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田舎の楽しいアマ棋界を中心に、気ままに将棋を語っていくブログ^^

頻闇の蛍

(しきやみ)
もう月は隠れてしまったけれど、まだ僕には小さな光が見えている。

なんのこっちゃというノスタルジック調な感じで始まりましたが、支部名人戦福井県予選が西別院で行われました。
毎年のことですが、団体戦のメンバー3人と、個人戦代表2人を決定します。

個人戦参加は腕に覚えのある12名。6人のリーグ戦に分かれて、各組1位2位のクロス決戦になりました。
①vsS五段。私の一回戦はいきなりの師弟対決。相手が石田流を目指したので、△5四歩から相振り飛車に。少し私が指せそうな流れで、徐々にですが差を広げていると感じていました。しかし角で飛車取りと来た手に対し、ノータイムで飛車を逃げた手が悪手。直後の飛車の陰にいた自陣の金を奪う手をうっかりしていました。自玉が薄くなり混戦模様でしたが、熱戦の途中で時間切れで○。

②vsN六段(県竜王)。角換わり模様に私が角道をクローズして矢倉に変化。早囲いを目指した手に対し、スキありと見てN六段が仕掛けます。自玉方面での戦いになりましたが、相手玉もまだ囲いの外で薄い形でした。以下銀のタダ取りに成功して優勢になり、押し切って○。

美味しい昼食タイム。S戸川と同じ死亡フラグを、キノが立てていたw
2438くん曰く、金大で「やまと流」が流行っているらしい。オレが作った戦法として広めてくれw

③vsT五段(県朝日アマ名人)。相手の角換わり振り飛車に。王将戦での反省を生かし、私が変化。これに対応し三間に振りなおされましたが、馬作りで有利になりました。自陣の金2枚を取らせる踏み込みの後、持ち駒を自陣にふんだんに投入して馬+金銀4枚のナゾ堅陣を構築。心を折って○。

④vsキノ(四段扱い?)。大阪から来た俊英、戦型は木田でのリベンジを誓う中飛車。前回の私は絶不調だった(言い訳)が、今回はそうはいかんぞ!と思っていましたが、なんかよくわからない駒組みの神経戦に。私の方だけ穴熊に組み替えることができたので作戦勝ち気味と思っていましたが、打開ができるかどうか。そう思っていたら、相手から攻められました。桂得vsと金の対抗でしたが、どうも戦いになってからの私の指し方が甘かったようです。攻め合いにならず、寄せ切られて×。(キノの持ち時間は戦いになった時点で6,7分、よく勝てたなw)

まだ1敗なので敗退が濃厚になったわけではないのですが、この時点で死神が呼んでいる気がしました。

⑤vsY五段。Y五段得意の四間飛車に5筋位取りを目指したところ、銀が3二にいるのにいきなり△5四歩の反発。そのあと私の角と相手の飛車を交換してどうかという将棋でした。序盤の私の指し方はやや淡泊だった気がしましたが、中盤でなんとかバランスを取りました。なんやかんやで○。

私のリーグは4-1で3人が並び、同率プレーオフに。まず運命の1位抜け振り駒で、最初に私が振る。歩が一枚。もう流れは完全に無いと確信した瞬間だったw
結局N六段が1位抜けとなり(持っている人はこの辺が違う)、私はキノと再戦に。

同率戦vsキノ。キノの1手損角換わりに。私は早繰り銀を目指しましたが、短い時間(20分打ち切り)を気にして序盤に甘い一手がでます。じり貧を恐れて仕掛けましたが、反撃されて明らかに不利な形勢に。リーグ戦と同じく と金を作られて焦らされ、いかに攻めを繋げることができるかという勝負になりました。相手も右桂を使って反撃し攻め合いになりましたが、丁寧に受けられたら苦しかったと思います。私の右桂が捌けたのが大きく、攻め勝って○。
キノは見事死亡フラグを回収してしまったw

決定戦vs2438五段(県名人、全国学生名人)。まくりの死神こと2438くんが待っているのが、2位通過の宿命。どの戦型でも勝てる気がしないが、とりあえずエースに託す矢倉に。対する2438くんの矢倉中飛車は、意外な戦型チョイスでした。(一度やってみようと思って研究していた作戦だったとのこと。)銀を犠牲に桂香を奪い、難解な将棋に進展。そして手が広くなった瞬間、受けに回ったのが敗着級の悪手でした。しばらくして自玉に必至がかかることに気づく…同時に気づいたのですが、受けに回らず攻めて難しい変化がありました。勝ち筋が見えなくなり絶望で出家する心境(?)でしたが、2438くんの手が止まります。その選択は、飛車ぶつけ。あぁ、これでも詰めろになるのか… 詰めろなのか? 詰めろじゃなくね? 正確には詰めろなのですが、王手をしながら自陣に利いている角を抜く手がありました。まだ逆転したのかまではわかったいなかったのですが、お互いギリギリまで時間を投入する中、2438くんの玉を自陣手前まで引っ張りだします。小さな光を捕まえて、○。

今年は、印象的で劇的なスタートになりました。
支部名人戦は4月です。まだ光は見えている気がします。


団体戦は、若手が大活躍でした。有力と見られたT円澄三段、S川三段らが敗退する中、今年のメンバーはN藤くん(高2)、T川兄くん(中2)、Tくん(小2)。やはり特筆すべきは最年少のTくんでしょう。実は1年ほど私と将棋を指している子なのですが、素晴らしい上達ぶりです。全国大会は団体戦も強豪ばかりですが、若手のパワーを期待したいと思います。

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