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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

絶賛されるべき強さ

というわけで大げさなタイトルで始まりましたが、負けたらもう何も書かないと決めていた私に書かざるを得ない手を指させたポナンザを讃えたい(オレ何様やしw)。

電王戦第4局、村山七段vsポナンザの対局は相横歩取りに。事前に予想された戦型だったようです。焦点はやはり△7六飛後の▲7七歩。この手自体はある手なのですが、△7四飛に対して▲3六飛が人間には盲点になる手です。一瞬で意味が分かったヒューマンは確実にいまい。そのあと▲5六飛と途中下車して、▲8六飛が面白くかつ驚愕の順でした。△8二歩に対して▲8三歩△7二金▲8二歩成△同銀▲8三歩△同銀▲5六角の一連の順のあと、▲2一飛を作っているのが狙いでしょうか。本譜は△8四歩と受けたため、▲8三角から馬ができる展開になりました。先手十分だと思います。

この手、もし指したのがプロ棋士だったとしたら激賞されるでしょう。相横歩取りがプロ間で指されていないというのが惜しまれますが、素晴らしい棋譜でした。プロが完敗したというのは人として残念なのは当然の感情ですが、この棋譜自体に価値があると私は思います。

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春嵐

エイプリルフールにネタを期待されていた方、すみませんでしたw

さぁ4月ははじまりの季節ということで、皆様の中には新生活をスタートさせた方もおられるのではないでしょうか。そんな方はこんなブログを見るのではなく、もっと自分のためになることをした方がよい!と申し上げておきますw
新入社員の方とかもいらっしゃいますかね?私から申し上げることは1つ。つらかったら辞めちまえよおぉぉぉぉ(みちづれ

さて、なんでこんな意味のないことを書いているかというと、この新ブログに切り替えて初めてアクセス数なるものをみたらちょっとは見られていることに気付いたからであります。
ありがたや、ありがたや・・・
それにしても大会がないとホントに書くことがないことに気づき、中身のない人生を送っていると自覚してしまいますorz

大会といえば今年初の県内タイトル戦、王将戦1次戦が開幕します。やばい、時がたつのが早すぎる!ということで、準備ができていません。将棋時間の絶対値が足りない!こちらに王手がかかっているのに相手穴熊の金銀3枚残ってんじゃん!ってくらい足りない!

思えば私も25歳になってしまいます。四捨五入すると30代です。なんかいろいろな面で焦燥感にかられます。

やる気がでないのを花粉症のせいにせずに、春風を背中に受けて進みたいと思います。あ、めがかゆい・・・はっくしゅん!

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人不成

昔、4段目から角を引き成ってしまったことがある。もちろん反則w

さて、愛用の腕時計や唯一のマイPCがぶっ壊れたりしましたが私は元気です。でも花粉症つらいですw
さてさて、ネタもないのでこれに対してふれないわけにはいくまい。電王戦はプロ棋士2連勝できているわけですが、今回はいつもにもまして話題が尽きないというか、いろいろと面白い。デスノートで主人公を見守る死神視点である(?)。
まず1局目はソフト側の無駄王手。開発者様いわく、「コンピュータの思考過程を見せるため、投了したくなかった」そうですが、まぁ賛否両論あるのは仕方ないでしょう。個人的には事前に了解を取ってあったそうなので、「あり」ではないかと思う。ちょっと平岡さんの飄飄としたキャラが反感を買いそうだ、と思ってしまいましたが(失礼)、芸能人でもないのに言葉尽くすのも大変なことでしょう。といっても純粋に棋士vsソフトの棋譜を楽しみにしている人には、無駄王手の時間は苦痛には違いない。私も「はよ投げろや!」とぶっちゃけ思ってましたw(でもそれで開発者の方が非難されるべきではない気がする、仮に興行的に問題があるのならドワンゴが止めるのが筋)
そして2局目、まさかの反則決着。不成に対応していないという実装不備(なんかバグっていう感じはしない、まぁ開発者さんが将棋に詳しくなければ仕方ないですが)。この永瀬さんの角不成はかなりネット上で議論を呼んでいるようです。ポイントは①基本的にこの角不成はマナー違反である。②永瀬さんがソフトが止まると知っていて指した。③局面は永瀬さん勝ちである。というところでしょうか。まず裁定に関してですが、この決着でプロ勝ちであることに問題はないでしょう。NHK杯であった2歩のように、将棋で反則は即負けです。これはルール上の問題なので絶対です。さて①についてですが、これは大会で指されてもイラッとくるかどうかレベルの事象ではあります。プロがやってるからどうかなのですが、これは②や③と関わってきます。ここで気になるのは②で、「角不成で止まると知っていてやるのは汚い!」という論調です。今回の電王戦はファイナルと銘打たれ、プロ棋士としては勝たなくてはいけない状況でした。言わんとすることはわかりますが、勝負師の端くれとすればこの論調は「見えている勝ち筋に踏み込むな、わざと負けろ」に聞こえてしまいます。そこで③ですが、本来は▲2六歩△3四歩▲4八銀△7七角不成!にて後手勝ちというのもできたハズなのです。まぁ直っている可能性もあるのでそれは躊躇いますが、あの局面はプロが勝ちであるし、成っても成らなくても本来先手の手段は変わらないのです。どちらにしても棋譜としては、最後の1手を除けば誰にとっても十分価値のあるものとして既に完成しており、永瀬さんはプロとしての仕事をしていると言えると思われます(これが4手目だったり、勝敗がわからないところであったならそこに疑問符がつきますが)。
うーん、結局結論としては、プロ勝ちは疑いようがないが、モラル的には賛否両論あるというところでしょう。

個人的な見解ですのでいろいろ意見はあると思いますが、私的にはこう思っています。あとどうでもいいですが、将棋連盟の人が不成を「ふなり」と呼んでいたのに違和感。わかりやすくする配慮だと思いますが・・・まぁホントにどうでもいいんですけど。
電王戦は人vsコンピュータという戦いですので、どうしても今までと同じ当て嵌め方をできない場合があるのは仕方ないと思います。人ならざるものと同じ土俵で戦えない限り、様々な意見が出るのも当然です。まぁ同じ傍観者なら、温かく見守ってやる方が大物に見えますよw(←こんなこと書いているやつが小物感)

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お~い、おちゃ

というわけで王位戦坂井地区予選が昨日ありました(ダジャレかよ)。
A級は貫録のS五段と、新鋭のG方くんが代表を決めました。B級は若手M本くんが危なげなく勝ち、2人目をS水JrくんとT中さんが争いプレーオフに。Jrくんが猛攻を決めてもう1つの座をつかみました。

さて、棋王戦は3連勝で渡辺棋王が防衛しましたが、昨日はNHK杯の方が皆さん印象的ではないでしょうかw 何が起こったかはあえて書きませんが、yahooトップにも載ったらしいので将棋を知らない人にも広まってしまったかもしれません。
・・・私も朝見ていましたが、お茶を吹きだしてしまいましたw ど、どんまい橋本さんw(ネタ棋士としての座を確固たるものにしましたね)

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終わらない夜

というわけで将棋界の一番長い日である。NHK杯を見たあと(森内vs深浦。これすごい将棋でしたね)スカパーで昼からずっと見ていましたが、途中父にTVを取られ今から観戦再開。久保vs渡辺戦はどうやら短手数で終局となったようですが、他が終わる気がしない展開のようです。明日から余裕のお仕事DAYSですが、さて寝るかどうしようか^^;

いずれにしても順位戦は壮絶ですね。4人プレーオフを願っている私は、外道なのだろうかw

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この赤い河を越えて

さて、大会もないと特に書くこともない、稀薄な人生を謳歌しているワタクシこた(仮です。

大会が近づいてくると私が解きだすのが詰将棋です。つまり、今は全然といてません(本読んでて目の前に放り出されたら解くけど)。基本的には私は詰将棋が嫌いです。ですが、私的にはこれに勝る勉強法はない、と思うのが厄介(?)なのです。

そんな詰将棋の私の解き方なのですが、紙面(あるいは画面)を眺めながら解くか、盤面に並べてしまうか。まず紙面のまま解く場合、眺めているだけでは詰パラの10何手詰めなんてなったらまぁ、ぶっちゃけ解けませんw 紙面を見ていても駒が動いていかないのです。というわけで目をつぶります。頭の中で詰将棋をイメージします。動かします。解けます。そんなバカな、という感じですが意外に余計な視覚情報は無い方がいいのかもしれません。

それでも解けない場合は盤面に並べて、指で動かして解き始めます。脳内イメージを確認している最中にパッと別の筋が思い付きすぐ解けてしまう場合もあれば、1個ずつ可能性をつぶしてようやく解ける場合もあります。

なんにせよ詰将棋は大会前には思考トレーニングとして、いや考えるのが嫌いな自分の脳をムリヤリ働かせるドーピング材料として、よいものだと位置付けています。それがいつか自らの血肉となって、実力UPに繋がるとも思います。
将棋に必要なのは信じるより疑うことかもしれませんが、自分のしてきたことを信じて巨大な赤い河を渡った先に、勝利もある気がしてなりません。

相変わらず〆にちょっとカッコいいことを書こうとして、中二病を発現しているワタクシこた(仮でしたw

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背中合わせの価値観

今日はNHK杯を見た後、県王将戦坂井地区予選を見に行ってきました。
私が見に行った2時前には既に佳境、B級はあと2局ほど、A級は2組の決定戦を残すのみでした。せっかくなので採譜係として運営に貢献することに^^

まずA級決定戦、私の採譜したN畑さんvsG方くんの一戦は、N畑さんの5筋位取り中飛車に。しかし途中幽霊角で動いたのが上手くいかず、その角が死んでやや一方的にG方くんが押し切りました。
A級もう一方のS五段vsM前さんの将棋は、こちらより先に終わり既に感想戦に。G方くんも加わっての感想戦になりました。S五段の四間▲5六銀型に居飛車穴熊。以下▲4五歩から四間飛車側が仕掛ける将棋だったのですが、G方くんとM前さんは「居飛車が良くなるハズ」というスタンスで検討しているもののS五段の攻めの前になかなか良くならない。確かに定跡書ではやや無理筋とされている攻めなのですが、実戦的にはなかなか大変なようです。実戦派と定跡派の対決は、S五段に軍配。

そしてB級の方はリーグ戦を終わってO田さんが一位で代表決定。二位は2敗で2人が並び、J良さんとTさんの代表決定戦になだれ込みました。TさんはなんとmyHP「将棋日和」を見てきてくださったとのこと。HPの存在意義があったw しかしあわら将棋クラブのメンバーのJ良さんとどちらを応援するか迷うことになりましたw
将棋の方は序盤駆け引きがあったもののJ良さんの四間飛車にTさんの居飛車対抗形に。J良さんが作戦勝ちになり、それを優勢に結びつけました。しかし、Tさんの玉頭からの嫌味づけがなかなか上手い手で、受けを間違えて逆転。序盤派と終盤派の決戦はリードを跳ね返してまくる形で、Tさんが代表に決定しました。

どちらが正しいというのでなく、勝った方が正しいというのでもない。ただ将棋はその人の価値観やこれまでの足跡を、表しているような気がします。まぁこた(仮の戯言はともかく、代表権を得られた方おめでとうございます^^

さて、リアル車将棋見るかw

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大人になれない僕らの

将棋ぐらい強がらせてくれ。
バオウザケ(ry

今日は支部戦の福井支部予選でした。福井県には主な支部が福井支部のみのため、個人戦代表2名と団体戦代表3名を内輪もめ(?)で決定しますw
今日は福大OBのすぐる兄さんと上様が来てました。ネトゲ依存症の兄さん・・・何年ぶりの外ですかw この2人は団体戦代表を目指します。

さて私が出場した個人戦の代表戦は8人という大所帯リーグ戦。
初戦はK林五段との一戦、相手の角交換四間から向かい飛車に振りなおしたのに対して、▲4六銀型+玉頭位取りに組みました。K林さんの方から互いに離れ駒がある状態で自陣角を打つという積極的な打開策に出て、難しい将棋。途中ひどい手を指していた気もしますが、最後は位取りの広さが生きて何とか勝ち。

2回戦はY五段と。相手の四間飛車に5筋~6筋の位を張る力将棋。しかし中盤で悪手を4回くらい指し必敗形にw 相手の美濃を崩しながら勝負形を狙うも反動も大きく、最後まで差は縮まらず・・・このまま完敗になるかと思いきや、最後の寄せを誤られ、自玉が右辺にエスケイプ。周りに「なんで勝ってるの?」と言われながら辛勝。

3回戦は、いなかセンパイと対戦。実は先日、「今回は団体に出て全国狙ってみようか」と兄さんや上様と話していた。しかし今朝来てみたら個人戦のリーグに名前があった。何が起きたw
というわけで戦う宿命となった2人であるが、戦型は私の復活予告ノーマル振り飛車(向かい)に5筋位取り。玉頭銀から端を詰めることに成功し勝ちやすい形を作ったが、抑え込みを狙われ一筋縄でいかない将棋。しかし、今日の私はポカをする星のもとにいたw 飛車先を止めようとした歩がパスよりひどい大悪手で、3手で角損にw ただ先のY五段戦を思い出して踏みとどまり、途中ラッキーな妙着が落ちていたこともあって食いつき逆転勝ち。

4回戦はN五段と。序盤でN五段に痛恨の見落としがあり、最後のお願いを受けつぶして圧勝。

5回戦は牡丹と対局。ここまで牡丹4連敗、何してんのw
というわけで余裕綽々(?)で挑む本局は、私のノーマル中飛車。牡丹が▲2六飛~▲3六飛と動き、私も△3二飛などなら無難だったかもしれませんが5筋から討って出て後引けぬ将棋になりました。お互い強がった大決戦は公平に見て牡丹がやや有利な将棋でしたが、途中ぐちゃぐちゃやって難解な形勢。しかし私が竜を見捨てて攻め合ったのが敗着だったようで、足らなくなり負け。
・・・今日こやつはオレの足を引っ張るために来たようですw

負けれなくなった6回戦はM五段と。私のゴキ中に超速。定跡通りの進行から玉頭銀を打ちどうなっているかという将棋でしたが、一方的に攻めれる展開で勝ちやすい展開だった気がします。金美濃を残して制勝。

さて、ラストはやはりボスが待っているものだ、ということでN六段戦。負けるとプレーオフとなるのでここで決めてしまいたいところ。私の工夫の序盤にN六段も面白い戦いを挑んできて、私が敢然と5筋歩交換に動いたのが超強がった手順。これに反応してN六段の猛攻vs私の顔面受けという伸るか反るかの一発勝負に。怖い局面が続きましたが切れ気味になり、なんとか最後までN六段の勝負手をかわしきって勝ち。・・・強がり通してみるものです。

結果、個人戦代表はN六段と私が1敗で代表に決定しました。負けたら牡丹を体育館裏に呼び出すところだったw

さて団体戦の方はというと、予選2組ですぐる兄さんと上様が同組になり、上様は惜しくも脱落。しかしすぐる兄さんが決定戦まで文句なしで全勝で決め、代表決定。あとの1人はO田Kくんと、勝手さんvsT円澄さんの福大OB対決の勝者。これは勝手さんブログで確認しましょう^^

久々ということで、帰りはみんなで飯を食いにいきました。大学時代と相変わらずの、少なくともこの時は大人じゃない僕たちのままでした。

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吹き上げて昇る

今日は入院している祖母のお見舞いに行った後、いそいそと西別院に王位戦福井市予選を見に行ってました。いなかセンパイが頑張ってましたが、とりあえず頼まれて棋譜取り要員に。C級決定戦の1局、I井くんvsK林くんの将棋を取りました。2人とも小学生かと思いましたが、中学生みたいです(失礼しました^^;)。なかなか筋のよい将棋でしたが、欲をいうなら急所で考えること(相手玉に詰みのある局面でノータイム受けはいただけない)、それにどんどん上のクラスに挑戦していってほしいと思います(私の世代は中学の内にA級に上がってなかったらバカにされましたw)。できたら県棋界で次世代を担う指し手になってほしいなんて期待してます^^
それからA級の決定戦も採譜。勝手さんvsいなかセンパイという好取組。勝手さん得意の棒銀からN六段流の攻め合いでしたが、ここは福大の後輩に軍配。もう1組の決定戦はY田四段が代表決定し、3人目の枠取りは勝手さんvsO田Kくんの一戦になりました。これを逆転でKくんが制したようで、勝手さんにとっては残念な結果でした。

いなかセンパイは就職が決まってから一層力をつけてきた感じで、王将戦と合わせて連続代表権をGET。S戸川も戻ってくるし、Kくんもそろそろ上位を脅かす活躍をしてほしいと思っています。みんな巻き込んで、県棋界に新しい風を吹き込んでいきましょう。すぐる兄さん戻ってきてーw

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初春のお慶び申し上げます(むっちゃ雪)

福井大雪警報発令中w

さて、いつのまにかキリストの誕生日(誕生日は天皇以外ただの平日と決まっているのです)が過ぎ去っていたり、藤高OB会という名の忘年会があったり、仕事で雨の山中をかき分け泥だらけになったり、森下九段がソフトと鬼勝負を繰り広げていたりしたわけですが、明けましておめでとうございます。今年も不定期で更新していく所存の当ブログですので、改めてお願い申し上げます。

指し初めをどうしようか思案中です。ネットor帰ってきた弟ですが、昨日弟とやったら1勝1敗でした。横歩取り青野流でつぶされてしまい、まさか弟に定跡を教わるハメになるとは思いもよりませんでしたw 最近最新の変化についていけてないことは自覚していましたが・・・まぁまた何か考えておきましょう。

さて、今年も一年がんばって生き抜き(息抜き)ますか!

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