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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

素因数分解

(一応理系だったこた(仮、ただし苦手科目は数学)
最近の課題として、将棋のフォームを変えることに取り組んでいました。オールラウンダーといっても、戦型数として人よりできることが多いかな、というだけで、指している将棋には決まった型があります。その型からできることを増やすのではなく、序盤数手から型自体を変えようという取り組み。思うところがあってのことですが、指す将棋が根本から変わるとやはり調子は崩れます。2ヶ月ほど経って、ようやくフォームが固まってきたかなというところです。(ガタ落ちしたネット将棋のレートも少し戻ってきた…支部名人戦では24のレート最弱の選手だったかもしれない。)

本日は県竜王戦。その新しい将棋がどこまで通じるか、楽しみでした。
シード選手はベスト8から。

トナメ①▲T下四段
支部戦では団体代表として出場した若手の俊英。
戦型は私のダイレクト向かい飛車。あちらから角交換されたため、やりやすい意味はありました。逆棒銀で仕掛けていき、2筋を逆襲して押さえ込み指しやすい将棋。陣形を組み替えながら馬を作ることにも成功します。圧迫して相手の力を出させない展開となり、○。

準決勝△N澤六段
後手ばっかりだと嘆く彼。己の運命力を恨めw
戦型は私の四間飛車。いちから見直した作戦の1つで、彼と当たったらこれと決めていました。ただ実戦は金無双急戦の最新形となり、少し意外な展開に。研究が外れたところでチャンスと見て仕掛けていったのですが、成否は微妙なところ。盤面全体で戦いとなり、難解なねじり合いが続きます。玉周りは治めて左辺で飛車を捌き、2枚飛車で攻める形に。(この局面だけは優勢でその後ミスったという感触だったのですが、実際はずっと互角だったようだ。100手を超えてもバランスが取れていました。)しかし相手陣もなかなか崩せません。リスクは承知で玉頭からプレスしていったものの、この時点ではお互い時間切迫の叩き合い。少しこちらの方が時間は残っていたのですが、粘りを欠いて受け無しに。×。

秒読みが付いてて終盤も競り合いが続いたら、今年の福井県名局賞候補だったと思うw
一応フォーム改造は成功しているということにしておきましょう。もう覚えるより忘れることの方が得意ですから、我ながらリスクある取り組みです。でも果敢にチャレンジできることが強みだと思いたい。

決勝戦は2438名人vsM越Jr.五段の対局に。相掛かりの将棋を名人が的確に指し回していたようですが、緩手に乗じて勝負手を放ったM越Jr.五段が一気に逆転。初タイトルを手中にしました!

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