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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

KKK 2022/8/6

土曜日です。
リモートで行いたいと思います。


-錦旗-

「きんき」と読みます。書体紹介第2回。
菱湖と同じく三大書体の1つで、やはり多くの趣が異なる字母が存在します。加えて錦旗はちょっと成り立ちが複雑で、同じ「錦旗」と銘が入っていても”全く違う字体”である場合もあります。(説明がめんどい)
今では一般的に錦旗というと「豊島錦旗」のことで、豊島龍山という高級駒師の大家が制作した書体のことを指します。

(豊島)錦旗は落ち着いていて癖のない字体という印象で、最もオーソドックスな書体と言われたりします。ただ他に比べて字が整った楷書に近い書体なので、制作したとき不自然な箇所があると目立ちやすい側面もあります(草書に近い方が一見難しそうだが、ちょっとぐらい曲がっていても違和感がないですから)。駒師の腕が出る書体とも。

駒作りの経験が無いのにこれから偉そうなことを言いますが(笑)、上手くない人が作ると”のっぺり”した感じになります。線の強弱や曲がり、全体のバランスなど、駒作りの技術に加え書のセンスが問われる書体だと思います。

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