愛することは何も失くさないこと
…将棋に関してです。振り返る必要のある過去の自分なんていません、いませんともw
対局数:92(先ー後:41-51)
勝ち:74
負け:18(その内、先手で14敗)
勝率:80.4%
戦型別
矢倉:2-0
角換わり:9-4
相掛り:7-1
横歩取り:3-0
雁木:4-3
ゴキ中:7-1
vsゴキ中:4-0
KKF(角交換振り飛車):8-3
vsKKF:2-0
石田流:2-0
vs石田流:3-0
対抗形振り飛車側:4-1
対抗形居飛車側:11-4
相振り飛車:8-1
自分なりの総評。。。
振り駒が弱かったけど、後手の方が強かったからある意味良かったのか。
今年は(例年通りとの噂も…)大一番で負けていることが多かったので、そんなに勝っていない気がしていましたが、実は勝率はそんなに悪くありませんでした。(全国大会でも予選は勝っているし…) 先手の勝率が悪いですが、別に先手が苦手だということは無く、後手だから残念ということもありませんでした。後手でも作戦に困っていないし結果も出ているので、ここは良いところだと前向きに捉えましょう。
今年前半のエースはもっぱらKKFでした。メインは後手ですが、先手でも採用。去年はあまり興味がない将棋だったものの、研究を重ね一気に主力戦法に躍り出ます。しかしながら名人戦を境にして、現在までとりあえず興味は別の戦法に移っています。
去年のことを思うと居飛車では雁木が多くなるかと思いましたが、プロ間でもそれほど流行しきらなかった感もあり、私もそれほどは指していません。雁木は2度負けたこともあり、やはり対N平さんが思い出深い。現在はたまに採用するぐらいの立ち位置に収まります。
1年を通して指したのは角換わり。大流行中で研究が進んでいることもあり、先手で攻める形を作りやすい戦法です。また後手でも作戦負けになりづらく、私も居飛車を指したいときの△8四歩率が圧倒的に増えました。居飛車では来年も角換わりを主軸に考えることになりそうです。
引き換え矢倉の減少は顕著でした。後手番に有力な対策が多く、単純に戦型として自信がないことが原因。相手に指されることも一気に減りました。復活させたいと思ったこともありましたが、現在はネットでたまに指すぐらい。プロで全く指されていないというわけではないので、来年私が指すかどうかはわからないですね。
相掛りは後手番で指すことが増えました。基本的には先手で主導権が取りやすい戦法だと思いますが、完璧に良くすることは難しいと思います。先手番のときは角換わりとの二段構え(居飛車の中で)みたいな感じです。
横歩取りも矢倉と同じく、かなり減っています。青野流が猛威を振るっているからか、巷での後手番で指す方がむちゃくちゃ減りました。ただでさえアマでは少ない戦型だったのに…。私も居飛車志向のときは△8四歩が増えたので、指さなくなっています。(先手矢倉ほど自信がないわけではない。) 先手番ではいろいろな対策をローテーションしています。
KKF以外で、振り飛車で活躍したのはゴキゲン中飛車でした。去年の頃から考えると、KKFと共にゴキ中が主力の1つになったのはかなり意外な感じです。ですがそんなに引き出しが多いわけでもなく、これから使うかはよくわかりません。
石田流は去年とあまり変わらず。早石田を目指す3手目の▲7五歩は、相振りを目指す(或いは天秤にかける)△4二飛、△1四歩、△5四歩、△8八角成など、どれを指されても嫌。普通に居飛車から左美濃の形も作戦勝ちという感じもしないし、正直なところ先手で指す気がしません。居飛車党で2手目△3四歩を指す方相手に、目線を変える程度というぐらいです。これを好んで使うS戸川は頑固だと思うw
ノーマル振り飛車では、居飛車側を持つことが多かったようです。振り飛車側はKKFが増加したことにより相対的に減少。ただ来年もコンスタントに指すと思います。プロ間では三間飛車からトマホークと石田流を使い分ける指し方が流行っていますが、穴熊が少ない福井棋界では使う機会が無いというのが正直なところ。どちらかというと後手での四間飛車がメインになるか。居飛車側では急戦で▲7九金と寄る形が出現しましたが、これの自分の中での立ち位置は微妙。トーチカとかと天秤にかけながら使うかもしれない。
最後に相振り飛車ですが、これは毎年一緒なポジションをキープしています。勝率が高いのも一緒ですが、主力戦法にはならないという奴。2手目△8四歩を増やしたこともあって、来年はなおさら表舞台に出づらくなるかも。自分の中では振り飛車党に対するアンチテーゼ的な意味合いがある。
でも、なんだかんだ全部の戦型を指してるんです。来年もいろいろなことをやって、全部楽しみたいなぁって思いますね。
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