忍者ブログ
男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

言ったもん勝ちみたいなところはある

今週末のKKKはお休みとさせていただきます。

NHKの将棋を見ていて、マイナー戦法特集みたいな感じで、戦法紹介がされていました。戦法の手順の切り取り方にも物申したいものの、とりあえず「猪突銀」ってなんだよ。どこから拾ってきたのかわかりませんが、間違いと言ってしまってよいと思います。
あの形は一般的に「鎖鎌銀」と言って、昔から多くの著書でそう書かれています。ちなみに部分的に同じ形で「UFO銀」という呼ばれ方もありますが、これは相掛かり棒銀が流行ったときに生まれた名称で、途中の手順が違います。まぁ、誰かが言ったのが浸透するかしないかの違いといえば、それはそうなんですけどね。
本当は監修の(この場合は講座をしている)プロ棋士が訂正しなければいけないのでしょうけど、将棋のプロは将棋が強い人であって、将棋について詳しい人ではないということは知っておかなければいけません。(もちろん統計的には正の相関関係はあるでしょう。しかしあの人は相当ひどい。
以前「トマホーク」のことは書いたことがあると思いますが、将棋の戦法とかの名前って結構テキトーです。「ミレニアム」「トーチカ」の混同とか、最近だと「村田システム」とか。一応、(猪突銀はともかく)否定しているわけではありません。
私は盤外のこともそれなりに喋れる方だと思っているので、興味がある方とはこういう話もしてみたいですね。

王将戦中間対局
vs▲S長三段
小学生では頭一つ抜けた存在の彼。シードに残れば「2438名人越えだよ!」と教えてあげましたw
将棋は彼の三間飛車穴熊。私は銀冠を選択します。攻めてきたときに飛車を切って強く反撃しましたが、S長くんはうっかりしたらしいです。「天使の跳躍」が実現して優勢になりました。着実に押し切って、○。

拍手[0回]

PR