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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

伏目がちの道中

前向きなことだけが美徳だと思っている人たちは、背後から突き立てられる刃に気づけない。
・・・こた(仮の戯言は意味を考え出したら負けである。(ここは邪気眼系中二病ブログですw

さて、常に後ろ向きで引きこもりな性格の私ですが、気持ちを奮い立たせて(?)金沢の将棋大会に遠征してきました。アマ王将戦北陸ブロックです。アマ王将戦は全国どこの予選にでも複数回出場可能という金と余暇がある連中が有利な大会ですw というわけで北陸外強豪の多数参加を警戒していましたが、今回はそれほど多くない感じでした。
私は帰省した弟といなかセンパイを引き連れ参加。福井からは勝手さん親子、K林五段、T川くんが来ていました。

私は予選は、W塚くんとのいきなりの大一番。金大の院に通う石川屈指の振り飛車党です。43戦法に対し筋違い角で打開、相手の待機策に矢倉の堅陣に組み替えてから位を張った構想がよく、態勢勝ちから圧殺。W塚くんの力を出させませんでした。
ここからはトーナメントで、一回戦はT橋K太郎くんと対戦。石川で売り出し中の小学4年生で、研修会にも通っているようです。(対局後、「K太郎くんどうだった?」と聞かれたことからも期待度の高さが伺われます。)将棋は角換わりからT橋くんが矢倉に囲ってガンガン攻めてきましたが、落ち着いて反撃して圧勝。年長者の場数の差を見せることができました。
二回戦、大学生の子と。相手の四間飛車に穴熊模様。ガッチャン銀から動いてきましたが、玉のコビンから反撃。相手陣を薄くしたあと、戦いながら離れていた金をくっつけて、竜と馬のコンビで攻めたて完勝。
そして三回戦、相手は金大のM野くん。オールラウンダーながらここの選択は英春流。やはりか、ということでオレの作戦ストック9641(嘘)、発動で終盤まで計算通り、予定通り、計画通り・・・あれっ形勢不利w 自玉が薄くて粘れずに完敗orz

というわけで最後は消化不良になってしまった感もありますが、傷のなめ合い将棋をした後、帰路に。負けたことを全部引きずって、また歩き出そうかと思う。

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ぶらり将棋旅

昨日は将棋日帰り旅行でした^^ 大阪で行われた西日本職域団体戦に参加してきました。

職域といっても会社参加でなく、誰とでもチームを組めるFクラス(フリークラス:県代表クラスで固めた化け物軍団がいてもおかしくないw)に出場。チーム名は福将連、もちろん福井県将棋連盟です。
朝7時頃にJRでS五段(お世話役ありがとうございました、最近師匠にもブログの存在がバレてしまったようですw)とともに駅を出発、途中Y五段、N五段と合流して、2時間ちょっとの電車道(意味違う)です。
大阪駅で下りた後、地下鉄で会場のマイドームおおさかまで移動、すでに牡丹が受付を済ませて待ていました。ちなみに牡丹は前日に大阪入りして遊びまわっていたらしい。大学生はいいなぁこんにゃろーめ。

というわけでチームはS五段、Y五段、N五段、不肖わたくし、牡丹の5人運命共同体です。受付をした牡丹の采配で初戦は大将:こた(仮、副将:牡丹、3将:N五段、4将:Y五段、5将:S五段になっていました。は?(威圧)
牡丹はあとでシメておくとして、予選一回戦はR21チームと対戦です。立命館大学チームで、優勝候補の一角と言える強豪といきなりの対戦でした。
私の相手はY田くん。矢倉藤井流の将棋になり、有利に進めていると思いましたが朝一はやはりダメダメな私だった。いきなり自玉が詰めろになり、最低でも相手に千日手の権利がありそうな寄せ合いに。「これって千日手って引き分け?」牡丹「再戦だと思います」という言葉を聞き、千日手でいいやと受けましたがY田くんの方から打開。仕方ないので相手玉に詰めろをかけ、さじを投げました。結論から言うと私の玉に銀2枚を捨てるカッコイイ詰みがあり負けでしたが、これを逃され辛勝。
さて、牡丹は天罰が当たってK藤氏(立命エース格)に負け、Y五段はN川氏(有名人、相手が悪い)に負けましたがS五段とN五段が地力を見せて勝ち。この結果、3-2で勝利となりました。大変な相手でしたが、初戦を取ることができました。

2戦目は東大寺チーム(学生連合軍でした)と対戦。ちなみにオーダーは大将:こた(またかよ、副将:N五段、3将:S五段、4将:牡丹、5将:Y五段でした。オーダーは自由に組み替えていいのですが、師匠の「勝ったら上に上がって、負けたら下がろう」という方法論により、負けないと大将をやり続けなければいけないというジレンマに陥りましたw
私はY田くんとの1局。角交換振り飛車から立石流のような感じで組み替えられました。私は矢倉で7筋と5筋の位を取りましたが、そのあとの指し方があまり良くなかった気がします。2筋を放棄し5筋から攻める形を作ったのはちょっとムリ気味だったでしょう。しかし相手が受け間違って局面有利に進みました。途中私も変な手を指して差が縮まりましたが、踏みとどまってそのまま勝つことができました。
チームも4-1で勝ち。なんか順調です。

予選ラストは泉州藤棋界チームと対戦。
私はT生さん(読み方違ったらゴメンナサイ)と対局しました。横歩取りの力戦調の将棋になりましたが、私が自陣角を据え果敢に攻める棋風通りの展開。途中飛車角交換になってどうなるか、という将棋でしたが私が角2枚を使いながら桂頭を攻めたのが厳しい手となり、そのまま押し切って勝利。
チームも3-2で勝ち、予選突破!

昼食後からはトーナメントです。トーナメント一回戦は、泉州藤棋界の別チームと対戦しました。
私はM阪さんと。角交換振り飛車を使われたので、矢倉+▲4六銀型を選び、玉頭に位を張っていく作戦(対局後、牡丹が「変わったことやられてましたね、余裕の表れですか?」とか生意気なこと言ってた。オレっちの戦型レパートリーをなめているなw)。相手の駒組みが頂点に達したので自陣角から打開を図ってきましたがムリ気味で、召し取って角銀交換の駒得になり優勢に。そこから飛車を見捨てて一気に寄せ切るという派手でスピーディーな手順が上手く決まってこれは完勝になりました。
チームも3-2で勝ち。

そろそろ相手も厳しくなってくるだろう二回戦、甲南づけチームと対戦しました。見たところ20代若手のチームという感じでした。
私の相手はH谷川さん。vs四間+美濃に5筋位取りの作戦を選びました。4筋と5筋がぶつかり戦いが始まりましたが、どちらも取り込まずに様子見の様相に。そこから相手が1筋から攻めてきたので私がそこを放棄し大決戦となりました。桂香を使って玉頭から迫られましたがこれを面倒を見て、中央制圧した駒をほぐしながら万全の体制で寄せ切るという、我ながら悪くない将棋で勝ち切りました。
ここもチーム3-2で勝ち、準決勝進出です。

準決勝まできました。決勝進出をかけた一戦は、地力のありそうなおじ様主体のチームでした(対戦相手の名前を忘れるなんてそんなわけ・・・すんませんでしたぁぁぁorz)。
さて、私の将棋は後手で横歩取り模様から相手が飛車を引いたので、相掛りに。そこからひねり飛車でこられました。途中手数の計算ミスがあり、駒組みが間に合ってないことが発覚!w 珍妙な形で決戦になりました。形勢はイマイチわからないところでしたが、相手の悪手に乗じて上手く戦果を上げ、わざと王手飛車をかけさせるという将棋になり結果的には圧勝。
チームの方はY五段が若いのを討ち取り、牡丹がバラバラの将棋をやっぱり纏め切れず負け。N五段は錯覚からか完切れにされてしまい、S五段に命運がかかることになりました。その将棋は相手が決めに来たものの、そこからS五段が王手で急所の馬を抜きながら手を戻して必勝態勢に!しかししかし、時間がなかった^^; 打ち切り制に敗れて2-3で惜しくも敗北。

というわけで結果は3位。強豪チームに交じって3位なので悪くない結果と思いますが、ここまできたら最後まで指したかったですね、残念。
みんなで夕食をとり電車で帰宅。帰り道、N五段が「自分が負けてもチームが勝てば勝った気になっていた。準決勝も横を見たらS五段が勝っていたから勝った気になっていたんだけど、こちらからは時計が見えなかったwww」と仰っていました。ちょ、己の力で勝ってくださいませw
ちなみに、N五段は準決勝を5将で指していました。

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空回りするキモチ

昨日は小松の方で北國王将杯がありました。近隣では珍しい賞金付きの大会。
私は予選は石川のS藤さんと対戦。相手の初手▲5六歩に対し飛車先を突き越し、△5四歩と位取りを拒否。S藤さんは向かい飛車にされました。私も左美濃に組み、先手の▲5五歩の仕掛けになりましたがここは私がマズくしていたかもしれません。しかしここでの分かれでむしろ後手がよくなり、飛車の打ち合いの寄せ合いはこちらが早く1手勝ち。
トーナメント一回戦は石川のF田さんと。昔指して負けたことのある方で、気を入れて臨みました。1手損角換わりを目指しましたが角道を止められてしまったので、矢倉から3手角に。中盤で気持ちよく攻めていましたが、途中で角の両取りをうっかりしているのは我ながら情けない。しかしこれが致命傷になってなかったのは幸いで、攻めが続いて2枚飛車になったところで中押し勝ち。
二回戦は富山のY田さんと対局。こちらは3手目▲6八飛に対して△4四歩と止め、先手も▲7八飛と振りなおして向かい飛車vs三間の相振りに。私が矢倉に組みましたが自陣に銀を打ち込まれてしまったのが1手ばったり。これで不利に陥り私も勝負手気味に迫りましたが、相手の対応も的確で差が縮まらず、完敗。
大会はY田vsI野さん(石川)の決勝で、熱戦を横目に中途半端なタイミングで帰宅。「対局中はまくろうと思ったけど相手が普通に強かった、ムリw」と虚勢を張って、同じく敗退していたS戸川を連れて来来亭でラーメンを食って、べらべらしゃべり続けて憂さ晴らし。
この衝動はずっと空回りだけど、叫びだすのを止めるのはまだまだできそうにない。

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夢想天成

将棋の夢を見た。夢というか、昨日指した盤面がずっと脳内を堂々巡りしているような。久々の感覚・・・だと思う(夢なので忘れていってしまう)。

さて、今日は金沢でアマ王将戦北陸大会がありました。アマ王将戦はどこの予選でも参加できるので、東京や関西からも参加するレベルの高い大会です。
朝、自宅を出て高速で1時間・・・早く着きすぎたw 昨日のメンバーや、福井からは勝手さん親子やK林五段が参加されました。

アマ王将戦は1勝通過2敗失格の予選のあと、トーナメント方式。
私の一回戦はT葉さん(東京)と対局。たしか元奨で全国大会3位などの実績を持っている、強豪です。戦型は横歩取りで私の△8五飛。先手は中住まいで対抗されました。途中攻めるか悩みましたが、一回受けを選択したのが好判断だったと思います。角で桂頭を攻め、道中飛車を殺してかなり優勢になりました。しかしそこからが全国クラスの本領発揮。決め手を与えずに粘られ、最後はお互い持ち時間1分を切る熱戦も逆転負け(30分打ち切り、相手の残りなんと7秒!w)。もはや朝一の逆転負けはデフォルトなのかw

二回戦は敗者同士、金沢のF田さんと対戦。相手が▲6六歩と止めたので相振りを目指したら、先手が居飛車にしてこちらが石田流の相銀冠に落ち着きました。△4四銀から△5五歩と仕掛けた構想がまぁまぁ上手くいって、玉頭戦を制し完勝。(ちなみにこれで一回戦負けはおじゃん。別に1敗者にハンデはない。いっぱい対局できるから一回戦は負けた方がお得だと何度言えば(ry)

トーナメント一回戦はY川さんとの一戦。戦型は最近珍しくなった相横歩取り。私が金取りを▲7七歩と受け、よりレア度が上がっていくw 銀を取ることができてかなり優勢なったと思ったが、いろいろミスって形勢混沌。一時完全逆転だったが、相手の時間が無くなって最後は残して辛勝。

そしてベスト8を争うのは、元奨初段のMさん。昨日のリベンジの機会が上手いこと回ってきました。私の選択は久々の1手損角換わり。対して先手は▲5六歩~▲5七銀と受け、力将棋になりました。それから△6五歩から仕掛けたのは私の性格要素ですが、中央で凌ぎ合う難しい展開に。こちらの攻めがけっこう上手くいった印象だったのですが、こちらの玉が近くあまり良くなかったのか。大局観に問題があったこともあり、攻め合いが1手足らず最後馬捨てからの華麗な詰みもあって、リベンジ失敗orz

私は残念ながらここで終了、富山のN平さんの華麗な凌ぎを見たのに満足して途中帰宅。一応見たトコまでの結果は、ベスト4がN平さん、Mさん、H田さん(東京)ーT中くん(石川の高校生強豪)の勝者、Y田さん(関西?)ーK林さん(東京)の勝者。錚々たるメンツですが、私も上位入賞目指してまた頑張りたいと思います。

夢を見ることは、夢で終わらせない決意。

ところでタイトルは、北斗の奥義ではないですよw

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いいとこどりのゲスト

明日は金沢でアマ王将戦の北陸予選ですが、今日は小松に遠征して将棋をしてきました。T海さんという方の経営される将棋道場をお借りし、金大将棋部主催でミニ大会を行いました。
方式はスイス式もどき(一応あまり指したことのない者同士を当ててく感じで)。石川の強豪を集めて、レベルの高い集い(私はオマケですがw)でした。

一回戦は石川の強豪Mさん(元奨初段)と対戦。相手の右四間に四間飛車で対抗しました。飛車を召し取って指せる戦いになったかと思いましたが、相手もと金を活用して難しい流れに。しかし銀取りの桂に銀を逃がした瞬間、角と竜を切り捨てて寄せにいき、こちらの勝ちの局面になりました。しかししかし・・・桂の王手捨てから攻防に角を打たれ、私が寄せをミスって怪しい流れに。最後は頓死のような感じで逆に寄せ切られてしまって、悔しい敗戦orz

二回戦は金大将棋部の主将、A田くんと対戦。序盤から力将棋のような感じになり、A田くんが英春流を使ったような将棋に(ちなみに彼は英春流の使い手ではない)。こちらは棒銀で抑え込む形で1本取り、相手の攻めを受けながら反撃して速度勝ち。

三回戦はK川くん(金大生)と。今年の春にも対戦していた相手でしたが、角交換をした形で相振りというやや珍しい将棋に進展。途中馬を作らせてしまったのがK川くんの一失で、そこからは足りない流れになり押し切って勝利。

四回戦、M野くん(またまた金大)と対戦。英春流の使い手の彼のソデ飛車に、△8五飛型で対抗。端を詰めてポイントをあげ、飛車を振り回しながら桂を捌いて軽く指しました。最後は角2枚の大砲で寄せ切って、3連勝。

五回戦は西日本支部名人、N口くん(元奨1級)との将棋。駆け引きがあって私の向かい飛車穴熊vs玉頭位取りになりました。穴熊を生かして角を打ち込んでいったのが強手(成算があったわけではない。まぁいいかーwという楽観思考)で攻め切るか受け切るかの争いに。中段まで這い出た玉が捕まるかでしたが、マグレで捕まって辛勝。

これで4-1となり、全勝者がいなかったため優勝決定戦を行うことに。4-1の3人でじゃんけんをしたら勝ってしまったw
というわけで挑戦者(?)を待ち、決定戦はW塚くん(元奨初段)と、まさかの20秒将棋。この対局はW塚くん石田流に対して銀冠で応戦。角交換を挑まれて軽い指し方をされましたが、その角を6五から金取りで打ちおろしたのがマズマズ厳しく優勢に。自陣に打ちこまれた飛車を金打ちでしかりつけたのが決め手で、端まで玉を追い立てられましたが最後は即詰みに討ち取りました。

一緒に来た牡丹とゴキゲンの帰り道でしたw
といっても明日が本番なので、気合を入れなおして明日も頑張りましょう^^

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