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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

鼓動断つ 8.8 cm FlaK

8.8 cm FlaK = アハト・アハト
以下例の少佐のコピペ。

諸君 私は将棋が好きだ
諸君 私は将棋が好きだ
諸君 私は将棋が大好きだ

矢倉戦が好きだ
角換わり戦が好きだ
横歩取り戦が好きだ
相掛り戦が好きだ
中飛車戦が好きだ
四間飛車戦が好きだ
三間飛車戦が好きだ
向かい飛車戦が好きだ
相振り飛車戦が好きだ

矢倉で 美濃
穴熊で 銀冠
船囲いで 金無双
右玉で 位取り
中原囲いで 中住まいで

対局の中で行われるありとあらゆる戦法が大好きだ

桂香をならべた飛び道具の一斉発射がを吹き飛ばすのが好きだ
金銀でガジガジ攻めして相手の囲いがばらばらになった時など心がおどる

角のコビン攻めで美濃囲いを撃破するのが好きだ

角銀桂香を端に集中させて矢倉囲いをなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった

棒銀を一直線に進撃して敵の戦列を攻略するのが好きだ
飛車角を華麗に切って捌き小駒で喰らいついている様など感動すら覚える

戦いの最中で囲いを固めて手を渡す感覚などはもうたまらない
必死に逃げる相手玉が私の打った待駒で包囲され必至を掛けて勝つのも最高だ
苛烈な攻め合いで一直線の変化を読み切り相手玉を長手数の即詰みに討ち取ったときなど絶頂すら覚える

相手の猛攻をひたすらに受けるのが好きだ
必死に守るはずだった自玉の囲いがはがされ薄くなっていく様はとてもとても悲しいものだ
駒得の物量に押し潰されて囲いが壊滅させられるのが好きだ
と金に追いかけられ金銀が逃げ回るのは屈辱の極みだ

諸君 私は将棋を頭を振り絞る様な熱戦を望んでいる
諸君 私と盤を挟みし将棋指しの戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なる好局を望むか?
情け容赦のない友達をなくす様な圧勝を望むか?
己の読みの限りを尽くし最善の1手を積み重ねる様な究極の一局を望むか?

「Very vell. Then let it be krieg」

長いわ!(ツッコミ)


というわけで(?)今日は県王将戦最終戦でした。
私は2次戦までを終えて、1敗とまずまずの成績。最終戦ではシード陣をメインに強豪陣と対局することになるので、気合を入れて臨みます。

1局目、I瀬五段と対局。I瀬五段は欠場があって現在対局不足ですが、嶺南地区の実力者。星を伸ばしてくることが予想されます。
戦型は私のゴキゲン中飛車。飛車を切って王手飛車をかける大立ち回り。駒割は互角でしたが、スキがある居飛車陣に負担が大きい展開に。チャンスと見てどんどん攻めたてました。相手も端から反撃し美濃囲いに嫌味をつけられましたが、自玉に詰めろが来ないうちに桂で相手玉を縛ります。銀捨てから即詰みに討ち取って○。

2局目、N西六段と鬼勝負。1敗同士の決戦です。
戦型は再び私が中飛車。N西さんが三間に振られたので、左穴熊を目指しました。お互いガッチリ穴熊に組み合って、私から飛車角を交換を挑みます。しかし結果的に、と金ができた相手が指せる将棋になって失敗でした。と言ってもまだまだ難しかったものの、敵陣にいた竜をわざわざ引いて角にあてたのが悪手。切られる手を軽視していて、薄くなった穴熊の玉頭を歩で攻められ痺れました。なんとか相手の穴熊も薄くして勝負しようとしますが、どうも最後は届きません。そして勝ちと見て決めにきた相手が瞬間。「今だ!」角捨てから即詰みに討ち取って、○。
しっかり受けに回られたら負けでした。幸運な逆転勝ち。

3局目、T田五段との対局。
序盤の駆け引きから、T田さんのゴキ中に。私は超速から2枚銀の急戦の陣を敷きます。途中形勢がやや良いかと見ていたのですが、角を切り捨てドカン!と中央突破したのが強手。角を切られるまで全然気づいていませんでした。しょうがなく玉を8九に引き、底歩を打って粘ります。こちらも端に香を捨てる手で反撃し(こた(仮さん好みの手ですね、と局後S戸川先生にお褒めいただきましたw→いい手とは言ってない)、開き直りの態勢。最後は受けに回ってギリギリ寄りがなかったようです。競り勝って○。

4局目(ラスト)、K縁五段との対局。局前の星勘定で、ここの勝ち負けがS戸川の順位にも関係していることが判明。「よろしくお願いします!」と他力本願なS戸川に対し、「引導を渡してくるわ!」と宣言。え、ヘタレな私が勝利宣言なんてするわけないでしょう。引導はS戸川に渡すんですw
戦型は相振り飛車。私は穴熊に囲って思いっきり攻めていきましたが、少しムリ気味だったかもしれません。途中千日手の変化が脳内をチラつき(私が先手)失敗したと思っていましたが、K縁さんにその気は無かったようです。こうなれば勝負するのみと、角を切って桂を跳ねていきます。荒い攻めながら、穴熊が生きる展開になりました。相手も玉を反対側に逃げて必死に粘ってきますが、確実に寄せの網を絞ります。包囲網を敷いて○。

さて、正直なところ優勝争いより、シード権争いの方が面白いと思います。今回も熾烈な鬼勝負の連続でした。
まずY本五段が11勝を上げ、シード権を当確にします。これが今回のシード8位ラインになりました。

まず、実力者のS水五段。10勝を積み重ねてのラストはK縁五段との一戦。私は見ることができなかったものの、どうやらこれが相当優勢だったらしい。ただK縁さんも流石に容易に土俵を割らず、逆転でK縁さん勝ち。

次に、最年少王将リーグ参加のTくん(小3)と、これまた若手売り出し中のS藤くんの対決。Tくんは10勝で最終局、S藤くんは9勝でラス前。
これが千日手で指し直しになり、その指し直し局は一方的にS藤くんの時間がない展開。ですがその中で冷静に攻めをつなげ、S藤くんが勝ち切ります。
Tくんは強豪相手に奮戦しましたが、惜しくも届かず。

そのS藤くんのラストが、対局不足から追い上げてきたI瀬五段。I瀬五段もまだシードの目を残していました。S藤くんはどうしても欲しい勝利でしたが、これをI瀬五段が貫録を見せて勝利します。
S藤くん、残念。

そしてそのI瀬五段でしたが、残念ながら次局で敗れてしまいました。さすがに連戦の疲れがあったと思います。

最終結果。

①こた(仮 19-1
最後のタイトルを死守。将棋の内容としては運がありましたが、難しい局面で離されなかったのは良かったと思います。

②キノ五段 18-2
最終戦を全勝で乗り切り、シード常連をごぼう抜きして準王将。遂に隠していた実力を発揮してきたか。

③N西六段 17-3
素晴らしい成績ながら、優勝を狙っていたであろう本人としては不満か。

④T田五段 16-4
詰まし損ねたキノ戦が痛かったとのこと。たしかにそこを勝っていたら大きく順位が変わっていただけに…

⑤S戸川四段 15-5
ただのいじられキャラではなかった。普通に立派な成績なので悪態がつけないw

⑥K縁五段 14-5
欠場があったため本日怒涛の連戦でしたが、それでも楽にシードを決めるのは流石。

⑦S井五段 12-8
安定して勝ち星を重ね、昨年に続いてシード権。

⑧Y本五段 11-9
大ベテラン。毎度「もう引退や」と言いながら次の日には復帰し、なんだかんだで結果を残すところは地力が違います。T川くんへの勝ち星が燦然と輝いていたものの、T川くんの不参加(奨励会入会のため)によって無駄星になったのは無念…だと思うw

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