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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

本気の足跡

今年も終わりが近づいてきましたね。今日は聖なる夜ですが、あいにくワタクシにはそんなもん無縁だよばっきゃろーめ。

というわけで予告通り本年の感想戦です。
朝倉象棋を除く、私の出場した全て大会での戦績です。練習対局や研究会での将棋は含めていません。

○全体成績

対局数:101
勝ち数:83
負け数:17
千日手:1
勝率:83%

○先後別成績

先手:41-8
後手:42-9(千日手:1)

○戦型別成績

矢倉:5-6
角換わり:4-1
相掛り:3-1
横歩取り:6-1
雁木:5-0

振り飛車:9-1(千日手:1)
対振り:12-0
ゴキ中:11-4
対ゴキ中:4-0
石田流:5-0
対石田:1-1
角交換振り飛車:3-1
対角交換振り飛車:5-1

相振り:7-0
その他:3-0

○感想的な

千日手を除くと何気に100局ジャストってのが凄い。
そして意外に振り駒って公平なことが実証されましたw

戦型的には、主力と公言してきた矢倉が負け越しに!(だいたいキノのせいであるw) ばんばん攻められて受け損ね負けるパターンが多かった。逆に左美濃を採用して攻め潰した将棋もありますが、矢倉という戦型の昨今の流れがそうなのかもしれません。

角換わり、相掛り、横歩取りは採用率も勝率も可もなく不可もなく、といったところ。どの戦型もかなりの技術革新があり、私も作戦をいろいろと考えてはいるものの、福井県内の大会でそれが反映されることはあまり無かった気がします。横歩取りの勇気流がでたぐらいですが、意外と勝利はものにできています。

言及すべきところとして、雁木の流行は外せません。今まで居飛車の戦型分類は大きく4つに分かれていましたが、個人的には5つ目の領域ができたとすら感じています。
つまり、
角交換=する、飛車先交換=する →相掛り
角交換=する、飛車先交換=しない →角換わり
角交換=しない、飛車先交換=する →雁木
角交換=しない、飛車先交換=しない →矢倉
特殊な奴 →横歩取り
といった感じでしょうか。矢倉でも急戦が流行り、左美濃や右四間、2枚銀が主流になっているので、微妙な区分ではありますが。
雁木は自分の棋風とマッチし、最近になって多用している将棋です。研究の成果かどうかはともかく、結果も出ているようです。がんがんいこうぜ!w

振り飛車は角道を止めた昔からの四間飛車や三間飛車などのことです。福井ではこれらを得意にされる方が多くいらっしゃり、対策は必須。その甲斐あってか対振りはずっと得意にしています。Y本五段に何度もボロボロにされていた気がしますが、忘れましたw
自分の指している振り飛車は四間飛車穴熊がメインです。後手番の作戦の1つとして採用しています。ただ内容的には苦戦している印象。

ゴキ中は先手中飛車を含んでいます。この先手中飛車を今年は主力として用いていました。ただ全体的に上手く指しこなせている感じがしない。来年は採用率が減るかも。
ただN西六段対策としてはかなりアジャストしています。ピンポイントメタ化しそうw
対ゴキ中はせっちゃん相手が印象深い。今のところ狙い打ちがハマっています。

石田流の隠れエース感は異常w ただ嫌な変化があり、今のところ積極的に使おうとは思えません。その立ち位置は昨年から変わらずといった感じでしょうか。

角交換振り飛車はちょいちょい出る将棋ですが、ある程度勝率をキープしています。「角交換振り飛車は居飛車側が指しやすい」は変わらない私の基本感覚。ただ振り飛車側を持っても面白く指せると思います。ただ大きな舞台にはやっぱりぶつけづらい…。

今年の相振り飛車は、相手の振り飛車模様を見て「この相振りの形は指せる」と私が思うときだけ採用しました。もちろん研究している将棋ですから、勝率もしっかり残せています。ただ対抗形が好きなので、主力化するとなると微妙ですね。

振り返ってみると…やっぱりいろいろありました。
でも、どの大会で誰に勝って負けたかなんてのは、どうでもいいんでねーのって思います。

対局が始まる前の緊張は、対局に集中して解けていく。新たな発見があれば面白く、工夫が実れば嬉しい気持ちになる。勝ちに近づけば異様な昂揚感に襲われ、負けが見えれば言いようのない失望感に苛まれる。盤外では相手を見て次の作戦を立てたり、他人の星勘定で盛り上がったり。ときには彼女同伴の奴を見て、変な炎を燃やすこともw

どれも貴方が一生懸命だったから、味わうことができました。
来年もごひいきに。

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