花粉症は死に至る病である(うそ
さて、もはや1年に1回となったプロ棋戦に関しての話題であるw
今期順位戦は、昨日のB級1組の最終戦をもって全て終了。昇降級者が決まりました。
実は去年の今頃、同じテーマで記事を作成して、昇級予想を7割的中させた私こた(仮。我ながら大した大局観だ(?)とか思っていたのですが、今年は果たして?
A級
私の本命予想は広瀬八段(当時)でした。ブレイクの予感はまさかの的中(失礼な言い方で申し訳ありません。しかし1年前に私と同じ予想をした人は少なかったのでは)で、今年度は竜王位を獲得。しかしながら順位戦は最後連敗で脱落し、挑戦者は豊島二冠に(対抗予想でした)。今年度当初にいきなり二冠になった豊島さん、名人戦でも奪取し頂点に君臨することができるかどうか。佐藤天名人との名人戦は、面白い勝負になると思います。
一方、降級の憂き目を見たのは深浦九段、阿久津八段。阿久津八段は最終戦勝って、意地を見せました。深浦九段は調子を落としていますが、まだまだB1では昇級候補だと見ます。
ずばり!来年度予想
本命:渡辺二冠
対抗:羽生九段
来年度の展望ですが、難しい。マジ難しい。豊島二冠が名人になれなければ豊島先生な気もするが、本命はやはり戻ってきた渡辺二冠か。挑戦争いは順位が低くてもあまり関係が無いし、年齢と地力を考えればという気がする。対抗はもっと悩む。わかんないので羽生先生。無冠になったとはいえ力は健在ですし、神通力もありますw
B級1組
渡辺さんのカムバックはまぁ正解。昨年負け越しを喫したとはいえ、長年唯一羽生世代と渡り合ってきた実力。圧巻の全勝昇級でした。二位は最終戦、直接対決を勝って木村九段が久々のA級復帰!みんな大好き木村九段、ただのおじさんではないw
降級は橋本八段と野月八段に。若手、中堅、ベテランと実力伯仲のクラスでしたが、昨年昇級争いをしていた橋本八段、B2を全勝で昇級してきた野月八段が落ちる改めて厳しいクラスです。
ずばり!来年度予想
本命:永瀬七段
対抗:斎藤慎王座
予想が非常に困難なクラス…と言いたいところですが、ずばり来期は若手優位だと見ます。もちろん誰かがずば抜けて走るというのは難しいでしょうが、本命は永瀬さん1期抜け予想。順位が悪いというネックはあるものの、単純に強い。対抗は斎藤王座で、今年は最終戦勝っていればというところでした。タイトルを取ってからもそれほど調子を落とした感じもなく、来年度はさらにやってくれそうな気がします。若手といえば菅井七段も有力ですが、こちらは順位があまり良くないのが気がかり。
B級2組
実力のある中堅が揃うクラス。今期はC1から上がってきた2人、永瀬七段と千田(新)七段のダブル1期抜けとなりました。この2連単を本命視していた方も多かったかも。ただ、私は丸山九段推しだったので、残念ながら単勝。
ずばり!来年度予想
本命:横山七段
対抗:中村太七段
誰もが足を引っ張る力があるものの、昇級候補となるとそれほど多くはない印象のB2。本命は意外に思われる方もいるかもしれませんが、横山七段を推します。2期連続の3位と、常に好成績を上げ続ける仕事人。上位クラスに対しても、将棋の内容で全く引けを取っていない方だと思います。対抗は悩みましたが、中村太七段でしょうか。今期王座を失冠したものの、タイトル挑戦4回の指し盛り。普通は大本命で実際強いと思うのですが、取りこぼしが多い印象をどうしても受けてしまいます(実際通算勝率も実績のわりには良くない)。上位に橋本八段、村山七段という昇級候補がいるのも不安材料。ちなみにあと丸山九段、澤田六段、近藤誠六段をいれたら当たる気がする。(そして来年恥をかくw)
C級1組
予想通りハイレベルな争いとなったC1クラス。1敗で2人が頭ハネを喫する厳しい結果となりました。やはり藤井聡太七段に触れないわけにはいきませんが、近藤誠戦で敗れ連続昇級を逃します。しかし代わりに師匠が見事最終戦勝ち切り、B2復帰を決めました。やはり強い人と直接指せる機会があるというのは、大きなことなのだと思います。個人的には船江六段も好きな先生なので、残留となったのは残念なところ。一方近藤誠(新)六段は最後に強敵の連戦でしたが、見事でした。(ちなみに昨年の近藤五段予想は当たりました。)
ずばり!来年度予想
本命:藤井聡太七段
対抗:青嶋五段
本命は当たる(確信)…とか思ってる貴方、全勝(誰か)1敗(船江六段、藤井七段)とかがあるのがこのクラスですよw そうは言うものの、私も聡太くんだと思います、さすがに。どう見たって強い。オッズが一番低いのは彼です。そして対抗はふなえもんと言いたいんですが、なぜか青嶋五段。私の中に「揺り返しの法則」というものがあるw 簡単に言うと来期は調子上げてくるよって奴なのですが、戦型的にちょっとスタイルを変えてきそうな気がするのです。
C級2組
予想が壊滅したC2。及川六段、石井五段、佐藤和六段が昇級しました。及川六段は今年ブレイクし、堂々の全勝昇級でお見事としか言えません。しかし正直な話、及川先生が上がるとは…(失礼)。あとの2人は開幕前から有力な昇級候補でしたが、他にも候補が多かったというのはありました。しかし、人は予想を裏切ってくるからきっと面白いのだと思います。
ずばり!来年度予想
本命:佐々木大五段
対抗:大橋四段、西田四段
本命は去年と同じ。ここしかない。順位戦は1枚足りなかったものの、各種棋戦で活躍し実力は折り紙付き。上位に怯まず、安定感もあります。大橋四段も去年対抗で挙げました。また外れたら、こた(仮はきっと疫病神かなにかなんでしょうw 三人目は悩み所でしたが、西田四段にしました。来期落ちてくる人を除くと、順位3位。これがでかそう。
こういう予想は当然ですが全員をフォローすることはできません。
もしかすると失礼な印象を与えてしまうかもしれません。そこはすみません、先に謝っておきます<(_ _)>
でもプロの将棋に対して、いろいろな見方から楽しみを見つけてみるのもいいと思います。もちろん、将棋の内容に対して面白いと思っていただけるのが一番ですから、ぜひ勝ち負けだけじゃくて中身も見てくださいね。
というわけで今年は3割バッターでした。来年も花粉症とともに、楽しみにお待ちくださいw
[0回]
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こんなところにいられるか!俺は自分の部屋に帰らせてもらう!(死亡フラグ
今日は支部名人戦の福井予選でした。団体の部は全然見てなかったので割愛。
個人戦は予選が2組で、上位2人のトーナメントといういつもの奴です。
私がいつもわーわー言う相手があんまりいなかったのが残念。(N西さんに「キノ君が最近来ないのはこた(仮君がいじめたせいだ」と責任転嫁されましたw)
予選一回戦。相手はS水師匠。
S水さんの三間飛車に私はエルモ囲いを採用します。端からのちょっかいに自然に対応したつもりでしたが、あまり良くなく居飛車不利に。飛車角が捌けず、相手に竜と成駒で攻められて苦しい時間が続きます。なんとか勝負形を目指し美濃のコビンから攻め入るものの、切れ模様。しかしクライマックスで、お互い時間が無くなります。将棋は負けでしたが、勝ちを拾って○。
二回戦はY本五段と。朝、「こた(仮君はいくつやの?」と聞かれました。41歳差対決です。(ちなみに師匠とは40歳差である。)
戦型はまた三間vsエルモ囲い。Y本さんの三間飛車はやや珍しい。同じく端からちょっかいを出されたので、先ほどの反省を生かし今度は居飛車指せそうな分かれになりました。以下はっきり優勢になりましたが、玉頭から猛攻をかけられ受け間違います。瓦解して×。
エルモ囲いはまだコツをつかみ切れていないのもありますが、ネット対局でも逆転負けが多いです…。
三回戦、気を取り直してK縁五段との一戦。
私の向かい飛車に対して序盤駆け引きがあり、対抗形の力戦に。私は穴熊に組んで遠さを生かすべくジャブを放ちます。しかし流石に軽すぎて、反撃がクリーンヒットしまたもや不利な形勢に。ただK縁さんも自重したのが良くなく、香損ながらなんとか難しい勝負に持ち込みます。以下中盤のねじり合いで一歩抜け出し、押し切って○。
四回戦はM口五段。またまた師匠世代のベテランです。
戦型は私先手で矢倉。以前先手矢倉はやる気がしないとか言ってた奴がいましたが、研究が足らないと思いますねw(私の去年の記録記事参照) 対してM口さんは雁木に構えます。私が2筋を押し込み、相手が9筋を押し込む両方に主張のある将棋。私は玉頭方面の開拓に出て、先手が指しやすくなりました。投了の局面はまだ駒の損得がなかったものの、潔く投げられて○。
五回戦、K下さんと対局。またもやベテラン。
戦型は対四間飛車に穴熊。普通に組んだつもりだったのですが、仕掛けられていつのまにか自信がない展開に。私も美濃囲いの桂頭に綾をつけ、攻め合いを狙います。K下さんは馬で飛車を取りにきましたが、これが結果的にイマイチでした。穴熊の遠さを生かして相手玉だけを見れる展開で、攻め切り○。
私は2位通過で、準決勝はT田五段との対局。
T田さんの四間飛車に対して、私はトーチカ囲いに。正月に某とんねるず(今は東京にいる戦友)と指したときにやられて、完敗を喫したので逆に採用しました。角を捌き居飛車がまずまずかと思ったのですが、意外と手ができず逆に苦しくなります。と金を製造してなんとか迫りますが、形勢はかなり劣勢。しかし端攻めを絡めてうるさく迫って、少しずつ怪しくなります。逆転勝ちで○。(普通に攻め合われてたら負けていたようです。)
決勝戦。今日は苦しい時間が長いですが、なんとか辿りつきました。
相手はS戸川四段。せっちゃん、本日N西さんを2度屠る!もう優勝でええやん…という空気を私は読むつもりはないw
戦型はいつもの中飛車に、こちらもいつもの2枚銀型の急戦。以前2人で同じ形を指した気がしますが、どんな戦いになったか全然思い出せん…。というわけで仕方なく時間を使いながら進めましたが、決勝は30秒の秒読みがあるので余裕があったとも言えます。私のソデ飛車からの動きに対し、玉頭銀で難解な中盤戦。中央で制圧していた銀を追うために飛車を浮かれましたが、飛車の方が逆に危なくなりました。飛車を召し取り居飛車良しの玉頭戦、負けた予選の1局の轍を踏まないことを心掛けます。○。
「あんなに西日本大会に出てるんだから、今回ぐらい辞退してもいいんですよ?」
悪いがそれはできないわ、オレにもお前と同じようにまだ目指すものがあるからな。
[0回]
最近仕事とかインフルエンザとかで忙しかった私です。
日曜日、お暇な方は声をおかけください。(土曜は寝ますw)
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HP将棋日和の方でメールフォームの方に投稿を頂きました。
メールが送信できませんでしたので、ここにてご回答を致します。
(宛先がドコモメールだったので、たぶん設定でPCのメールを拒否されているのだと思います。)
Q.13日の王将戦は県将棋連盟の会員でないと出れないのか?
A.その通りです。
福井県王将戦は県将連会員に限る大会です。(基本は県内に住居がある方)
当日の大会会場での入会受付は可能です。
ちなみに県王将戦はアマ王将戦の予選とは別物になります。
余談ですが、県名人戦(アマ名人戦の予選ではない)も同じ参加規定になります。
というわけで13日は王将戦予選(福井地区)が開幕します。
以上、ステマでした!w
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実戦詰将棋です。
お正月から頭働かせていきましょうw
ちなみに何通りか詰むようです。
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あけましておめでとうございます。
新年の目標はですね、強くなることです。
抽象的ですが。
将棋もですが、人間的にも強くなりたいなって思います。
今年もごひいきに。
コメントは基本的に歓迎です!(拍手マークのところからではなく、記事タイトルをクリックして各記事のページに飛ぶと下の方にコメ欄があります。ご注意くださいませ。)
こた(仮は、皆様の応援で成り立っていますw
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今年も自分の1年を振り返ってみました。
…将棋に関してです。振り返る必要のある過去の自分なんていません、いませんともw
対局数:92(先ー後:41-51)
勝ち:74
負け:18(その内、先手で14敗)
勝率:80.4%
戦型別
矢倉:2-0
角換わり:9-4
相掛り:7-1
横歩取り:3-0
雁木:4-3
ゴキ中:7-1
vsゴキ中:4-0
KKF(角交換振り飛車):8-3
vsKKF:2-0
石田流:2-0
vs石田流:3-0
対抗形振り飛車側:4-1
対抗形居飛車側:11-4
相振り飛車:8-1
自分なりの総評。。。
振り駒が弱かったけど、後手の方が強かったからある意味良かったのか。
今年は(例年通りとの噂も…)大一番で負けていることが多かったので、そんなに勝っていない気がしていましたが、実は勝率はそんなに悪くありませんでした。(全国大会でも予選は勝っているし…) 先手の勝率が悪いですが、別に先手が苦手だということは無く、後手だから残念ということもありませんでした。後手でも作戦に困っていないし結果も出ているので、ここは良いところだと前向きに捉えましょう。
今年前半のエースはもっぱらKKFでした。メインは後手ですが、先手でも採用。去年はあまり興味がない将棋だったものの、研究を重ね一気に主力戦法に躍り出ます。しかしながら名人戦を境にして、現在までとりあえず興味は別の戦法に移っています。
去年のことを思うと居飛車では雁木が多くなるかと思いましたが、プロ間でもそれほど流行しきらなかった感もあり、私もそれほどは指していません。雁木は2度負けたこともあり、やはり対N平さんが思い出深い。現在はたまに採用するぐらいの立ち位置に収まります。
1年を通して指したのは角換わり。大流行中で研究が進んでいることもあり、先手で攻める形を作りやすい戦法です。また後手でも作戦負けになりづらく、私も居飛車を指したいときの△8四歩率が圧倒的に増えました。居飛車では来年も角換わりを主軸に考えることになりそうです。
引き換え矢倉の減少は顕著でした。後手番に有力な対策が多く、単純に戦型として自信がないことが原因。相手に指されることも一気に減りました。復活させたいと思ったこともありましたが、現在はネットでたまに指すぐらい。プロで全く指されていないというわけではないので、来年私が指すかどうかはわからないですね。
相掛りは後手番で指すことが増えました。基本的には先手で主導権が取りやすい戦法だと思いますが、完璧に良くすることは難しいと思います。先手番のときは角換わりとの二段構え(居飛車の中で)みたいな感じです。
横歩取りも矢倉と同じく、かなり減っています。青野流が猛威を振るっているからか、巷での後手番で指す方がむちゃくちゃ減りました。ただでさえアマでは少ない戦型だったのに…。私も居飛車志向のときは△8四歩が増えたので、指さなくなっています。(先手矢倉ほど自信がないわけではない。) 先手番ではいろいろな対策をローテーションしています。
KKF以外で、振り飛車で活躍したのはゴキゲン中飛車でした。去年の頃から考えると、KKFと共にゴキ中が主力の1つになったのはかなり意外な感じです。ですがそんなに引き出しが多いわけでもなく、これから使うかはよくわかりません。
石田流は去年とあまり変わらず。早石田を目指す3手目の▲7五歩は、相振りを目指す(或いは天秤にかける)△4二飛、△1四歩、△5四歩、△8八角成など、どれを指されても嫌。普通に居飛車から左美濃の形も作戦勝ちという感じもしないし、正直なところ先手で指す気がしません。居飛車党で2手目△3四歩を指す方相手に、目線を変える程度というぐらいです。これを好んで使うS戸川は頑固だと思うw
ノーマル振り飛車では、居飛車側を持つことが多かったようです。振り飛車側はKKFが増加したことにより相対的に減少。ただ来年もコンスタントに指すと思います。プロ間では三間飛車からトマホークと石田流を使い分ける指し方が流行っていますが、穴熊が少ない福井棋界では使う機会が無いというのが正直なところ。どちらかというと後手での四間飛車がメインになるか。居飛車側では急戦で▲7九金と寄る形が出現しましたが、これの自分の中での立ち位置は微妙。トーチカとかと天秤にかけながら使うかもしれない。
最後に相振り飛車ですが、これは毎年一緒なポジションをキープしています。勝率が高いのも一緒ですが、主力戦法にはならないという奴。2手目△8四歩を増やしたこともあって、来年はなおさら表舞台に出づらくなるかも。自分の中では振り飛車党に対するアンチテーゼ的な意味合いがある。
でも、なんだかんだ全部の戦型を指してるんです。来年もいろいろなことをやって、全部楽しみたいなぁって思いますね。
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だけどいつだって特別を求めてる。
昨日は朝日アマ北陸大会が、富山将棋道場で行われました。この大会は各県の大会を勝ち抜いた、代表選手8名で争われます。(今年は富山主催なので、富山代表が4人。) とりあえず富山まで連れていってくれたT田さん、出場できたのは貴方様のお蔭ですw
富山将棋道場には初めてお邪魔しました。段級の書かれた木の札が掛かっていて、いかにも道場って感じです。
始まる前に、仮レーティングを2000点にしてもらいました。たぶんアマ連のレーティングなんでしょう。(よくわかってないw) で、2000点って高いんですかね?
そんなこんなで大会スタート。予選は2勝通過方式。
一戦目は富山のK澤くん。なんと小学6年生!
戦型は彼の角交換四間飛車。局後に聞いたら得意戦法だと教えてくれました。私は矢倉に組んで、相手陣に不備ありと見て颯爽と仕掛けます。これが上手くいき、銀得。そのまま押し切ることができ、幸先よく○。
二戦目はN平さん。今年は3連敗中。
N平さんの三間飛車に対し、▲3七桂の急戦にいきます。作戦負けと見たのか相手から果敢に動かれましたが、無理筋で形勢はこちら良し。しかしこちらも中盤あっさり指しすぎて、難解な寄せ合いに。1手勝っていると思っていたものの、肝心の手順がわからなかった。Zの間に自玉がピッタリ寄って×。
予選通過を賭けた三戦目、相手は石川のS田くん。彼も中学生。たしか詰将棋選手権でキノを屠った子w 隣で見ていたN平さん戦の粘りが凄かったので、油断できないと感じていました。
戦型は角換わり。しかし序盤は私に一日の長があった。手損をものともせず仕掛けてきたのは若さですが、強く反撃して優勢に。と金で金をはがし、飛車を切り飛ばしていきます。読み切りで、そのまま即詰みに討ち取り○。
そして準決勝。相手は石川のT橋くんで、これまた中1。誰かが「こた(仮さんは中堅ですね」と言うわけだw 彼と指したのはだいぶ前なので、どれぐらい強くなっているか楽しみなところ。
私が四間飛車を採用。穴熊をされるかと思いきや、右銀急戦で速攻を仕掛けてきました。しかし一旦膠着状態になり、振り穴vs左美濃の対抗になります。そこから予想していない捌きをされ、難解な中盤戦に突入。私は自陣飛車を打って凌ぎます。飛車を取り切って優勢になりましたが、上手く指し回されて仕切り直しだと思っていました。しかし…王手馬をうっかりされて、急転直下で○。
最後は痛恨だったと思いますが、私から世辞を言う必要もなく、強者の手応えでした。
というわけでなんだかんだで決勝に。決勝戦は昨年と同一カード、W塚くん。
戦型は昨年と同じく、私が居飛車で対抗形に。しばらくは定跡手順を辿るかと思っていましたが、早々にお互いが力戦へと歩みを進めていきます。銀冠から厚みを築き、やや自分が指せそうな形になったと見ていました。これを生かして戦いを挑みましたが、そんなに事が上手く進むはずがないと考えるべきだった。読み抜けがあって、飛車を交換したものの明らかに悪い。気付いたときには修正不能でした。最後の突撃を試みたものの、どうにもならず×。大差になってしまった…orz
どこかで私は3番手だと言われていたようです。下馬評通り1、2番手に土俵を割ってしまった(どちらが1番手かは甲乙つけがたい)のですが、またチャンスをつかみたいと思います。
「N平さん、来年は勝ちますからねーーー!!!」(捨て台詞)
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samui.
福井では本日初雪を観測しましたが、そんななか西別院では朝倉象棋大会が行われました。朝倉象棋がわからない方は、私のHP「将棋日和」参照ください^^
予選は2勝通過方式で、一戦目はS水五段と。
序盤は作戦負けで、「酔象」を手損で繰り替えて待つ苦しい展開。中央で戦いが起こりましたが、上手く切り返すことができました。酔象が残ってしまったものの、1手勝ちを決め○。
二戦目はY田四段と対局。
居飛車党のY田さんですが、戦型は相振り飛車。垂らされた歩を取れる形になり指しやすくなりました。角を上段に配置して酔象を突撃したのが結果的に上手くいき、飛車を取られて自陣が危なくなったもののの相手陣に向けて猛ダッシュ!(酔が) 太子づくりが受からなくなり○。朝倉象棋ならではの戦い方でした。
準々決勝、N藤五段と対局。
戦型はやはり対抗形。相手の酔を押し返して位を築く。N藤さんが自身の酔を私の銀にぶつけてきましたが、これは得な取引だと思っていました。(ちなみに酔は持ち駒にあっても使うことはできない。) 立て直される前に一気呵成に攻めて、○。
準決勝はG方くんとの一戦。
私の中飛車にG方くんは穴熊に組みましたが、個人的には穴熊は普通の将棋に比べるとメリットが少ない気がします。堅陣から仕掛けてきたものの、私も手に乗って反撃。酔象を取り合って入酔だけケアしたあと、穴熊を攻略して○。
決勝はS戸川四段。
先手の作戦は私が昨日1分で考えた、相手の振り飛車に対し3筋の位を取らせないもの。実はS水さんにも同じことをしたのですが、上手くいかなかったので工夫します。棒金で対抗形の飛車側を抑え込みに行きました。これが上手くいき、どんどん小駒で圧力をかける形に。普通はそれでも大駒が捌ければなんとかなるのですが、朝倉象棋では酔の進軍があるので意味が違います。結局この進軍が成功し、○。
今日の一言「朝倉象棋は厚みゲー」
朝倉象棋に定跡はありませんが、皆さんいろいろな形を試したり、酔象を生かす指し方を考えたりしています。自分なりにセオリーを作っていくのも面白いのではないでしょうか。自分は詰め込むのは嫌いですが、考えることは楽しいことではないかと思います。
さて、冬の朝倉象棋では毎年女流棋士をお招きしています。今回はよく来ていただく北村女流初段に加え、石川県から新たに女流棋士になった田中女流3級にお越しいただきました。田中さんには去年木田でお会いしましたが、その後に女流プロになられました。おめでとうございます。
…棋士になったばかりなのに、福井の賑やかなおじ様方にどやされて大変だったと思いますw
指導将棋は北村さんに教えていただきました。綺麗な顔をまじまじと見つめてたら、いつの間にか捌かれ形に(毎年のこと)。ですが時間がなかったこともあって、うっちゃり○。
表彰状を北村さんにいただきました。ありがとうございました。
福井の将棋ファンにとって、寒い中でも来て良かったと思えるイベントだったと思います。
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明日の仕事、5時出の予定。遅刻する予定。
24日土曜日のお昼から、久々に研究会をしたいと思っています。
お暇な方も忙しい方も、すべからく。
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