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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

KKK 2019/10/20

日曜日です。
テーマは「角換わり早繰り銀」です。

将棋小話 -手順前後-

▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩…
これが横歩取りの出だしであるというのは、将棋マニアを標榜する読者の皆様(?)には釈迦に説法だと思う。ここまでで多少手順前後がある場合があるが、実際横歩取りのほとんどの対局がこの6手を指した局面を経由している。

しかし、私は最近▲2五歩に△3二金を先にした方がいいかもしれないと考えている。以下▲7八金には△8五歩だから(△8八角成など、別の戦型への変化は考えられる)、あまり関係がないようだが。

初手から▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩の局面で、先手には▲2四歩という変化がある。以下△同歩▲同飛に△3二金なら、▲5八玉として乱戦になる。

6手目△3二金にこの変化を目指すと、▲2四歩には△同歩▲同飛に△2三歩と打たれる。以下▲3四飛は取れない(△4五角を打たれて後手ややよし)ので、飛車を引いて相掛り模様。しかしこのまま相掛りとなると、先手は形を決めすぎている意味がある。
6手目△3二金に▲5八玉だと、△8八角成として角換わりに誘導する。これは後で▲5八玉を直しそうなので、実質手損なしの角換わりで△8四歩型にできているのと同義である。

よって相手の作戦を制限したということだ。もっとも、この乱戦を指す人がかなり珍しいので、気にしすぎかもしれない。

さて、本当の将棋マニアの方は、6手目△3二金の弊害(別の変化)を、ぜひ考えてみてくださいね。

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