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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

忘れ雪

雪は降らないまでも寒い中、昨日は支部戦福井県大会が行われました。
やや体調に難ありという朝ながら、久々の大会で研究は十分でした。(脳のコンディションはまた別ですからね、始まってみないと分からないところはありますが)

支部名人戦の部であるS級は、7人参加でリーグ戦となりました。(少し人数は少なかった感じ)
①▲S戸川五段
お馴染みの相手の先手ゴキ中。超速を目指すつもりでしたが、早めに5筋を切られたため△2二玉と深く囲います。その後仕掛け時と見て△4五歩から角をぶつけ、本格的な戦いに。ただ単に桂取りにいった手は甘かったかも。自陣に飛車を下ろされて自信はありませんでしたが、結果的にはぶつけた歩が△4七歩成と出世して勝ち筋に。○。

中休み後の午後からの対局。
②△S井五段
戦型は私の四間飛車。S井さんのエルモ囲いは得意戦法で、こちらは角交換してバランスを取る形に。5筋から仕掛けてこられて難しい戦いも、と金を寄った手辺りが味良く見えて間違えた気がします。この将棋も自信が無かったものの、相手も少し慎重になりすぎたかもしれません。陣形を整えて逆に手厚くなり、○。

③△N澤六段
私の先手中飛車。△5四歩型に▲4八銀と上がったのが研究手。ただ本譜は相手の力戦志向で、研究が活きるという感じの将棋では無くなりました。(こういう柔軟なところも2438くんの持ち味です。)その後お互い疑問手があったかと思いますが、角の使い方で差を作ってこちらが優勢に。しかし寄せに入って悪手を連発し、時間切迫もあって玉損の攻めを敢行せざるを得なくなる。最後はお互い指運の将棋になるのが切れ負けの怖さ。今回運があったのは… ○。

正直グロッキーになっていましたが、次の対戦相手の長めのモクタイムに救われるw
④▲N西六段
私との対局では3局連続となる▲6六歩型の矢倉に対し、原点回帰して左美濃急戦。中盤の入り口で凡ミスがあったものの、私のペースで戦いが進みます。局後N西さん自身も受け過ぎたと悔やんでおられましたが、左美濃の堅さを残したままひたすら攻める展開に。快勝で○。

⑤△Y本五段
Y本さんの三間→私の穴熊→向かい飛車に振り直しという、二人ではお馴染みの戦型。しかし本局は凄いうっかりがあって、桂がすぐ取られてしまいかなりの劣勢に。桂得を活かして端を攻めてこられましたが、結果的には逆襲のチャンスを作ることにもなりました。緩手に乗じて一転寄せに転じ、逆転勝ちで○。

⑥▲N藤五段
まさかの筋違い角。こちらも筋違い角で応戦。(結構理に適った作戦だと思う。)6筋で飛車が向かい合いますが、歩を合わせて攻める手が利いて棋勢を掴みます。金取りを手抜く気持ちの良い手も成立し、盤石の大勢に。○。

というわけで優勝を決め、代表決定となりました。この大会は相性が良く、12回連続(!)の代表になります。
まぁ他の大会も含めたら最近あまり目立っていないので、たまには勝って忘れられないようにしないと(笑)

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