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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

盲目のTime backward

今日は木田道場にて、最強戦2017@木田が行われました。場所をお貸しいただいているK井建材の社長さんから賞金が出る大会で、今年が2回目の開催です。
朝、キノとせっちゃんが狸の皮算用をしていました。フラグ以外の何物でもないw

4組に分かれてのリーグ戦後、トーナメントという福井方式。
私は予選一回戦、N田さんと対局。ビエンナーレで指しており、偶然の再戦となりました。
将棋は私の先手中飛車。相手が後手超速を目指したところで果敢に仕掛け、乱戦に突入します。飛車で横歩をどんどん取ったあと自陣を整備し、十分な態勢に。駒をさばいて優勢になり、最後は相手に見落としがあって○。

二回戦、相手はS木さん。石川が誇るレジェンド、「かまいたち」の人。
戦型はS木さん得意の独自戦法に対し、すたこらさっさと棒銀に。以前対局したときも棒銀を指したことがありましたが、S木さんから手を変えられました。桂を跳ねさせたあと銀を繰り替え、ソデ飛車で歩交換。自陣が珍妙な形になっていましたが、それなりに指せていたと思います。容易に崩れないガッチリした受けにあって盛り返されたものの、駒得を生かし相手陣に手を付けました。右から成駒を寄せ左に竜を作るという、通常とは逆の挟撃で○。

三回戦、T倉さんと。
戦型は私の角交換振り飛車に。取られた6筋の位に地下鉄飛車で揺さぶりを掛けたところで、居飛車の飛車先から開戦。桂交換から歩を垂らしたりしてちょっかいを出す展開になりました。相手が自陣角で受けてきましたが、これが疑問で本丸を目指します。玉頭からの押しつぶしが上手くいって○。

四回戦、S師匠の娘さんと。代表を目指す支部対抗戦団体のメンバーとして、足を引っ張らないよう特訓中。
相手の四間飛車に大人げなくイビアナに。ソデ飛車から角頭の歩交換し、今度は美濃囲いの跳ねた桂頭を狙います。相手陣を薄くした後、飛車角を刺し違えて一気の攻め。穴熊の暴力を発動して○。
今日は格上ばかりだったと思いますが、がんばっていました。もうちょっと時間使えるとベターb

予選が早く終わったので、将棋教室の方で子供たちが詰将棋を解いているのを微笑ましく?見ていました。(3Fで大会をやって、2Fでは毎週の教室があります。指導棋士のT中先生が来られていました。) 贔屓にしている子がいたので、詰将棋のコツ的なものをアドバイス。「図を覚えて、それを見ずに頭の盤を動かしてやってごらん」それ難易度上がるじゃないですか、みたいな顔してましたw

トーナメントはベスト8から。
相手はS戸川四段。「打倒こた(仮!」を標榜する後輩。こんな穏やかで優しい先輩に向かって敵意をむき出しにしないでくれw
戦型は相振り飛車。せっちゃんお得意の三間飛車から飛車先をを抑えてしまう展開でしたが、今回は私の工夫が上手くいって歩のタダ取りに成功。昨日1分で考えた作戦が上手くいったぜ☆と思ったのですが、さすがに相手もそこから簡単には崩れません。私は自陣を整えながらじっと待ち、戦期を伺いました。せっちゃんも玉をしっかり固めたあと、ついに香を捨てて強攻策に討ってでます(らしい選択だな、と思っていました)。守り駒を全てはがされて玉を左に遁走し、こちらもようやく反撃に。最後は玉が上部を抑えた詰みになって○。

準決勝、ここからは秒読みが付きます。
相手はキノ五段。当たりすぎじゃね?w
キノの矢倉に対して速攻の早繰り銀を狙ったものの、銀対抗されたので流れで雁木にジョブチェンジ。後手らしく玉を固めながら待っていたものの、やっぱり仕掛けてしまいましたw 角が相手陣を引っ掻き回しながら馬に出世し有利と見ていましたが、端角からくらいつかれて際どい終盤戦に。どうやら私が受け方をミスって、相手から銀を捨てる妙手があったようです。実戦は取られない方に動かしましたが、それには馬が攻防に使えて勝ち筋に。馬と角を並べて寄せ切り○。終盤の検討が捗る好局でした。
それにしても、これってもしかしてオレ自身がフラグなのかw

決勝戦。S木さんと再戦。
今度は私が雁木を採用。お互い自陣を堅めつつ、攻めの機会を待ちます。自玉を8八まで囲ってジャブ程度に動こうとしたところ、いきなり△6五歩と仕掛けてこられたのが機敏な一着。自玉方面の戦いでもしっかり顔面受けできれば大丈夫と考えていましたが、途中相手に凄い寄せがあることに気づき形勢を損ねたかと思いました。それでも軌道修正して粘りにでたのが、結果的に功を奏します。玉頭を厚くして自玉が安全になり、受け切りが狙える形に。S木さんが必死に寄せを探すさなか、迫りくる秒読みの音。とっさに指した刹那、タッチの差で時間が切れていました。○。

次回は恒例の本年こた(仮戦績を予定しています。
光陰矢の如しってマジ実感中。

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Bellflowers

本日は文化庁認定朝倉象棋大会でした。
A級結果↓
①こた(仮
②G方くん
③N藤五段
④T橋四段

むさい男同士の勝負はさておき(笑)、皆様待望の女流棋士をご紹介したいと思います。
本日福井まで遥々お越しいただいたのは、中澤沙耶女流初段、石本さくら女流初段のお二人。中澤女流初段は3年連続でおいでいただき、石本女流初段は初めての来県だそうです。

中澤先生の最初の挨拶曰く、「福井に来て雪が無かったのは初めて」とのこと。まぁ福井のこの季節ですから。(今週から荒れるらしい…がっでむ!)

指導対局がお昼すぎから始まり、大会敗退者から次々に挑戦します。色紙をお二方に3枚書いていただき、勝利した人がもらえる特典付き。
T円澄さんが「2枚落ちで!」と申告したものの、お世話役の勝手さんに却下されていましたw

中澤先生は対局後、快活に感想戦をしていて、負けた人も気分よく、子供たちにも楽しい指導対局になったのではないでしょうか。おじさん諸兄にいじられても、まぶしい笑顔で対応していました。
石本先生はどの対局も真剣な眼差し。Y本さんが対局しているとき、空き時間にちゃちゃを入れにきた私を華麗にスルー(笑)し、将棋の手を一切緩めませんw 将棋に真摯な姿勢が印象的でした。

私は一応本割で優勝してしまったので、指導対局は一番最後になりました。
お相手は石本先生。周りの指導対局は終わりを迎え、対局開始時はマンツーマン対局に。となれば、「綺麗な人に見つめられながら指すなんて照れますね」なんて盤外戦術をかましますw 愛想笑いがチャーミングでした。
途中からG方くんが隣の盤の前に座ったため、2人だけの世界(?)は残念ながら終了。対局が進むと、対局時計の異変に気づきます。自分の時間が、相手が考えている時間も進むというトラップ仕様。「時計がおかしいですね」と言うと、「このまま指さなければ石本先生が勝つね!」ときます。どうやら私の味方はいないようですw
石本先生の将棋の印象としては、さわやかな攻め将棋といった感じ。平手の将棋では振り飛車を指されていました。後手番ということもあるのかもしれませんが、振り飛車党なのかな?

指導対局後もう私にはご褒美がなかったので、勝手さんのはからいで表彰式をお二人にしていただくことに。私は石本先生から表彰状を受けとりました。どさくさに紛れてちょっと手でも触れておけば良かった。ありがとうございました。

中澤先生、石本先生、ぜひまた来てくださいね。

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指し継ぐレゾンデートル

熱に苛まれ
鼓動が高鳴り
身震いが止まらない
そんな勝負がしたい

福井一介の将棋指しの裏の顔(?)こと、こた(仮です。
今日は朝日アマ名人戦北陸ブロック大会がありました。今年は福井県開催ということで、福井代表4人+石川代表2人+富山代表2人で行われました。
2勝通過2敗失格の予選の後、ベスト4からのトーナメント。今回は予選は30分打ち切り、トーナメントは30分+30秒の持ち時間でした。

くじ引きでリーグを決め、予選一回戦はA田くん(石川代表)との対局に。北國王将杯で苦杯を喫している相手ですので、いいところでリベンジの機会が回ってきました。
戦型はA田くんの雁木。流行りの作戦に対し、▲3七銀~▲3五歩と仕掛けます。角をぶつけて決戦を挑まれましたが、そのあとの指し方が少しヒヨったかも。その後押し引きが続き、頃は良しと角を切って玉頭から攻めかかります。自玉も4段目まで引きずり出されて怖くなりましたが、寄せ切って○。

1勝同士の二回戦は、富山のO屋さんと。O屋さんは元支部名人の超強豪で、以前アマ名人戦の決勝トーナメントで負かされています。リベンジチャンスagain!
戦型は駆け引きがあって、私の右玉に。桂捨てから開戦が好機をつかんだ格好で、優勢になりました。順調に攻めているつもりでしたが、玉頭戦に持ち込まれて形勢急接近。見落としがあって1手負けにしたと思っていました。時間もなくなり捨て身の反撃に出て、詰めろを掛けて天に祈るターンw 怒涛の王手が飛んできましたが、なんと1歩足らず不詰で○。

準決勝。相手はキノ五段。この恨み晴らさでおくべきかw(県予選での誓い)
戦型はキノの矢倉に対し、今度は私が雁木を採用。5筋→4筋→3筋とどんどん歩を突き捨て、積極的に攻めていきました。ただ分かれは私の方が不満だったと思います。途中は我慢して相手が攻めてきたところ、飛車をいじめながらの反撃が上手くいきました。念願達成で○。

決勝戦。相手はW塚くん(富山代表)、本命vsこた(大穴)の図になりましたw
戦型は先手W塚くんの四間飛車。私が穴熊を目指し、窪田流の藤井システムに。4筋からの仕掛けに飛車を回して、徹底抗戦の構えを敷きました。途中実はこちらに凄くいい手があったみたいですが、それを逃して混戦模様。飛車を召し取られたものの、代償に得た桂香で攻めかかります。相手の決死の反撃を余し、○。

朝日アマ名人戦の代表は初めてです。意気込みを聞かれて「胸を借りるつもりで…」と答えると、「ベスト8まで行けばプロアマ戦ですよ」と記者の方。誘導された気がしましたが「プロの先生に教えていただけるところまで勝ち上がりたいですね」。

次の熱くなれる舞台へ。

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絡繰の国

今年も終わりが近づいてきまして、寒い中布団から出なければいけない不条理(?)が身に染みる今日この頃です。
福井県将棋連盟も1年の〆に当たり、先日役員会が行われました。来年のことについて話し合いがされましたので、議題の共有を致します。
大会予定については「将棋日和」をいずれ更新しますね。

一、対局時計について

今まで使っていたアナログのチェスクロックは、古くなって動きがおかしくなっているものが多数あり、正確な残り時間の把握が難しいこともあります。今後はまず手始めに、決勝、準決勝でデジタル時計を導入していくと決まりました。現在保有しているデジタル時計は数が少ないので、少しずつでも新しく購入して増やしていかなければいけません。なお、秒読みをつけるかどうかについては、大会の進行次第となりそうです。直近の朝日アマ北陸大会は、石川県から秒読みをつけてほしいと強い要望がきているため、そのようになります。

二、福井支部について

福井支部はずっと100名支部として運用されていましたが、実会員数は100名に全く足らず、支部会費を補てんし維持している状況でした。これ以上は維持が困難ということで、来年は100名支部に拘らないと決まりました。

三、支部名人戦、支部対抗戦、シニア名人戦について

100名支部の瓦解と、県内に新しく木田道場支部が誕生したことにより、県大会の方法見直しがありました。

・支部名人戦
A,B,C級の大会にして、A級優勝者が代表。ただし、当然代表者は福井県内の支部=福井支部、木田道場支部の会員でなければいけません。代表は今年は2名でしたが、来年からは1名のみ。
大会日は雪の時期をできるだけ避け、2月18日に開催予定。

・支部対抗戦
同支部内で任意の3人チームを組んで申し込みをしていただきます。優勝チームが代表になります。大会日は名人戦と同日。

・シニア名人戦
大会方法はこれまでと同一ですが、優勝者の代表権は木田道場支部会員にもあります。代表はやはり優勝者1名。
大会日は2月25日の予定です。

四、職団戦について

職団戦の参加チームは年々減少しています。参加数を増やす試みとして、Fクラス(誰とでもチームを組んでOK)の増設が決まりました。ただし実力拮抗のため、県将連段位で3人の合計を9段以下とすること。

五、中学選抜福井県予選の参加条件について

4月に行われる中学選抜の福井県予選の参加基準を明確にしました。

・男子
前年度の小中学王将位戦、ベル杯、春休み将棋大会の各学年(小6、中1、中2)1位2位。

・女子
春休み将棋大会で規定の勝ち数を挙げること。規定の勝ち数は対局数を鑑みて、対局開始前に決定します。実際の超えるハードルは1、2勝ぐらいです。


ぶっちゃけ決めたことを忘れるおそれがあるため、各方面からツッコミを入れてやってくださいw
来年もスムーズな大会運営にご協力をお願いいたします。

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かくかくしかじかしかくいむーぶ

今日はチャリティー将棋大会でした。
え、募金額? …まるまるうまうま。

予選1局目、相手はK藤くん。現役福大生で、「ぜひ部室にいらしてください!」とうざったい先輩こた(仮にも優しい言葉を掛けてくれる子。
戦型は菅井流三間飛車で、この前行われた王位戦2局目と同一の進展に。K藤くん向かい飛車、私が居飛車側で、▲7七角と打たれた手に対し△6四角と打ち返します。感想戦で挙げられていた変化ですが、研究していたわけではありませんでした。途中間違えた自覚があったものの、飛車をぶつけて豪快に捌きます。端攻めを絡め颯爽と攻め、○。

2局目、相手はM口五段。
戦型は私が先手で横歩取り。青野流を採用し、M口さんは飛車を深く引く対策でした。これまた颯爽と▲4五桂で攻めかかりましたが、感覚的にはイマイチ上手くいってない感じ。相手も強く反撃して、激しい将棋になりました。飛車を追った手にさらに強気で△2四飛とぶつけられたら、先手が自信のない形勢だったと思います。本譜は2枚替えされたものの竜を作り、逆に先手よしに。押し切って○。

3局目はT橋四段と対局。
戦型は私の先手中飛車。T橋さんが一直線穴熊を採用し私が3筋を切る、羽生棋聖vs渡辺竜王の竜王戦3局目の展開に。竜王戦は激しくなりましたが本局はしっかりした堅め合いになり、こちらが2歩持って動きを模索していたところ、逆に強く攻めてこられました。お互いさばいたところは私の銀損でしたが、形勢はこちらが指せていたか。1手勝ちで○。

4局目の相手はY田四段。
戦型は矢倉。Y田さんが5筋の歩を角で切る阿久津流。5筋に位を張って逆に動きを利用してやろうと企みましたが、一瞬で作戦負けになりましたw 一応位は取れたものの、角銀交換の駒損になって形勢不利。なんとか絡んで飛車を取り勝負形まで持っていきましたが、序中盤の苦しさが祟って時間がなくなっていました。終盤は形勢逆転に成功していたものの、寄せ切ることまではできず×。

予選は最終局に敗れたものの、無事通過しました。
トーナメントはベスト8から。

ベスト4を目指す対局の相手は、T三段(小3)。ビエンナーレではチームを組んで一緒に並んで戦った仲ですが、盤を挟めば真剣勝負です。
作戦は先手中飛車から、出ていった左銀が舟囲いの3四歩を奪って玉頭銀に。△3三歩に▲2三銀成とつっこみ、N藤流のやんちゃ攻め。Tくんの若い力を出させず、そのまま攻め切って○。

準決勝はH柳五段と。福大出身勝手さん世代の本格居飛車党。
戦型は私の四間飛車穴熊。ですがこの将棋に関しては、序盤の構想が既に敗着でした。…というのも、飛車交換して捌かれた局面がノーチャンスすぎ。こちらは全然攻めがなく、あちらは香を並べての端攻めが非常に厳しい一撃。相手の左美濃が完全に残っての完敗で、×。

というわけで3位決定戦に回り、相手はキノ五段。引力でも働いてんのかw
戦型は角交換振り飛車。キノの筋違い角がイマイチ働かず、私が指せそうな将棋。上手く打開に成功して有利かと思いましたが、相手の角を捌かせてしまったのはかなり筋が悪い手でした。と金を作り角を切って果敢に攻め、相手陣を一気に薄くします。自玉も反撃を受け寒くされましたが、ケアしながら余して○。

優勝はかくかくしかじかでK縁五段でした。
だって3位決定戦をやってたら見れないんだもん。キノ「脇役の将棋には観戦者がいなくて寂しいですね」

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「忘れたね」ってとぼけてる

The ポケモン世代。ポケモンの曲すごい好き。
初代には152匹目のポケモンがいることをしっているか?(152匹集めてオーキド博士に図鑑を見せるとデータが消えますw)

今日は文化の日恒例の、福井市長杯将棋大会でした。
県内外からたくさんの方が参加しました。と言ってももちろん、簡単に負けてはいられません。というわけで福井の威信はキノに任せた!(定跡)

私は5人組で朝一抜け番。ぽけーっと待つw(ポケットモンスターだけに)
1局目の対局相手はT田くん。今の福井の高校生でトップ争いをしている一人です。
何局か指していますが、たぶんT田くんは居飛車党。私が後手番で相掛りになり、お互い中住まいに構えます。中盤は軽く指し、自分が有利だと見ていました。そして頃は良しと決めに出ますが、危険どころの騒ぎじゃなかったようです。強く相手玉に迫るものの詰めろにならず、逆に自玉を冷静に縛られる。1手争いに敗れ×。

2局目、相手はK畑三段。
戦型は横歩取りに。自陣角を打たれ▲2八飛△2七歩▲5八飛みたいな展開。K畑さんが飛車を切って猛攻してきましたが、無理筋でした。歩を自陣にべたっと打って受け、反撃に転じます。持ち駒の飛車で攻め切り○。

3局目、H野さんと。工大の大学生らしいです。
戦型は私の後手四間飛車に対して、銀冠から▲6六角とする形。自分で△8四歩とついて角で取らせ、中央から動ける形を作りました。途中相手にうっかりがあったと思われ、捌けたところはやや後手良し。気持ちよく攻めこんで○。

4局目の予選最後はD家四段と対局。
矢倉の将棋になり、私の作戦は流行りの左美濃。ガンガン攻めれるのが自分の好みに合い、ネット対局で多用しています。継歩で反撃されますが、両桂を跳ねて中央から殺到。難しいところもあったものの、最後は飛車を捨てて詰みと綺麗に決まって○。

本日はレアキャラこと、のぎ先が出現していました。あいにくモンスターボールの持ち合わせが無かったw
鯖江のS藤くんに福大のK藤くん、工大生の子などA級に若手が多かった印象でした。おっと、のぎ先も若いですよ。

ここからはトーナメントです。
一回戦はまさかのキノ五段。ここで当たるのは、もはや運命なのだよw
戦型は雁木vs矢倉というイマドキの将棋。どちらも動きづらい展開になり、相手が玉を真ん中に移動、私が銀矢倉→穴熊と組みかえてひたすら待つ。途中千日手がちらつきましたが、堅さにものを言わせてムリヤリ打開しました。こちらが指せていた局面もあったものの、踏み込みを欠いて入玉が絡む難しい形勢になります。お互い時間がなくなるいつもパターンでしたが、今回はなんだかんだ寄せ切り○。

二回戦、相手はI井くん。3兄弟のお兄ちゃん。
私の作戦は四間穴熊。対してI井くんも穴熊に潜り、ガッチリ固め合う将棋に。私は千日手狙いの戦法で、動く気は基本0でした。序盤の堅め合いの中、動きを模索してI井くんの方が一方的に時間を使う展開に。そしてついに相手から仕掛けて戦いになりましたが、私は手に乗って左桂を捌きます。と金づくりを狙う間に攻められ自陣を薄くされたものの、寄せ合いの前に相手の時間が無くなって○。

準決勝、M渕さんと対局。滋賀県から遥々お越しいただいたとのこと。
先の対局と逆で、相手の四間穴熊に私がイビアナ。ずっと定跡通りの進行が続き、思い出しながら手をつなぎます。相手から手を変えられましたが、そこでは指せると見ていました(タダの定跡盲信)。穴熊らしいお互い金銀をはがす寄せ合いになり、と金を間に合わせにいきます。1手早く玉に辿りついて○。

そして決勝戦。相手はS戸川四段。あれ、「どさまわりの…」人じゃなかったですねw(3位)ちなみに毎度の彼女同伴。勝っても負けても美味しい奴には負けられん(`・ω・´)
戦型は相振り飛車ですが、私はほとんどオリジナル戦法w 以前S戸川と指した手順を踏襲し、こちらから変化。難しい中盤の折衝で、糖分補給と午後ティーに手を伸ばしたらとっくに無くなっていた。そしたらTくんが差し入れしてくれました。すばらっ!
角取りを手抜き5段目の桂を外し、優勢と思った瞬間。打った飛車の場所が角で当て返される痛恨の1手で、すかさず切り返されて際どい形勢に。自玉に詰めろが来ない瞬間スパークし、詰むかどうか。読み切っていたつもりでしたが、上に逃げだされ訳が分からなくなりました。そして針が落ちる寸前、再び王手。○。

今日は勝手さんから賞状を受け取りました。「もういらないんじゃないの?」と言われましたが、私はもらえるもんはもらっとく主義ですw
ウチで同じトロフィーを数えたら、4つありました。

セーブデータは消えたけど、あの時のライバルたちとの将棋は覚えてる。

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漂う小物感

昨日はあわら市民将棋大会がありました。
地元の大会ということもあって毎回出場しており、ホーム感とプレッシャーが入り混じる雰囲気が漂います(主観)。そして今回は子供さんにたくさん参加していただき、親御さんが並んで優しく見守る姿が多く見られました。「ん?授業参観に来たんだっけ」

A級は2組に分かれて予選後、4人トーナメントを行うことになりました。
私の組は最初4人だったものの、いつの間にか6人に。(Y本さんがいつも開始時間を間違えて10時にいらっしゃる。たぶん盤外作戦w)

一回戦はN藤五段と。王将戦に怪我で参加できず久々にシード陥落を喫し、今回は挽回に燃えていることでしょう。
戦型はよくあるN藤さんの早石田。途中自陣飛車で受けた手が悪手だったか、自陣を薄くされ受けにくい将棋に。勝手さん曰く「やんちゃ将棋」に手を作られてしまい、途中は金損。粘って馬を作って少し持ち直したかと思いましたが、やはり駒損が大きく×。

二回戦、石川のT橋くんと対局。
相手が▲6六歩と止めたので、三間飛車に。そこからT橋くんは玉頭位取りに組んできました。飛車先を逆襲してかなり優勢でしたが、受ける手を逃して喰らいつかれます。自玉がかなり危ない形で、寄せられたら仕方ないと思いながら指していました。本譜は受けたり攻めたりの大変な将棋でしたが、自玉を固めなおしてから反撃し○。

三回戦、相手はこの大会もよく来られている勝手三段。
私の四間飛車に対し、勝手さん得意の天守閣美濃。普段とは違う受け方をしてみましたが、ややつまらない展開という印象を受けました。途中私が飛車先を切った手が軽率で、少し不利な将棋に。勝手さんにもうっかりがあって王手飛車をかけ少し詰めますが、歩切れになっており難解な形勢。その後は私の角を巡る攻防が繰り広げられ、一瞬のスキをついて切り込みます。一手早く寄せ切って○。

四回戦、いぶし銀のM口五段と。
戦型は私の角交換振り飛車。羽生vs菅井の王位戦第1局のような銀冠の歩を取られる展開になりましたが、感性で金を前線に繰り出した手がどうもヒドい感じ。香を捨てて手を作りに行ったものの、歩のいない玉頭を地下鉄飛車で反撃され敗勢に。形も作れないかというぐらいでしたが、たまたま発見したタダの端桂捨てが我ながら妙手(符号で言うと△9七桂。その局面になるまで自分でも気づいていませんでした^^;)。逆転勝ちで○。

五回戦、相手は将棋大好きY本五段。
戦型は私の中飛車。馬を作って飛車を相手の金銀2枚と替え、優勢と見ていましたが意外と大変。端から猛攻され恐々と受けて、なんとか相手の攻め駒を跳ね返します。それからも自玉周りを執拗に攻められ、丁寧に受けの手を指し続けました。縁台将棋感が漂う大会で周囲から「鬼や~」とつぶやかれながらも無視(笑)し、ひたすら方針を変えず○。

そして準決勝。絶賛連敗中のキノ五段と対局することに。
戦型は矢倉。急戦形も考えていましたが、結局は受けに回ることに。自玉の周りを盛り上がり、キノがそこを真正面から攻める肉弾戦。非常に難しい形勢でしたが、うっかりがあって受けるタイミングを逃しいきなり劣勢に陥ります。お互い時間がなくなる中、追われながら飛車と玉が右辺に決死の逃避行。駆け落ちした飛車で一縷の望みをかけ詰ましにでますが、最後は駒が一枚足らずに×。

というわけで3位に。じもぴー敗れたり( ゚д゚ )

決勝はN藤五段vsキノ五段の全勝対決。これをN藤五段が得意の攻め将棋で制し、優勝を決めました。久々に、「どさまわりのN藤さん」というフレーズを聞きましたw

私はキノに、「ざまーみろーー」と捨て台詞を残すのが精一杯でした…

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鼓動断つ 8.8 cm FlaK

8.8 cm FlaK = アハト・アハト
以下例の少佐のコピペ。

諸君 私は将棋が好きだ
諸君 私は将棋が好きだ
諸君 私は将棋が大好きだ

矢倉戦が好きだ
角換わり戦が好きだ
横歩取り戦が好きだ
相掛り戦が好きだ
中飛車戦が好きだ
四間飛車戦が好きだ
三間飛車戦が好きだ
向かい飛車戦が好きだ
相振り飛車戦が好きだ

矢倉で 美濃
穴熊で 銀冠
船囲いで 金無双
右玉で 位取り
中原囲いで 中住まいで

対局の中で行われるありとあらゆる戦法が大好きだ

桂香をならべた飛び道具の一斉発射がを吹き飛ばすのが好きだ
金銀でガジガジ攻めして相手の囲いがばらばらになった時など心がおどる

角のコビン攻めで美濃囲いを撃破するのが好きだ

角銀桂香を端に集中させて矢倉囲いをなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった

棒銀を一直線に進撃して敵の戦列を攻略するのが好きだ
飛車角を華麗に切って捌き小駒で喰らいついている様など感動すら覚える

戦いの最中で囲いを固めて手を渡す感覚などはもうたまらない
必死に逃げる相手玉が私の打った待駒で包囲され必至を掛けて勝つのも最高だ
苛烈な攻め合いで一直線の変化を読み切り相手玉を長手数の即詰みに討ち取ったときなど絶頂すら覚える

相手の猛攻をひたすらに受けるのが好きだ
必死に守るはずだった自玉の囲いがはがされ薄くなっていく様はとてもとても悲しいものだ
駒得の物量に押し潰されて囲いが壊滅させられるのが好きだ
と金に追いかけられ金銀が逃げ回るのは屈辱の極みだ

諸君 私は将棋を頭を振り絞る様な熱戦を望んでいる
諸君 私と盤を挟みし将棋指しの戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なる好局を望むか?
情け容赦のない友達をなくす様な圧勝を望むか?
己の読みの限りを尽くし最善の1手を積み重ねる様な究極の一局を望むか?

「Very vell. Then let it be krieg」

長いわ!(ツッコミ)


というわけで(?)今日は県王将戦最終戦でした。
私は2次戦までを終えて、1敗とまずまずの成績。最終戦ではシード陣をメインに強豪陣と対局することになるので、気合を入れて臨みます。

1局目、I瀬五段と対局。I瀬五段は欠場があって現在対局不足ですが、嶺南地区の実力者。星を伸ばしてくることが予想されます。
戦型は私のゴキゲン中飛車。飛車を切って王手飛車をかける大立ち回り。駒割は互角でしたが、スキがある居飛車陣に負担が大きい展開に。チャンスと見てどんどん攻めたてました。相手も端から反撃し美濃囲いに嫌味をつけられましたが、自玉に詰めろが来ないうちに桂で相手玉を縛ります。銀捨てから即詰みに討ち取って○。

2局目、N西六段と鬼勝負。1敗同士の決戦です。
戦型は再び私が中飛車。N西さんが三間に振られたので、左穴熊を目指しました。お互いガッチリ穴熊に組み合って、私から飛車角を交換を挑みます。しかし結果的に、と金ができた相手が指せる将棋になって失敗でした。と言ってもまだまだ難しかったものの、敵陣にいた竜をわざわざ引いて角にあてたのが悪手。切られる手を軽視していて、薄くなった穴熊の玉頭を歩で攻められ痺れました。なんとか相手の穴熊も薄くして勝負しようとしますが、どうも最後は届きません。そして勝ちと見て決めにきた相手が瞬間。「今だ!」角捨てから即詰みに討ち取って、○。
しっかり受けに回られたら負けでした。幸運な逆転勝ち。

3局目、T田五段との対局。
序盤の駆け引きから、T田さんのゴキ中に。私は超速から2枚銀の急戦の陣を敷きます。途中形勢がやや良いかと見ていたのですが、角を切り捨てドカン!と中央突破したのが強手。角を切られるまで全然気づいていませんでした。しょうがなく玉を8九に引き、底歩を打って粘ります。こちらも端に香を捨てる手で反撃し(こた(仮さん好みの手ですね、と局後S戸川先生にお褒めいただきましたw→いい手とは言ってない)、開き直りの態勢。最後は受けに回ってギリギリ寄りがなかったようです。競り勝って○。

4局目(ラスト)、K縁五段との対局。局前の星勘定で、ここの勝ち負けがS戸川の順位にも関係していることが判明。「よろしくお願いします!」と他力本願なS戸川に対し、「引導を渡してくるわ!」と宣言。え、ヘタレな私が勝利宣言なんてするわけないでしょう。引導はS戸川に渡すんですw
戦型は相振り飛車。私は穴熊に囲って思いっきり攻めていきましたが、少しムリ気味だったかもしれません。途中千日手の変化が脳内をチラつき(私が先手)失敗したと思っていましたが、K縁さんにその気は無かったようです。こうなれば勝負するのみと、角を切って桂を跳ねていきます。荒い攻めながら、穴熊が生きる展開になりました。相手も玉を反対側に逃げて必死に粘ってきますが、確実に寄せの網を絞ります。包囲網を敷いて○。

さて、正直なところ優勝争いより、シード権争いの方が面白いと思います。今回も熾烈な鬼勝負の連続でした。
まずY本五段が11勝を上げ、シード権を当確にします。これが今回のシード8位ラインになりました。

まず、実力者のS水五段。10勝を積み重ねてのラストはK縁五段との一戦。私は見ることができなかったものの、どうやらこれが相当優勢だったらしい。ただK縁さんも流石に容易に土俵を割らず、逆転でK縁さん勝ち。

次に、最年少王将リーグ参加のTくん(小3)と、これまた若手売り出し中のS藤くんの対決。Tくんは10勝で最終局、S藤くんは9勝でラス前。
これが千日手で指し直しになり、その指し直し局は一方的にS藤くんの時間がない展開。ですがその中で冷静に攻めをつなげ、S藤くんが勝ち切ります。
Tくんは強豪相手に奮戦しましたが、惜しくも届かず。

そのS藤くんのラストが、対局不足から追い上げてきたI瀬五段。I瀬五段もまだシードの目を残していました。S藤くんはどうしても欲しい勝利でしたが、これをI瀬五段が貫録を見せて勝利します。
S藤くん、残念。

そしてそのI瀬五段でしたが、残念ながら次局で敗れてしまいました。さすがに連戦の疲れがあったと思います。

最終結果。

①こた(仮 19-1
最後のタイトルを死守。将棋の内容としては運がありましたが、難しい局面で離されなかったのは良かったと思います。

②キノ五段 18-2
最終戦を全勝で乗り切り、シード常連をごぼう抜きして準王将。遂に隠していた実力を発揮してきたか。

③N西六段 17-3
素晴らしい成績ながら、優勝を狙っていたであろう本人としては不満か。

④T田五段 16-4
詰まし損ねたキノ戦が痛かったとのこと。たしかにそこを勝っていたら大きく順位が変わっていただけに…

⑤S戸川四段 15-5
ただのいじられキャラではなかった。普通に立派な成績なので悪態がつけないw

⑥K縁五段 14-5
欠場があったため本日怒涛の連戦でしたが、それでも楽にシードを決めるのは流石。

⑦S井五段 12-8
安定して勝ち星を重ね、昨年に続いてシード権。

⑧Y本五段 11-9
大ベテラン。毎度「もう引退や」と言いながら次の日には復帰し、なんだかんだで結果を残すところは地力が違います。T川くんへの勝ち星が燦然と輝いていたものの、T川くんの不参加(奨励会入会のため)によって無駄星になったのは無念…だと思うw

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泣きっ面にパイルバンカー

朝日アマ名人戦の福井県大会がありました。つら。。。

ちなみに今年から県タイトル戦に昇格しました。
開会のときに朝日新聞の方からご挨拶がありました。
予想通り藤井聡太四段の名前が出てきましたw

予選一回戦。相手はA池くん。
奥越のホープ相手ということで、戦型は若々しく横歩取りに。そして果敢に勇気流に飛び込んでいきます。ただ問題は飛び込んだだけで、その先に何があるかわかっていないことだったw(研究0) 中原囲いにまたまた果敢に▲4五桂と仕掛けます。成立しているか微妙と思いましたが、8六の飛車の裏に▲8五歩と蓋をしたところは指せていたでしょうか。取った飛車を打ちこんで寄せ○。

二回戦。相手はM口五段。
私の石田流にM口さんの左美濃。これまた宮本流の仕掛けを研究していない私、普通に▲2八玉と囲っていくしばらく前に指されていた形に誘導。定跡の裏通りのような変化で私が指せる局面という認識でしたが、いざ目の前にして見ると意外に難しい。むしろ自信がないのではと思ったところもありましたが、と金が活用できて1手勝ち模様に。押し切り○。

三回戦。相手はT円澄三段。
「お昼食べないと力でないんですよ」「じゃあ今やろう」という大学の先輩の圧力に屈しつつ、戦型は四間飛車に対してがっちり穴熊。飛車が一方的に成れたので優勢かと思いましたが、穴熊にも火がついて難しい形勢。自玉がZの瞬間に猛ラッシュし、本当に寄っているかは天に任せようと達観したのが勝因w そのまま必至をかけ○。

四回戦。相手はS井五段。
私には珍しい相掛り。最近流行りの早繰り銀をやってみたかった。遅めに飛車先を交換したところ、受けてくれなくてその歩で端攻めされる展開。正直、手になるのか疑問に思っていましたが、なんだかんだ手になってしまいました。しばらくは受けに回るぐらいと考えていたら、悪手を指して途端に必敗形に。既に1手負けで形を作るかという位の局面だったものの、S井さんも楽観したのか飛車成が詰めろになっていなかった。まさかの○。

五回戦。相手はO石さん。
相手の▲6六歩に三間に振って、相振り飛車に。私は穴熊に組み、相手は中住まい。S戸川もやってたけど、流行ってるんでしょうか。(プロの棋譜でも最近見ましたが。)穴熊を生かし元気に駒をぶつけまくります。少々ムリ気味かと感じていましたが左桂も参加して切れなくなりました。最後は2枚角で寄せて○。

途中、某とんねるずが来ていました。なんか運気が吸い取られた気がするw そしてキノが凄くビビッてました。(高校と大学のとき全国大会で負けたらしい。宣戦布告してこいよw)

トナメ一回戦。相手はY本五段。
いつもの四間飛車に急戦形。穴熊に組みに行って最近悪くしていることが多かったので、力で勝負といきました。棒銀模様に対し、△4五歩で角をぶつけらます。昔S師匠と飽きるほど指した将棋です。作った馬を消されましたが、再び打ちこんで桂頭攻め。最後は自陣飛車が攻防の決め手で、快勝で○。

準決勝。相手はT田五段。
戦型はT田さんの角交換振り飛車。左美濃に組んでいる途中、筋違い角で仕掛けてこられました。銀も交換になったあと、角をいじめに銀を五段目に放ったのが勝負手。上手くいくかわかりませんでしたが、結果的に功を奏しました。ただ馬を作って優勢になったと思ったところ、見落としがあって難解な形勢に戻ります。相手陣に噛みついてどうかという感じでしたが、T田さんの時間が無かったこともあって寄り切り○。

決勝戦。相手はキノ。ついにきたかー
戦型は角換わりで、▲5五角と打って歩を取りにいく型。力戦で決着をつけようと思いました。相手も強気に角をいじめにかかり、早々に難解な戦いに突入します。と金を作って活用したのが相手の好手で、苦しくなったと見ていました。しかし、キノもあまり良くないと思っていたようで、逃走する玉に勝負手で攻めかかります。ラストは相手玉が詰むかどうかでしたが、詰ますことができず×。

局後、周囲の方に詰みを指摘される。何回か寄せ間違い→逃げ間違い→以下ループを繰り返していたらしい。
なんともないように振る舞って(強がって)いましたが、こた(仮の心は大ダメージを受けていましたw (ただ、私もこの日2回人の対局の詰み逃しを指摘してたので、文句は言えないw)

これでアマ選手権→王将戦→朝日とキノに3連敗orz つら。。。

A級の最終結果
①キノ五段 初タイトル!ちなみに私は県内屈指の初タイトルメーカーである。
②こた(仮 なんと今年の県タイトル戦全て2位。つら。。。
③K縁五段
④T田五段

この4人は北陸大会に出場します。この恨み晴らさでおくべきか。。。

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心が叫びたがっているんだ

貴方の心、アンロック。

今日は3週続けて石川県に遠征して、毎年小松で開催される北國王将杯に行ってきました。
キノ&Tくんと一蓮托生でGo。

会場に入るといきなり2438名人を発見。教育実習が終わって大会復帰らしい。うーん、大魔王にしか見えないw
福井からは勝手さんがいらしていました。対局開始前に詰将棋の挑戦状を受け、頭の準備体操は万全です。

予選はTくんと同じ組でした。お互い負けてしまうと当たる組み合わせです。
私は石川の大会ではお馴染みのN尾さんと対局。角道を止められたので三間飛車に構えました。相振り模様かと思いましたが、N尾さんは居飛車のまま穴熊に潜ります。そして飛車を1つ寄り、歩の交換を防がれました(土下座飛車、というらしいw)。動きづらい将棋で千日手がちらつくも、ボンヤリ垂歩を放って打開。相手の穴熊が堅くて大変と見ていましたが、左桂が捌け振り飛車が指せそうな感じだったでしょうか。飛車を見切って金駒をはがし、穴熊にくらいついて○。

Tくんも石川の強豪に見事勝利し、予選を突破。ちなみに相手は昨年の優勝者だったそうです。
キノは順当に突破。ただいつも2局縛りをしてるところが不安w (2局縛り:予選快勝して通過しても、次からいきなりトーナメントのためそこで負けると2局で大会が終了してしまう。りゃんはん縛りではないw)
勝手さんは残念ながら敗退だったようです。

ここからはトーナメントです。まだお昼ご飯前でしたが、一回戦の相手が決まったため対局してしまうことに。
相手は金大のK澤くん。K澤くんが先手番でしたが、自分から角を交換してきました。振り飛車を警戒したのでしょうか? 対して私はそれでも構わず飛車を振って、いわゆるダイレクト向かい飛車に。筋違い角を打たれて、私が1歩損ながら角金を手持ちにする将棋になります。お互い自陣角を打ち合ってじりじりした中盤戦になりました。相手が端を絡めて動いてきましたが、その端攻めを逆用。寄せがかなり危なかった気もしますが、押し切って○。

お昼後に二回戦。相手はN原さん。先日女流アマ名人戦で優勝したばかりの、S木英春先生の秘蔵っ子。やはり戦型は英春流でした。私の作戦はツノ銀型の雁木。相手は4手角で攻めの形を作り、元気よく攻めてきました。香得になったところは優勢だと思ったのですが、そのあとの受けはやや失敗だったかもしれません。自玉もかなり怖い攻め合いながら、寄せの網を絞っていきました。凄く粘られたものの、なんとか○。

ここで他の戦況報告をすると、一回戦で2438くんが破れる波乱。「一回戦で嫌なのを引きました」と言っていたM野くん、漢を上げました。(波乱とかいうとM野くんに怒られそうだ)
キノは一回戦シードだったものの、福井の威信を背負うプレッシャーに押しつぶされ(?)、2局縛り継続中。
Tくんはトーナメント一回戦を突破後、二回戦で2438くんを屠ったM野くんと対戦。残念ながらここで敗退も、よくがんばりました。

私は準々決勝まで来ています。相手は、キノに勝った金大OBのA田くん。本日4回目の後手番を引き、戦型は角換わりに。相腰掛銀から手なりで持久戦に進みましたが、やや軽率な駒組みで手を作られてしまいました。自陣角で我慢しますが、馬を作られ苦しくなります。しかし香を捨てて迫る勝負手を放ち、一気に形勢を引き戻しました。一瞬かなり良くなった場面もありましたが、自玉にも手がつき難しい終盤に。寄せが見えなくなって自陣飛車で角を抜きましたが、そこから玉頭にラッシュをかけられました。華麗に寄せを決められ×。(最後は自玉が詰んでいたわけではなかったのですが、勘違いで投了w まぁ局面は負けです。)
優勢にした局面もあったので、終局直後はショックな敗戦でした。しかしそこで、誰からともなく「△7七銀で?」という言葉が掛けられる。すぐ意味が理解できた私。

「あっ、ヒドい!」

実は相手玉に詰みがありました。
叫ばずには、いられなかったorz

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