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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

長い歴史に繋がる今

昨日は朝倉象棋大会がありました。毎年一乗谷の朝倉氏遺跡のお祭りに合わせ、一乗谷ふるさと交流館で行われています。
朝倉象棋とは、玉の真上に酔象という駒を加えて戦います。おもしろいのは酔象の成駒「太子」。太子は作れば玉と同等になり、大会では進行の都合上「自玉が2枚合って次の自分の番がくれば勝ち」というルールです。この辺りは大会の開会のとき意識合わせがありました。
このルールにより、酔を巡る争いは複雑でより面白いものになっています。

Aの参加は14人で、2組に分かれての予選。わたしは順調に勝って1位通過を決めることができました。H多さんとの対局では、玉頭戦の最中に単騎での入酔を狙いました。41角と打ったのが決め手で、74の銀と32金の両当たり。しかし、32には飛車のひも付です。それでも構わず金を食いとったのが狙っていた手で、金がいなくなって太子作りが確定。玉頭を無視して投了に追い込むという、朝倉象棋特有の勝ち方でした。

トーナメントに入り準決勝は、いなかセンパイが相手。この日一味違う戦略の中で苦戦していた彼ですが、この一局では超優勢に。しかし、やはりこの駒に慣れていなかったのか、動き方を間違えて反則負け!ど、どんまいけるw
…まぁ私もすぐに反則だとわからず、あれっそんな手あんの悪手じゃね?とか思いました。(まごう事なき最悪手でした

決勝は帰省中だった勝手Jr.くん。正直今日のメンツだと決勝まで来るだろうな、と思っていた強敵。若いのは理解力と応用力が素晴らしいですw
戦型は矢倉になり、こってりした戦いに。酔がある分、軽い攻めは簡単に跳ね返されてしまいます。超作戦負けになり帰りたかったですが、千日手で逃れました。
時間を引き継いで2局目、対抗形になりまたスーパー作戦負けにw 銀をタダ捨てしていったのが強手で徐々に盛り返し、飛車を切って反撃。振り飛車の命の左桂が活用できて逆転模様になり、押し切ることができました。

というわけで、戦国のロマンに挑戦して見事栄冠を勝ち取りました^ ^ (と賞状に書いてあるのですw

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