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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

隠したナイフを見つめる

今日は県棋界にとっては最大の決戦、県名人戦が福井新聞社で行われました。私はいそいそと 解説しに 出かけました。ファッ!?

さてさて、2438県名人に挑むはN六段。挑戦者決定戦では決勝で負けてしまった私、大盤解説で2人の戦いを見守る・・・ハズだった。

T理事長「こっち、こっち」
こた(仮「はぁ」
T理事長「よろしく」
こた(仮「Σ( ̄ロ ̄|||)」

というわけで解説者である。もう好き勝手しゃべらせてもらおうw

まず1局目の戦型は角換わりに。N六段が得意の棒銀に出て、微妙に定跡形を外れた形で損得が難しいところでした。しかし端からの銀を捨てての攻めに▲9四歩と垂らし返した(後手番が棒銀している)のに、△9二歩と受けず△9八香成としたのが誰も予想しなかった1手。

解説の人「▲9四歩垂らしたら受けますねーーー、え、受けてないの?マジ?」

しかし2438名人も流石に受けるところと思い込んでいたようで、難しい折衝を間違え(たと思われる)てN六段優勢に。2438名人も勝負手で迫りましたがその後のN六段のまとめ方も上手く、はっきり勝ちになりました。しかししかし・・・最後の最後、「手堅く指しても勝ちですが、飛車切りでどうやら詰みがあるようですねー」とか言っていたら飛車切り「おおぉー!(歓声)」→受け「ええぇー!!(悲鳴)」w 読み切れず秒読みに追われた(名人戦は秒読みがついています)ようですがそこで
N六段玉にギリギリ詰みはなく、逆転には至ってなかったか。結局桂を一枚渡して必至をかけましたが、ここで詰まして挑戦者冷や汗の先勝になりました。

2局目は矢倉。先手N六段の▲3七銀戦法でしたが、2438名人が△7三銀~△7五歩と攻める加藤流の定跡の近似形になりました。そこからは矢倉らしい中央の金銀の戦いになりましたが、2438名人がペースをつかんでいきました。攻めが早い形になり、寄せ切って完勝。

というわけで3局目にもつれ込みました。再度振り駒を行い今度は名人先手で、矢倉▲3七銀戦法に。そこから▲4六銀~▲3七桂型に構え、穴熊に組む定跡形の1つに進展しました。以下は先手が攻め後手が受けるという判で押したような展開ですが、2438名人の攻めが急所をついていました。自玉の穴熊の金銀を3枚残したまま(まぁ受け潰せるかの勝負なので失敗したらこうなるのだが)圧勝!

2438くん名人防衛となりました!来年受験のため最近はあまり大会に出てなく、ブランクを心配していましたが相も変わらない鋭い攻め。来年はと聞くと、「どこの大学に行ったとしても絶対帰ってきて名人戦に出場します!」とのこと。力強い言葉が頼もしく感じました。防衛おめでとう!^^

さて、去年の日記で「本当は対局者としてここに来なければならなかった」と書いていた私。来年こそ、切っ先を向けたいものである。

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現実がずっと後ろからボクを見てる

糸谷さん挑決を羽生さんに勝利で、竜王戦挑戦者に!羽生さんの永世七冠も見たかったですが、若手がどこまでやれるのかも楽しみな竜王戦です。(読売は涙目かもしれないw)それにしても立ちはだかるは森内竜王。倒しても倒しても羽生世代が立ちはだかる、若手にとっては高い壁の連続ですが、何か渡辺竜王誕生のときと重なる(そのときも森内さんが相手でした)のは私だけでしょうか。

王座戦は羽生vs豊島の天才オールラウンダー対決・・・と銘打ったのはニコ動。まぁどうせ居飛車対決なんだろ・・・って気もするけど第1局は矢倉。ずっと定跡通り進んで豊島さんの研究が炸裂するか、という将棋でしたが結局最後は腕力がモノを言う。羽生さんが押し切りました。

この若手2人のタイトル戦は世代対決ということもあり、ある意味世間は注目していると思います。そんなのに気圧されず、2人には力を出し尽くしたタイトル戦にしてほしいですね^^

そういえば福井新聞に私の対局の棋譜解説(名人戦)載ってました。発言偽造おつw そんなこと言ってねぇええぇぇ!って思いましたけど、この方には大変お世話になっているのでこの思いは胸に秘めておきます(秘めれてない)w もちろん解説もあながち間違っているわけではないのですが、対局者自身は全く違うことを考えているということです。まぁ結局何が言いたいのかというと、私たちには策なく終わってしまったように見える将棋でも対局者には全然違う世界が見えていたのかも、ということなのです。(要するに皆さん若いもんに厳しくしないでね、ってことw あと私の新聞将棋のことは引き合いに出しただけで他意はないので、念のため。福井新聞買ってよんでね!(宣伝)っていう他意はなくはないw)

どうでもいいけど、私だったらプレッシャーには焦燥と恐怖に駆られて頑張るという、後ろ向きな気持ちで前を向く感じ。それもまたいいのでしょうか?

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slowly life

今日は県名将戦坂井地区予選でした。たぶん県内各地区一斉に予選が行われていると思いますが、私は観戦記を書くための棋譜取りにいきました。(オレにライターとしての才は無いとは思う。)

丸岡の高椋公民館で行われ14人の参加がありました。A級B級2人、C級1人の代表を選出しました。A級はK畑四段とM曽四段が代表に。実力者2人の順当抜けという感じでした。

それから高椋公民館で行われている将棋クラブにもお邪魔。あれ、こっちの方が人が来てる感じがするw 駒落ちで何局か対局してきました。また三国の方で将棋クラブを立ち上げるという話も聞き、普及に携わる役員の方には頭があがりません^^

みんなでのんびり将棋を指す。ゆるやかな時間が心を落ち着けてくれるようでした。でもこの記事にオチはないw

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たまにはアプリから更新する

ヒマなので、久々にプロ棋戦について勝手に語らせてもらいましょう(・ω・)ノ

さて、今日行われているのは竜王戦挑戦者決定戦、棋王戦トーナメントである。
竜王戦は羽生さんvs糸谷さんの対決で初戦は糸谷勝ち。初挑戦がかかります。一方羽生名人の方も永世七冠があるだけに、負けられない一番は後手糸谷六段の一手損角換わり。予想通りの戦型です。最近私も牡丹宅から糸谷さんの一手損角換わりの本をパクっ…借りてきたので興味ある将棋です。

棋王戦トーナメントの方は康光さんvs山崎さん&橋本さんvs阿久津さん、だった気がします。
変態流対決の方は横歩取りでした。ただし後手の山崎さんの方が横歩を取りました。どうやら佐藤九段は後手番横歩取りをかなり評価して居るのか、最近はあまり自分から取ってません。個人的にも今先手横歩取りで有力な(勝ちやすい)手があまり見つかってないと感じていて、山崎八段の対策も注目したいところです。まぁこっちは見れないのだが…(課金なんてしてたまるかあぁぁ!!

さて話はかわって王位戦は、木村八段先勝のあと持将棋を挟んで羽生王位3連勝。やはり鬼か、鬼なのかw でも角換わりと矢倉の本格的な戦いは迫力があります。
それにしても羽生さん、王座戦やJTもあって、相変わらずタイトなスケジュールである。でも負けない。なんでやねん。

順位戦は佐藤九段が3連勝。そしてまさかの渡辺二冠3連敗!さすがに渡辺の3連敗を予想したものはいまい。本命と目されている森内竜王は深浦さんにまけて2-1となっています。

みんなに勝ってほしいなんて思ってもしまうけれど、勝者は1人。でもやっぱりみんな応援してしまうのです。今日の敗者だって、いつか勝者になる日がくるのかもしれないのだから。

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もうゴールしてもいいよね?

まだ早い、最終戦がある!

今日は県王将戦2次戦でした。
私は7局消化し、7連勝。前回が6-1でしたので合計で13-1となりました。一応いい形で最終戦につなげることができましたが、将棋の内容はどうか。全体的に今日は序盤で苦しくし、後半で追い上げて逆転勝ちという将棋が多かった気がします。相手のミスに助けられている部分もあるので、もう少し内容をつめていきたいところです。

さて、他の上位陣の結果はというと・・・
欠場の2438くんを除くシード上4人は前評判通り着実に勝ち星を重ね、
T五段・・・13-0(N六段戦も勝つなど今日は無敵でした)
N六段・・・12-2(2敗したものの順位1位、まだまだ優勝圏内)
O六段・・・11-2(将棋は弱くなったが勝負は強いらしいw)
K五段・・・9-0(前回欠場のため対局数不足ですが土つかず)
と他を圧倒!
上位8人に与えられるあと残り3つのシード枠争いを、N五段、Y五段、A部四段、S井五段が争うという感じになりそうです。

今日のまとめ
取材に来てた福井新聞社の記者さんが可愛かったw(オイコラ)

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Sadistic venus

やばい、疲労感がやばい。。。
とりあえず今日の県名人戦の挑戦者決定戦の結果です↓

①N六段
決勝では矢倉▲3七銀戦法で華麗に攻め倒し、圧勝で挑戦権獲得。2438名人との名人戦は9月です。

②こた(仮
昨日の福井フェニックス祭りに屈すwでもYOSAKOI民謡は大賞だった^^

③O六段、S井五段
こた(仮vsO六段の準決勝は後手の私のレグスぺ。なんか読み筋と違うトコに手が入ったり、うっかりが多すぎる後手の人。しかしO六段も準々決勝、いなかセンパイとの千日手指し直しで消耗しきっていたw gdgdな戦いは金一枚の穴熊でギリギリ残しました^^;

クタクタになった私を見て勝利の女神様がケタケタ笑っている。いいさ、まだまだ付き合ってやろうじゃないか。

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いつかこの涙が

向こう側の栄光に繋がる

なんかニコニコで「電王戦・菅井リベンジマッチ、23時間放送」みたいのがやってました。持ち時間8時間で夜通し対局してたみたいです。

ダ レ ダ こんな企画考えた奴は!w

結果は敗れてしまいましたが、ある意味、意義のある対局だったのではないでしょうか^^;
っていうかよく企画受けましたね、菅井さん(ガッツあるな~)

今度フェニックス祭りという福井のお祭りが名人戦の前日にありますが、なんかYOSAKOI的なものを踊らされるらしいです。んで親睦会につき合わされるらしいです。名人戦の日はムダに疲れてそうですが、私もがんばりましょうw

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薹が立って咲く

↑「とう」の漢字がわからないw
米長永世棋聖が、食べる時期を過ぎてから咲く菜の花に例えて言った言葉。他人にもうアイツは駄目だと見られても、自分次第で結果を残すことができる。食べるのは人間の都合であって、菜の花にそんなことは関係ないのだから。

王位戦、後手番ブレイク。木村八段先勝!

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悪運保存の法則

今日はアマ選手権(アマ名人戦福井県予選)でした。朝気づくと腕時計と扇子を忘れていた・・・日常生活にもボケが入るようになったかwなんて思っていました^^;

アマ選手権は予選を勝ち抜いた5名+シード2名の計7人でリーグ戦を行う、県内大会で最も歴史のある大会です。私は去年、初戦でS條五段に敗れたもののN西六段がS條五段を倒してくれたおかげで、再度同率決戦になりフロック優勝を果たして今年はシード。ですがアマ名人戦は仕事の都合で参加できなかったので今年こそ・・・の意気込みで臨みました。

さて一回戦は抜け番。他の対局はいきなりN西六段vsS條五段の優勝候補同士の戦い。これを優勢だったN西六段が最後乱れるという珍しい展開で、S條五段が制します。

二回戦、私にとっては初戦ですが、Y本五段と対戦。Y本五段は今大会最年長、振り飛車党の古豪。
私の角交換四間に居飛車で左銀を繰り出され、5筋を交換されました。以下仕方なく桂頭めがけて動きましたが、受けずに切り合う予想だにしない将棋に。美濃囲いが1手遠い展開で、これは攻めが決まって勝利。

三回戦、A部四段戦。最近大学時代の勘を取り戻してきたのか、絶賛売り出し中の若手(若手?)ですw
私が後手で横歩取り△8五飛。しかし途中定跡形を外して組み合いを選択したものの、作戦負け気味に。その後なんか悪手を3回くらい指して、ボロ負けすぎて泣きそうになって指していましたwそれでも飛車を取って最後の最後、何かあるんでは・・・ぐらいまでつめたのですが、2人とも時間ぎりぎりの中際どく残されて負け。
・・・今日この人はこた(仮だけを狩って去っていきましたw

四回戦はN西六段戦。
矢倉ながら2人とも定跡を気にしないフリーダムな力戦。垂れ歩を垂らしたのにものともせず攻め合われ、のっぴきならない殴り合いに。途中好手を発見し、これいけるんじゃね?と思ったあとにいつも通りの落とし穴。一回自陣に駒を受けたのが悪手で、攻め駒を催促する1手だった。これで逆転し、最後は大差負けorz

なんかもう目が無くなった気がしなくもないけど、五回戦。いなかセンパイとの将棋。遂にセンパイもここまできたか(感動)(何の?)
さてこの将棋はお互い序盤で変態流をし、私振り飛車の力戦対抗形に。途中私が歩を交換しにいったのが軽率で、飛車交換になり攻め合い流れ。そのあと金のタダ捨てという派手な手をしたのですが、ここで見落としがあり一気に敗勢に。しかし・・・やや諦めムード漂う中、詰めろをかけてみたら何か勝ちになっていた。これしかない負け筋に飛び込むいなかセンパイ、痛恨の敗戦w

さて六回戦は、これまで5連勝で突っ走るS條五段戦。これを勝てば文句なしに代表を決められる1局です。まぁ目のない脇役風情は、米長精神でがんばりますよー(・3・)と若干投げやりw
将棋は私のダイレクト向かい飛車。しかし私が多用している▲6六歩型を上手く咎められ、かなり不利な将棋に。なんとか、と金で迫ってみたもののどうみても足りない。しかし香の垂らしというナゾな手で「しょうがない、1手差にするか」と開き直ったのが好手(?)w S條五段が受けすぎて1手まくったような恰好となり、中段に逃げ出したものの最後はパズルのような恰好で捕まえて、辛勝。騙して意地の勝利。

七回戦ラストは先の王位戦で死闘を繰り広げた、T田五段との対局。
T田五段の中飛車に、糸谷流右玉。私が受け切れるかどうかの戦いになりました。延々と受け続けていましたが、途中自陣桂を打ったのがイマイチ。ギリギリの将棋でしたが、最後はなんとか受け切り。相手の美濃囲いには全く手を付けず姿焼き勝ち。

さて優勝決定戦はというと、N西六段vsS條五段。N西六段不利の将棋を持前の腕力で泥仕合にしたようですが、疲労困憊のS條五段が間違えて最後は時間切れ。N西六段3年ぶりの優勝となりました。
私がN西六段をアシストする、去年とは逆の形になりました。人生って上手くできてるなぁ・・・

ちなみに誰も興味ないでしょうが、私の結果は4-2で3位に。まぁ王位戦は防衛できたし、そんなにいいことは続かないもんです。悪運尽きるその日までは、またがんばっていきましょう^^

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自慢話は3割増しで語っとけ

面白けりゃいいんだよ面白けりゃw

というわけで昨日は王位戦3番勝負がありました。会場はいつもの西別院はなんか行事があったらしく、今回はベル3Fあじさいホールで行われました。持ち時間は70分!です(しっかり考えていきましょう)。

さてさて、肝心の相手はというと、挑戦者決定戦の予選でN西六段、トーナメントでO滝六段を破って堂々挑戦という感じのT五段。かつては県名人、北信越学生将棋個人優勝2回(ちなみに王座戦8-1)。よしっ私如きには荷が重すぎる相手だw しかしながらT五段は振り飛車党で作戦が立てやすく、こた(仮はメタ技でリードするという企みにでました^^ 四間穴熊、石田、ゴキ中対策を8,9個考えて(どんだけ~)挑みます。

第1局は県将連のO森会長が振り駒を行い、私が先手番になりました。息を整えて、いよいよ第1局スタート!
まずは▲7六歩△3四歩▲2六歩で居飛車を明示。以下T五段の△4四歩~△4二飛。やはりきたか、という感じの四間飛車。普通に進めば間違いなく穴熊でしょう。
そこで私は▲4八銀~▲5八金右型の舟囲いを作り、5筋を突かずに▲7七角と上がります。用意の作戦で、相手が何もしてこなければ5筋不突きで穴熊にするのが狙い。そこでT五段も△4五歩とミサイルを向け、一触即発の場面に。
しかしそこからは意外に穏やか、こちらが先手番で打開できるかという局面になっていきました。途中「もう千日手でよくね?オレの作戦は108式まであるし」くらいに思っていた局面もありましたが、ややT五段に不用意な手が出て、性格的に打開!桂を捨てて角を打ち込みました。
以下難しいながらも、後手から動きが難しく先手も指せるか、という気がしていました。ですがそこからバランスを取る(?)のがこた(仮クオリティーw ひどい錯覚が1手あって、後手も角打ちから攻め込み。これで攻め合いを余儀なくされて形勢は一気に縮まります。
正直ここでの感触は「1手足らん気」という感じでしたが、どうもインチキもできない。仕方なく相手陣だけを見て、最善の寄せを目指します。しかしこの判断が良かった。上手く詰めろが続く形になって、ごまかした感じで寄せ切りました。先勝です^^

おいしくご飯を頂いたあと(勝ったらおいしいものである)第2局、T五段が先手番で▲5六歩と初手中飛車宣言。私は飛車先を2つ突き越し、△5四歩。プロ間でも多い形になりました。ただT五段の方から角交換され、手損のかわりに5筋を交換するという新しい形。
正直あまり研究していない形にあたってしまい、仕方なく普通に組んでいきました。ただ△3五歩と玉頭に位を張ったのが少し生き急いだ(?)か?▲5五飛と浮いて▲8五飛のぶつけと▲3五飛の掠め取りを狙ったのが強情な手で、そんなんあったっけ、と大長考^^; 以下3五の方を取らせて△4五角と打ち、大決戦になりました。
どうも薄すぎて勝てる気がしなかったのですが、こういう力のねじり合いは70分の持ち時間、望むところの思考戦争!途中と金作成に成功して、桂打ちの利かしも入り「これは逆転したのでは!」と思ったのが悪手w 駒音高く飛車を打ち込んだその飛車取りに、角を打たれる。飛車を逃げたらあれ、あれ、あれ・・・という間に自玉が寄り形に。なんてこったいorz もうここでは釈迦の境地(どうにでもなれ~☆)でしたw
しかし・・・ドラマは最後に待っていた。T五段が最速の寄せは逃してしまい、一回美濃に手を入れたトコ。あぁ、やっぱ負けか・・・と思って一応詰めろの角を打ったのですが、米長玉の早逃げが好手でこれは負け。だが、実は勝ちになっていたかもしれなかった。精査できていないのですが、銀で詰めろをかけていたら。問題は銀が取られてこちらが逆に詰まされないかなのですが、・・・詰まなかったかもしれない。
局後に知り、咆哮w

絶叫してある意味テンションMAXで挑むのは3戦目。泣いても笑っても決着局です。今度は一応上手の立場の私が振り駒して、先手番に。
ラストは相穴熊。私のイビアナ▲6六歩型。実は個人的には相穴はあまり好きではないのですが、負けられない一番、穴熊に頼ってしまうのは人情ということでお許しくださいw
T五段が6筋に飛車を振りなおして仕掛けるよくある形で、以下△4六歩の突き捨てをシカトして角を敵陣に打ち込んだのが剛直な1手(解説会場では「気前良すぎやろ!(頭)大丈夫かw」と大絶賛(?)だったらしい)。もちろん手抜いたのは理由があったのですが、まぁ後から考えてみたら取る方が断然普通だった。テンション上がり過ぎていましたねw
形勢は難しくなんとも言えない将棋で、押し合いへしあいに。苦心したのは▲6七飛△5八角▲6八飛△4七歩成に、▲4四角と据えたところ。ここで筋よく△5七と、と寄ると▲5八飛と切り取られて1手ムダになってしまいます。そこでT五段も△6七金と被ってきました。ここで私も長考して、一度▲6九銀と打ったのが善悪はともかく、力を込めた局面でした。すぐ切られる可能性があるだけに変な手なのですが、金か角を持って攻めたかった。もちろん速度計算に基づいた1手でした。以下飛車を取られましたが▲2六角打、のつなげ打ちが読みの延長。大砲を据えて相手が飛車打ちから3手スキをかけた(かけさせた)瞬間、角を切ってラッシュ。上手い攻防の一着があったらどうしようgkbrって感じでしたが、最後は銀のタダ捨てでかっこよく必至をかけて1手勝ちがハッキリしました。ここでT五段が投了されました。

もう対局終わりには疲労困憊。オレも歳をとったな・・・と思いつつw
史上まれに見る大熱戦を制し(自分で言うかw)、こた(仮が初防衛です!^^

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