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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

KKK 2022/7/10

日曜日です。
自宅で行います。


最近、新しい駒を購入してしまいました。
駒に凝り出すと思うのは、いろいろな書体を一式揃えてみたいという蒐集家心でしょうか。
というわけで、書体の解説(?)をしてみたいと思います。(※主観です。間違い、解釈違いがあったらコメントで語ってくださいw)
まずは”菱湖”について。

-巻菱湖-

「まきのりょうこ」と読みます。単に「りょうこ」とも呼ばれます。
三大書体の1つといわれ制作数が多く、最も人気のある書体かもしれません。タイトル戦でもしょっちゅう登場します。
由来は「幕末の三筆」と呼ばれる著名な書家から。菱湖だけではないですが、その人の文字を(大抵別の人が)取り出して駒字にしたものです。

魅力はメリハリがあり勢いの感じる文字形。それでいて草書体のような読みづらさを感じる形の崩れもなく、抵抗のある人は少ないでしょう。
歩にひげが生えていたりとか、玉と王の文字が違ったりとか、飛が点々だらけとかの特徴があります。(こう書くだけだと意味不明ですがw)

メジャーゆえに、同じ菱湖でも字母(文字のテンプレートのこと)が複数あり、かなり趣が異なります。例えば線の太さの違いだけで、全然印象が変わります。あと飛の点の数が違ったりとか…
また、制作する駒師によってかなり特徴が出ます。以前私が玉だけ見て駒師を当てたところ、ビックリされました。(えっへん!)

勢いのある書体ということで、虎班などの派手な木地に合うと言われたりします。
あと、(菱湖は特に)木地の目一杯に文字を大きく掘る駒師が多いのですが、個人的には好みではないです。(木の余白を残すのが大事なんだと主張したい。)

ちなみに私は持っていない書体。
いつかは手にしたいものです。(私の給料ではそうそう買えまい。。。)

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