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男子はいつまでも中2病、がコンセプトの将棋ブログ。

KKK 2023/6/10

土曜日に行います。
来られる方はご一報ください。


-KTF 四間飛車vs右銀急戦 No.5-



前回までは上図の局面で、▲3六歩と右銀急戦に大事な歩を突く手を見てきました。しかし次に一旦▲7七角と様子を見る手もあったので、上図で先に▲7七角も当然考えられるところです。

上図からの指し手
▲7七角    △7四歩    ▲3六歩    △6二金上  ▲4六銀    △3二飛
▲3五歩    △5四歩



後手は△7四歩と対穴熊を見据えた手を指し、そこで▲3六歩。そして金無双になる流れです。
△6二金上に▲3五歩の仕掛けは、△同歩▲4六銀△3六歩▲2六飛△3二飛▲3五銀△4五歩▲3三角成△同飛▲6八角までが前回も出てきた手順で、今度は△3七歩成▲同桂△4四銀と戦う将棋となります。形勢は難しいながら、これは先手つまらない感じがします。
上図からは手が広いのですが…    

上図からの指し手①
▲3四歩    △同 銀    ▲2四歩    △同 歩    ▲3八飛    △4五歩
▲3三角成  △同 飛



▲3四歩からどんどん攻める手をまず考えます。
▲2四歩で▲5五歩と中央に手を付けるのは、△4三銀▲5四歩に△7三桂が好感触。形勢はいい勝負ですが、5筋に歩が利く形で△6五桂を許すのは、先手にとって嫌な感じです。
上図まで進んで、4六の銀に当たっていますが。

上図からの指し手①-1
▲6六角    △4六歩    ▲3三角成  △同 桂    ▲3四飛    △4七歩成
▲同 金    △2五角



銀取りを手抜く手は、左銀急戦では定跡とされる手順です。しかし右銀急戦では上図まで進み、△2五角が厳しく後手優勢。

指し手①-2
▲5七銀    △4三銀    ▲3三飛成  △同 桂    ▲3四歩    △同 銀
▲3一飛    △4三銀



よって銀を撤退しますが、後手は飛車をぶつけて捌きます。上図までよくある進行で、先手つまらないと言われる形です。後手は囲いが金無双なのがどうかですが、私の見解はやっぱり後手十分だと思います。

指し手②
▲6八金上  △4二角    ▲3四歩    △同 飛    ▲3五歩    △3二飛
▲3八飛



いきなり攻めるのは芳しくないということで、一例として▲6八金上とする手が有力です。上図まで進んで、1局の将棋としかいえないところでしょうか。

次回は後手が美濃囲い(△7二銀型)にする形を見ていきます。

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