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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

順位戦レポート2020

お暇な方、私と24で指しましょう。

年に1回?のプロ棋戦の話題です。新年度になってしまいましたが、順位戦は今年も悲喜こもごも(この言葉、誤用らしいけど好きな響きなので使います。ニュアンスが伝わればいいでしょうw)の結末になりました。今回も昨年度の総括と、こた(仮の主観と偏見による今期予想にいきたいと思います。

A級:
まず、なんとかウィルスのせいで名人戦が延期になったのは残念至極である。早くみんながウィルスを気にしない世の中が来てほしいと思います。
さて、A級は渡辺三冠が圧倒的強さを見せ、9戦全勝で挑戦を決めました。これは羽生九段や森内九段以来の記録。しかし渡辺三冠以外は団子状態で、5勝4敗や4勝5敗が続出します。その中で順位の悪かった、木村王位が貧乏くじを引くことになりました。また久保九段は唯一の振り飛車党(会長を振り飛車党とは認めませんw)でしたが、残念ながら降級となりました。

こた(仮の勝手な今期の予想
本命:名人戦の敗者
対抗:菅井八段

今期はまたA級がかなり若返りました。しかし本命は名人戦次第で、敗れたどちらかが圧倒的に有力と見ます。豊島竜王名人と渡辺三冠は、昨年度も多くの棋戦で熱戦を繰り広げました。俄然ノっている2人で、今年度も棋界の中心で活躍するでしょう。
対抗は昇級したばかりの菅井八段を押します。やはり本命以外は接戦が予想されますが、爆発力がありそうな人。また振り飛車の持ち球が多く、研究を絞らせない将棋が指せると思います。

B級1組:
谷川九段の降級は1つのニュース。若き力の台頭を示すように、菅井八段と斎藤八段というW新A級八段となりました。将棋界における出世コースという感じがしますねw

こた(仮の勝手な今期の予想
本命:永瀬二冠
対抗:千田七段

今期も若手有利か。永瀬二冠は現将棋界の四天王の一角(私の中で)で、誰もが本命に押すところでしょう。しかしながらB級1組は”鬼のすみか”。誰に喰われるか分かったもんじゃありません。というわけで2人目はアベレージの高い千田七段。勝率が高く、ソフト仕込みの序盤力、センスある終盤力を兼ねそろえています。

B級2組:
よ こ や ま 先 生 ! まさかのマジック1からの2連敗、”悲”の最もたるものがこの方でした。直接対決で敗れながら漁夫の利を得た、近藤七段は何か持っている。もう1人はいつまでも強い羽生世代、まるちゃん九段が復活の昇級です。

こた(仮の勝手な今期の予想
本命:藤井七段
対抗:澤田六段、村山七段

鉄板というべき天才少年。今期から昇級枠が3枠になり、ますます追い風が吹く。ただ、B1⇔B2で3人はやりすぎな気がする。B1の強力布陣に、落ちるべき人が3人もいるとは到底思えない。対抗は非常に難しいのですが、そろそろ澤田六段の番が回ってきそうな感じか。また安定感がありそうな村山七段を上げましたが、有力どころは他にもいますね。本当は連続次点の横山七段が上がってしかりなのですが、私にはその勇気がなかった…

C級1組:
順位戦トータル29勝1敗。まぁデビューから29連勝するんだから当然な気がしてきたw
全体的に昨年度もレベルの高い争いになったC1ですが、こちらも”天才”佐々木勇気七段が決めました。初参加組が健闘しましたが、勝率9割でも上がれないのは辛いところがありますね。

こた(仮の勝手な今期の予想
本命:阿部健七段
対抗:石井五段、青嶋五段

独自路線を往く3人。別に面白そうな人を選んだわけでは無く(それもあるけど…)、指し盛りで力もあり、かなり固い予想かもしれない。今期はこちらも3人昇級ではありますが、順位の低い人はやはり頭ハネを食らう公算が大きいクラスに思えます。

C級2組:
昨期、超本命視されていた人がまた上がれなかったクラス。やはり1敗までがラインというところでしょう。その話はまた後にして、高見七段は元叡王ですから、昇級は至上命題と言えました。本人もプレッシャーがあったかもしれません。三枚堂七段も大器と言われますが、古森四段の昇級を当てた人はなかなかいなかったのでは(失礼^^;)。

こた(仮の勝手な今期の予想
本命:佐々木五段
対抗:大橋六段、西田四段

2敗3人。そして昨年と同じ予想w 疫病神に憑かれたため上がれなかったが、普通に考えれば佐々木五段は藤井七段に比肩する大本命です。大橋六段、西田四段も底力があり、完全に3連単狙いである。

さて、今年も楽しんで見ていきましょう。

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