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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

2025/5/11 石川県アマ竜王戦

石川県のアマ竜王戦が行われました。

予選①▲?氏
私の角交換振り飛車。序盤に自陣角を打ち合わされ、やや作戦負けの様相。隙を作って仕掛けさせたものの普通に悪く、土下座の辛抱をすることに。この粘りが功を奏したか、中盤の力比べで徐々に難しくなります。と金を寄せてこちらの攻めも遂に届き、最後は詰み筋に入ったところで時計が落ち、○。

トナメ①▲T内氏
この前に敗れたばかり、リベンジチャンス到来!
戦型は対四間飛車から相穴熊。用意の作戦でそのまま研究通り進み、打開の手段も用意していたものの千日手を選択。

指し直し局△T内氏
今度も対四間飛車。もう一度研究通り進めるつもりでしたが、途中で間違えこちらが良くないと言われる定跡に。戦いに入って形勢を損ね、一度追いついたと見ていましたが、そこから全然いい手が指せなかった気がします。玉頭戦で一方的に押しつぶされ、×。

内容が良くない…
対処法は見えませんが、One-hit wonder では終わりたくないものです。

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2025/4/27 小松将棋大会

皆様GWのご予定はいかがでしょうか。私は日曜に小松将棋大会に参加してきました。
朝ちょっとゆっくりし過ぎて出発が遅れ、5分前にギリギリ到着。とても綺麗な会場でした。

予選①▲N谷氏
独特の序盤戦術を持つ力戦派。
本局は嬉野流。予選では大胆に出がちな私ですが、予選落ちが続いたため今回はかっちりとした矢倉に。序盤作戦はまずまずだったと思います。相手も駒組みを進めてきましたが、隙ありと見て角を切って飛車の成り込みに成功。中段玉を寄せ切り、○。

トナメ①△Y下氏
失礼ながら存じ上げない方だったのですが、年季の入った指し回しに苦戦を強いられる(ネタバレ
私の四間飛車に△5三銀左型の急戦。私の手順前後を咎めて棒銀を選ばれてしまい、指しづらい序盤に。非常に筋良くかつ手厚い指し回しで、勝負手にもきっちり対応され劣勢がハッキリします。ただ相手玉を実戦的に薄くした後、自玉周りを固めて粘りの様相。しかし遊んでいた銀も活用されていよいよ厳しさが増してきます。お互い時間が無くなる中で寄せ合いになり、指運の将棋に。結果的に相手玉を薄くしたのが功を奏して捲る形となり、逆転で制して○。

トナメ②▲T中氏
ベテランの強豪。以前指していたかは?
相手の四間飛車から相穴熊に。▲6六金と繰り出してこられる力強い指し回しに、長考して軽い仕掛けを実行。ただ本譜は怖い展開となってしまい、自玉周りに先に迫られてしまいます。こういう展開で攻めが繋がると負けパターンですが、本譜は受けが上手くいきました。攻めも絡めながら受け切りに成功し、○。

トナメ③▲K井氏
金沢大の学生名人。力強い攻めを得意とする超強豪。
戦型は横歩取り。▲3六飛と引く展開に△6二玉型を含みとしますが、この将棋は序盤にリスクを孕みます。本譜は相手が強く踏み込んでこられ、馬を作らせましたがこれは予定通り。ただその後の読みに穴があり、飛車を切っての得意の強攻を許します。正確にはまだ難しかったようですが、(非常に難易度の高い順で、)堪えきれず劣勢に。最後は暴発して×。

5月に入ると竜王戦もありますので、また作戦を練るGWが始まります。

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2025/4/19 支部名人戦西地区大会

毎年恒例となっている神戸。
ちょうど花粉症が治まる季節ですが、今年も汗ばむ陽気になりました。

指導対局の申し込みに行くと、「平手と香落ちはできません」。
観戦もできないようで、しずしずと(?)退散しました。

前夜祭は2438名人が先に来ていて、T下くんK川くんも同じテーブルに。福井代表メンバーです。若手にしっかりプレッシャーを掛けておきました(笑)
Iさん(石川・シニア)とH柳さん(福井・シニア)にご挨拶した後、I藤さん(岐阜・名人戦)と談笑させていただきました。2438名人とはよく知った仲だそうです。
また、M本さん(鳥取・対抗戦)やK林くん(福井出身、岐阜・対抗戦)とも再会。
M本さん「キノ(共通の友人)が金髪美女とのツーショットを送ってくるんですよ」
…海外でこんな場末のブログを見ている悲しい奴だと思っていたのに。(笑)

翌朝「今回もまた眠れなかったか…」もう来年からは木曜日徹夜して行こう。
小松支部の金大メンバーを鼓舞しつつ(?)、気合を高めます(?)。

予選①△M瀬氏(京都)
立命館大学生。K日くん「むっちゃ強いですよ」
戦型は相掛かり。序盤は手堅く指すつもりだったものの、面白そうな筋に飛び込んでしまうのがやっぱり こた(仮 だった。本譜は上手くいったように感じていたのですが、実際は難しく、むしろ中盤で形勢を損ねました。終盤は必敗ながら、相手が先に秒読みに突入。秒に追われて指された手は、詰めろになっていませんでした。形勢逆転で寄せにまわって、○。

予選②△K田氏(兵庫)
元奨三段にて元アマ竜王。優勝候補筆頭か。
私の四間飛車。その後角交換振り飛車系になり、お互い自陣角を打つ展開に。分岐の局面で相手に疑問手が出て、銀捨てから と金を作ったのが好手順で有利を獲得。しかし手拍子で指して読みに無い手を指され、手が止まってしまいます。指し手の難度が高い局面となり、実際良い手を指すことができませんでした。相手が手堅い手を選び少し差が詰まったものの、最後は突き離されて×。
相手が強いとはいえ、これは痛い将棋でした。1局目と合わせてチャラだと思うことにしましたが…

予選③▲U田氏(大阪)
ネット将棋で有名な強豪。リベンジを期しますが、客観的に見てつらい相手。
相掛かりで序盤は研究形。しかしすぐに研究を忘却した局面になってしまい、手堅い手を選んでアドバンテージは取れず。その後囲い合いになりましたが、こちらの囲い方が問題で作戦負けに陥りました。勝負手を放つも通らず的確に攻められ、形勢は離される一方に。なんとか綾を作るべく反撃したものの、チャンスは巡ってきませんでした。きっちり寄せられ×。

全国大会は当然レベルの高い将棋ばかりだと思われるかもしれませんが、実際はうっかりとか頓死がよく見られる気がします。(U田さん「2局目頓死して…」)
プレッシャーとか気負いとか、原因は様々あれど、本来の自分の力を出すのが難しい場だと私は思っています。
私はなかなかコンディション調整が上手くいかず、これは積年の課題です。
自分の布団と枕で寝られるよう、たまには金沢で全国大会やってくれないかな(笑)

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2025/4/6 福井県王将戦A級一次戦

福井に戻って県王将戦でした。(アマ王将戦とは別)
県の強豪が一同に会す大リーグ戦。本日は全員が参加されたとのことで、かなり珍しいことではないかと思います。

①▲E上くん
B級勝ち上がりの新進気鋭。
戦型は相掛かり。E上くんの中原流相掛かりの銀を繰り出すタイプ。ただ序盤はこれから勉強していってほしいというところで、突撃をとがめてこちらが優勢となりました。手堅くまとめて、○。

②△Y本五段
大ベテラン。まだまだ健在を見せつけます。
私の四間飛車。Y本さんは昭和の引き角戦法を採用。私ですら実戦経験の無いような戦型でしたが「もっと若手にやった方が良かったんじゃないですか?」知識として対応策を持っていました。功を奏して駒がぶつかってすぐ気勢を掴み、順調に優勢を拡大します。押し切って○。

③▲F井四段
今年から将棋に復帰。大学の先輩。
戦型は私の1手損角換わり。先輩の指し回しが非常に懐かしい感じ(10年以上前に主流だった指し方だ)。動こうとしたところを咎めて角を打ち込み、本局も優勢を確保。中押しで○。

④▲S藤くん
今回の最年少。
戦型は横歩取り。駆け引きがあって私の中原囲いとなり、若手相手にちょっとレトロな将棋に。後手番ながら攻勢を取るのはこの将棋の流れで、桂を使った軽い攻めを決行。飛車を相手の角と交換して攻め続けます。上手く攻め切ることとなり、○。

⑤△K川四段
お馴染みの中学生強豪。
K川くんの坂田流向かい飛車。私は自然に進め、自陣角を打ちあって戦いに。この辺りは私のペースでしたが、相手の角が強力に働き追いつかれます。長考してこの角を除きにいくも、上手く攻めを繋がれ熱戦に。攻防の角で切り返しを図りますが、あえて桂2枚を取らせたのがK川くんの構想でした。角を取り返すのが急所で、飛車取りの厳しい一着がボディにHit。寄せ切られ×。
これは上手くやられた。素晴らしい指し回しでした。

⑥▲S長四段
お馴染みの中学生強豪②。
S長くん必殺(?)の三間飛車。私は最近良く指している穴熊にいきそうでいかない指し方(細かいところを工夫して、オリジナルといえばオリジナル)。金を繰り出して中央を抑えながら、チャンスと見て石田流に対して△7四歩と突っかけます。やや指せると見ていましたが、細かいところでミスがあった気がします。堅い玉形相手でしたが、なんとか攻めを続けました。○。

⑦▲T下四段
お馴染みの高校生強豪。
T下くん秘儀(?)の角換わり早繰り銀。今回は相早繰り銀を選択。ただ本譜の構想はあまり面白くなかったかもしれません。銀交換後、彼が▲2七飛と引いたのは面白い手で、意味に気付いて大長考。結局長考してもよく分かりませんでしたが、本譜の進行は相手にうっかりがあり優勢に。そこから綺麗な寄りが見えず悩むも、なんとか押し切り○。

大会後も西別院で指していましたが、特にS長くんの「指したい!」という熱意は凄い。自分もあんな感じではありましたが、彼にはさらにポテンシャルがある。素晴らしい指し回しを見せてくれたK川くんもそうですが、若手が頑張ることで一層面白くなります。

いつだって世界を盛り上げるのは若手の情熱だ

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2025/3/23 石川県最強戦 結果

グランドチャンピオン戦みたいな大会です。
この前支部名人戦で参加資格を滑り込みで得て、出場しました。
参加選手は強豪ばかりなので楽しみにしていました。

予選①△T橋氏
最初から前回優勝者と激突。まぁ私はEnjoy勢なので最高でしかない(笑)
T橋さんの雁木に対し左美濃に組み、横歩を取ってこられる展開に。さらに1歩取らせる意欲的な構想に出ました(その場の思いつきだが)。竜を作られるも自陣内に閉じ込めて捕獲し、その間に玉周りに手を付けれられて難解な形勢が続きます。お互い秒読みになって、「あっ、いい手がある!」と思った自陣角を打つ手順が幻想でした(笑) すっぽ抜けて差がつき、幾許もなく×。

予選②▲I氏
シニア代表で、野々市で指しています。
前は角換わりだったので、今回は角頭歩(!)に。飛車を振った後、Iさんの力戦形位取りを見て美濃から△8二金型の穴熊にシフト。まずまずの展開と見ていましたが、そこから延々とねじり合いに。しかし自玉が堅いのが心強く、大きなミスが無いよう手堅く指しました。ペースをつかんで押し切り、○。

予選③△T内氏
石川県内有数の強豪の一人。でも指した記憶が無い…(さすがにどこかで一回ぐらいはあるような気がしますが…)
T内さんの四間飛車穴熊に、銀冠穴熊。7筋交換の定跡形で、飛車が走ったその瞬間に強く仕掛けます。離れ駒があるので危険な形でしたが、分かれは少し有利と見ていました(実際は良しと思ったところは互角だったが)。しかしさっぱりさせようと角を刺し違えたのが悪手。さらに△7八歩と垂らされるのをうっかりし、突然受け切りの選択肢が消えてしまいます。突如大長考に沈んで攻め合いを読みますが、先に詰めろを掛け続ける手段が分かりませんでした。玉を這い出てうっちゃりを狙うも、余裕で寄せられて×。
帰って調べたところ、実は詰めろを掛け続ける手段はあり、むしろこちらが有望だったかもしれません。残念ながら読みが及びませんでした。

この大会は石川県の将棋指しにとって、大きなモチベーションとなっているのではないかと思います。出場するだけでも大変ですが、また次回。

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2025/3/13 野々市リーグ戦

野々市リーグでは右玉の使い手の方が何人かいらっしゃいます。
今回は、実戦的な右玉の優秀性について語ってみます。(ただし、私自身は右玉側を持つことはほぼありません。)

右玉は「玉が薄くて勝ちづらい」「右玉側から攻めることができない」ように言われることがありますが、これは少なくともプロレベルの話だと思います。
つまり、右玉は相手にすると急所が見えづらく食いつきにくいし(「食いつかれるともろい」なんてのも聞きますが、そもそも食いつく場所が分からないときなんてしょっちゅうだ)、食いつけても上部に抜けられるなんてこともあります。

攻めることができないは、実際の対局から反証します。
Tくんとの対局から取材。



上図は後手の私が1手損角換わりに出て、駒組みが整い始めた局面(実戦の局面とは少し異なる)。▲6六銀と先手が指して△4三金左と左金を上がったところです。
先手の指し方はプロでは全く指されないものの、ネット将棋ではよく見かけます。
後手はバランス風味で最近の指し方かと思われるかもしれませんが、右玉対策として以前からある指し方(駒組みが進むと地下鉄飛車などを狙いにしている)ではあります。

ただし、部分的に普通の指し方は△4三金左で△3一玉でしょう。
しかしこれには▲5五銀と攻めていくのが機敏です。



△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8二飛と1歩交換しておくと、▲4五歩と動いて先手好調。無理なく攻めることができました。
また△5四歩と突くのは▲4四銀と強襲する手があり、▲7一角の筋があってこの局面では先手良し。
本譜の△4三金左としておけば、▲5五銀は怖くありません。

そもそも論としてこの将棋は1手損のため、後手は駒組みに気を遣う必要があります。
4筋を争点にしないことだけ考えれば△4四歩を指さないことも考えられますが、▲4五歩と位を取られると大勢で遅れを取りかねません。


上図は本譜を進めて、戦いとなっている局面。
△1五歩▲同歩△1七歩と味付けしていますが、部分的にここが右玉の急所です。しかしアマレベルだとタイミングが難しい。私もこれでいいのかよく分かっていませんでした。
そして放置して△8六飛の形に対し、▲7五銀と出たのが凄い一着でした。以下△7六飛▲7四歩と打って上図になっています。

私は△8五桂と跳ねました。間接的に7八金を狙っており、対局中はほぼほぼ最善手だろうと思っていました。しかし次に▲6六銀と指されると、読み進めても優勢になる順は分かりませんでした。
正着は△7五飛。しかし▲7三歩成△同飛に▲5五桂や▲8二角、▲8九飛などがあるため、とても後手が有利とは思えません。一瞬の駒得に走る人かムチャクチャ強い人でないと、相当指せないのではないかと思います。
本譜は△8五桂に▲7三歩成△5四銀▲7四角△7七桂成▲5二角成△7八成桂と進み、これは形勢的には後手が良くなりました。
しかし後手玉が迫られているため、しっかり勝つのはかなり大変です。実際なんとか勝ったものの、一瞬ハッキリ負けの局面を作っています。

正直、▲7五銀はかなり違和感のある手です。Tくんは読みを入れてこの手を指したわけですが、実際咎めるのはかなり難しいでしょう。
右玉に対しては有効な指し手が一本道になり、また難易度が高いという局面になりがちです。単なるソフトの評価値では計れない一面と言えます。

考え方として、右玉側が先手で指しているなら、相手側は手詰まり(千日手)に追い込めれば良いことになります。
「右玉側から攻めることができない」というなら、千日手のプランが必要となりますが、私レベルでは分からないですね。(もちろん、もしそういう研究がある方は純粋に教えてほしいと思っています。)

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2025/3/2 石川県支部名人戦

全国大会予選は、今年から石川県で出場することにしました。
今日は支部名人戦。団体の支部対抗戦と同時開催です。

石川の大会は予選1勝通過2敗失格、予選後トーナメントです。
持ち時間は30分打ち切りでした。

予選①▲K内氏
同世代の強豪との対局。
戦型は予想通り英春流。角交換から引き飛車にして、以前から2人で指していた形。ただ久しぶりでしたので研究を覚えていなかったですね^^; 攻めを引っ張り込むも、自陣を傷めただけで上手く指し回すことができませんでした。一方的に殴られるツラい展開。的確に寄せられ、×。

予選②△H川氏
野々市リーグで、木曜に練習対局を指したばかり。強豪の1人で、結構大変な予選リーグとなっていました。
戦型はH川さん得意の雁木。私も矢倉の得意形を選びます。相手が突っ張ったため攻めを決行しますが、途中でミスがあって互角ぐらいの将棋。4筋から歩を伸ばしていき、飛車を攻めさせている間に相手玉にスパークします。寄せ切って、○。

トナメ①▲Y川氏
よく大会でお見かけする古豪。たぶん指したこともあった気がします。
私の角交換四間飛車。向かい飛車に振り直した後、筋違い角で積極的に攻めます。この辺りはmy定跡でスラスラ指し継ぎ、飛車先を破ることに成功。美濃囲いのコビン攻めで嫌味を突かれますが、上手く受け流してから寄せに出ます。○。

トナメ②▲S木氏
英春流本家。石川県随一の重鎮。
英春流に対して、中住まいのバランス型に。じりじりとしたねじり合いになり、指し手が難しい局面が続きます。途中攻めを逡巡した手が悪手で、相手に形を整えられて大損します。そこで攻め手を決行したものの、ほとんど玉砕。ずっと劣勢でしたが、最後にせめて一太刀…自玉に詰めろがかかりますが、あれっ?頓死で拾って、○。

準決勝▲M野氏
英春門下再び、東京から参戦。指すのは久々でしょうか?
またもや英春流。彼は英春流以外も指すはずだが…(笑) 序盤は手得する展開になり、作戦勝ちが狙えそうな将棋。実際作戦勝ちになっていたようです。しかし上手く攻めを繋がれてしまい、むしろ自信の無い展開に。さらに悪手が出て不利を自認しますが、相手に錯覚があって中段に逃げ出し勝負形に。玉は捕まる形となるも、攻め合いに命運を託す。ピッタリ詰みがあって、○。

決勝戦△K内氏
再戦。嫌な予感。
決勝戦は15分に30秒の秒読みが付きました。予感が当たりさらなる英春流、ソデ飛車型。お互い突っ張り、序盤から大乱戦に突入します。上手く指して優勢を得ますが、しっかり立て直されてちょっと嫌な展開。右辺にシフトして攻めを継続し、恐れず攻め合い勝ちを狙います。自玉も怖い形となりますが、なんとか寄せの形を築くことができました。○。

石川県に本格参戦して初の大会で優勝を飾ることができました。
支部名人戦は相性が良い大会なので、西日本大会も頑張りたいと思います。

こた(仮「1勝1敗で手打ちということで」
K内くん「それはおかしい」

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2025/2/20 野々市リーグ戦

先月までの野々市A級リーグは、研修会に通うTくんに敗れ2位フィニッシュ。
今月から新しいリーグですが、雪や仕事で今日が1回目の参加でした。
F井さんとの対局から取材。


先手が私で、ゴキ中超速の銀対抗の定跡形。
△6二銀を見てピタリと手が止まってしまいます。最近プロの将棋でも現れましたが、おさらいをしていなかった こた(仮。
考えられる手は3つ。次は△5三銀上として位を確保しにくるので、それに先んじて対応する手を考えるべきです。

①▲3七桂と跳ね、△5三銀に▲4五桂を用意するのが一策。ただ、△5六歩▲同歩△同飛に▲6六銀と出たいのですが、△3五歩と桂頭を攻められるのが気になります。



▲6六銀では▲1六歩や▲4五桂も考えられますが、いずれも難解です。
上図までの変化を踏まえ、②▲2四歩もやってみたい手です。△同歩と取らせてから▲3七桂と跳ね、△5六歩~△同飛にはやはり▲6六銀。突き捨てがあることで△3五歩▲2六飛に△1五角の筋が消え、これは先手がまずまずの展開となります。

しかし②▲2四歩△同歩▲3七桂には、△5一角と引く手があります。▲6六銀△3五歩▲2六飛に△3二飛と回られてどうか。これは勝ちづらい気がしました。



考えた末、本譜は③▲6六銀を選択。それでも△5三銀上と出て、敢えて5五の利きを減らすのが、後手の趣向の一手です。

▲6六銀は△5三銀上にもちろん▲5五銀左と取る狙いですが、感想戦ではさらに手順を尽くした攻めを教えていただきました。
△5三銀上に、▲2四歩△同歩▲3五歩△同歩▲5五銀左がそれ。(私も昔研究していましたが、対局中はすっかり忘れていたw)
△同銀に突き捨ての効果で▲3四歩と流れるように手が続きます。



如何にも良さそうな順ですが、実際は△4二角▲5五銀△5一飛ぐらいでまだまだのようです。

実戦は▲5五銀左とすぐに取り、△同銀▲同角△4四銀▲8八角に△4五銀が後手の一連の狙いでした。



取ると王手飛車があるので、この手は嫌な手です。▲6六銀を選んだ時点でここまでは私も読めていましたが、ここで指す手が難しい。

ソフトは①▲6六銀と打つ手を推すようですが、△3六銀▲3八金△2四歩と突く手があって、存外良くするのは大変です。
こた(仮定跡ファイルは②▲7七角と打てと記録していましたが、これは乱戦で危ない変化。知っていないと踏み込むのは躊躇われます。

私は③▲5八銀と打ちました。まぁソフトにかけたら互角になっているんだろうなと思いましたが、まさにその通りでしたw
ただ手厚く指してねじり合う腹積もりです。実戦は熱戦が続き、最後は抜け出すことができました。

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2025/1/9 野々市リーグ戦

転勤してから、野々市リーグに参加しています。
毎週木曜日に行っていますが、とても沢山の人で賑わっていて最初はビックリしました。
(今日はさすがに雪模様で少な目でしたが…でも20人以上いたかな)
2ヵ月ごとにリーグ戦を行い、8・9月にC級、10・11月にB級を昇級。先月から最上位のA級に入りました。

今日はK藤くんと対局。子供相手でどれぐらいの強さかな…ぐらいの気持ちでした。
その強さに驚くことになる。

横歩取りの乱戦になり、下図。
後手の手を考えてみてください。



定跡を忘却して既に外れていましたが、局面は先手のこた(仮ペースで進みました。
しかし、ここで△4一香と打ったのがK藤くんの勝負手。私は全く見えていなかった。
以下▲6一馬△同玉▲3五歩に△2五角が好手。
適当な受けがありませんが、私も長考して切り返しを用意していました。
▲5一金△同玉▲3三角と王手飛車をかけ、なんとか均衡を保ちます。



しかしこの後こちらにミスが出て(対局中は気付いていませんでしたが)、形勢逆転。
下図はえいやっと開き直って▲7五桂と打ち、詰めろを掛けたところ。



△4五桂と王手をしたのが素晴らしい一着。
竜を引かせれば受けに回れる。
しかし逃げるのはどこも危ない。
本譜は▲4八玉としましたが、△4六飛と打たれて青ざめました。
▲3八玉△3六飛とすれば詰みでした。


△4五桂に▲4七玉も難解ですが、△4六金▲同玉△6八馬▲4五玉に、△4三香と打つ好手がありました。
これでやはり私の負けだったみたいです。


勝敗はお互い時間が無かったこともあり、詰みを逃れて辛勝。
若い子は怖い…(笑)

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2025 迎春

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

体調と気力が戻ったら復活するかもしれません。

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