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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

森羅万象スクランブル

こた(仮「なんか中2ワードないか?」
せっちゃん「森羅万象とか?」
こた(仮「なにそれ、イタい」

今日は石川県のものづくり会館にて、ビエンナーレ将棋大会が開かれました。ここだけの話、ビエンナーレが何かわかっていないw
3人の団体戦で、合計段位が10段以下で誰とでもチームが組めます。私のチームはこた(仮、S戸川(せっちゃん)、Tくんで参加。合計段位は日本将棋連盟段位なので、7段。3段分駒落としてください、と進言したいw
そしてこの大会、優勝賞金があるとのこと。だからか、みんな目の色が違います。ただ個人的には先週に引き続きのEnjoy勢。「せっちゃんの飛躍と、Tくんの成長が目的だから」と戦前に予防線を張っていくスタイル。

ちなみにC級で福井こども教室チームも参加。小学生3人のチームで、朝からスパーリング中。かと思ったら、遊んでただけだったw

閑話休題、私たちのチーム名は「福井こた研」。オレがつけたわけじゃないよw

予選はいつもの1勝通過方式。
一回戦。今日は相手のチーム名を見るのを忘れていました。それはまだいいとしても、対戦相手のお名前が…PC前で土下座していますので、許してくださいorz
戦型は横歩取り。相手の方の勇気流に、△8五飛~△2五飛と振り回す対策。正直あまり研究していない将棋で、思わぬ強襲を喰らいます。自玉が3段目に誘いだされて怖い形ですが、引くと形勢が悪化すると判断。強気に攻め合いを目指します。竜を切って玉頭に手を付け、寄せが決まり○。本当に寄っていたかはナゾ。
問題はチームの戦績ですが、S戸川は石田が捌けず×。Tくんも負けで、1-2負け。
…大丈夫!1局多く対戦できるから!

二回戦。私の相手はN倉さん。…だったと思う。間違ってたら「このアホンダラ!」とののしってくださいorz
戦型は私の四間飛車穴熊に、▲6六歩型イビアナ。私の対応は流行りの△6二飛型でなく、固めて待機するタイプ。先手から▲8六角~▲7五歩の筋で仕掛けられました。やってみたかった受け方があって、それが割合うまくいったと思っていました。しかしそれは錯覚で、難しい将棋だったようです。私が竜をつくって攻めたてましたが、少しいいと思いながらもハッキリとはわかっていませんでした。ただ受け切るのも大変だったようで、歩の手筋で絡んで○。
チームは3-0勝利。まずは一安心、という感じでしょうか。

ここからはトーナメント戦で、準々決勝です。
相手はK内くんとW塚くんを擁する、「あれ、これチートじゃね?」と思わず口に出てしまうチーム。
私の相手は屈指のチートキャラW塚くん。戦型は最近では珍しい、広瀬流四間飛車穴熊。久々にやりました。相手からの仕掛けを自然に受けたつもりでしたが、気付いたらやや苦しそうな形勢に。それでもなんとか捌きの糸口を見つけ、なんとか難解な将棋に持っていきました。お互い秒読みに入り、時間内に必死に読んで指し継ぎます。
隣ではS戸川がK内くんに虐殺され、Tくんは見事勝利。
そして私はというと、負けにしたと思っていました。それでもそれでも、諦めて投げてしまうわけにはいきません。直感では寄せられそうと思いましたが、相手も攻め駒が少なく決め手に欠けたでしょうか。穴熊ではよくある金の打ち合いエンドレスになって、根性で千日手に。
…まぁオレ将棋より根性の方が得意なところがあるからなぁw

そしてすぐさま2戦目、そして最初から30秒!先後代わり、戦型は私の横歩取りに。私は勇気流は採用せず、飛車を引いて中住まいというスタンダードな形にします。否応なしに迫りくる時間の波に、正直なところ序盤はお互いチグハグな応酬だった気がするw なんやかんやで1本取って、飛車交換して私が指せると見ていました。ですが相手も角をきっちり活用して、自陣がいきなり怖くなります。やらかしたかと思いましたが、存外こっちの攻めも厳しかったようでした。最後は綺麗な詰みもあって、○。
たぶん、K内くんが持っていた金のでっかい扇子が死亡フラグだったと思うw

準決勝。M野くんが集めたチーム。
実は当初M野くんに「こた(仮さん一緒に出ませんか?」と誘われた経緯がありました。それをあっさり「え、嫌ですけど」とフッた私w いや別にM野くんが嫌いとか棋力を信用していないわけではなくてですね、お互い負けたときに気まずい感じになるやん?引き換え、せっちゃんなら「ちがうだろーーー!!!このはげーーー!!!」って某議員ばりに後腐れなく言えるやん?w ごめんねM野くん。
しかしそんな彼が呼び寄せたのは、さらなるチートキャラだった。私の相手はT下さん。もともとは石川県出身らしく、元奨であり東京でアマ棋界に復帰。その実力を遺憾なく発揮し、素晴らしい実績を残しています。
将棋は私の先手位取り中飛車。対する相手の布陣は、意外な糸谷流右玉でした。金美濃に組んで、四間に振りなおして素早く決戦。飛車を切って攻めかかり、筋悪く金駒を打っていきます。続くかはかなり微妙だと感じていましたが、結果的にかなりうるさい攻めでした。たまたま上手くできていた、というのがビッタリくる将棋で、○。
局後、みなさんに凄いねと褒められました。誰も私が勝つとは思っていなかったらしいw
チームはTくんが早々に勝ち。S戸川はM野くん相手に熱戦を繰り広げましたが、惜しくも競り負け。それでも2-1で決勝進出!

決勝戦。学生棋界で鳴らした3人で構成されたチーム。対局前「せっちゃんや、ここは男ならバシッと決めてくれや!」と発破をかけ、対局開始。
私の相手は富山のMさん。自称初段。
戦型は相手の三間飛車に、穴熊から角を引いて2筋を仕掛けます。相手に自陣角を打たせて「しめしめ」と思ってゆったり固めていたところ、果敢に仕掛けられてしまいました。玉頭戦でかなり危ない形でしたが、強気に応戦して一度は切れ形になり勝勢に。しかしそこから中段玉で粘られ、角がお陀仏して怪しくなります。「初段?うそつけ!」(心の声) 逆転されていてもおかしくないと思いましたが、今日は運がありました。押し戻して○。
Tくんは相手が悪かったか、×。そして最後の1局は、それに相応しい熱戦だったようです。勝ったのは…S戸川でした!「やるときはやるやないか!!!」

自分が負けたときは周りがフォローしてくれ、スコアタイで最後まで残った対局を勝ち切る。団体戦の楽しさを存分に味わえた1日でした。(せっちゃんが)

福井こども教室チームもC級で見事準優勝。よくがんばりました^^

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とあるキノはさまよえる血塗られたエンジョイ勢のジャッジメントですの!

こた(仮「最近、中2ワードが思いつかないねん。なんか考えてーな。」
すぐちゃん「ほぉw」
キノ「適当にそれっぽいの並べてみますね」
以下記事タイトル。なんだこれ。ホントなんだこれ。

今日は金沢でアマ王将戦北陸大会がありました。道連れにするメンバーを集め、一緒の車でGo。メンバー(役割)は、すぐちゃん(運転手)、キノ(福井の威信を背負う)、Tくん(チャレンジャー)、こた(仮(保護者)。
会場に着くと、勝手さんもいらっしゃいました。今年も全国からたくさんの強豪の参加があり、「いやオレは今日Enjoy勢だからw」といういつもの口上で始まりました。

まずは皆さん興味がないと思われる、こた(仮の結果をささっと。

予選一回戦、相手は富山のS司さん。よく北陸大会でお見かけする方です。
序盤から角を打ち合う力戦で、居玉のまま戦いに。形勢はずっと難しそうだと思っていました。相手に先に竜を作られ苦しそうな感じになりましたが、こちらも竜を見切って肉薄します。寄りかどうか微妙でしたが、相手の時間が少なくなり寄せ切って○。

トーナメント一回戦。相手はZ本くん。立命館のスーパーエースで、That's 好青年。あだ名が自分の中で速攻で「とっつぁん」に決定しましたw (Z本→Z形警部→「あばよ、とっつぁ~ん」)
私のネーミングセンスはさておき、戦型は私の中飛車(角道close)。イビアナを目指されたため玉頭から銀でジャブを出して乱戦に。しかし飛車ぶつけの構想が悪すぎて、交換した直後に誤算に気づき大長考に沈むのでは冴えんなぁ。以下玉砕して×。
本気を出したとっつぁんにはルパンでも勝てないらしい。

威信を背負うキノはトナメ一回戦、岐阜のN島くんと対局。ムリに思えた攻めを通されたらしく、威信が誘爆して散る。
勝手さん、Tくんは残念ながら予選落ち。Tくんの将棋は後から並べてもらいましたが、うっかりしてからが力の入った熱戦でした。相手も強いので、勝ち切るまでが大変です。

というわけで勝ち抜いたのは、すぐちゃんのみ。朝「すぐちゃんは予選勝ってからトナメ一回戦で強豪に当たって爆砕する未来が見えるわーw」と言っていた2人が爆砕する中、将棋ゲーマーは二回戦も悠々突破。三回戦は富山の超強豪N平さんで、残念ながらここで敗退。

早く終わったので、K内くんやM野くん、金大のメンツに絡む。M野くんは子供に丁寧に将棋を教えていました。
じ、事案か!?w 「ジャッジメントですの!」


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innocent violencer

最近気付いたこと「あれ、オレって終盤弱いと思っていたけど、そもそも中盤で悪くしすぎじゃね?」

今日は審判の日(笑)こと県名人戦でした。
もちろん下される予定なのは私ですw

名人戦の挑戦者にマグレで勝ち抜いた私。県名人2438くんとの3番勝負に挑みます。2438くんは県名人4連覇中!ひいき目に見ても王者絶対有利と思われているハズです。だがしかし、みすみす負けてやるわけにもいかんのです。「え、こた(仮と2438くんどっちに賭ける?うーん、2438くんに1万!」

場所は福井新聞社和室「閑閑亭」。新聞社の局長さんが振り駒を行い、1局目は私が後手番に。頭上にカメラをセットされ(解説会場に映すため)、下座に着きます。持ち時間は1時間+秒読み60秒。第1局は9時10分頃にスタートしました。

戦型は私の角交換振り飛車。予定の作戦でした。相手の組み方にスキありと見て、自陣角の打ち合いから5筋の位を取る積極策。相手から動いてくるのはムリ気味じゃないかと高を括っていましたが、いざ動かれてみると難しいのなんの。思わしくないことに気付いて切り合い終盤勝負を目指しましたが、そんなレベルじゃないぐらい差がついてしまいましたw やっぱり中盤が下手だったかorz 華麗な寄せを決められ、完敗で×。
戻って、切り合いを我慢してじっくり指せばけっこう難しい将棋だったようです。

お昼を食べた後の2局目は先番。和室に一人残り作戦を考える…12時半、第2局開始。

戦型は矢倉。序盤、悪即斬され必敗形にw お昼に作戦を考えた意味とは一体orz 長考で粘れる手がないか探しますが、考えても考えても負けてしまう。しかしあまりにも楽勝すぎて、さしもの2438名人も楽観したのでしょう。飛車交換して打ち合いになりましたが、相手玉もそんなに安全ではありません。(「歩の枚数を勘違いした、ひどかった」と名人談。)相手陣にも攻めが刺さったところでは、解説会場で「まさかの逆転か!?」と色めき立っていた…らしい。しかし私の残り時間は3分、相手は30分以上残しています。2438くんも長考に沈みましたが、私もそりゃ考える。そしてやっぱり考えれば考えるほどわからない。そして相手の指し手は、「寄せてみろ!」とぶん投げる1手。1分将棋の中必死に寄せに行きます。だがどう見ても普通の寄せでは一枚足りない。(秒読みの中「端歩がついてあれば…」とか思っていた。)自陣に眠っていた角が何かの拍子に急所に刺されと願いましたが、最後は詰まされ×。

その後は解説会場に下りて、感想戦に。一応見せ場を作った最後の局面は、「寄せてみろ!」とぶん投げられたときに、持ち駒を投入して「ムリです、寄りませんわ」と土下座すれば難解とされました。ただそれでも負けている気がするので、結局名人の懐が深かった、という感じがします。どうせアレだろ、盛上げておいて「少し残ってましたか~」とか言うんだろw

総括。残念ながらやはり、実力が足りなかったと思わされました。まぁ、終盤でごちゃごちゃやって勝ちを拾えるような相手ではなかったということでしょう。
でも、最近は久々に将棋モードに入っていました。大会が続きますので、持続して次につなげたいと思います。

今日帰りラジオで聞いた言葉…「死ぬこと以外はかすり傷」w

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ここにはカッコいいタイトルが入ります

だれか中2心をくすぐるノスタルジックなタイトルを考えてください。(ネタ切れ)

今日は石川県まで遠征し、県下野々市将棋大会に参加してきました。
アッシーくんとしてキノを召喚し、「福井将棋界の威信はキノに全部かかってるんやぞ!」とプレッシャーをかけつつ会場に到着。
この大会は前回に続いて2回目の参加になります。

開会式では市長やら文化協会のお偉いさんやらが挨拶。そして毎回大会にプロ棋士を招いておられるのですが、今回のゲスト棋士の伊藤真吾五段も挨拶。伊藤五段の挨拶のときだけ最初に拍手が沸き起こるのは仕様です。
そして開会式の直後には、申し込みの時にもらったくじを使ったお楽しみ抽選があります。私の番号は77番!「これは絶対当たる!」と言っていたら本当に当たって、内心びっくりしたのは内緒。(こういうのにいつもは全く当たらない私…運を使い果たしたか?)キノは敢然と番号札を持って呼ばれるのを待っていましたが、無事撃沈w

さて、予選は石川ではお馴染みの1勝通過方式です。
私はまず、小学生のY原くんと対局。以前指導対局(たしか2枚落ち)で指したことがある子。もうA級の場で当たるとは…
戦型は私の中飛車にイビアナ。向かい飛車に振りなおして急戦を狙いました。仕掛けていきましたが、成立しているかはよくわかっていませんでした。ただ本譜は飛車先をしっかり破って、飛車を召し取り2枚並べます。こうなると穴熊といえどもどうしようもなく、○。
それにしても、子供は本当にいつのまにか強くなるものですね。

そしてここからは、早くも負けられないトーナメント。
一回戦。相手はY井さん。
対戦したことはありませんが、以前棋譜を並べてもらったことがありました。たぶん振り飛車党なんだろうなぐらいの気持ちで臨みましたが、相手の作戦は角交換振り飛車。3筋の位を取られたので、▲3六歩△同歩▲同銀と反発。以下相手は1歩と犠牲に馬をつくり、私が自陣角で対抗します。途中離れていた金を自玉側にくっつけ、角を転回して打開。私が指せる局面になりました。変な寄せ方をした気がしますが、押し切って○。

二回戦。相手はIさん。
Iさんは事前情報なし。私の今日2回目の中飛車採用に、相手の作戦は糸谷流右玉。思いつきでダイヤモンド美濃を構築したら、なんだかんだで2手ぐらい損してハッキリ作戦負けに。仕掛けられ自信がない展開になってしまいました。途中控え桂の好打を見落として、その瞬間は「やっちまったか」の思いがよぎったのですが、案外難しかったのは「僥倖」でした。攻めをいなし、素早く反撃して逆転で○。

三回戦。相手はB井さん。
大学生?やっぱり情報がないので、作戦は立てられない。私が後手になり▲2六歩△3四歩▲4八銀の出だしをされたので、角換わり系の将棋に誘導したくなりました。相手は右玉に変化してきたので、私は銀矢倉にがっちり組みかえます。そして、珍しくきっぱり攻めにいきました。こた(仮にしては本筋の将棋が存外上手くいって、竜を作ることに成功。と金で攻めたて、快勝で○。

準決勝。相手は大御所S木E春さん。
以前指したときは独自の戦法に屈しています。今回のE春さんの作戦はそれというより、最近流行の兆しを見せる速攻早繰り銀。アテが外れ、フリーダム精神が呼び起された私はナゾ右玉に変化。しかしやはりというべきか、明らかに破綻した構想でしたw 馬を作られ不利に陥り、耐え難きを耐えるツラい展開に。最後まで足りないかと思っていましたが、時間が無くなるにつれ少しずつ詰めて熱戦になりました。相手の囲いに手がついてこちらのターンが回り、マグレで○。

そしてついに決勝戦。相手はI野さん。あれ、朝に「決勝で会おう!」と誓い合ったKくんどこいった?w
I野さんとの対局は実は去年の大会の決勝以来。去年と同じ顔合わせになりました。そのときは逆転の筋を逃して負けてしまい、絶好のリベンジの機会が回ってきました。
戦型は私の中飛車に、超速。銀対抗の形からガツンと銀をぶつけられ戦いになります。捌けるかどうかの将棋ですが、正直自信はありませんでした。I野さんの的確な指し手の前に相変わらず光明が見えないところでしたが、飛車を切って決めに来た手が疑問だったと思います。と金と手にした飛車で攻め合いになりました。こうなると1路遠い玉の違いが大きく、直線の寄せ合いを制し○。

ということで、見事優勝することができました。
ただ内容に関しては、正直かなり課題を残しました。県名人戦を前に、「こんなんじゃ到底2438くんには勝てねぇ」というのを色濃く映し出したと思います。
今日の結果に関しては「望外」ですが、さらに2週間後「特別な感慨があります」と言ってみたいですね。

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融解するシンセサイザー

不協和音はノーセンキュー。

今日は王将戦2次戦でした。

1局目はT橋さんと対局。戦型は私が後手番ながら早石田を目指します。相手も▲6五角と打って乱戦になりました。途中手順前後で予定が崩れ、修正したものの形勢はやや不利。ただ相手の手に乗ってしっかり受けて持ち直します。そして勝ちだと思って踏み込みましたが、それがイマイチ。もう一回しっかり受けるべきでした。最後はよくわかりませんでしたが、必至を掛けてなんとか○。

2局目、S五段と対局。連続の石田流に、師匠得意の右四間飛車。角銀交換になって、角を打ちこみ香を取りに行きます。勝負手と飛車に狙いをつけられましたが、上手くかわすことができました。奪った香で5筋を破り、そのまま押し切って○。

3局目、S戸川四段と。前回できなかったゴキ中に対する左美濃を目指します。後手のS戸川が工夫し、△4四銀~△2二飛と趣向。研究からは外れましたが、上手く指すことができました。飛切りから端攻めと勝負手を放たれましたが、端桂の王手から相手玉を引きずりだして○。

4局目、キノ四段と。私の作戦は中飛車。どうせ穴熊だろ、と思ったら△5四歩突かれて、あれ違うのかと思ったら玉を囲い始め、やっぱりなと思ったら銀冠でしたw 私は端の位を取ってから穴熊に。以前も指した形でしたが、ちょっと積極性を欠いた気がします。がんばって捌きにいきましたが、飛車ぶっつけ辺りが手拍子だったでしょうか。紆余曲折あって相手玉が上部脱出し、時計の叩き合いになって×。うーん、センスがなかったような感じがする。

5局目、Y本五段と。四間飛車に対して、天守閣美濃に。4枚美濃に組みかえていたところ、5筋から果敢に動かれます。金で抑え込みを狙いますが、簡単にスッポ抜けましたw 玉頭戦で角を切られ、続いて飛車も切られ猛攻されます。形勢は相手玉が厚すぎて敗勢。雷落とし(▲6二歩+▲4四角の形で▲7一竜から寄せること)の一発狙いもかわされてしまいました。粘ろうとしましたが的確に寄せられて、自玉は即詰みの局面。しかしあまりにも楽勝だったからかこれを逃され、最後の王手ラッシュに出ます。ただこの追い方がこれまたヘタクソで全然詰んでなかったのですが(私は途中から詰んだと思ってましたw)、時間に助けられて頓死で○。最近Y本さんには内容で完敗しています…

6局目、本日最後の相手はS井五段。戦型は矢倉。流れで片矢倉になりましたが、後手なので棒銀で先に銀を捌かれてしまいました。それからは2筋と6筋の攻め合いになり、難しい形勢。自玉が右辺に逃げだし、余して○。

名人戦もあり、戦型に悩む今日この頃。今日もS戸川との対局を除いて、序盤が上手くいっていません。なぜか1つ悩みを抱えると、全体のバランスまで崩れるようです。なんとか調律したいと思います。

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5月は君の鬱

っていう某映画にかけたタイトルを考えていたんだけど、忘れてたので2か月遅れで使っちゃいます。S戸川がいつも通り鬱っていたので、いいでしょうw

今日は県名人戦挑戦者決定戦でした。2438大名人への挑戦権をかけて、シード組と予選通過者を合わせて19人で争われました。
S戸川が彼女とイチャイチャしている間、唇を噛みしめて盤に向かっていた こた(仮。
負けるわけにはいきませんw

予選は5人組で、一回戦。相手はS五段。なぜかしょっぱなの師弟対決が多いような気がします。
戦型はS五段の石田流に私が△8五歩と突き、先手早石田に。相手に▲5五銀から動かれました。金を取ってムリヤリ飛車を殺し、形勢は少しいいはずだと思いつつも、嫌な感じで喰らいつかれました。面倒を見る方針に切り替えましたが、途中は差が詰まっていた気がします。本譜は最後、詰めろ竜取りが決め手で○。

二回戦はY田四段と対戦。Y田さんも福井地区代表の常連です。
戦型は先手ゴキ中から、相手の△5四歩~△6四銀に▲6六歩と止め角道を止める中飛車に。序盤は私の組み方がやや冗長すぎて、仕掛けられたときには自信がない展開。飛車交換に成功しましたが、角の働きに差がありやはり少し悪いと感じていました。そこからはねじり合いですが、相手の馬切りが指しすぎだった気がします。攻め合い勝ちして○。

三回戦の相手はS井五段。勝山の強豪です。
私の作戦は四間飛車穴熊。玉頭銀を繰り出し、銀が威張り切れるかどうか。端から香を交換し、相手に竜、自分が馬を作る展開に。しかしそこでは穴熊が堅く、私の方が優勢だったと思います。玉頭から攻め勝って○。

四回戦はN谷さんと対局。
戦型は相手の角交換四間飛車。私は矢倉に組み、vs美濃の対抗に。△6四角の自陣角に対して、私の受け方が軽率でした。いつのまにやら馬作りが受からなくなり、しゃにむに攻めましたが明らかにムリ。じっくりと と金を作られて、まるで攻めさせられる下手状態でしたw 中盤も踏ん張りを欠き、敢え無く寄せ切られて×。
最終戦は負けでしたが、3-1で予選通過になりました。

これからは負けが許されないトーナメント。通過者8人でくじを引きます。キノが「くじを引いてないのにN西六段と当たってた!」とか言ってましたが、O滝さんに「オッサンと当たってラッキーやないか!」となじられていましたw

そして私の相手は、S戸川四段。 ま た お ま え か 。
きっとゴキ中がくるだろうと読み流行りの角道を開けない左美濃を目指しましたが、それを察知したS戸川はサッと三間飛車に。戦型は真部流に対してしっかり穴熊に組みました。そしてやってみたかった銀冠穴熊への組みかえ。ですが組みあがりはイマイチだった気がします。相手が5筋に歩を垂らし、なんとか私は飛車角を捌こうと頑張ります。自信は全然なかったのですが、竜を三段目で使ったのがけっこう好判断だったかも。玉頭から桂香を打ち付け、竜きりと派手な手が決まって○。
S戸川「いやー、皆さんお強いですね(鬱)」T五段「それひと月前にも聞いた気がする」

準決勝、T五段。もうお決まりの相手です。
戦型は相手の菅井流角交換振り飛車。私は穴熊に組みましたが、打開に苦労させられる展開。飛車を捨てムリヤリ動いてみるものの、完切れになりました。あれ、この流れなんかデジャブw 必死に食らいつこうとしますが、手に乗って2枚目の竜を作られます。3回くらい心が折れそうになる中、相手は△7六金と角取りに催促。しかしここは棋譜を取っていた勝手さんが指摘したように、もう一度受けに回るのが堅実だったと思います。ナゾの食いつきを見せ、なんだかんだで大逆転して○。
正直、斜め45度くらい倒れてました--; T田さん「これを勝てないのはダメやわ(鬱)」(ひと月ぶり今年2回目)
運を味方につけ、決勝へ。

決勝戦、相手はやはりN六段。 ま た あ な た で す か 。
戦型は私の先手中飛車。玉頭から動かれましたが、突き違いの手筋で銀を引かせ、いきなり歩得に。ただそこで楽にさせてくれないのがN西さん。狭いところに角を打つ勝負手で、対して私の対応はヒヨった気がします。銀桂交換ながら馬にされて、やや苦しくなったと見ていました。玉頭から歩の手筋で嫌味に迫って、銀をタダのところに打った▲3四銀が勝負手。ここからは難解ながら、攻めが繋がったかもしれません。必死の抵抗をされますが、竜王戦のことを思い出しながら(笑)なんとか寄せ切り、○。

名人戦への挑戦は初。去年までは解説でしたw
相手の2438くんは乗りに乗っている大学生。正直、むっちゃ強い。勝てる気がしない(鬱)。でも勝ちたい。

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恥の多い生涯を送っています

現在進行形でございます。

実は土日をかけて東京に武者修行に来ています。大都会で奮闘する某とんねるず君に相談すると、「では舞台を用意してしんぜよう」とありがたいお返事。仕事で打ち疲れたこの鼓動は無力で儚いものですが(?)、それでも土曜早々に、変わるきっかけをつかもうと思い出発しました。

お邪魔したのは翔風館道場。支部としても有名なところで、私は初めて訪れました。この日集まったのは8人の猛者たち。強豪を多く集めることができるのは、都会ならではと思います。

1戦目、H川氏と対局。いきなりアマチュア銀河戦優勝経験のある強豪との対戦となりました。初戦はくじで当たりが決まったはずなのですが、やはり私は持っていたw
戦型は私の藤井システム。対してH川氏の▲3五歩~▲4六銀で急戦になりました。お互い角を打って香を取り合いましたが、やや分が悪そうな将棋に。1手足らない寄せ合いながら、なんとか必至をかけました。後から考えると自玉が詰みだったのですが、本譜は王手を端を生かして逃げきり、逆転勝ちで○。

2戦目の相手はT橋氏。HUNTER×HUNTERの1話とかに出そうな名前の方。今度は元支部名人戦東地区優勝者!
戦型は相手の後手四間飛車。急戦系の将棋を指したかったのですが、早々の△3二金を見てスイッチ。しかし見たことが無い構えにされて、急所がわかりませんでした。角を転回したものの、どうも上手くいっていなかったようです。なんとか捌いて少しは持ち直した気にぐらいにはなりましたが、華麗に寄せ切られて×。完敗orz

3戦目、相手は某とんねるず。なんでやねんw
私の作戦は先手中飛車。相手の作戦は△7四銀のUFO銀でした。難解な押し合いへし合いの中盤戦、スキをついて捌きペースを握ります。こた(仮の快勝か、という周りの雰囲気(気のせい)でしたが、秒読みに追われ乱れ始めます。何度も経験した流れですが、見えないときは見えないもの。粘られて寄せに失敗し、逆転負けで×。

4戦目=最終局。相手はN口氏。石川出身の元奨で、今度は元支部名人戦西地区優勝者。何度か指していますが、かなり負け越しています。
相手の作戦は石田流。私は棒金という最近では珍しい作戦をチョイスしました。最初はもちろん抑え込み狙いでしたが、途中でそれではダメだと考え果敢に捌きにでました。この判断が功を奏したのか、形勢は私が有利に。自玉が薄いので油断禁物と気を引き締め指します。飛車切りから寄せが決まり、○。

ちなみにこの研究会、実は私はK出(福井出身)の代打だったらしい。2戦目で指したKAITO君いわく、「福井から来た方は面白い方が多いですね。ぜひ対談して議事録に残してほしいですw」とのこと。え、そのカテゴリーにオレも入ってんの!?

夜は某とんねるず宅に宿泊。ありがとう、そしてありがとう^^

次の日も翔風館の道場に。ただ残念ながらあまり人が集まらず、某とんねるずとの10番勝負。いやぁ、某とんねるず先生、勉強になりましたw

土日合わせて、たくさんの方に良くしていただきました。翔風館の館長S木さん、研究会に集まった方々、そして某とんねるず。本当にありがとうございました。

ちなみに仕事で火曜までコンクリートジャングル滞在中。福井弁丸出しはコンプレックスでしかない。いや、あんまり気にしてないw

追伸

会社の飲み会で、新しく配属された方が将棋好きなことが発覚。新しくといっても大先輩なのですが、「ブログ見てるよ」と言われて驚愕。
そして土曜夜、翔風館の館長さんにも「あぁ、こた日記?知ってる知ってる。心を渡っちゃった奴だろ?(笑)」と言われ、二度驚愕。

コンセプトは「邪気眼系中2病ブログ」。
でもあまり恥ずかしいことは書けないと思う、こた(仮であった。

せめて対局結果だけは、誇れるものにしたい。

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心を渡る

昨日は福井県アマ選手権の本戦リーグが行われました。プロで言うところの王将リーグよろしく県の実力者が集うリーグで、優勝者のみがアマ名人戦への出場権を得ます。

出場者は前期シード2名と、予選勝ち上がり5名の計7名。
朝に当たりを決めるくじ引きをします。まぁ総当たりではあるのですが、抜け番がいつやってくるかというのもあります。私は7番を引き、しょっぱなから抜け番に。うーん、低血圧な朝一を避けれたということにしておきましょうw

私にとっての初戦は、K縁五段と対局。私が居飛車にすると、なぜか最近K縁さんは中飛車ばかり。たぶん「こた(仮は中飛車に弱い」か「こた(仮なんて中飛車で十分」と思われているのでしょうw 私の作戦は銀冠からの穴熊。4筋から戦期をとらえ、こちらが十分な将棋と見ていました。ただ穴熊の堅さを過大評価していたかもしれません。相手も駒を捌いてみるとさほど自信がない展開でした。寄せ合いになりましたが、一瞬のスキをつき香を捨てたのが決め手。働きが無かった角を活用し、1手勝ちを決めて○。

二回戦。相手はT田五段。3手目は私の▲6八飛。T田さん相手とあっては、当然相振り飛車を想定していました。それを裏切って△8四歩は当てが外れたと言わざるをえない。やっぱり「こた(仮なんて居飛車で(略」。さて珍しいT田さんのイビアナを前に、私の作戦は窪田流の藤井システム。難しい将棋でしたが、角道を止められ少し悪い気がしていました。しかしそこで暴発せず我慢できたのは、大げさですが勝因になったかもしれません。角道を再び通して襲い掛かり、反撃を見切って寄せ切り○。

三回戦。相手はキノ四段。戦型は矢倉。キノが米長流急戦が得意なことをすっかり忘れていた間抜けなこた(仮、継歩で反撃に出るも巧みに受けられ自信がない展開に。おもいっきり切り合いに勝負を託しましたが、さきほどの我慢を思い出さなければいけませんでした。桂損で竜を作ったものの、追い返されやはり不利。しかし、実はそれほど悲観する形勢でもなかったようです。角にあてた▲5六金が1手バッタリ(勝負手のつもりだった)で、角を切られて潰され×。

四回戦。とりあえずおやつを食べ英気を養う(?)。朝買ってきたラムネと合わせ、ブドウ糖摂取はぱーぺきだぜ!w
そしてS戸川四段襲来。目論見通り相振り飛車になりましたが、S戸川の囲いは中住まい。そんなんあるのか。とりあえず飛車先を切ったら、その歩と棒銀+筋違い角で金無双突破を図られます。角と飛車が向かい合うアクロバティックな応酬になりましたが、どうやらお互いに自信がなかったようです。相手の勝負手にのって、飛車を犠牲に相手陣をやぶり優勢に。最後見落としがあったものの中段玉で戦々恐々で耐えて、○。

五回戦。全勝のN西六段と。戦型は私の藤井矢倉になりました。棒銀で動きを見せたところ、相手の意表の動きで戦いが始まります。ずっとやや指せると思いながら指し進めていましたが、ちょっとずつミスをしていたでしょうか。激しい寄せ合いになり、自玉に詰めろがこないところで寄せありと見た局面。しかし、直面してみるといい寄せが見当たりません。仕方なく飛車を取り引き成って手を戻しましたが、これでは負けにしたかもという感じ。そのまま流れを切ることができず、×。

六回戦。本日の長老Y本五段と。私の石田流に対してY本五段得意の対策で、颯爽と動かれてイマイチ自信が持てない展開。中盤の競り合いは難しく、形勢はよくわかりませんでした。中央に銀が働いて駒得になり、相手陣に手をつけて優勢になったと思います。相手も粘ってきますが、じっくりと押し切って○。

七回戦。「え、なんで七回戦?」「それはシード権をかけて2位決定戦があるからさ」
もうへとへとな7時台ですが、T田さんと再戦。今度は念願叶って相振り飛車…しかし先手の責任を感じて動いた手が悪手で、竜を作られすぐ敗勢に。ただT田さんも体力消耗からか安全を期したからか、なんやかんやで食いついて勝負形(笑)ぐらいの形に。つまりまだ全然負けだったのですが、短くされた時間が全てをわからなくします。最後はナゾ混戦でしたが、T田さんの時計が落ちて○。

結果↓
①N西六段 6-0 接戦をことごとく制し、竜王戦に続き今年2冠目。
②こた(仮 4-2 2位死守。ズタボロ。
③T田五段 4-2 「全勝なんて許せない」こた(仮「私はベストを尽くしたので、T田さん後は任せました」
④K縁五段 2-4 先生マジ忙しいらしい。
④キノ四段 2-4 「皆さんお強いですね」こた(仮「お、おぅ」
④S戸川四段 2-4 「指しわけぐらいできると思っていた時期が私にもありました」こた(仮「お、おぅ」
⑦Y本五段 1-5 あえて申し上げると、このお歳で勝てるのは素晴らしいと思います。

誰もが勝とうと思って努力していると思いますが、満たされないものですね。
今度は県名人戦です。

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誅殺

自分が正しいと思って行動する奴はたちが悪い。
※本文には全く関係ありません。

さて、ブログの投稿を最近全然していなかったことに気づきました。
みんな早すぎる世間の波が悪いんですw

藤井聡太四段の快挙、を通り越して一部将棋ファン(あっし)がドン引きするレベルの勝ちっぷりは、一般人にも広く知られることとなりました。
会社で「そろそろ私が止めるしかないですねw」とテキトウなことを言っています。

将棋教室は大盛況みたいです。
これまで自分からは触れてきませんでしたが、将棋をしばらく教えている子がいます。将棋の勉強を怠らず、確実に実力をつけています。お父さんも精力的で、福井でいろいろな人から可愛がられています。自分の貢献度は0でしょう。
そんな私は湯の町公民館で、S水さんに教えていただいていました。戦型はマネしませんでしたが、棋風は師匠譲りだと思います。(私の方が若干筋が悪い気がするw) S水さんも「あれをやれ、これをやれ」とは言いませんでしたが、いつだったか、「▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩には、▲2五歩と伸ばさない方がいい。向かい飛車の選択肢を与えるから」と仰っていました。正確には、どちらが正しいという言い方で無かったと思います。矢倉の選択肢を狭めて、▲2五歩も立派な手ですから。
私の5手目は時勢と気分によりますが、師弟対決のときだけは必ず▲4八銀です。

今日からアマ竜王戦の全国大会が開幕しています。藤井くんより私はこちらを気にしていました。
石川で代表になった2438くん、頑張ってほしいと思っていましたが鬼リーグにぶちこまれ、残念ながら敗退していました。
N西さんは予選通過し明日の勝負に。この方は私程度が応援するのはおこがましいでしょう。将棋教室の講師を積極的にしていますが、プレイヤーとしてもさすがです。

教え子と対局したときに、彼のガジる重い手が自分の指し手とかぶって見えるのは、きっと自意識過剰なのだと思います。N西先生の影響だとなすりつけておきますw

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福井では土曜日こそ雨でしたが、GWは天候もよくお出かけ日和でした。
そんな中で家に引きこもってずっと将棋してた奴は、きっと人生を損しているに違いない。

はい人生を損している奴こと、こた(仮でございますw
GW中、実はずっと先手中飛車の研究をしていました。あれから何かを変えたいと思っていました。

日曜日。県竜王戦。
私はシード権で予選リーグは免除。トーナメントからの出場になりました。いつも体が温まっていない、一回戦が鬼門。

その一回戦、Y本五段と対局。
私が中飛車にしたとき、どういう対応でくるのか予想しづらい相手だと思いました。そこで普通に居飛車にして、四間に対して穴熊を目指します。いつも対策を散らしてくるY本さん、今回は△4五歩~△3五歩から石田を狙う作戦。もしかして研究されてたかもという進行で、やや苦しい展開になったと感じました。そこで自陣飛車で頑張りに行きましたが、これが次の相手の好手を見落とした悪手。はっきり悪くなりましたが、美濃のコビン攻めで食いつきます。寄りがあるのではと思ったのですが、寄りませんでした。残念、こた(仮の冒険はここで終わってしまった!…となったと思いきや、決めに来た相手のラッシュが決め手にならず、命拾いして○。

二回戦。相手はキノ。予選から全勝中で、確かな実力を持つのはもうみんな気付いています。だがそれを証明させるわけにはいかないw
後手番になったので、素直に居飛車に。1手損角換わりから相腰掛銀になりました。▲4八金vs△6二金といういまどきの将棋でしたが、どっちも攻めたがらないのが面白いところ。(私は後手番角換わりはあまり攻めたくない、と考えています。まぁ結局攻めまくることが多いですがw キノは元々受け8割ぐらいの棋風。)そして指している途中であることに気づきます。あれっ、この局面って昔指したことがある。かつての自らの手順が劣勢に陥ったことを偶然思い出し、変化します。後々考えるとどうも変化手順もあまり面白くない感じがしますが、結果的にはこれが功を奏しました。最後は自玉の不詰を読み切って、1手差の寄せ合いを勝ち切り○。

準決勝。S戸川。なぜか対局前に「ここで勝つことが壁を破る(シード的な意味で。私に勝つこと自体には何の意味もないw)一歩になる、がんばれ」と相手を激励し、対局開始。
後手番に。S戸川相手なら2手目に△8四歩と突けば、中飛車にしてくれるだろう。というわけで目論見通り(対)先手中飛車に。私の作戦は最近は少なくなったいわゆるUFO銀(△6三銀~△7四銀)。ひたすら抑え込みを狙う形になりました。飛車を寄って角金の動きをやや不自由にしたところでは、作戦は成功したと思います。まぁ網が破れると一気に負けになる戦型なので、あんまり意味は無いw その後も薄い玉で頑張って、優勢に結びつけることができました。ただ相手も馬をつくり底歩を打って頑張ってきます。そこでは寄せがわからず焦りましたが、腰を落として端攻めからの寄せが上手くいきました。必至を掛けて、相手のラッシュを逃げきり○。
普通に好局でした。なんとか将棋には勝ちましたが、S戸川の綺麗な彼女がお迎えに来ているのを見て、敗北感w

決勝戦。相手はN西六段。
なぜかY本さんが振り駒をして、見事にと金だらけ。先手の私の初手は、遂に▲5六歩。N西六段の作戦は玉頭位取りでした。私は銀冠穴熊に潜り、せっせと7八の金を自玉に寄せます。相手が玉頭で交換した1歩を手持ちにして△7五歩と開戦したところで、こちらも中央から攻め合いに。上手くいくかは微妙かなと考えていましたが、結果的に上手くいきました。飛車を取って垂れ歩でと金作りを狙い、これをヒタヒタ寄せていくのがいわゆる「と金の遅早」。穴熊も生き、望外の大優勢を築きました。しかし…勝ったと思うと思考が止まるのが人間。駒を埋めて頑張られ、簡明な寄せを逃し少しずつおかしくなっていく。少し緩めようか…なんて考え出した私を待っていたのは、間接王手竜取りでした。無念の大逆転負け、油断大敵ということを改めて心に刻まれる×。(いつも逆転負けしてる私ですが、これは5年に一度レベルな気がする、正直。)

昨日はあまり眠れませんでした。そんな中で見た夢。体が冷たくなって意識が切れ、今朝に戻る夢。
準優勝を喜んで、次こそはと決意を新たにするしかないですね。

今度は、何色に変わろうか。

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