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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

本気は痛みを厭わない

ちくしょうめー!!!



はぁ、はぁ…

すみません、取り乱しました。
今日は件の県名人戦でした。2438名人に挑戦する3番勝負です。

場所は福井新聞社の和室「閑閑亭」。ケーブルテレビあり、大盤解説ありの本気仕様。朝、県将連会長と福井新聞社さんのご挨拶を上の空(失礼)で聞き、会長が振り駒を行いました。と金が3枚で1局目は先手番です。

本日の解説は告知通りS戸川。一番きちっとした格好でいらっしゃるw
しかも彼女同伴である。マジなんなのコイツw

閑話休題、ほぼ9時頃に第1局がスタートしました。まず私の最初の先手番ですが、作戦は角換わりに決めていました。私にとって角換わりは今まで主力戦法ではなかったのですが、最高の相手にどこまでやれるか挑戦してみたかった。
ただその後の進行はややアテが外れます。途中まで定跡通りだったものの、2438くんに先に新手を指されてしまいました。穏やかな変化を選びましたが、手番で意外といい手がなかったのは誤算。結局悪形にさせられ、相手に先攻を許す苦しい展開に。自陣角を据えて頑張りましたが、相手の攻めが急所を捉えます。しかしながら私も竜を作り、プレッシャーを掛けて勝負。ただ最後に残った時間で、腰を据えて読み切り態勢の名人。桂捨てからピッタリの寄せ手順でした。後手玉に詰みはなく、詰まないことがハッキリしたところで投げ、×。
最後は1手差で惜しい感を醸し出しましたが、こちらにチャンスらしいチャンスは無かったと思います。いきなり横綱相撲で寄り切られてしまいました。

13時から2局目がスタート。こうなればS戸川にあやかるしかないw
戦型は私の角交換四間飛車。最近では後手番のエース格です。プロでは△3三角と上がる形が多いですが、私は△8八角成と交換して美濃囲いに。相手は銀冠の完成を急ぎました。3筋を交換した手に対し、▲6六角と打った手はたぶん手拍子。普通は角を合わせる1手なのですが、本譜は△4四歩が利いて作戦勝ちになりました。ただ相手は名人、容易には崩れず少しずつ混戦模様に。もはや棋風に殉じるのみと、果敢に攻めかかります。これが功を奏したようで、飛車交換から先に相手陣に打ちこんで再び優勢になりました。こうなったら負けられない。手堅く指して、○。
遂に去年も合わせて名人戦初勝利、果たして流れは変わるか?

勝手さんによる再度の振り駒が行われ、最終局は後手番に。先手が欲しかったが、こればかりはしょうがない。
3局目は15時半に開始。こうなったら角交換振り飛車と心中しよう。といっても全く同じなのは性に合わないので、ちょっといきすぎてダイレクト向かい飛車。2438くんは筋違い角の急戦を見送り、今度は自然な矢倉に。もともと彼はこの形を愛用していたような気がします。引き飛車から持久戦模様にしましたが、7筋の位を取られてちょっと嫌な感じ。この形では銀冠を急ぐべきだったかもしれません。自陣角を打った手は解説会では評判が良かったようですが、私はあまり自信はありませんでした。位は取り切ったものの金を引きつけられ、押したり引いたりの難解な中盤戦。相手は先に桂を捨て取り返しにきましたが、これは疑問だったか。上手く桂を助け、ここは本局初めて有利になったと思っていました。受けに回る手もあったものの、1手勝ちの直感に従い寄せ合いに突入します。最後お互いの陣形が瓦解し、詰むや詰まざるや…。今考えると、ギリギリ詰みなしで勝つ順があったと思う。が…読み切れない!詰みと見て竜を抜かれる順を選択し、第2ラウンド。ここでもまだ勝っていたらしいが、やはり寄せの好手を発見できず混沌。長手数の熱戦も逆転負け、×。

2438くんは県名人戦6連覇!を達成。おめでとうございます。(棒読み

あと一歩で負けるのはいつものことといえばいつものことなのですが、やはり何回経験しても慣れません。
ただ、まだ止まれないんですよ。

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