KKK 2022/12/18
日曜日に自宅で行います。
来られる方はご一報ください。
- KTF 相掛かり▲9六歩 No.3 -
相掛かり▲9六歩型を解説していこうという無謀な試みThird。
来られる方はご一報ください。
- KTF 相掛かり▲9六歩 No.3 -
相掛かり▲9六歩型を解説していこうという無謀な試みThird。
基本図を再掲します。
基本図からの指し手①
△7四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △1四歩 ▲7六歩
基本図からの指し手①
△7四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △1四歩 ▲7六歩
△7三銀 ▲2五飛
前回は基本図から△6四歩が指されない理由を述べましたが、①△7四歩も今は指されない手です。なぜでしょうか。
先手はやはり飛車先を切りますが、ここでも△1四歩が出てきます。代えて△2三歩と打つのが損な理由は後で触れます。
△7三銀で歩を守ることができましたが、▲2五飛が機敏な一着。
上図からの指し手①-1
△2三歩 ▲9七桂 △5四歩 ▲4八玉 △4二銀 ▲1六歩
△2三歩は自然ですが、▲9七桂から▲8五飛を狙う手がありました。桂の通り道に銀が配置されており、それなりに厳しい手になっています。
▲5五角の筋を防ぐ△5四歩ですが、じっくり自陣を整備し良いタイミングでぶつけを目論みます。
△4二銀で△8四銀としても、▲2四歩△同歩▲同飛と動いていけば後手が愚形で、先手勝ちやすい。
指し手①-2
△3四歩 ▲2四歩 △8八角成 ▲同 銀 △3三桂 ▲2八飛
前回は基本図から△6四歩が指されない理由を述べましたが、①△7四歩も今は指されない手です。なぜでしょうか。
先手はやはり飛車先を切りますが、ここでも△1四歩が出てきます。代えて△2三歩と打つのが損な理由は後で触れます。
△7三銀で歩を守ることができましたが、▲2五飛が機敏な一着。
上図からの指し手①-1
△2三歩 ▲9七桂 △5四歩 ▲4八玉 △4二銀 ▲1六歩
△2三歩は自然ですが、▲9七桂から▲8五飛を狙う手がありました。桂の通り道に銀が配置されており、それなりに厳しい手になっています。
▲5五角の筋を防ぐ△5四歩ですが、じっくり自陣を整備し良いタイミングでぶつけを目論みます。
△4二銀で△8四銀としても、▲2四歩△同歩▲同飛と動いていけば後手が愚形で、先手勝ちやすい。
指し手①-2
△3四歩 ▲2四歩 △8八角成 ▲同 銀 △3三桂 ▲2八飛
△2二歩 ▲7七銀
△3四歩には上図まで進めます。後手が損をしているのは明らかでしょう。
基本図からの指し手②
△9四歩 ▲6八玉 △7四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛
△3四歩には上図まで進めます。後手が損をしているのは明らかでしょう。
基本図からの指し手②
△9四歩 ▲6八玉 △7四歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛
△2三歩 ▲7四飛 △7三銀 ▲7六飛 △6四銀 ▲2六飛
基本図から一旦②△9四歩と様子見をします。▲6八玉はよく指されている手で、後手はここで△7四歩。2筋交換には△2三歩と打ち、▲7四飛と取らせます。
プロでも多く指されている、1歩取らせ定跡です。先手が手数をかけた間に後手は銀を繰り出すのが主張となります。
上図からの指し手
△3四歩 ▲7六歩 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩
基本図から一旦②△9四歩と様子見をします。▲6八玉はよく指されている手で、後手はここで△7四歩。2筋交換には△2三歩と打ち、▲7四飛と取らせます。
プロでも多く指されている、1歩取らせ定跡です。先手が手数をかけた間に後手は銀を繰り出すのが主張となります。
上図からの指し手
△3四歩 ▲7六歩 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩
△8二飛 ▲4六歩 △4四歩
ここから後手の方針は分かれますが、一例としてこの順を紹介します。この定跡はまた詳しく解説する予定です(そこまで続けられるのか?w)。
△3四歩で△7五銀は▲7六歩△8六歩▲同歩△同銀▲6六角ぐらいで無理筋。
上図まで進み、先手玉が後手の繰り出した銀に対して当たりが強いような印象を受けないでしょうか。また7九の銀を使いたいのですが、このままでは動くことができません。
そこで▲5八玉や▲6九玉と手損して、形を直す実戦が多く見られます。▲6八玉に対して△7四歩から銀を繰り出すのは、理に適った手と言えるのです。
結論として基本図で△7四歩は指されず、先手の指し手を見てから得な条件で採用される手となっています。
ここから後手の方針は分かれますが、一例としてこの順を紹介します。この定跡はまた詳しく解説する予定です(そこまで続けられるのか?w)。
△3四歩で△7五銀は▲7六歩△8六歩▲同歩△同銀▲6六角ぐらいで無理筋。
上図まで進み、先手玉が後手の繰り出した銀に対して当たりが強いような印象を受けないでしょうか。また7九の銀を使いたいのですが、このままでは動くことができません。
そこで▲5八玉や▲6九玉と手損して、形を直す実戦が多く見られます。▲6八玉に対して△7四歩から銀を繰り出すのは、理に適った手と言えるのです。
結論として基本図で△7四歩は指されず、先手の指し手を見てから得な条件で採用される手となっています。
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