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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

ここにはカッコいいタイトルが入ります

だれか中2心をくすぐるノスタルジックなタイトルを考えてください。(ネタ切れ)

今日は石川県まで遠征し、県下野々市将棋大会に参加してきました。
アッシーくんとしてキノを召喚し、「福井将棋界の威信はキノに全部かかってるんやぞ!」とプレッシャーをかけつつ会場に到着。
この大会は前回に続いて2回目の参加になります。

開会式では市長やら文化協会のお偉いさんやらが挨拶。そして毎回大会にプロ棋士を招いておられるのですが、今回のゲスト棋士の伊藤真吾五段も挨拶。伊藤五段の挨拶のときだけ最初に拍手が沸き起こるのは仕様です。
そして開会式の直後には、申し込みの時にもらったくじを使ったお楽しみ抽選があります。私の番号は77番!「これは絶対当たる!」と言っていたら本当に当たって、内心びっくりしたのは内緒。(こういうのにいつもは全く当たらない私…運を使い果たしたか?)キノは敢然と番号札を持って呼ばれるのを待っていましたが、無事撃沈w

さて、予選は石川ではお馴染みの1勝通過方式です。
私はまず、小学生のY原くんと対局。以前指導対局(たしか2枚落ち)で指したことがある子。もうA級の場で当たるとは…
戦型は私の中飛車にイビアナ。向かい飛車に振りなおして急戦を狙いました。仕掛けていきましたが、成立しているかはよくわかっていませんでした。ただ本譜は飛車先をしっかり破って、飛車を召し取り2枚並べます。こうなると穴熊といえどもどうしようもなく、○。
それにしても、子供は本当にいつのまにか強くなるものですね。

そしてここからは、早くも負けられないトーナメント。
一回戦。相手はY井さん。
対戦したことはありませんが、以前棋譜を並べてもらったことがありました。たぶん振り飛車党なんだろうなぐらいの気持ちで臨みましたが、相手の作戦は角交換振り飛車。3筋の位を取られたので、▲3六歩△同歩▲同銀と反発。以下相手は1歩と犠牲に馬をつくり、私が自陣角で対抗します。途中離れていた金を自玉側にくっつけ、角を転回して打開。私が指せる局面になりました。変な寄せ方をした気がしますが、押し切って○。

二回戦。相手はIさん。
Iさんは事前情報なし。私の今日2回目の中飛車採用に、相手の作戦は糸谷流右玉。思いつきでダイヤモンド美濃を構築したら、なんだかんだで2手ぐらい損してハッキリ作戦負けに。仕掛けられ自信がない展開になってしまいました。途中控え桂の好打を見落として、その瞬間は「やっちまったか」の思いがよぎったのですが、案外難しかったのは「僥倖」でした。攻めをいなし、素早く反撃して逆転で○。

三回戦。相手はB井さん。
大学生?やっぱり情報がないので、作戦は立てられない。私が後手になり▲2六歩△3四歩▲4八銀の出だしをされたので、角換わり系の将棋に誘導したくなりました。相手は右玉に変化してきたので、私は銀矢倉にがっちり組みかえます。そして、珍しくきっぱり攻めにいきました。こた(仮にしては本筋の将棋が存外上手くいって、竜を作ることに成功。と金で攻めたて、快勝で○。

準決勝。相手は大御所S木E春さん。
以前指したときは独自の戦法に屈しています。今回のE春さんの作戦はそれというより、最近流行の兆しを見せる速攻早繰り銀。アテが外れ、フリーダム精神が呼び起された私はナゾ右玉に変化。しかしやはりというべきか、明らかに破綻した構想でしたw 馬を作られ不利に陥り、耐え難きを耐えるツラい展開に。最後まで足りないかと思っていましたが、時間が無くなるにつれ少しずつ詰めて熱戦になりました。相手の囲いに手がついてこちらのターンが回り、マグレで○。

そしてついに決勝戦。相手はI野さん。あれ、朝に「決勝で会おう!」と誓い合ったKくんどこいった?w
I野さんとの対局は実は去年の大会の決勝以来。去年と同じ顔合わせになりました。そのときは逆転の筋を逃して負けてしまい、絶好のリベンジの機会が回ってきました。
戦型は私の中飛車に、超速。銀対抗の形からガツンと銀をぶつけられ戦いになります。捌けるかどうかの将棋ですが、正直自信はありませんでした。I野さんの的確な指し手の前に相変わらず光明が見えないところでしたが、飛車を切って決めに来た手が疑問だったと思います。と金と手にした飛車で攻め合いになりました。こうなると1路遠い玉の違いが大きく、直線の寄せ合いを制し○。

ということで、見事優勝することができました。
ただ内容に関しては、正直かなり課題を残しました。県名人戦を前に、「こんなんじゃ到底2438くんには勝てねぇ」というのを色濃く映し出したと思います。
今日の結果に関しては「望外」ですが、さらに2週間後「特別な感慨があります」と言ってみたいですね。

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