、難解です。
指し手(c)
▲9六歩 △9四歩 ▲8七歩 △8二飛 ▲7七桂 △4四角
(b)▲3五飛にはいろいろな手があるものの、△8二飛と引く変化が有力。(▲8三歩~▲8四歩と叩かれる手が消えたため。)▲2五飛とすれば△2八角や△4四角は消えるものの、△8六歩にどうするか。▲4五桂とするのも考えられますが、△8七歩成▲3三桂不成△同桂▲同角成△同銀▲2一飛成△3一歩とこれまた激しい順に突入します。これも形勢不明です。
▲8五歩はのちに△8五飛と取ることができますが、▲7七桂が当たるのが気になるところ。上図以下、△5四角と△3一玉の実戦例があり、難解です。
指し手(c)
▲9六歩 △9四歩 ▲8七歩 △8二飛 ▲7七桂 △4四角
▲2四飛 △6四歩
(c)▲9六歩は角の可動域を広げた手。対して△9四歩と突き返すのは気が利かないようですが、先手に有効な手が無いのを見越しています。(仮に▲1六歩でも△1四歩と受けておきます。)
▲9六歩△9四歩の交換を活かすなら▲7七桂なのですが、△4四角が一旦桂の当たりをかわす手筋で、1局の将棋。
▲8七歩は手堅い手で、△8二飛で△8五飛なら▲7七桂△8二飛▲4五桂△4二角▲6五桂となって先手好調。しかし結局△8二飛にも▲7七桂としなければ、先手陣には△2八角の隙が残っています。(▲3九金と我慢する手もありますが。)後手はやはり△4四角と先受けし、△6四歩からは持久戦模様。後手がまずまずといえると思います。
指し手②
▲3六歩 △5一金 ▲3七桂 △6二銀 ▲3五飛
▲3八銀は形ですが、かえって△2八角を気にする必要がありました。よって先に▲3五飛はどうでしょうか。この手は藤井二冠が指しています。
上図からの指し手
△8二飛 ▲8七歩 △8八角成 ▲同 銀 △3三桂
(c)▲9六歩は角の可動域を広げた手。対して△9四歩と突き返すのは気が利かないようですが、先手に有効な手が無いのを見越しています。(仮に▲1六歩でも△1四歩と受けておきます。)
▲9六歩△9四歩の交換を活かすなら▲7七桂なのですが、△4四角が一旦桂の当たりをかわす手筋で、1局の将棋。
▲8七歩は手堅い手で、△8二飛で△8五飛なら▲7七桂△8二飛▲4五桂△4二角▲6五桂となって先手好調。しかし結局△8二飛にも▲7七桂としなければ、先手陣には△2八角の隙が残っています。(▲3九金と我慢する手もありますが。)後手はやはり△4四角と先受けし、△6四歩からは持久戦模様。後手がまずまずといえると思います。
指し手②
▲3六歩 △5一金 ▲3七桂 △6二銀 ▲3五飛
▲3八銀は形ですが、かえって△2八角を気にする必要がありました。よって先に▲3五飛はどうでしょうか。この手は藤井二冠が指しています。
上図からの指し手
△8二飛 ▲8七歩 △8八角成 ▲同 銀 △3三桂
▲2五桂 △同 桂 ▲同 飛 △6六桂 ▲同 歩 △3四角
▲2一飛成 △7八角成
後手はやはり△8二飛と引きます(藤井vs永瀬戦)。対して▲2五飛が有力で、△2二銀▲8七歩は1局の将棋。
藤井二冠は単に▲8七歩としましたが、△8八角成▲同銀△3三桂で飛車を簡単には戻させません。さらに▲2五桂と跳ねたものの(たぶん疑問手)、上図まで進んだ局面は後手有利のようです。(ただし実戦は逆転勝ち。)
次回は(7)△5二玉を予定しています。
青野流で過去に最も多くの局数があり、そして最も難解な変化です。たぶん1回では終わりません。そしてまとまる気がしません。覚悟していきましょうw
後手はやはり△8二飛と引きます(藤井vs永瀬戦)。対して▲2五飛が有力で、△2二銀▲8七歩は1局の将棋。
藤井二冠は単に▲8七歩としましたが、△8八角成▲同銀△3三桂で飛車を簡単には戻させません。さらに▲2五桂と跳ねたものの(たぶん疑問手)、上図まで進んだ局面は後手有利のようです。(ただし実戦は逆転勝ち。)
次回は(7)△5二玉を予定しています。
青野流で過去に最も多くの局数があり、そして最も難解な変化です。たぶん1回では終わりません。そしてまとまる気がしません。覚悟していきましょうw
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