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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

a 7 days' wonder

まだ忘れ得ない。

今日は第1回あわらオープン将棋大会でした。どうやら藤井くんブームは地方の行政にも影響を与えるようですねw あわら市内外から50名ほどの参加がありました。
今日はお世話役に回ったS師匠の挨拶で、大会がスタートします。

A級は2組に分かれての予選リーグ。
私は一回戦、I井(兄)くんと対局。I井くんはA級に挑戦中の若手有望株で、いろいろな戦型を指すオールラウンダーな印象です。
戦型は私の三間飛車から穴熊。対して相手は銀冠にしてきました。穴熊の桂を跳ねて銀桂交換で駒得にしてから、大駒を捌きにいって優勢に。歩の叩きの手筋から光速の寄せも決まり、○。

二回戦、Y田四段との一戦。居飛車党の本格派です。
戦型は序盤の駆け引きがあり、角換わりから相手の早繰り銀に。私は銀矢倉に組んで自然に対応します。しばらく陣形の整備になり、相手は5筋の位を取られました。飛車を中央に配置した瞬間をチャンスと見て、Y田さんが果敢に開戦。私は手に乗って駒を捌きます。自陣角から相手陣を左右から揺さぶり、上手く手を作ることができました。寄せ切って○。

三回戦はU田さんと対局。
対ゴキ中に対し、私の作戦はいわゆる「後速」(後手番超速)。5筋を交換されましたが、△5五歩で飛車の退路を封鎖し殺します。相手がめいっぱい暴れてきたところを、丁寧に受けに回りました。しっかり受け切ってから反撃に転じ○。

四回戦はTさんと。
中飛車に対して三間に構え、呼応してTさんの左穴熊に。組み合って持久戦になりましたが、相手から意表の仕掛けで開戦。どう対応しようかと迷っていたら、やろうとしていた手と別の手を指すという凡ミスw 2枚竜に追われ苦しくなったものの、相手の穴熊に手をつけ最後は勝ちになったのではと思っていました。しかし相手の執念の粘りに指す手がわからなくなり、詰めろをかけてぶん投げます。自玉に詰みがありましたが、本譜は辛うじて逃れて○。

予選の最後五回戦、相手はTくん。
戦型はTくんの1手損角換わりに対し、私は流行の▲4八金~▲2九飛型に組みました。Tくんは△6五歩と位を取る形を得意にしていましたが、本局は位を取らず。この辺り彼なりに試行錯誤をしているのが見てとれます。そして私から▲3五歩△同歩▲4五桂と現代流の仕掛け。ただ手の組み合わせが難しく、やや失敗したかと思っていました。玉頭から強烈な攻めがきましたが、私も角を切り飛ばして竜を作る勝負手。そこで寄せにきたのが敗着になったか。私の玉がギリギリ逃れて、○。

準決勝、M前さんと対局。M前さんには王将戦で痛い1敗を喫しており、油断できない相手です。
戦型は私のゴキ中に対し、超速。私は△4四歩型に構え、相手の陣形を咎めようと積極的に動きます。ちょいちょい疑問手があった気がしますが、竜を作ってがっちり抑え込み。相手もなんとか突破口を開こうと角を捌きますが、頃は良しと竜を切ります。まだ寄せには時間がかかりそうかと思っていたものの、形づくりのような感じになって攻め切り○。

決勝戦は会場の時間の都合で、湯の町公民館からセントピアあわらに移動して対局。セントピアで働いているというT根さんにジュースを頂きました。ありがとうございました。
決勝戦の相手は予想通りというべきか、K下五段。
こた(仮「今日の朝、J良さんが第1回の優勝者はあわらの人であるべきだって言ってたぞ」
キノが1手損角換わりに出たのに対し、私は銀冠を作ってから飛車を振る康光流向かい飛車を採用。しばらくはがっちりとした組み合いになりました。チャンスと見て仕掛け私の方が十分かと考えていましたが、玉頭戦で上手く戦われて自信が持てない展開に。しかしながら馬を切って絡んだ勝負手が功を奏しました。攻め駒を掃除し、自玉を安泰にして優勢を掴みます。押し切り○。

危うい将棋もありましたが、なんとか優勝することができました。
しかし次は県名人戦が控えています。
7つ数えて、先を見据えるとしましょうか。

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