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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

相対性理論とは楽しいときは短く、辛いときは長く感じる感覚のことである。

嘘である。

さて、昨日は県アマ選手権A級の本戦リーグが行われました。いつもならアマ名人戦の代表も懸かる本大会ですが、今年は例のごとく中止。それでも当然強敵揃いの上に、事前に相手が分かっているので対策を立てやすく、モチベーションがMAXになる大会です。

今期は私は予選を通過しての参加。シードを含め7人のリーグとなりました。

①vsM越Jr.五段
振り駒で後手番に。彼は先手になればまず間違いなく相掛り志向なので、それを受けて立つか振り飛車にするかを選ぶ予定でした。本日1局目だったので真っ向勝負。
先手は1筋の位を早々に取り、後手の私から足早に仕掛けました。私の指し手がノータイムだったので「研究にはまったかと思った」そうですが、以前過ぎてあんまり覚えていなかったw 結局分かれは失敗していたようですが、スキをつき猛攻を仕掛けます。受けに回っていたことで相手の時間が少なくなっていたのが幸いしたか、たまたま上手くいって○。

②vsN西六段
今度は先手番に。N西さん相手はいつも通り1手損角換わりを受けて立つつもりでしたが、序盤の駆け引きに乗じ相掛りに変化。「だってたまには違う戦型を指したいじゃん」
序盤に飛車角が交換になり、力戦調の展開に。角を殺させて香車を得、田楽刺しを食らわすという派手な振り替わりとなりました。私は自分が指せると見ていましたが、N西さんも指せると思っていたようです(たぶん難しかったのだろう)。私は歩の突き捨てでジャブを放ちますが、対して△同角と取ったのが錯覚。激しく駒を交換し先手優勢に。着地もうまく決まって○。

③vs2438六段
先手になり、予定は相掛りか角換わりでした。前2局が相掛りだったので、角換わりをチョイス。
2438くんの作戦は早繰り銀。彼の得意の1つだったので予想の範囲内ではあったのですが、なかなかビジョンが再現することはない。△7六歩に▲8八銀と押し込められて、たぶんソフトの評価だと不利なんだろうな、と思っていました。それでも具体的に何をされるかが全くわからなかったのですが、△4四角が好手。(この形だと△4四角があると知っていたのだろうか。聞いてみたかった。)巧みに指されて少しずつ指しにくくなっていきました。私も▲4五角という勝負手を放ちますが、軽く受け止められて差が広がるばかり。完敗で×。

④vsT田五段
先手になり対四間飛車に居飛穴を採用。T田さんは振り飛車党ですが作戦の幅が広いので、自然に対応する心づもりでした。
端攻めを食らって穴熊を削られ、もういっそ、とばかりに顔面受け。玉が4段目で踏ん張ります。相手の飛車角を封じることができれば難しいと踏んでいましたが、いざその局面になってみるといい手が浮かびません。実際の考慮時間はわかりませんが、体感では苦しい長考になりました。結局、もういっそ(2度目)行ってしまえと攻め合いに出たものの、これは明らかに自爆。普通に寄せられて×。ちょっとこの将棋は粘りを欠きました--;

⑤vsS戸川五段
後手で2手目△8四歩。とりあえず石田流は避けて、本命中飛車、対抗三間飛車で見ていました。本局は三間飛車に。
elmo囲いを採用しましたが、▲6五歩が意外で割と早く未知の将棋に。(こんなことなら△6四歩突いときゃ良かった、とか思いつつw)機敏に動かれて捌き合いに応じたものの、どうやら我慢するべきだったようです。作った竜がそれほど威力を発揮しておらず、形勢は私が劣勢に。苦しい時間が長く続くも、お互い時間が無くなってきて最後は寄せ合い勝負。威張れたものではないですが、粘り倒して○。

⑥vsG方四段
先手を引いたので、予定通り矢倉に。
組み合いになり藤井矢倉の作戦を取ります。後手のG方くんの作戦は正直嫌な対抗策でしたが、と金が出来て分かれは上々に。上部開拓して入玉の含みを残した後、攻めに転じます。相手玉も堅陣であったため仕損じる不安はありましたが、着実に寄せの網を絞ります。押し切り○。

リーグは4-2となり、T田五段と同率に。準優勝と来期シードを懸けて、再戦となりました。

同率再選vsT田五段
今度は後手となりましたが、T田さんの取った戦法はやはり四間飛車。今日はほとんどこれを指していたようです。私は本日2度目のelmo囲い。のっけからガンガン攻める方針が良かったかはともかく、将棋はかなり優勢に。ただ相手の美濃囲いを攻略するのは骨が折れそうなので、自陣に火が付かないように心がけていました。正直なところお互い疲れもあったのか、内容的にはグダっていたと思うw なんとか勝ち切り○。

優勝は2438六段で、見事全勝を達成し連覇となりました。ぐぬぬ。

結果として2位は確保できたものの、内容的には苦しい将棋が多くありました。県名人戦も近いので、修正しなければなりません。
それでも終わってみれば、あっという間の一日でした。

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